アニポケ転生者物語 作:投稿者
通気ダクトを抜け、俺たちは5階の研究エリアへと侵入した。ここは、モンスターボールの開発を行っている重要区画だ。
「(ここも、既に制圧されているか……)」
廊下には、見張りのロケット団員たちが巡回している。俺は、ゴーストを影に潜ませ、奇襲を仕掛けた。
「ゴースト、『さいみんじゅつ』!」
影から現れたゴーストが、催眠波を放つ。団員たちは音もなく崩れ落ち、眠りに落ちた。
「よし、進むぞ」
俺は慎重に奥へと進む。だが、研究室の前で、待ち伏せに遭った。
「そこまでだ、侵入者!」
部屋の中から、数人の団員と、彼らのポケモンたちが飛び出してきた。アーボック、マタドガス、ラッタ。狭い廊下を埋め尽くすほどの数だ。
「数で押せば勝てると思ってるのか?甘いな!」
俺は、ドードリオとニドクインを繰り出した。
「ドードリオ、高速移動で撹乱しろ!ニドクインは『じしん』……いや、ビルの中だ。『だいちのちから』で一点突破!」
「ドードドッ!」
「グオォン!」
ドードリオが三つの頭で敵を突き回し、ニドクインが床を叩いて大地のエネルギーを噴出させる。狭い通路での乱戦だが、個々の能力差は歴然だった。
「ひぃぃ!なんだこの強さは!」
「退却だ!幹部にお知らせしろ!」
団員たちが逃げ出していく。俺は、残された研究員たちを解放した。
「ありがとう……!奴ら、開発中のマスターボールのデータを奪おうとして……」
「データは無事ですか?」
「ああ、君のお母さんが、直前にロックを掛けてくれたんだ。物理的にサーバーを破壊しない限り、データは取り出せないはずだ」
「さすが母さんだ」
「それと、奥の研究室に保護しているポケモンがいるんだ!奴ら、実験体にしようとして……!」
研究員の言葉に、俺は奥の部屋へと走った。そこには、特殊な水槽の中に閉じ込められ、拘束具をつけられた一匹のポケモンの姿があった。
「ラプラス……!」
穏やかな性格で知られる、乗り物ポケモンのラプラスだ。怯えた瞳でこちらを見ている。
「待ってろ、今助けてやる!」
俺はポリゴン2にロックを解除させ、拘束具を外した。ラプラスは、俺の手の温かさに安心したのか、その長い首を俺の頬にすり寄せてきた。
「キュー……」
「大丈夫だ。研究員さんたちが守ってくれる。後で必ず迎えに来るから、今はここでじっとしていてくれ」
俺はラプラスを研究員たちに託し、立ち上がった。罪のないポケモンまで巻き込むロケット団への怒りが、さらに燃え上がる。
「急がなきゃな。ポリゴン2、上の階へのルートは?」
『エレベーターシャフトが使用可能です。ゴーストの浮遊能力で、ワイヤーを伝って登れます』
「よし、行こう!」
俺たちは、エレベーターの扉をこじ開け、シャフトの中へと入った。真っ暗な縦穴。上からは、冷たい風が吹き下ろしてくる。
「ゴースト、頼むぞ。俺を掴んでくれ」
「
ゴーストが俺の体を持ち上げ、ふわりと浮き上がる。他のポケモンたちはボールに戻し、俺たちは一気に上層階を目指して上昇を開始した。
だが、7階付近を通過しようとした時、上から何かが降ってきた。
「!?」
それは、巨大な電気の網だった。
「かかったな、ネズミめ!」
上を見上げると、エレベーターホールの縁に、見覚えのある三つの影があった。
「ムサシ!」
「コジロウ!」
「ニャースだニャ!」
「またお前らか!」
「シオンタウンの借りは返させてもらうわよ!行け、アーボック!」
「マタドガス、えんまくだ!」
狭いシャフト内で、毒ガスが充満する。逃げ場のない空中戦。絶体絶命のピンチだ。
「(ここで足止めを食らうわけにはいかない……!)」
俺は、ハクリューのボールに手をかけた。
「ハクリュー、天候を操れ!『あまごい』!」
「キューッ!」
ボールから飛び出したハクリューが、美しく鳴く。すると、シャフトの上部にある換気口から、局地的な豪雨が降り注いだ。雨が毒ガスを洗い流し、電気ネットの機能をショートさせる。
「な、なによこれー!」
「雨漏りかニャ!?」
「今だ!ハクリュー、『かみなり』!」
雨天必中の雷撃が、濡れたロケット団たちを直撃する。
「やな感じー!!」
三人は黒焦げになって吹き飛ばされ、シャフトの底へと落ちていった(まあ、彼らなら大丈夫だろう)。
「ナイスだ、ハクリュー!」
俺たちは障害を排除し、さらに上へと昇っていく。目指すは、幹部たちが待ち受ける中層階だ。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い