アニポケ転生者物語 作:投稿者
セキチクシティの郊外、深い森に囲まれた荒れ地。
ここが、俺が選んだ最終調整の場だ。セキチクジムのリーダー、キョウ。忍者としての技術と毒ポケモンを操る強敵に勝つためには、生半可な実力では通用しない。
「ポリゴン、トレーニングプログラム『フェーズ:進化の極致』を開始する。全員、ボールから出ろ!」
一斉に現れた俺の仲間たち。
フシギソウ、ハクリュー、ゴースト、ガーディ。
そして、サファリゾーンで加わった新戦力――ケンタロス、サイホーン、ドードー、ニドリーナ。
「(まずは、お前からだ。ニドリーナ)」
俺はバックパックから、おつきみやまで採取した、淡い光を放つ「つきのいし」を取り出した。
「お前が求めていた力だ。受け取れ」
石を差し出すと、ニドリーナはその表面にそっと触れた。直後、凄まじい光が彼女を包み込む。体が二回り以上も大きくなり、肌の色はより深い青へ、体つきは重戦車のような重厚感を帯びていく。
光が収まった時、そこに立っていたのは、大地の女王――ニドクインだった。
「
地響きを立てて咆哮するニドクイン。その圧倒的なパワーに、周囲の木々が震える。
『ニドリーナからニドクインへの進化を確認。防御数値、攻撃数値共に大幅に上昇』
「よし。次はドードー、お前だ。限界まで走れ!」
ドードーは、フシギソウの放つ『つるのムチ』を回避しながら、荒れ地を猛スピードで駆け抜ける。俺はさらに負荷をかけるため、ポリゴンに仮想の障害物を投影させた。
「もっと速く!二つの頭で死角をなくせ!」
極限のスピードの中、ドードーの体が光りだした。二つだった首が分裂し、三つの頭を持つ、より精悍な姿へと変わる。ドードリオだ。
『ドードーからドードリオへの進化を確認。三つの頭による同時多角分析、および瞬発力が強化』
進化の連鎖は止まらない。
サイホーンもまた、ニドクインとのスパーリングの中で、その硬い皮膚をさらに鍛え上げ、ドリルを持つ大地の戦士――サイドンへと進化した。
そして、その光景を静かに見つめていたのが、俺のエース、フシギソウだった。
サカキ戦での敗北。あの屈辱を、こいつは一刻も忘れていなかった。
進化した仲間たちの力強い姿を見て、フシギソウの背中の蕾が、不自然なほど激しく脈動し始める。
「(焦るな、フシギソウ。お前の強さは、俺が一番よく知っている)」
俺はフシギソウの元へ歩み寄り、その蕾にそっと手を置いた。熱い。火傷しそうなほどの生命エネルギーが、蕾の中で弾けようとしている。
「お前の覚悟、見せてくれ」
「
フシギソウが天を仰ぎ、咆哮した。
その瞬間、森全体が眩い緑の光に飲み込まれた。
背中の蕾が一気に開き、巨大な、太陽を思わせる大輪の花が咲き誇る。
太く、逞しい四肢。大地そのものを体現したかのような、威厳に満ちた姿。
フシギバナ。
俺の最初の相棒が、ついに最終進化を遂げたのだ。
『フシギソウからフシギバナへの進化を確認。エネルギー出力、計測不能。広域森林制御スキルの発現を確認』
「……すごいな。これが、お前の本当の姿か」
フシギバナは、優しく、しかし確固たる意志を秘めた瞳で俺を見つめ返した。その背中の花からは、周囲のポケモンたちの疲れを癒すような、清々しい香りが漂っている。
進化した仲間たち、そして新たな技を身につけたミニリュウ。
俺のチームは、今、カントー最強の一角と言っても過言ではない実力を手に入れた。
「(サカキ……見ていろ。俺たちは、もうあの日とは違う)」
俺は進化した相棒たちと共に、夕闇に沈むセキチクシティへと向かった。
忍者屋敷のジム。毒の霧の向こうで待つ、キョウとの決戦。
俺たちの「現実」を証明する戦いが、いよいよ始まる。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い