アニポケ転生者物語 作:投稿者
ついに迎えた決勝戦。
シロガネスタジアムは、超満員の観客で埋め尽くされていた。
歓声が地響きのように轟く中、俺とハヅキがフィールドの両端に立つ。
「これより、ジョウトリーグ・シロガネ大会決勝戦!ミナト選手対ハヅキ選手の試合を開始する!ルールは6対6のフルバトル!」
審判の声が響く。
ハヅキは不敵な笑みを浮かべていた。
「サトシ君から聞いたよ。君は相当な手練れらしいね。……彼の無念、晴らせるかな?」
「ホウエンの技、見せてもらうよ。……だが、勝つのは俺たちだ」
「行くぞ!カクレオン!」
ハヅキの先発は、姿を消すことができるカクレオン。舌を出し、トリッキーな動きでこちらを挑発する。
「なら、こっちはこれだ!行け、エーフィ!」
俺は、昨夜進化したばかりのエーフィを繰り出した。
「エーフィか。美しいね。……だが、カクレオンは見えないぞ!『へんしょく』!」
カクレオンが周囲の色に同化し、完全に姿を消す。フィールドには誰もいないように見える。
「見えなくても、感じることはできる。エーフィ、『みらいよち』!」
エーフィが額の珠を光らせ、未来の攻撃をセットする。
「そして……『サイコキネシス』で空間そのものを探れ!」
エーフィが広範囲に念波を放つ。何もない空間に、何かが引っかかる感触があった。
「そこだ!」
エーフィが視線を向けた瞬間、『みらいよち』のエネルギー弾が時空を超えて出現し、透明化していたカクレオンを直撃した。
「ケケッ!?」
カクレオンが姿を現し、吹き飛ばされる。
「見えたな!『サイコショック』!」
実体化したカクレオンに、物理的な衝撃を与える念波が炸裂。
カクレオンは為す術なくダウンした。
「カクレオン、戦闘不能!」
「……やるな。見えない敵を予知で倒すとは。……だが、次はどうかな?ニューラ!」
ハヅキの二匹目はニューラ。悪・氷タイプで、エスパータイプのエーフィには有利だ。
素早い動きでエーフィの背後を取る。
「ニューラ、『だましうち』!」
「エーフィ、戻れ!……エアームド、鉄壁の守りを見せろ!」
俺は瞬時にエアームドに交代した。
ニューラの鋭い爪が、エアームドの鋼鉄の翼に弾かれる。
キィィン!
甲高い音が響き、ニューラの手が痺れる。
「鋼タイプか。なら、これでどうだ!『れいとうパンチ』!」
「効かないよ。……『はがねのつばさ』!」
エアームドが反撃に出る。相性差は圧倒的だ。ニューラはスピードで翻弄しようとするが、エアームドの広範囲攻撃からは逃げられない。
最後は『ラスターカノン』でニューラを撃破した。
「ニューラ、戦闘不能!」
ハヅキは早くも二匹を失ったが、その表情に焦りはない。
「いい動きだ。……だが、僕のポケモンたちはこんなもんじゃないぞ。行け、ハリテヤマ!」
巨大な相撲ポケモン、ハリテヤマが登場する。
重量級同士の激突が始まる。ハヅキの目は、まだ死んでいない。
ここからが本番だ。