仮面ライダー龍騎×IS 〜戦わなければ生き残れない〜 作:ドラグブラッカー
真司side
謎のライダーの襲撃後、一夜が明けた。
「新しいライダー...か。」
「今度はマシな奴だと良いけどな...」
「何を言っている?奴は俺達を襲って来たんだ。少なくとも俺達の味方では無い事は確かだ。」
「...あーもう!考えても仕方無え!今はクラス代表決定戦に集中だ!」
「そうだな。俺とお前は敵同士。容赦はしない。」
「望むところだ!」
その日、登校すると、俺の席の側に女子が立っていた。
どっかで見たことあるような...
「あの、何か用か?」
「あ、あの...昨日は助けてくれてありがとう。」
!そうだ。この子は昨日俺と一夏が助けた子だ。
「あっ!君は...あの後大丈夫だったか?」
「う、うん。そ、それでね。あの、もし良ければこれ、どうぞ...」
そう言って俺に何枚かクッキーが入った袋を手渡す女の子。
「あ、ありがとう。相川清香さん...だっけ?」」
「う、うん。覚えてくれてたんだ。」
「嘘!?城戸君と清香って付き合ってたのー!?」
「ち、違うよ!私はただ昨日、化け物にーーー」
「あーちょっと待った!相川さん、昨日の事は他言無用で頼むよ。」
「え?別に良いけど...」
「うん、ありがと。」
そう言って俺は席に座り、そのまま須藤先生が来て授業が始まった。
そして放課後。
俺が一夏と一緒に帰ろうとしていたところ、篠ノ之さんが一夏に声をかけた。
「一夏、私と一緒に剣道部の道場に来てくれないか?お前の剣の腕が鈍っていないか試したい。」
「良いぞ。城戸も来い。」
「何でだよ!俺は関係無いだろ!」
「箒、城戸は強い。一度剣を交えれば分かる。」
「分かった、行こう。」
そして俺達は剣道部の道場へと向かった。
先ずは一夏と篠ノ之さんが防具を着る。
「箒、一つ言わせてくれ。」
「何だ?」
「この勝負は俺流の剣術でやらせてもらう。」
「何!?」
「城戸もだ。剣道のルールは当に忘れた。」
「何だと!?」
「お前は俺の剣の腕を見たいんだろう?それなら問題無い筈だ。」
「...良いだろう。お前の正根を叩き直す!」
「ルールはどちらかの竹刀がもう片方に当たったら勝ちとする。」
ナレーションside
そう言うや否や二人は剣を構える。そして真司が試合開始の合図を出すと同時に二人共ほぼ同時に駆け出す。そして箒が剣を振りかぶる。
が、それを一夏はいとも簡単に受け止めると、箒の脚を軽く蹴る。
「なっ!?」
そしてバランスを崩した箒をしないで受け止める。
「俺の勝ちだな。」
「一夏!卑怯だぞ!」
「卑怯?違うな。これも生きて行く為に必要な物だ。今のお前の剣を見て分かった。お前は力に溺れている。それがお前を弱くしている。次は城戸だ。こいつは強い。」
そう言って一夏は防具を脱ぎ、防具と竹刀を真司に渡した。
真司はそれを受け取り、身に付けた。
「じゃ行くぞ、篠ノ之さん。」
「...来い。」
一夏が合図を出すと、箒が駆け出す。だが真司は対照的に何もせず、じっと待っていた。箒が剣を振り下ろすと同時に一瞬でその剣を弾き、一気に攻めに転じ始めた。何度も、剣がぶつかり合う音がし、その度に箒はどんどん後ずさる。
「(クソッ!何故だ!何故だ!私が弱いと言うのか!クソッ!クソッ!」
そしてそのまま真司が箒の剣を弾き、面を捉えた事で真司が勝った。
「これで少しは何かを学んでくれると良いが。」
一夏と真司が去った後も箒は剣道部の人が来るまでずっとその場に立ち尽くしていた。
そしてクラス代表決定戦当日。
待機室では、麻耶が真司と一夏に腕輪の様な物を手渡していた。
「これが貴方達の専用機です。城戸君のISが『赤龍』で、織斑君のISが『白式』です。一次移行(ファーストシフト)は戦いの中で行って下さい。展開の仕方は分かりますね?」
「はい!参考書の内容はバッチリ頭に叩きこんどきましたから!」
「俺もだ。」
