アニポケ転生者物語   作:投稿者

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誤字報告、アンケートありがとうございました。
結果”ヒロインいる”が多数でしたので、
ヒロインを追加しようと思いますが誰にしようか迷っているため、またアンケート取ります。


閑章
第149話


アサギシティでの激闘を終え、俺たちは北東へと続く42番道路を進んでいた。

この道は、険しい山々と荒れ狂う海に挟まれた難所だが、チョウジタウンへ向かうための最短ルートだ。

 

ある日の昼下がり、俺は海に面した断崖絶壁の上で休憩をとっていた。

眼下には、岩に砕ける白い波飛沫が見える。

ボールから出したカブトが、その光景を懐かしそうに見つめていた。

 

カブ……(あの日と同じ匂いだ……)

 

オレンジ諸島の海底洞窟で目覚めてから、カブトは静かに俺の旅を見守ってきた。

古代の化石から蘇った彼は、現代の環境に戸惑いながらも、他の相棒たちが次々と進化し、強くなっていく姿を見て、自分の中にある「闘争本能」を呼び覚まそうとしていた。

 

「カブト、どうした?海に入りたいのか?」

 

俺が問いかけると、カブトはゆっくりと崖の縁まで歩き、俺を振り返った。

その赤い瞳が、「強くなりたい」と訴えている。

 

その時、海中から数匹の影が岩壁を登って襲いかかってきた。

螺旋状の殻を持つ古代ポケモン、オムスターだ。

どうやら、この海域には古代の生態系が色濃く残っているらしい。

 

「野生のオムスターか!……ちょうどいい相手だ。行くぞ、カブト!」

 

カブトは身軽な動きで崖を滑り降り、水中で回転してオムスターたちの触手を弾き飛ばした。

だが、オムスターの殻は硬く、さらに『ハイドロポンプ』による一斉射撃がカブトを襲う。

 

「(数が多い……!このままじゃ押し切られる!)」

 

カブトは岩の隙間に隠れ、攻撃をやり過ごしながら、自身の爪を岩肌に食い込ませた。

「(もっと鋭く、もっと速く……!)」

 

カブトの意志が、俺の脳内に直接流れ込んできた。

かつて古代の海を支配し、獲物を狩っていた頂点捕食者としての記憶。

そのDNAが、現代の戦いの中で覚醒を求めている。

 

「カブト、進化する気か!?」

 

カブトの体が、眩い光に包まれた。

光の中で、その丸い体は縦に伸び、二本の巨大な鎌が形作られていく。

硬質な甲羅が全身を覆い、鋭利な刃が海風を切る。

 

光が弾け、そこには鋭利な甲羅を纏った二足歩行の戦士が立っていた。

 

「カブトプス……!」

 

「カブゥゥッ!!」

 

カブトプスは空中で一回転すると、その両腕の鎌で岩壁を一閃した。

ズバッ!!

巨大な岩柱が豆腐のように切り裂かれ、海へと落下する。その衝撃波だけで、オムスターたちは吹き飛ばされた。

 

「『きりさく』!」

 

カブトプスは波の上を滑るように疾走し、逃げようとするオムスターたちの前に立ちはだかった。

鎌を交差させ、真空の刃を放つ。

オムスターたちは戦意を喪失し、慌てて深海へと逃げ帰っていった。

 

「見事だ。……古代の王者の帰還だな」

 

カブトプスは静かに鎌を収め、俺に向かって深々と一礼した。

その動きは洗練されており、もはやただの古代生物ではない。

新たな力を得た相棒。彼の鎌は、これからの戦いでロケット団の野望を切り裂く最大の武器となるだろう。

 

「よろしくな、カブトプス」

「カブッ!」

 

俺たちは、進化した頼もしい仲間と共に、再び歩き出した。

次の難所は、全てを凍てつかせる氷の洞窟だ。

 

ヒロイン誰にする?

  • ハルカ
  • カガリ(ORAS)
  • ヒガナ
  • ヒカリ
  • モミ
  • ベル
  • ルリ
  • トウコ
  • セレナ
  • サナ
  • ミヅキ
  • リーリエ
  • リラ
  • ルザミーネ
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