アニポケ転生者物語   作:投稿者

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第71話

予選第三回戦。フィールドは「氷」。

つるつると滑る氷の床と、冷気が支配する過酷な環境だ。

 

相手は、ジュゴンとパルシェン、ルージュラを使う氷タイプのスペシャリスト、レイラ。

 

「氷なら、熱で溶かすまでだ。頼むぞ、ウインディ!」

 

伝説のポケモン、ウインディが登場する。その体から発せられる熱気だけで、周囲の氷が溶け出し、蒸気が立ち昇る。

 

「あら、素敵なポケモンね。でも、氷の上でまともに動けるかしら?ジュゴン、『オーロラビーム』!」

 

ジュゴンが口から七色の光線を放つ。さらに、氷の上を滑るように移動し、ウインディの死角へ回り込む。

 

「ウインディ、『しんそく』で懐に入れ!」

 

ウインディは、滑る氷の地面をものともせず、爪を立てて駆け抜けた。その速度は、ジュゴンの動きを遥かに上回る。一瞬で目の前に現れたウインディに、ジュゴンが目を見開く。

 

「『フレアドライブ』!」

 

青白い炎を纏った突進が、ジュゴンを吹き飛ばす。氷の上で加速したウインディの威力は凄まじく、ジュゴンは耐えきれずに氷の壁に激突し、ダウンした。

 

「なんて速さ……。でも、次はどうかしら!パルシェン!」

 

硬い殻を持つパルシェンが現れる。物理防御が非常に高い難敵だ。

 

「『からではさむ』!」

パルシェンが殻を閉じ、防御態勢を取りつつ攻撃の隙を窺う。

 

「(物理攻撃じゃ、あの殻は砕けないか……)」

 

「ウインディ、戻れ!……ニドクイン、頼む!」

 

俺は交代を選択した。大地の女王、ニドクインが氷のフィールドに立つ。

 

「ニドクイン、『だいちのちから』!」

 

ニドクインが氷の地面に手を触れると、氷の下から大地のエネルギーが噴出した。

パルシェンの足元の氷が砕け、直接ダメージを与える。特防の低いパルシェンには効果的だ。

 

「くっ、下から!?なら、『つららばり』で反撃よ!」

 

パルシェンが殻を開き、鋭い氷の礫を連射する。

 

「ニドクイン、耐えろ!そして……『かえんほうしゃ』!」

 

ニドクインの口から、予想外の炎が放たれる。技範囲の広さこそ、ニドクインの真骨頂だ。

熱に弱いパルシェンは、至近距離から炎を浴び、殻を閉じることもできずにダウンした。

 

「パルシェン、戦闘不能!」

 

「すごいわね、ニドクインがあんな技を覚えているなんて……。でも、最後の子は負けないわよ!ルージュラ!」

 

レイラの最後のポケモンは、氷・エスパータイプのルージュラ。

 

「『あくまのキッス』!」

ルージュラが投げキッスを飛ばしてくる。当たれば眠ってしまう。

 

「ニドクイン、地面を叩いて衝撃波で防げ!」

ニドクインが地面を叩き、衝撃波でキッス(エネルギー体)をかき消す。

 

「そのまま『メガホーン』!」

 

ニドクインが突進し、鋭い角でルージュラを貫く。虫技も使えるニドクインの多才さが光る。

ルージュラは吹き飛び、戦闘不能となった。

 

「ルージュラ、戦闘不能!勝者、ミナト選手!」

 

予選三連勝。

俺たちは、危なげなく勝ち進んでいた。

だが、次の相手は予選最大の難敵だという情報が入っている。気を引き締めなければ。

 

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