アニポケ転生者物語 作:投稿者
シオンタウンを後にした俺は、フジ老人から貰った地図を頼りに、タマムシシティへと向かう、古い地下通路へと足を踏み入れた。中は薄暗く、じめじめしているが、ロケット団の目を避けるには好都合だった。
「(長丁場になるな、ここも……)」
物陰からそっと様子を窺うと、信じられない光景が目に飛び込んできた。
数人の屈強な男たちが、網や檻を使い、数匹のポケモンを捕獲している。そのポケモンは、オレンジ色の体に黒い縞模様を持つ、子犬のようなポケモン。ガーディだ。そして、そのガーディたちの中には、一際大きく、立派なたてがみを持つ、ウインディの姿もあった。おそらく、この群れのリーダーだろう。
「(密猟者か……!)」
ガーディやウインディは、その忠誠心の高さと、凛々しい姿から、一部の収集家に高値で取引されることがあるという。
俺は、グラス型デバイスで、密猟者たちの装備をスキャンした。すると、彼らが使う捕獲用の罠や機材の片隅に、見覚えのあるマーキングがされているのに気づいた。
「(あのロゴは……!)」
それは、ロケット団の下部組織や、協力関係にある闇組織が使う、特殊なマーキングだった。シルフカンパニーのテスターとして、俺はそのデータを事前にインプットされていたのだ。
「こいつら、ただの密猟者じゃない。ロケット団と繋がってるぞ」
俺の言葉に、ポリゴンが警告音を発する。
「(どうする……?単独で仕掛けるには、数が多すぎる。だが、このまま見過ごすわけには……!)」
俺は、即座に行動を開始した。
「そこまでだ!」
俺が声を上げると、密猟者たちは一斉にこちらを振り返った。
「なんだ、てめえ!ガキはすっこんでろ!」
密猟者の一人が、デルビルを繰り出し、鋭い牙を剥いた。
「デルビル……悪タイプか。相性が悪いな」
俺は、一筋縄ではいかない相棒を繰り出す。
「頼むぞ、ゴース!」
黒いガス状の体が、不気味な笑い声を上げながら現れる。エスパー技こそ無効だが、ゴーストタイプの搦手なら通用するはずだ。
「ゴース!デルビルを任せる!ポリゴンは、捕まっているガーディたちの檻のロックを解除しろ!」
「
バトルが始まった。デルビルの素早い動きと、タイプ一致の「かみつく」攻撃に、ゴースは苦戦を強いられる。
「ゴース、実体がないお前に、物理攻撃は完全には効かないはずだ!落ち着いて、相手の動きをよく見ろ!」
俺の言葉に、ゴースは冷静さを取り戻し、デルビルの執拗な攻撃をひらりひらりとかわし始める。そして、その隙を突いて、「したでなめる」を繰り出した。
その間に、ポリゴンが密猟者たちの捕獲用機材をハッキングし、捕まっているガーディたちの檻のロックを解除することに成功した。
「くそっ、このガキ、何しやがる!」
追い詰められた密猟者のリーダーが、最後の手段に出た。彼は、捕獲したばかりの、群れのリーダーであるウインディを、無理やりボールから出した。
「言うことを聞け、ウインディ!こいつらを焼き尽くせ!」
だが、ウインディは、リーダーの命令に背き、逆に彼を強く睨みつけた。その瞳は、仲間を傷つけられた怒りに燃えている。
「な、なんだその目は!この、役立たずが!」
リーダーが、逆上してウインディを蹴りつけようとした、その時だった。
「
ゴースが、ウインディの前に立ちはだかり、その小さな体で、リーダーの暴力を制止した。仲間を、ポケモンを、理不尽な暴力から守りたい。その強い意志が、ゴースの体内で渦巻く負のエネルギーを、眩い進化の光へと変えていく。
ゴースの体が、激しく光り輝く。そのシルエットは、次第に、より大きく、より明確な人の形を模したものへと変わっていく。
光が収まった時、そこにいたのは、もうゴースではなかった。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い