アニポケ転生者物語 作:投稿者
俺は、サファリゾーンで仲間になったラッキーと共に、研究所の「ポケモン救護センター」を手伝っていた。ここは、旅の途中で傷ついたポケモンや、野生で弱っていたポケモンたちが保護されている場所だ。
「ラッキー、あっちのポッポに包帯を。こっちのコラッタには薬を頼む」
「ラッキー!」
ラッキーは、軽快な足取りでテキパキと仕事をこなしていく。彼女の優しく、丁寧な手つきは、傷ついたポケモンたちの心を落ち着かせる不思議な力があった。俺が指示を出すまでもなく、彼女は常に周りに気を配り、最も助けを必要としているポケモンの元へ駆けつける。
「(本当に、心の優しい子だな……)」
そんなラッキーを見ていると、俺の心も洗われるようだった。彼女にとって、看病はただの仕事ではなく、心からの喜びなのだ。
午後の昼下がり、ひときわ重傷のポッポが運び込まれてきた。翼を深く傷め、高熱を出している。ラッキーは、つきっきりでそのポッポの介抱を続けた。自分の体力を分け与えるように、お腹の卵を差し出し、絶え間なく優しい鳴き声を送り続ける。
夜が明け、ポッポの熱が下がり、力強く羽ばたいたその瞬間だった。
ラッキーの全身から、これまでにないほど温かく、柔らかな光が溢れ出した。
「ラッキー……!?」
『警告。個体名:ラッキー。なつき度数値が限界を突破。幸福エネルギーの急激な充填による進化を開始します』
光は、救護センター全体を包み込むように広がっていった。その光に触れた他のポケモンたちも、不思議と穏やかな表情になり、傷の治りが早まったように見えた。
光の中から現れたのは、ふっくらとした丸い体に、天使の翼のような羽を持つポケモンだった。
「ハピナス……」
『ハピナス。しあわせポケモン。慈愛に満ちた心を持ち、弱ったポケモンがいれば、どんなに遠くても駆けつけ、笑顔にするまで看病を続ける』
ハピナスは、優しく微笑みながら、俺の元へ歩み寄ってきた。彼女が俺の手に触れた瞬間、旅の疲れやトキワジムでのトラウマが、すーっと消えていくのを感じた。
「
テレパシーではないが、彼女の幸福そのものが、俺の魂に直接語りかけてくるようだった。
「ありがとう、ハピナス。お前のおかげで、俺も頑張れそうだ」
オーキド博士が、涙を拭きながら部屋に入ってきた。
「……素晴らしい。これほどまでに高純度な幸福エネルギーを放つハピナスは、わしも初めて見たぞ。ミナト君、君とポケモンの絆は、もはや奇跡の領域じゃな」
ハピナスは、照れくさそうに顔を赤らめながら、また忙しなく他のポケモンの元へ向かっていった。彼女の進化は、誰かを倒すための力ではなく、誰かを救うための力の完成だった。
「(最強のヒーラー、か。これほど心強い仲間はいないな)」
俺は、ハピナスの温かな背中を見送りながら、自分自身の心にも、新たな力が宿るのを感じていた。
俺たちは、ただ強いだけじゃない。
優しさを力に変えて、進んでいける。
セキエイ大会に向けて、チームの結束は、また一段と強固なものとなった。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い