アニポケ転生者物語 作:投稿者
「ルールは1対1。どちらかが戦闘不能になるまでよ」
ナツメのルールはシンプルだった。だが、そのシンプルさこそが、彼女の自信の表れでもあった。
「ケーシィ、進化しなさい」
ナツメが呟くと、ケーシィの体が光に包まれた。進化の光だ。光が収まると、そこにはスプーンを持ったキツネのようなポケモン、ユンゲラーが立っていた。
「いきなり進化……!?これも超能力か!」
「さあ、あなたのポケモンを出しなさい」
ナツメの冷たい視線が俺を射抜く。1対1。交代はできない。絶対に負けられない一発勝負だ。
「(なら、俺の最強の切り札で挑むだけだ!)」
俺は、腰のモンスターボールを握りしめた。シルフカンパニーで進化を遂げた、新たな相棒。
「頼むぞ、ゲンガー!」
俺がボールを投げると、黒い影の中から、ニヤリと笑うゲンガーが現れた。
「
ゲンガーは舌を出し、挑発するようにユンゲラーを見つめる。
「ゲンガー……?ゴーストタイプね。でも、ただのゴーストじゃないみたい」
ナツメが少しだけ興味を示した。
「ああ。こいつは、シルフの科学と俺たちの絆が生んだ、最高の相棒だ!ゲンガー、見せてやれ!」
「ユンゲラー、『サイコキネシス』」
ナツメが静かに命じる。ユンゲラーがスプーンを掲げると、ゲンガーの体が青い光に包まれ、宙に浮き上がった。
『警告。強力な念動力により、機体制御不能。強制的に壁に叩きつけられます』
デバイスが警告を発する。どくタイプはエスパー技が弱点だ。まともに食らえばひとたまりもない。
「ゲンガー、実体を消せ!影に潜るんだ!」
俺の指示に、ゲンガーはニヤリと笑うと、その体を霧散させた。念動力の拘束が解け、ゲンガーは床の影の中へと溶け込んでいく。
「無駄よ。『みらいよち』」
ナツメは動じない。ユンゲラーが未来を見通すような目つきで、虚空を見つめる。これは、数ターン後に確実にダメージを受ける技だ。どこに隠れていても、未来の攻撃からは逃れられない。
「(長期戦は不利だ……。一気に決めるしかない)」
「ゲンガー、影から出て攻撃だ!『シャドーボール』!」
ユンゲラーの背後の影から、ゲンガーが飛び出す。その手には、黒いエネルギーの塊が握られていた。
「遅い。『テレポート』」
ユンゲラーの姿がかき消える。シャドーボールは空を切り、壁に当たって爆発した。
「後ろよ」
ナツメの声と共に、ゲンガーの背後にユンゲラーが現れる。
「『サイケこうせん』」
至近距離からの虹色の光線。
「ゲンガー、かわせ!」
ゲンガーは体を捻って回避しようとするが、光線は追尾するように曲がり、ゲンガーの肩を掠めた。
「
「くっ……!動きが読まれているのか!?」
「私のユンゲラーには、あなたの思考も、ゲンガーの動きも、すべてお見通しよ」
ナツメの言葉に、俺は冷や汗を流した。予知能力。次の動きが読まれているなら、どうすればいい?
「(いや、読まれているなら……その裏をかけばいい!)」
俺は、サカキ戦での敗北を思い出した。力で勝てないなら、知恵と、予測不能な動きで翻弄するしかない。
「ゲンガー、不規則に動き回れ!『かげぶんしん』だ!」
ゲンガーが高速で移動し、無数の分身を作り出す。フィールド中がゲンガーの笑い声で満たされる。
「どれが本物か、わかるか!?」
「無意味よ。『サイコショック』」
ユンゲラーが念波を放つ。その攻撃は、分身たちを次々と消し去り、正確に本体へと迫っていく。
だが、それこそが俺の狙いだった。
「今だ!その念波を足場にして跳べ!」
「
ゲンガーは、迫りくる念波を避けるのではなく、あえてその衝撃を利用して高く跳躍した。
「なっ……!?」
ナツメが初めて驚きの表情を見せる。
「上だ!『ヘドロばくだん』!」
天井付近から、ゲンガーが毒の爆弾を投下する。予知の死角からの攻撃。
「ユンゲラー、バリアー!」
ユンゲラーが咄嗟に障壁を展開する。爆発音と煙がフィールドを包む。
1対1の極限バトル。
勝つのは、予知能力か、それとも変幻自在の戦術か。
戦いは、クライマックスへと突入する。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い