アニポケ転生者物語   作:投稿者

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第201話

102番道路を抜け、俺たちはトウカシティに到着した。

自然と都市機能が調和した、美しい街だ。

街の中心には、和風の屋敷のようなトウカジムが構えている。

 

「ここがトウカジムか。……センリさんのジムだな」

 

ジムの前に行くと、ちょうど中から一人の少年が出てきた。

メガネをかけ、少し生意気そうな表情をした少年。

「君たち、パパに挑戦しに来たの?……無理無理、パパはホウエンで一番強いんだから!」

 

「マサト!お客さんに失礼でしょ!」

背後からハルカが現れ、少年を叱る。

「ごめんなさい。……この子は弟のマサト。」

 

「ふん、本当のことだもん。……あ、そのラルトス!」

マサトが俺の肩のラルトスに食いついた。

「毛艶がいいね。それに、ツノの発光も安定してる。……いいトレーナーに育てられてる証拠だね」

 

「(……詳しいな)」

俺は感心した。

「ありがとう。マサト君も、ポケモンが好きなんだな」

 

「うん!僕は本でたくさん勉強してるんだ!……でも、まだトレーナーにはなれないけど」

マサトは少し寂しそうな顔をした。

 

そこへ、ジムリーダーのセンリさんが現れた。

「やあ、ハルカ。……それに、君たちがサトシ君とミナト君か」

 

威厳のある声。だが、その眼差しは温かい。

「君たちのことは、オーキド博士から聞いている。……特にミナト君、君はカントーとジョウトを制覇したそうだね」

 

「はい。……いつか、センリさんにも挑戦させていただきます」

「楽しみに待っているよ。……だが、その前にバッジを4つ集めてくることだ。今の君たちでは、私の本当の強さを引き出すことはできないだろう」

 

サトシも挑戦しようとしたが、同じように諭された。

「まずはカナズミシティのジムを目指しなさい。……そこで基礎を固めてくるんだ」

 

「はい!……必ず強くなって戻ってきます!」

サトシが誓う。

 

その夜、俺たちはセンリさんの家に招かれ、夕食をご馳走になった。

「ママの料理、最高!」

ハルカが嬉しそうに食べる。

 

食後、マサトが俺のところにやってきた。

「ねえ、お兄ちゃん。……旅って、楽しい?」

 

「ああ。大変なこともあるけど、毎日が新しい発見の連続だ。……このラルトスとの出会いも、旅に出なければなかったことだ」

 

俺はラルトスの頭を撫でた。

「マサト君も、いつか旅に出るといい。本で読むのとは違う、本物の世界が待ってるぞ」

 

マサトの目が輝いた。

「……うん!僕も絶対、旅に出る!」

 

その様子を見ていたハルカは、胸の奥が温かくなるのを感じていた。

生意気な弟の扱いが上手いだけでなく、パパとも対等に話せる強さ。

「(ミナト君って……不思議な人だな。……なんだか、目が離せない)」

ハルカは、自分でも気づかないうちに頬を染めていた。

 

その夜、トウカシティは静かに更けていった。

父の背中を追う子供たち。そして、新たな旅立ちを迎える俺たち。

それぞれの想いが交錯する夜だった。

 

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