私の名前はワシントンステージ
伝説のGⅠウマ娘を祖母と母に持つウマ娘
世界中のウマ娘が私に釘付け
けれども、これが追い付けないんだよねぇ(作戦 大逃げ)
まぁ自分で言うのはなんだけど、狙った勝利は必ず掴む
神出鬼没の大逃げウマ娘だ
私のことがもっと知りたい?
じゃあ、ラストまで見逃さないでよ〜?
というわけで初回!【ワシントンステージ、登場!】
チャンネルは決まったぜ!!
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「な、何ーッ!? かの大泥棒から予告状が届けられた〜ッ!?」
某日のトレセン学園
理事長室に届けられていたのは、ある大泥棒の予告状
遂にウチの学園にも、彼が来たんだね……!
「たづなッ! すぐに警察へ連絡だッ!」
「はいっ!!」
「それにしてもルパン三世か……世界的に名の知れている大泥棒がトレセン学園の一体何を狙っているんだ……!?」
(ふ〜ん、トレセン学園のお宝か〜……)
私は耳に付けたイヤホンを外すと、中庭での日向ぼっこを終える
あ、さっきも自己紹介したけど、私の名前はワシントンステージ
今は理事長室に仕掛けておいた盗聴器で会話を盗み聞きしているところだ
……うん、色々突っ込みたい部分はあるかもだけど、私はこういう奴だなんだよって理解していただきたい
「さてさて〜、ルパン三世がやって来たとなると、こりゃ面白くなりそうだぞ〜……!」
「ん? ワシントン、何か楽しいことでもあったの?」
声をかけてきたのは、日向ぼっこ仲間のミスターシービー
共に同じチームメイトで、ターフの演出家の異名を持つ
「まぁちょっとね、それよりシービーちゃんも日向ぼっこの場所探し?」
「そんなところかな。ところでワシントン……その耳に付けているのは何かな〜?」
そう言われながら、シービーちゃんにイヤホンを取られる
この表情は分かってる顔だ
「あんまり盗み聞きはよくないと思うな?」
「安心して、必要用途以外には使ってないから。」
「これはルドルフに要相談かな?」
「わぁ〜ごめんしゃい! それだけは勘弁を!!」
私が学園中に色々仕掛けているのを知ってるのは、シービーちゃんを含む数名だけ
エアグルーヴちゃんには目をつけられてるけど、まさかそんなことまでしているとは思うまい
「それで? 何か良い収穫があったように見えるけど。」
「そうだね、シービーちゃんはルパン三世って知ってる?」
「名前はうっすら聞いたことあるなぁ。何者なの?」
「世界を股にかける大泥棒、私が憧れる最高の男だよ。」
「……ワシントンは泥棒に憧れてるの?」
泥棒に憧れてる……というのはちょっと違う気がする
私はあの日から……ルパンに心を盗まれたんだよね
「そういえば、今日は新人トレーナーの研修があるんだって。ワシントンも一緒に走らない?」
「あ〜そういえば……じゃあ私も一緒に行こうかな。」
「決まりだね。」
こうして私とシービーちゃんは、新人トレーナーの研修が行われるという選抜レースを観に向かうのだった
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「お〜、やってるやってる。」
「おいルパン。新人トレーナーとして忍び込んだはいいが、これからどうするんだ?」
「ひとまずはウマ娘ちゃんたちの信頼を勝ち取るのがいいかもしれねぇな〜。」
「とはいえ、そんなウマ娘がいるのか?」
「候補は居るぜ……!」
メイクデビューを控えた新人ウマ娘たちが挑む選抜レース
そこには当然、スカウトを目的としたトレーナーたちも集まっている
その中に、新人トレーナーに変装したルパン三世と次元大介の姿があった
「お、おい! あそこに居るの、ミスターシービーじゃないか!?」
「クラシック三冠バの!?」
「あそこにはワシントンステージも居るぞ!」
「ん? ワシントンステージは何をしているんだ……?」
シービーはギャラリーにそっと微笑むが、ワシントンは何故かエレキギターを引っ提げその場に立っていた
彼女の行動には、ウマ娘もトレーナーも頭に?マークを浮かべている
「えっ? あのウマ娘、何やってるの……?」
「ギターだよね? いきなり弾き出したけど……」
「あれ? この曲って……」
彼女が一糸乱れぬ早弾きで奏で始めたのは、某音楽番組のテーマ曲
ちなみにこの選抜レースでのウイニングライブは予定されていない
「ってこれ、M◯テの曲じゃん!!」
「ファンファーレの選曲、違くない!?」
「ハーッハッハッ! さぁ新人ウマ娘たちよ! 全力で走り抜け……いだぁっ!? 弦切れたッ!?」
\\アハハハッ!!//
「何してやがんだ、あいつは……?」
「ほ〜ん……」
ウマ娘たちにも新人トレーナーたちにとっても最初のレースということで、なんともいえない緊張感が漂っていたレース場
しかし突如姿を現した彼女のパフォーマンスを見た者たちは、笑いに包まれた
「あはは〜、今はこれが精一杯……皆さん、レース頑張って下さいね〜!!」
「……なんか、今日のレース頑張れそうかも。」
「ホント、さっきまでの不安が吹っ飛んじゃったみたい。」
「……ウマ娘ちゃんたちの顔に余裕が出てきたな〜。」
「まさかあの嬢ちゃんはこれが狙いだったのか……?」
