アニポケ転生者物語 作:投稿者
チョウジタウン。
ここは、年中冷たい風が吹き抜け、冬の厳しさを忘れることのない街だ。
その中心に佇むチョウジジムは、古い建物を改装した、まるで氷の洞窟のような場所だった。
「ようこそ。……騒がしい連中を追い払ってくれたようだな」
フィールドの中央。車椅子に座り、穏やかな、しかし全てを見透かすような瞳を持つ老人が待っていた。
チョウジジム・ジムリーダー、ヤナギだ。
「……ジム戦をお願いします」
俺が一歩前に出ると、ヤナギは静かに頷いた。
「よかろう。……だが、冬の厳しさは甘くない。……一瞬の油断が命取りになることを、その身で知るがいい」
審判が旗を上げる。
「これより、ジムリーダー・ヤナギと、挑戦者ミナトのバトルを行う!ルールは2対2!」
「(ヤナギさんのポケモンは、鍛え上げられた氷の刃。……なら、こちらはそれを上回る『硬さ』で挑む!)」
俺は、最初のボールを投げた。
「行け、エアームド!」
「カァァッ!!」
銀色の翼を持つ鋼の鳥が、フィールドに舞い降りる。
「ほう、エアームドか。鋼タイプなら氷には強いが……その翼、凍てつく風に耐えられるかな?行け、パルシェン!」
ヤナギの先発はパルシェン。その殻はダイヤモンドよりも硬いと言われる。
「パルシェン、『からではさむ』!」
「エアームド、『てっぺき』!」
エアームドが翼を重ね、防御態勢を取る。
ガチィィン!!という硬質な音。パルシェンの挟み込みを、エアームドは微塵も動じずに受け止めた。
「『ドリルくちばし』!」
エアームドが回転し、パルシェンの殻の隙間を突く。
「『からにこもる』で耐えろ。……そして、『れいとうビーム』!」
至近距離からの氷の光線。
エアームドの翼が白く凍りつくが、鋼タイプゆえにダメージは最小限だ。
「(長期戦は不利だ。一気に決める!)エアームド、『はがねのつばさ』!!」
鋼鉄の翼が閃光となり、パルシェンの殻を真っ二つに割る勢いで叩きつけられた。
凄まじい衝撃。パルシェンはそのままフィールドの端まで滑り、目を回した。
「パルシェン、戦闘不能!」
「……やるな。だが、本当の冬はここからだ。行け、イノムー!」
ヤナギの二匹目は、巨大な牙と厚い毛皮を持つイノムー。
「イノムー、『ふぶき』!!」
スタジアム全体が、瞬時に白銀の世界へと変わった。
猛烈な吹雪がエアームドの動きを奪う。
「エアームド、戻れ!……最後は、お前の出番だ!」
俺は、最高に頼もしい「氷の城壁」を繰り出した。
「頼むぞ、ハガネール!」
「グォオオオォォォッ!!」
クリスタルの巨躯が現れた瞬間、吹き荒れていた吹雪がハガネールの周囲で凍りつき、逆に彼の装甲を強化するように吸い寄せられた。
氷と鋼。ヤナギの得意とする属性を、そのまま自らの力に変える究極の姿。
「……ハガネール!?……いや、これは氷の結晶か」
ヤナギの瞳に、初めて驚愕の色が浮かんだ。
「イノムー、『じしん』だ!!」
イノムーが地面を叩き、地響きを起こす。
だが、クリスタルハガネールは動かない。
「……ハガネール、そのまま『アイアンテール』!」
ハガネールの巨大な尻尾が、地面を割ってイノムーを捉えた。
ドォォォン!!
圧倒的な質量差。イノムーは反撃の余地もなく、地面にめり込んだ。
「……イノムー、戦闘不能。勝者、挑戦者ミナト!」
静寂が戻ったスタジアム。
ヤナギは、ゆっくりと車椅子を進め、俺の元へやってきた。
「……見事だ。冬の厳しさを知っていると思っていたが、まさか冬そのものを身に纏うポケモンを連れているとはな」
ヤナギは、氷の彫刻のような美しいバッジを差し出した。
「これがアイスバッジだ。……ミナト、お前の戦い、伝説の氷よりも鋭く、そして熱かったぞ」
「ありがとうございます、ヤナギさん」
俺はアイスバッジを受け取った。これで七つ目。
残るバッジは、あと一つ。
ジムを出ると、サトシたちが駆け寄ってきた。
「ミナト!すっげえよ、あのハガネール!キラキラしてて、しかもめちゃくちゃ強かったぜ!」
「ああ。……さて、次はいよいよフスベシティだな」
だが、俺の視線は南――海の方角を向いていた。
ワタルから聞いた、うずまき列島の伝説。
そして、手元にある『銀色の羽』。
「(フスベに行く前に……まずはあそこに行かなきゃならない。あの子たちを救うためにな)」
俺は、決意を新たにした。
ロケット団の野望は、まだ終わっていない。
そして俺たちの冒険も、さらに深い深淵へと進んでいく。
ヒロイン誰にする?
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ハルカ
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カガリ(ORAS)
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ヒガナ
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ヒカリ
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モミ
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ベル
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ルリ
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トウコ
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セレナ
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サナ
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ミヅキ
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リーリエ
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リラ
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ルザミーネ