アニポケ転生者物語 作:投稿者
俺はハクリューと共に、荒れ狂う天候の下にいた。
天気予報では、マサラタウン近郊に数年に一度の大型台風が接近しているという。多くのトレーナーが避難する中、俺とハクリューは、あえてその暴風雨の中心へと向かった。
「ハクリュー、準備はいいか。お前の憧れた、あの空へ行くぞ」
「
ハクリューは、マサキの灯台で出会った、あの山のような巨体のカイリューを忘れていなかった。神のように空を支配し、優雅に舞うその姿。ハクリューは、あの日以来、その高みを目指して特訓を重ねてきた。
暴風が吹き荒れ、雷鳴が轟く中、ハクリューは空へと舞い上がった。
『あまごい』で嵐の力を逆利用し、自らのエネルギーを高める。
「もっと上だ!雲を突き抜けろ!」
ハクリューは、叩きつけるような雨を突き抜け、巨大な積乱雲の中へと突っ込んでいった。
そこは、激しい気流と電力が渦巻く、生き物の立ち入りを拒む世界だ。
「ハクリュー、『りゅうのまい』!!」
激しい乱気流の中で、ハクリューは命を懸けた舞を踊る。一歩間違えれば、雷撃に打たれ、あるいは風に引き裂かれる。だが、彼女の瞳には、一切の迷いはなかった。
『警告。対象:ハクリュー。生体エネルギーが臨界点に到達。……天候エネルギーを吸収し、進化のプロセスに移行します』
雲の切れ間から、一筋の巨大な雷がハクリューを直撃した。
だが、彼女はそれを飲み込み、自らの輝きへと変えた。
暗黒の雲海が、一瞬にして眩い金色に染まる。
雲を割り、嵐を鎮め、その光の中から、新たな王が降臨した。
大きく、逞しい翼。
優雅なオレンジ色の体。
そして、すべてを包み込むような、慈愛と威厳に満ちた瞳。
カイリュー。
「……ハクリュー。いや、カイリュー!」
『カイリュー。ドラゴンポケモン。ハクリューの最終進化形。時速2500キロ以上で空を飛び、嵐の中でも平然と活動する。海難事故にあった人を助ける、海の化身とも呼ばれる』
カイリューは、ゆっくりと俺の元へ降りてきた。彼女が翼を羽ばたかせると、あれほど激しかった嵐が、まるで嘘のように収まり、雲の間から満天の星空が顔を出した。
「
カイリューは、大きな体で俺を優しく抱きしめた。その温かさは、ミニリュウの頃から変わらない、俺たちの絆の温度だった。
「すごいな……。お前が、俺たちの守護神だ」
研究所の屋上からその光景を見ていたオーキド博士が、双眼鏡を落として呆然としていた。
「……龍の昇天……。あのような伝説のような進化、一生に一度拝めるかどうかじゃ……。ミナト君、君は本当に、ポケモンの歴史を変えてしまうかもしれんな」
ヤドラン、ハピナス、バサギリ、そしてカイリュー。
俺のチームは、今、名実ともに完成した。
フシギバナ、ポリゴン2、ウインディ、ゲンガー、ラプラス、サイドン、ニドクイン、ドードリオ、ケンタロス、ガルーラ……。
そして、新たな力を得た四匹の相棒たち。
「(待ってろ、セキエイ高原)」
俺は、夜空に輝く一番星を見上げた。
そこには、俺たちが証明すべき最高の舞台が待っている。
俺たちの旅の集大成。
最強の物語を綴るための準備は、すべて整った。
明日、俺たちは決戦の地へと旅立つ。
チラシ裏から表にでるべきか
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チラシ裏でいい
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表にでてもいい
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まだ表にでるのは早い