ワシントンの行動は全て計算されており、初めから周囲の緊張を解すことが目的だったのだ
そんな奇行を取った彼女に、ルパンは興味深い視線を送った
「やれやれ、トレセン学園にはとんでもねぇ嬢ちゃんが居やがるんだな。」
「大きくなりやがって……」
「どうしたルパン? あのウマ娘、知ってんのか?」
「いや、何でもねぇ、今はレースでも見物しようぜ。」
ルパンはワシントンの姿を眺めながらそう呟くと、この後のレースを見物しようと次元に提案するのだった
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「いや〜、後輩ちゃんたちのレース良かったね〜!!」
「ワシントンの応援も効果ありだったね、アタシも気持ち良く走れたよ。」
「あはは、私も走れたらよかったなぁ……」
選抜レース終了後、私たちは放課後の練習に向かっていた
チーム名は【アイ】
私という意味の英単語のI、愛のあるチームという意味でトレーナーが付けたらしい
私としては、眼を英語に言い換えたEyeの意味もあるんじゃないかって思ってる
己の眼でその景色に辿り着け……!
……的な意味があったらカッコよくない!?
「ワシントン、シービー、お疲れ様。」
「トレーナー、今日もよろしく。」
「よろしくね〜、イワちゃん。」
「えぇ、よろしくね。」
彼女が私たちのトレーナーである岩美トレーナー
愛称はイワちゃん
真面目で堅実な人だけど、人の心を動かす熱意を持っている
そんな彼女の腕に惚れ込んで、私たちは担当になった
「さ〜て、早速併走を〜……シービーちゃん、ちょっとだけ待ってて。」
「どうかしたの?」
「少しだけ、気になる人を見かけたから……」
私は、練習場を眺めていた2人組にゆっくり近づいていき、こう話しかけた
「さっきぶりだね、新人トレーナーさん……いや、ルパン三世?」
「……驚いたな〜、俺のこと知ってるんなら話は早ぇ。」
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イメージ主題歌
ルパン三世のテーマ 2019 feat.松崎しげる
大野雄二
(TVSP ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト OP)
この度、新小説を執筆しました
初めましての方は初めまして。ローマンです
今回はウマ娘とルパン三世のクロスオーバー小説を描かせていただきました!
両作品ともそれぞれ別のクロスオーバーを描いていますが、今回はただのクロスではなく、ルパンに憧れるウマ娘のオリ主を軸にしたお話にしてみました
ちなみにオリ主の名前は、ルパン三世のテレビスペシャルのセブンデイズ・ラプソディに登場した競走馬のワシントンステージから取りました
不定期での更新となりますが、どうぞよろしくお願いします
それでは、次回もお楽しみに!!
オリ主以外で、ルパンたちと関わってほしいウマ娘キャラは?(現状、全員登場予定)
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ミスターシービー
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メジロアルダン
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ライスシャワー
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タニノギムレット
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ファインモーション
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ナイスネイチャ
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ツインターボ
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イクノディクタス
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マチカネタンホイザ
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南坂トレーナー
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ゴールドシップ
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タイキシャトル
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グラスワンダー
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マルゼンスキー
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フェノーメノ
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その他