そうだ、自分も書こう!!という感じのノリで書いたやつがこちらになります。
注意点としては憑依転生・キャラ改変・原作改変・原作キャラ死亡(念のため)となっています。
それらが大丈夫な人は読んでいってね。
昔々、とある孤児院に一人の少年が居た。
その孤児院で暮らしていた少年は、魔女だった母親が
けれども、その才能を持つが故に孤立した生活を送っていたものの、一人の魔法使いによって魔法を学ぶため、一人前の魔法使いとなるために魔法学校へと通うことになった。
ただ....魔法を学ぶための学校で彼が出会ったのは、魔法界で古くから根付いている純血派というあまりにも過激かつ選民的な思想で、次第に彼はその過激な思想に染まっていき、やがて彼はマグル出身の魔法族に対する殺人を平気で行うまでになっていった。
やがて、彼は紆余曲折を経て魔法界を恐怖で支配する闇の帝王として、闇の魔法使いヴォルデモートとしてその名を悪い意味で轟かせていったのだが、かつて自分が殺した夫婦の子との戦いの末に倒され、闇と悪意に満ちたその人生は終わった.....はずだった。
「ウェイバー・ベルベット、このロード・エルメロイたる私の授業で寝るとは良い度胸をしているな」
どこか傲慢で、どこか見下すような言葉が教室内に響き渡った瞬間、ヴォルデモートは深淵の奥底に沈んでいたはず意識を取り戻すと、鉛のように重い瞼を開けた。
すると、そこに広がっていたのはホグワーツの教室とは違って近代的な空間で、目覚めたばかりのヴォルデモートは悪い夢でも見ているのかと思いながら、ボンヤリとした様子で青いこう声を漏らした。
「....ここはどこだ?」
状況がまだ把握できていなかったのか、ズキズキと痛む頭を片手で押さえながらも、ヴォルデモートは紺色のローブを身に纏う金髪の男に向けてそう言ったのだが、当の男自身はお前は馬鹿かと言わんばかりの呆れたような顔になっていた。
しかし、ヴォルデモートはそんな男を尻目にほんの少しだけ違和感を抱いていた。
それもそのはずで....何しろ自分自身の声を発したはずなのに、口から出るのは聞き覚えのない声であったため、彼がそう思うのも無理はないことであった。
そして、極め付けは紺色のローブの男が言い放ったウェイバー・ベルベットと言う名で、ヴォルデモート自身はそんな名前を知るはずもなかったのだが、無意識のうちに何故かその名前に聞き覚えがあったため、内心戸惑っていたのは言うまでもないことなのだろう。
「ほぅ?眠りから覚めたと思えば、今度は戯言を吐くとは....貴様は余程寝ぼけているようだな」
男がそう言った瞬間、教室内にはヴォルデモートを嘲笑するような声があちらこちらから響いてきたが、何のことだかよく分からない彼は腹立たしいと思いつつもキョロキョロと周りを見渡していた。
記憶の中にあるホグワーツと違い、教室内に居る生徒達は皆ローブを纏ってはおらず、杖も持ってはいなかった。
ただ.......教室内で魔力の気配を感じていたためか、今現在居るこの場所が魔法を学ぶための場所で、あの男にとって自分はこの場所の生徒であることをヴォルデモートはすぐさま察したのか、自身がヴォルデモートという存在そのものではなく、ウェイバー・ベルベットという人物に生まれ変わる形で、この場に居ることを何となく理解したような様子になっていた。
だが、そのことを知らないロード・エルメロイを名乗る男はため息を吐くと、この教室内にて寝ていたことをチクチクと責めるようにヴォルデモートに対してこう言った。
「全く....この前の論文の件と言い、今回の居眠りの件と言い、君は本当に私のことを舐めているのか?」
男の口から出た論文という言葉に対し、ヴォルデモートは何か引っかかった様子になっていたが、その直後に脳内にとある映像が流れてきていた。
その映像は、本来のウェイバー・ベルベットがロード・エルメロイと呼ばれる男に、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトに自身の書いた論文を貶されるような記憶で、その映像を脳内越しに見たヴォルデモートはこの肉体の主が未熟な存在だと見抜いたのか、その顔にはやれやれという表情が分かりやすく出ていた。
「どうなんだね?ウェイバー・ベルベットくん」
そんなことを教え子が思っているとは知らない男、ケイネスは未熟だと思っていたウェイバーに対し、追及する形でそう言ったのだが....当のウェイバー自身、もといヴォルデモート自身はどんな物も飲み込みそうな程の闇を覗かせるような瞳になると、彼に向けて少しばかりの歪んだ笑顔を見せたかと思えば、まるで呪文を唱えるかのようにこう言った。
「ロード・エルメロイ閣下、どうか先程の無礼をどうかお許しください。私自身もまだ無知なところがあるので、ご容赦してくれると助かります」
ただし、その言葉が前世の世界で彼がよく使用していた言語こと蛇語であったため、その言葉を聞いたケイネスや生徒達がギョッとした顔になった後、ヴォルデモートに対する嘲笑がピタリと止まったのだった。
と言うのも、彼の言い放った言葉を聞いた彼ら彼女らは魔術師としての本能なのか、その言語を理解できなかったとしてもそれが魔術に関わることだと瞬時に察した後、今度はアイツは何を言ったんだと小声で話をしていた。
最も、その言葉も地獄耳であるヴォルデモートに届いていたようで....彼はその声が聞こえる方に向くと、さっきと同じような歪んだ笑みを浮かべるとこう言った。
「何だ?言いたいことがあるのなら言え」
蛇語を話せる人間として、パーセルマウスとしてそう言葉を話したところ、同級生達は何かがおかしいと感じつつも恐怖の方が勝ってしまったのか、そのまま黙り込んでいた。
同級生達の様子を確認したヴォルデモートは、呆然としているケイネスに向けてクスッと邪悪な笑みを浮かべると、まるでかつて自身が大人達を騙していた時のような様子でこう言った。
「先生、僕のことは気にせずに授業を続けてください」
「あ、あぁ.......」
今から始まるこの物語は、七騎の英霊と七人のマスターが聖杯を手にするための戦いの物語ではない。
これは、ヴォルデモートがウェイバー・ベルベットという一人の学生に転生し、再び闇の帝王としてその名を悪い意味で轟かせていく物語である。
ウェイバー・ベルベット(ヴォルデモート)
ある日突然、時計塔の学生に転生してしまった闇の帝王。
目覚めたタイミングが授業中だったため、教室内に居た同級生達に笑われてしまうものの、すぐさま
その後、残虐なやり方で使い魔を作っていた際に聖杯戦争の存在を知ったのに加えて、本物のウェイバー自身もまた聖杯戦争に参加する気満々だったこともあってか、自らの野望を成し遂げるために聖杯戦争に参加することに。
ちなみに、出発前に時計塔内で前世の世界と同じような過激な思想を流行らせた結果、死喰い人的な存在が爆誕することになる。
なお、彼の扱うハリポタ世界の魔法はFate世界の魔法に似て非なる厄介なモノとして認知される模様。