アニポケ転生者物語 作:投稿者
煙が晴れると、そこにはバリアーで攻撃を防いだユンゲラーの姿があった。だが、その表情には焦りが見える。
「やるわね……。でも、遊びは終わりよ」
ナツメの瞳が怪しく光る。それに呼応するように、ユンゲラーの持つスプーンが曲がり、強大なサイコパワーが練り上げられていく。
「『サイコキネシス』、最大出力!」
逃げ場のない、圧倒的な念動力がフィールド全体を圧迫する。影に潜っても、空に逃げても、この圧力からは逃れられない。
「(力では勝てない……なら、技で勝つ!)」
俺は叫んだ。
「ゲンガー、『あやしいひかり』だ!」
「
ゲンガーの瞳が、これまでにないほど激しく、不規則に明滅する。
「なっ……!?視界が……!」
強力なサイコパワーを練り上げていたユンゲラーと、その意識をシンクロさせていたナツメが、同時に顔を抑えた。超能力は極限の集中力を必要とする。ゲンガーの放つ不気味な光は、その精神的な繋がりを強引に引き裂いた。
「今だ!『シャドーボール』連射!」
ユンゲラーのサイコキネシスが霧散した隙を突いて、ゲンガーの手から黒いエネルギー弾がマシンガンのように放たれる。
「くっ……ユンゲラー、テレポート!」
ユンゲラーは回避しようとするが、『みちづれ』の呪縛が精神を乱し、反応が遅れる。
「逃がすか!影を伸ばして捕まえろ!」
ゲンガーの影が生き物のように伸び、ユンゲラーの足を掴む。
「しまっ……!」
「とどめだ!至近距離から、『あくのはどう』!」
捕らえられたユンゲラーの目の前で、ゲンガーが悪の波動を放つ。エスパータイプにとって最悪の相性である悪技。
「ユンゲラー!」
直撃を受けたユンゲラーが、吹き飛ばされる。壁に激突し、スプーンがカランと床に落ちた。
「……ユンゲラー、戦闘不能。勝者、ミナト」
審判の声が響く。俺は、勝ったのだ。
ナツメは、倒れたユンゲラーを呆然と見つめていた。そして、ゆっくりと俺とゲンガーに視線を移した。
「……負けたわ。予知できなかった……あなたが、あんな戦い方をするなんて」
ナツメの表情から、冷徹さが消え、年相応の少女の戸惑いが浮かんでいた。
「君の超能力は強かった。でも、俺とゲンガーの、型にはまらない戦い方が、わずかに上回っただけさ」
俺は、ゲンガーの頭を撫でながら言った。ゲンガーも、誇らしげに「
「型にはまらない……。サトシ君もそうだった。私には、そういう柔軟さが足りなかったのかもしれない」
ナツメは、抱いていた人形をそっと置いた。そして、微かだが、確かに微笑んだ。
「ありがとう。久しぶりに、熱いバトルができたわ」
彼女の手から、金色のバッジが差し出される。
「ゴールドバッジよ。受け取って」
「ありがとうございます」
俺は、六つ目のバッジを手に入れた。その輝きは、サカキ戦の敗北を乗り越え、自分たちの力で掴み取った、確かな自信の証だった。
「(やったな、ゲンガー)」
俺たちは、心の中でハイタッチを交わした。
ヤマブキジム、攻略完了だ。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い