アニポケ転生者物語 作:投稿者
「ニドクイン、『だいちのちから』!」
「こっちもだ!『だいちのちから』!」
二体のニドクインが同時に地面を叩きつける。大地のエネルギーが衝突し、フィールドの中央で大爆発が起きた。土煙が舞う中、二体の巨体がぶつかり合う音が響く。
「『メガトンパンチ』!」
サカキのニドクインの拳が、俺のニドクインの腹部にめり込む。
「ぐっ……!耐えろ、『れいとうパンチ』!」
俺のニドクインも負けじと、冷気を纏った拳を叩き返す。地面タイプに効果抜群の一撃だ。
「ほう、多彩な技を覚えているな。だが、パワーが足りん!」
サカキのニドクインは、ダメージを受けながらも不敵に笑い、さらに力を込めて押し込んでくる。レベルの差か、それとも鍛え方の違いか。純粋な力比べでは、分が悪い。
「(なら、手数で勝負だ!)ニドクイン、距離を取って『ヘドロばくだん』連射!」
俺のニドクインがバックステップで距離を取り、毒の爆弾を乱れ撃つ。
「無駄だ。『10まんボルト』で迎撃しろ!」
サカキのニドクインが広範囲に電撃を放ち、爆弾を空中で爆破する。
「(隙がない……!)」
「終わりだ。『じしん』!」
サカキのニドクインが、全身全霊を込めて地面を踏み抜く。フィールド全体が激しく波打ち、俺のニドクインは立っていることすらままならない。
「耐えてくれ……!」
土煙が晴れた時、俺のニドクインは片膝をついていた。
「まだだ……まだやれる!」
俺のニドクインが、震える足で立ち上がる。その瞳には、不屈の闘志が宿っていた。
「いい目だ。だが、それだけでは勝てん。……む?」
サカキが眉をひそめる。俺のニドクインの足元が、怪しく光っていた。
「いつの間に……!」
「『ステルスロック』だ!最初の『だいちのちから』の爆発に紛れて、撒いておいたんだ!」
俺のニドクインは、ダメージを受けながらも、密かに罠を設置していたのだ。
「そして、これが最後の一撃だ!『ばかぢから』!!」
俺のニドクインが、残った全ての力を込めて突進する。サカキのニドクインは『じしん』の反動で動きが止まっている。
「いけぇぇぇぇっ!」
渾身の一撃が、サカキのニドクインの顎を捉えた。
ズドォォォォン!!
巨体が宙を舞い、地面に叩きつけられる。
「……ニドクイン、戦闘不能!」
審判の声が響く。
「やった……!」
俺のニドクインも、限界を迎えてその場に倒れ込んだ。相打ちに近い形だが、サカキの主力の一角を崩した。
「よくやった、ニドクイン。ゆっくり休んでくれ」
俺はボールに戻し、感謝を告げる。
「フン、小細工を弄して相打ちか。だが、私の手持ちは尽きんぞ」
サカキは、表情一つ変えずに次のボールを投げた。
「砕け、キングラー!」
巨大なハサミを持つ、キングラーが現れる。そのハサミは、岩をも容易く粉砕するだろう。
「次はこいつだ。……頼むぞ、ハクリュー!」
俺は、空中戦も可能なハクリューを繰り出した。
陸と空、パワーとスピードの戦いが始まる。
チラシ裏から表にでるべきか
-
チラシ裏でいい
-
表にでてもいい
-
まだ表にでるのは早い