アニポケ転生者物語   作:投稿者

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第55話

「ニドクイン、『だいちのちから』!」

「こっちもだ!『だいちのちから』!」

 

二体のニドクインが同時に地面を叩きつける。大地のエネルギーが衝突し、フィールドの中央で大爆発が起きた。土煙が舞う中、二体の巨体がぶつかり合う音が響く。

 

「『メガトンパンチ』!」

サカキのニドクインの拳が、俺のニドクインの腹部にめり込む。

 

「ぐっ……!耐えろ、『れいとうパンチ』!」

俺のニドクインも負けじと、冷気を纏った拳を叩き返す。地面タイプに効果抜群の一撃だ。

 

「ほう、多彩な技を覚えているな。だが、パワーが足りん!」

 

サカキのニドクインは、ダメージを受けながらも不敵に笑い、さらに力を込めて押し込んでくる。レベルの差か、それとも鍛え方の違いか。純粋な力比べでは、分が悪い。

 

「(なら、手数で勝負だ!)ニドクイン、距離を取って『ヘドロばくだん』連射!」

 

俺のニドクインがバックステップで距離を取り、毒の爆弾を乱れ撃つ。

 

「無駄だ。『10まんボルト』で迎撃しろ!」

 

サカキのニドクインが広範囲に電撃を放ち、爆弾を空中で爆破する。

 

「(隙がない……!)」

 

「終わりだ。『じしん』!」

 

サカキのニドクインが、全身全霊を込めて地面を踏み抜く。フィールド全体が激しく波打ち、俺のニドクインは立っていることすらままならない。

 

「耐えてくれ……!」

 

土煙が晴れた時、俺のニドクインは片膝をついていた。

 

「まだだ……まだやれる!」

 

俺のニドクインが、震える足で立ち上がる。その瞳には、不屈の闘志が宿っていた。

 

「いい目だ。だが、それだけでは勝てん。……む?」

 

サカキが眉をひそめる。俺のニドクインの足元が、怪しく光っていた。

 

「いつの間に……!」

 

「『ステルスロック』だ!最初の『だいちのちから』の爆発に紛れて、撒いておいたんだ!」

 

俺のニドクインは、ダメージを受けながらも、密かに罠を設置していたのだ。

 

「そして、これが最後の一撃だ!『ばかぢから』!!」

 

俺のニドクインが、残った全ての力を込めて突進する。サカキのニドクインは『じしん』の反動で動きが止まっている。

 

「いけぇぇぇぇっ!」

 

渾身の一撃が、サカキのニドクインの顎を捉えた。

 

ズドォォォォン!!

 

巨体が宙を舞い、地面に叩きつけられる。

 

「……ニドクイン、戦闘不能!」

 

審判の声が響く。

 

「やった……!」

 

俺のニドクインも、限界を迎えてその場に倒れ込んだ。相打ちに近い形だが、サカキの主力の一角を崩した。

 

「よくやった、ニドクイン。ゆっくり休んでくれ」

 

俺はボールに戻し、感謝を告げる。

 

「フン、小細工を弄して相打ちか。だが、私の手持ちは尽きんぞ」

 

サカキは、表情一つ変えずに次のボールを投げた。

 

「砕け、キングラー!」

 

巨大なハサミを持つ、キングラーが現れる。そのハサミは、岩をも容易く粉砕するだろう。

 

「次はこいつだ。……頼むぞ、ハクリュー!」

 

俺は、空中戦も可能なハクリューを繰り出した。

陸と空、パワーとスピードの戦いが始まる。

 

チラシ裏から表にでるべきか

  • チラシ裏でいい
  • 表にでてもいい
  • まだ表にでるのは早い
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