「ではルールを再確認しましょう。全員敵のバトルロワイアルで、最後までシールドエネルギーが残っていた人の勝ちです。それと、お二人が戻って来たらお話したい事があります。私は管制室で待っています。」
「「はい。」」
そして二人がアリーナに着き、ISを展開すると、セシリアがプライベートチャンネルを使って二人に話しかけて来た。
「ふん、来ましたわね。ですがどうせ私が勝つことは自明の理。今ここで謝ると言うなら許して差し上げない事も無くってよ。」
「生憎、俺が頭を下げるのは本当に俺が悪いって思った時だけなんだよ!」
「俺も、お前のような奴に頭を下げるつもりはないんでな。」
「そうですか。ならば、力尽くですわ!」
そう言って武装の一つである『スターライトMk-3』の銃口を二人に向ける。
試合開始の合図がなると同時にセシリアはスターライトMk-3を連射する。
「さあ踊りなさい!私の奏でる円舞曲(ワルツ)で!」
二人は左右に別れ、各々の武装である刀一本でセシリアに斬りかかる。
「甘いですわ!」
セシリアはそれを避け、自らのスカートの形をした機体名と同じ名前のビット兵器、『ブルーティアーズ』4基で様々な角度から二人を狙い撃つ。
「効かねえよ!」
真司と一夏は各々の得物を巧みに操り、全てのビームを弾く。
そして、二人がセシリアに斬りかかろうとすると、二人の目の前を二つのビームが掠める。
「生憎、ビットは6基ありましてよ!」
「想定内だ!城戸、ビットは任せろ!」
「応!頼んだぜ一夏!」
瞬間、白式と赤龍が光に包まれる。
そしてやがて光が消えると、二人の機体は見た目が変わり、白式には一対の翼が生え、その手には日本刀型の武器、『雪片弐型(ゆきひらにがた)』が握られており、神々しさを醸し出している。
対する赤龍は一次移行前の丸い感じとは打って変わり、全体的に刺々しくなっており、右手に青龍刀型の武器『炎龍刀(えんりゅうじん)』、左手には『閃龍甲』と言う真ん中に龍の模様をあしらった逆三角形型の盾が握られている。
「まさか、今まで一次移行無しで戦ってきたんですの!?」
「へへっ!ま、そういう事だ。行くぜ!」
そう言うや否や、先程とは段違いの速さで一気にセシリアに詰め寄る真司。セシリアが慌てて武器を構える暇も与えず、一瞬でセシリアの武器を切り裂く。
そして振り向きざまに一閃し、更にもう一撃加え、セシリアのシールドエネルギーを一気に削る。
一方一夏。こちらも圧倒的な速さを利用し、次々にビットを斬り伏せていった。セシリアが真司との戦いに気を取られている為か、そこまで手こずることも無く、あえなくビットを6基全て撃破した。
そして真司。セシリアが最後の武装、『インターセプター』を呼び出すものの、近接戦闘に不慣れなセシリアがこれを使いこなす事が出来る筈も無く、あっさりと敗北した。
そして向き合う真司と一夏。
二人は互いの剣を構え、一気に剣がぶつかり、直ぐに鍔迫り合いになった。が、ここで一夏はセシリアと一夏の戦闘を待つ間に確認しておいた白式の『単一仕様能力(ワンオフアビリティー)』である『零落白夜』を発動させ、真司の剣を押し退け、力尽くで真司の剣を上に飛ばし、直後に真司を一閃した事で勝負はついた。
試合後の控え室ではーーー
「あっぶねぇ...今更思い出したけど勝ったらクラス代表になるんだった...」
「おい城戸、山田先生の所に行くぞ。」
「あ!そうだ、管制室だっけ?」
そう言って二人が管制室へ向かうとーーー
「お待ちしていました、城戸君、織斑君。」
「それで先生、話って?」
「その事ですが、これを見れば話は早いでしょう。」
そう言って山田先生がポケットから取り出した物を見た途端、二人の顔色が変わった。
その手に握られているのは、真ん中にエイの模様が描かれた、ピンク色のデッキだった。
これからの展開の為に一瞬真司をクラス代表にしようとも思いましたが、一夏になりました。
そして次回は事情説明です。山田先生は敵か、味方か。
まあ彼女の性格とデッキだけでどちらか分かる方がいらっしゃると思いますが。
只今アンケートを取っていますので、ご回答お待ちしています。