アニポケ転生者物語 作:投稿者
アサギへの帰還
タンバシティでのジム戦を終えた俺は、すぐにアサギシティへと引き返した。
帰りの海は穏やかで、ラプラスもシードラも気持ちよさそうに泳いでいた。
行きとは違い、心に余裕があるせいか、夜の海の美しさが目に染みる。
港に着くと、灯台の回転灯が力強く光を放っているのが見えた。
その光は、まるで俺たちを歓迎しているかのように、規則正しく海面を照らしている。
「間に合ったみたいだな」
俺は灯台へ向かった。
最上階の展望室では、元気になったデンリュウ(アカリちゃん)が、ピカピカと尻尾を光らせていた。
その傍らには、安堵の表情を浮かべるミカンと、サトシたちの姿があった。
「ミナト!お帰り!」
サトシが駆け寄ってくる。
「薬、ちゃんと届いたみたいだな」
「ああ!アカリちゃん、すっかり元気になったぜ!薬を飲んだら、すぐに光りだしたんだ!」
ミカンが俺に歩み寄ってきた。
「ミナトさん。お帰りなさい。……サトシ君たちのおかげで、アカリちゃんはもう大丈夫です」
「それはよかった。……ということは?」
ミカンは、凛とした表情で頷いた。
「はい。ジムリーダーとして、貴方の挑戦をお受けします。……待たせてしまいましたね」
鋼の約束
「やったなミナト!俺はもうバッジゲットしたぜ!」
サトシがスチールバッジを見せびらかす。
「(いつの間に……流石だな。俺がタンバに行ってる間に攻略したのか)」
「準備ができ次第、ジムでお待ちしています。……私のハガネールは、半端な攻撃では傷一つ付きませんから、覚悟していてくださいね」
ミカンは、優しく、しかし力強く微笑んだ。
その笑顔の裏にある、鋼鉄のような強さ。彼女とのバトルが楽しみだ。
「望むところだ。俺たちも、鋼鉄を砕く準備はできてる」
俺は、懐のウインディのボールを意識した。
鋼には炎。相性は悪くない。
それぞれの夜
その夜、俺たちはポケモンセンターで祝杯を上げた。
「いやー、タンバのシジマさん、豪快だったなぁ!」
サトシが楽しそうに語る。彼もタンバジムには苦戦したようだが、最後はベイリーフ(チコリータから進化したらしい)の活躍で勝ったという。
俺は、進化したシードラと、修行を積んだヨーギラスをみんなに紹介した。
「うわっ、タッツーが進化してる!かっこいい!」
「ヨーギラスも、なんか強そうな顔つきになったな。……いい目をしてるぜ」
旅を通じて、互いに切磋琢磨し、成長していく。
ライバルであり、仲間である彼らとの時間は、何物にも代えがたい宝物だ。
「明日は、ミナトのジム戦だな。応援してるぜ!」
「ああ。見ててくれ」
俺は、窓の外に光る灯台の光を見つめた。
その光は、ジョウトの海を照らし、俺たちの道をも照らしているようだった。
アサギジム戦。
鋼鉄の乙女との戦いが、幕を開ける。
俺たちは、最高の状態でその戦いに臨む。
ヒロインいる?
-
いる
-
いらない
-
結果だけ見る