アニポケ転生者物語   作:投稿者

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第40話

9階、重役会議室および特別研究フロア。

ここには、シルフカンパニーの核心とも言える技術情報が保管されている。

 

俺がフロアに降り立つと、そこには異様な殺気が満ちていた。

待ち構えていたのは、一般の団員たちではない。黒いスーツに身を包んだ、ロケット団の幹部たちだ。

 

「よく来たな、少年。サカキ様がお待ちだ」

 

男の一人が、冷酷な笑みを浮かべて言った。幹部のアポロだ。その横には、アテナ、ラムダ、ランスといった、そうそうたる顔ぶれが並んでいる。

 

「通してもらうぞ。サカキに用がある」

「フン、威勢だけはいいな。だが、ここを通るには、我々を倒さねばならん」

 

アポロが繰り出したのは、ヘルガーとドンカラス。他の幹部たちも、マタドガス、アーボック、ラフレシアなどを一斉に繰り出す。

 

「総力戦か。望むところだ!」

 

俺は、手持ちのポケモン全員をフィールドに展開した。

フシギバナ、ハクリュー、ポリゴン2、ゴースト、ガーディ、そしてサイドン。

 

「行くぞ!フシギバナ、『はなびらのまい』!」

「サイドン、『ロックブラスト』!」

「ハクリュー、『りゅうのまい』からの『しんそく』!」

 

狭いフロアで、技と技が激突する。爆風と閃光が飛び交う、激しい乱戦となった。

 

「生意気な!やれ、ヘルガー!『かえんほうしゃ』!」

 

ヘルガーの炎が、フシギバナを襲う。だが、その前にサイドンが立ちはだかった。

 

「サイドン、『ドリルライナー』!」

 

炎をドリルの回転で切り裂き、そのままヘルガーに突撃する。岩・地面タイプのサイドンにとって、炎技は恐るるに足りない。

 

一方、アテナのラフレシアが放つ『しびれごな』を、ゴーストが風を起こして吹き飛ばし、ガーディが『フレアドライブ』で焼き尽くす。

 

「こいつら……強い!」

幹部たちが、予想外の苦戦に焦りの色を見せる。

 

「ポリゴン2、敵の連携データを解析!弱点を指示しろ!」

『了解。ヘルガーの右側面、防御が手薄です。ドンカラスは旋回時に隙が生じます』

 

ポリゴン2の的確なナビゲートにより、俺たちの攻撃は次々と急所を捉えていく。個々の力だけでなく、チームとしての連携でも、俺たちは幹部たちを上回っていた。

 

「くそっ、たかがガキ一人に!」

アポロが歯噛みする。

 

「とどめだ!全員、一斉攻撃!」

 

俺の号令と共に、フシギバナの『ソーラービーム』、ハクリューの『はかいこうせん』、ガーディの『だいもんじ』が炸裂する。

 

凄まじいエネルギーの奔流が、幹部たちのポケモンをまとめて薙ぎ払った。

 

「ぐわあああ!」

 

幹部たちが吹き飛び、壁に激突して動かなくなる。

 

「はぁ、はぁ……」

 

俺たちも消耗していたが、誰も倒れてはいなかった。確かな勝利だ。

 

「(強くなったな、みんな……)」

 

俺は、頼もしい相棒たちを誇らしく思った。

 

倒れたアポロの懐から、カードキーが落ちた。社長室へのアクセスキーだ。

 

「これで、上に行ける」

 

俺はカードキーを拾い上げ、エレベーターへと向かった。

最上階、11階。

そこには、母さんが、そしてサカキがいるはずだ。

 

「待っててくれ、母さん。今助ける」

 

エレベーターの表示が、11へと変わる。

決戦の時が、刻一刻と迫っていた。

 

チラシ裏から表にでるべきか

  • チラシ裏でいい
  • 表にでてもいい
  • まだ表にでるのは早い
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