アニポケ転生者物語   作:投稿者

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第182話

「ハリテヤマ、『つっぱり』!」

ハリテヤマの怒涛の掌底が、エアームドを襲う。一発一発が岩を砕く威力だ。

「エアームド、『まきびし』を撒いてから離脱だ!」

 

エアームドはフィールドにトゲを撒き散らし、上空へ退避しようとするが、ハリテヤマの手が伸びて足首を掴んだ。

「逃がさん!『たたきつける』!」

 

エアームドが地面に叩きつけられる。

「くっ……エアームド、戻れ!」

 

俺はエアームドを戻し、次のポケモンを選んだ。

「ハガネール、行け!」

 

氷の巨龍がフィールドに現れる。

「なんだそのハガネールは!?透けている……?」

ハヅキが驚愕する。

 

「ハリテヤマ、『インファイト』!」

「ハガネール、『こおりのキバ』!」

 

格闘技はハガネール(鋼・氷)にとって4倍弱点だ。まともに食らえば一撃で終わる。

だが、クリスタルハガネールはその巨体を活かし、ハリテヤマの拳が届く前に、長い尾で相手の足を払った。

 

「なっ!?」

体勢を崩したハリテヤマに、氷の牙が食らいつく。

「そのまま『れいとうビーム』!」

 

至近距離からの冷気放射。ハリテヤマは氷漬けになりかけたが、自慢の脂肪でなんとか耐え、強引に『インファイト』を叩き込んできた。

 

ハガネールの氷の装甲が砕ける。だが、ハリテヤマも冷気で動きが鈍っている。

相打ちに近い形で、両者距離を取る。

 

「ハガネール、戻れ。……キングドラ、決めてこい!」

 

俺はキングドラを投入。

素早い動きでハリテヤマを翻弄し、『ハイドロポンプ』でトドメを刺した。

 

「ハリテヤマ、戦闘不能!」

 

ハヅキの四匹目はヘルガー。

「ヘルガー、『かえんほうしゃ』!」

「キングドラ、『りゅうのいぶき』!」

 

炎とドラゴンの息吹が交差する。

一進一退の攻防が続く中、互いに手持ちを削り合っていく。

 

俺のキングドラがヘルガーを倒すが、続くハヅキの五匹目、サメハダーの『かみくだく』によりダメージを受ける。

俺はキングドラを戻し、バンギラスを投入する。

「バンギラス、『ストーンエッジ』!」

圧倒的な岩の刃がサメハダーを粉砕した。

 

これで、互いに最後の一匹を残すのみとなった。

 

「……強いな。ここまで追い詰められたのは久しぶりだ」

ハヅキが、最後のボールを手に取る。

その表情には、絶望ではなく、極限のバトルを楽しむ戦士の笑みが浮かんでいた。

 

「だが、こいつがいる限り、僕は負けない!行け、バシャーモ!」

 

炎と格闘の覇者、バシャーモが登場する。

サトシのリザードンを倒した、最強のポケモンだ。

その手足からは、揺らめく炎が立ち上っている。

 

「(来たな……。こいつを倒さなきゃ、優勝はない)」

 

俺は、砂嵐を纏うバンギラスに指示を出した。

「行くぞ、バンギラス!天候を支配しろ!」

 

決勝戦、最終局面。

最強を決める戦いが始まる。

 

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