アニポケ転生者物語 作:投稿者
「ハリテヤマ、『つっぱり』!」
ハリテヤマの怒涛の掌底が、エアームドを襲う。一発一発が岩を砕く威力だ。
「エアームド、『まきびし』を撒いてから離脱だ!」
エアームドはフィールドにトゲを撒き散らし、上空へ退避しようとするが、ハリテヤマの手が伸びて足首を掴んだ。
「逃がさん!『たたきつける』!」
エアームドが地面に叩きつけられる。
「くっ……エアームド、戻れ!」
俺はエアームドを戻し、次のポケモンを選んだ。
「ハガネール、行け!」
氷の巨龍がフィールドに現れる。
「なんだそのハガネールは!?透けている……?」
ハヅキが驚愕する。
「ハリテヤマ、『インファイト』!」
「ハガネール、『こおりのキバ』!」
格闘技はハガネール(鋼・氷)にとって4倍弱点だ。まともに食らえば一撃で終わる。
だが、クリスタルハガネールはその巨体を活かし、ハリテヤマの拳が届く前に、長い尾で相手の足を払った。
「なっ!?」
体勢を崩したハリテヤマに、氷の牙が食らいつく。
「そのまま『れいとうビーム』!」
至近距離からの冷気放射。ハリテヤマは氷漬けになりかけたが、自慢の脂肪でなんとか耐え、強引に『インファイト』を叩き込んできた。
ハガネールの氷の装甲が砕ける。だが、ハリテヤマも冷気で動きが鈍っている。
相打ちに近い形で、両者距離を取る。
「ハガネール、戻れ。……キングドラ、決めてこい!」
俺はキングドラを投入。
素早い動きでハリテヤマを翻弄し、『ハイドロポンプ』でトドメを刺した。
「ハリテヤマ、戦闘不能!」
ハヅキの四匹目はヘルガー。
「ヘルガー、『かえんほうしゃ』!」
「キングドラ、『りゅうのいぶき』!」
炎とドラゴンの息吹が交差する。
一進一退の攻防が続く中、互いに手持ちを削り合っていく。
俺のキングドラがヘルガーを倒すが、続くハヅキの五匹目、サメハダーの『かみくだく』によりダメージを受ける。
俺はキングドラを戻し、バンギラスを投入する。
「バンギラス、『ストーンエッジ』!」
圧倒的な岩の刃がサメハダーを粉砕した。
これで、互いに最後の一匹を残すのみとなった。
「……強いな。ここまで追い詰められたのは久しぶりだ」
ハヅキが、最後のボールを手に取る。
その表情には、絶望ではなく、極限のバトルを楽しむ戦士の笑みが浮かんでいた。
「だが、こいつがいる限り、僕は負けない!行け、バシャーモ!」
炎と格闘の覇者、バシャーモが登場する。
サトシのリザードンを倒した、最強のポケモンだ。
その手足からは、揺らめく炎が立ち上っている。
「(来たな……。こいつを倒さなきゃ、優勝はない)」
俺は、砂嵐を纏うバンギラスに指示を出した。
「行くぞ、バンギラス!天候を支配しろ!」
決勝戦、最終局面。
最強を決める戦いが始まる。