アニポケ転生者物語 作:投稿者
9階、重役会議室および特別研究フロア。
ここには、シルフカンパニーの核心とも言える技術情報が保管されている。
俺がフロアに降り立つと、そこには異様な殺気が満ちていた。
待ち構えていたのは、一般の団員たちではない。黒いスーツに身を包んだ、ロケット団の幹部たちだ。
「よく来たな、少年。サカキ様がお待ちだ」
男の一人が、冷酷な笑みを浮かべて言った。幹部のアポロだ。その横には、アテナ、ラムダ、ランスといった、そうそうたる顔ぶれが並んでいる。
「通してもらうぞ。サカキに用がある」
「フン、威勢だけはいいな。だが、ここを通るには、我々を倒さねばならん」
アポロが繰り出したのは、ヘルガーとドンカラス。他の幹部たちも、マタドガス、アーボック、ラフレシアなどを一斉に繰り出す。
「総力戦か。望むところだ!」
俺は、手持ちのポケモン全員をフィールドに展開した。
フシギバナ、ハクリュー、ポリゴン2、ゴースト、ガーディ、そしてサイドン。
「行くぞ!フシギバナ、『はなびらのまい』!」
「サイドン、『ロックブラスト』!」
「ハクリュー、『りゅうのまい』からの『しんそく』!」
狭いフロアで、技と技が激突する。爆風と閃光が飛び交う、激しい乱戦となった。
「生意気な!やれ、ヘルガー!『かえんほうしゃ』!」
ヘルガーの炎が、フシギバナを襲う。だが、その前にサイドンが立ちはだかった。
「サイドン、『ドリルライナー』!」
炎をドリルの回転で切り裂き、そのままヘルガーに突撃する。岩・地面タイプのサイドンにとって、炎技は恐るるに足りない。
一方、アテナのラフレシアが放つ『しびれごな』を、ゴーストが風を起こして吹き飛ばし、ガーディが『フレアドライブ』で焼き尽くす。
「こいつら……強い!」
幹部たちが、予想外の苦戦に焦りの色を見せる。
「ポリゴン2、敵の連携データを解析!弱点を指示しろ!」
『了解。ヘルガーの右側面、防御が手薄です。ドンカラスは旋回時に隙が生じます』
ポリゴン2の的確なナビゲートにより、俺たちの攻撃は次々と急所を捉えていく。個々の力だけでなく、チームとしての連携でも、俺たちは幹部たちを上回っていた。
「くそっ、たかがガキ一人に!」
アポロが歯噛みする。
「とどめだ!全員、一斉攻撃!」
俺の号令と共に、フシギバナの『ソーラービーム』、ハクリューの『はかいこうせん』、ガーディの『だいもんじ』が炸裂する。
凄まじいエネルギーの奔流が、幹部たちのポケモンをまとめて薙ぎ払った。
「ぐわあああ!」
幹部たちが吹き飛び、壁に激突して動かなくなる。
「はぁ、はぁ……」
俺たちも消耗していたが、誰も倒れてはいなかった。確かな勝利だ。
「(強くなったな、みんな……)」
俺は、頼もしい相棒たちを誇らしく思った。
倒れたアポロの懐から、カードキーが落ちた。社長室へのアクセスキーだ。
「これで、上に行ける」
俺はカードキーを拾い上げ、エレベーターへと向かった。
最上階、11階。
そこには、母さんが、そしてサカキがいるはずだ。
「待っててくれ、母さん。今助ける」
エレベーターの表示が、11へと変わる。
決戦の時が、刻一刻と迫っていた。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い