転生したら幽霊だった件……なお性癖は曇らせ愉悦   作:性癖拗らせ愉悦部

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運命とは偶然でも必然でもない
それは過去であり記憶
歴史、物語の果てにそれを、その出会いを人は運命と呼ぶ
ただそれだけである

By それっぽい事言いたい神


第一章・野生のスライムがあらわれた!
1話・・・あの日! 人類は!! 思い出した!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのトカゲ許せん

 

 

吾輩は幽霊である。名前はまだない…………嘘ある。いや〜一度やってみたかったんだよねこの名乗り的な奴

 

 

いや〜しかししかしさてさてさ〜て〜死んだなーあっさり系よろしく痛みも苦痛も無くあっさりと。

……はぃ嘘です。また強がりました。普通にめっちゃくちゃ痛かったです。…………後輩ちゃん元気かな〜さすが死んでるか、寿命で……興奮したな〜

 

 

許せん マジで

 

 

ちなみに言っておくと死んだのはこれで二度目だから。現代日本で死んで、この世界に生まれ変わったってわけ。で、死んで今

 

 

クソがよ

 

 

本当、最初はびっくりしたよ。コンビニに買い物に行こうとしただけなのに雷に撃たれるなんて。まさに

 

 

「ライデイン!エルトール!避雷針!つってな」

 

 

《………………シーーン...》

 

 

あのトカゲのせいだ

 

 

……雨の日に買い物に行ったのが悪かったのかな〜やっぱり。さすがの俺でも音を置き去りにする雷には勝てなかったぜ。論点がズレてる気がするが……

 

 

「サンダーは雷鳴、イナズマが光った後に来る。カッピーンカッパパー!!」

 

 

《………………シーーン...》

 

 

「……止めよう。独りで喋っても虚しいだけだ」

 

 

これも全部あのトカゲのせいだ

 

 

今俺は独り寂しく、薄暗い洞窟をさまよっている。というか浮いてるだけ。

 

 

「だって幽霊ですしお寿司〜」

 

 

《………………シーーン...》

 

 

「……はぃ、すいません。死にたい…………ってもう死んでるんだけどねハハ」

 

 

一発は一発だ

 

 

《………………シーーン.........フッ》

 

 

「何か空気に嘲笑れた気がする。ハア学習能力ゼロ幽霊…………マジ虚しい」

 

 

いつかあのトカゲに

 

 

「…………さびしい」

 

 

引導を

 

 

どうして俺が幽霊になり洞窟をさまよっているのか?それを語るには少し前......少し...そう!少し前の、この世界に転生する時からの人生について語らねばならない

 

 

わたしてやる

 

 

回想でしかないが、俺の物語の始まりはこの世界の原作、その()()()()に遡る

 

 

「拳DE!!」

 

 

《………………シーーン.........ハッ!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷撃たれた直後、俺は属に言う幽体離脱を経験した。傘が避雷針になってしまったのか直撃はまぬがれているように視える。五体満足ではあるし、目立った外傷は無いと思う

 

 

が、俺がこうして自分を俯瞰して見ているという事は、つまりはそういう事である。脳が焼き切れでもしたんだろうか?雷に撃たれたというのに何故か冷静に思考出来ている

 

 

(あれだな。自分より焦ってる人がいるとかえって冷静になるってアレ)

 

 

眼前には救急車に担ぎ込まれる俺の死体がある。きっと倒れた俺を見て誰かが呼んだんだろう。……やさしい

 

 

(そう考えるとやっぱり日本は治安が良いよな、海外なんて死体放置何かザラだっていうし......もう少し生きたかったな)

 

 

《確認しました。生への願望に基づき魂の再構築を実行します》

 

 

既にこと切れている俺に、今も尚懸命に声をかけてくれている人達の声に、無いはず心臓が震えるように感じる

 

 

《確認しました。魂の知覚を確認………成功しました。

ユニークスキル魂霊干渉(こんれいかんしょう)を獲得……成功しました》

 

 

(あ〜やっぱりまだ死にたくないな~未練て意味ならたくさんあるんだよな〜。まだ20年ぽっちしか生きてないし、それに今期は観たいアニメが豊富で本当に残念。そういえばあのアニメ5クール制作決定したんだっけ?原作も完結したらしいしいっきに完結までいくって事かな?アニメも漫画も追ってるけど原作は読んでないんだよなー。フフッアニメ見て思ったけど死ぬ間際にあんなに童貞童貞いうかね、漫画じゃあんま思わなかったけど声優付いたら笑ったわ。未練タラタラじゃね〜か。...人の事言えないか、未練だらけだし。まぁ俺も彼女出来た事ないし童貞だけど、今同じ状況になってるのにあんまりそういう未練はわかないな......時代の違いかね?今どき恋愛離れや独身は珍しくないし、コンプライアンスとかセクハラとか男女の関係はめんどくさいイメージがあるせいかもな。俺も別に男に生まれて良かったとか思った事ないし、いやまぁ女......女性も色々あるんだろうけど、俺は女じゃないから知らね!あ〜やべ思考がまとまんなくなってきた。難しい事考えるの苦手なんだよ...は〜IQ53万位欲しい〜な〜)

 

 

《確認しました。性への否定を確認。魂の再構築に基づき性別の変更を実行します》

 

 

《確認しました。エクストラスキル思考加速を獲得……成功しました。確認しました。IQ、知的能力への求心を確認、エクストラスキル思考加速を進化させます》

 

 

《……成功しました。エクストラスキル思考加速はユニークスキル閃知者(ヒラメクモノ)へ進化しました》

 

 

(なんかさっきからブツブツ聞こえるけど......あ、ダメだ意識 と ぶ )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《…………成功しました。魂の再構築に基づき性別を変更します》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(で、俺が生まれたってわけ)

 

 

なんて事は無いありきたりな死をへて俺はこの世界に新たな産声をあげた。

 

 

《落雷にあたる確率は約100万分の1》

 

 

いやーまさか転生を経験するはめになるとは。確かにもう少し生きたいとは思ったけど〜赤子からて…………きち〜あ、うんこでる

 

 

「おぎゃー!おぎゃー!」

 

 

屈辱である、おそらく今世の母親におしめを変えられる。クソ、乳を吸わねば生きられず、飲んだら眠くなるだけ。神様〜せめてご都合主義よろしくある程度育ってから自我出せませんでしたかね〜

 

 

(まぁ俺にとって神は都合のいい時に信じて、都合の悪い時に八つ当たりする存在だから信じているかと聞かれたら疑わしいけど)

 

 

俺を赤子に転生させて嘲笑ってる神!覚えてろよ!俺は、必ず!

 

 

「あぅっああうあ"ぁ"ぁ"ぁ"ゔ………ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………ちくしょう!!舌っ足らず過ぎて言葉にもならねぇ!!…………………………………………寝よ

 

 

今後の人生に対する不安とほんの少しの期待、そんな想いを胸に俺は意識を手放した

 

 

そこからは〜まぁ色々あった

 

細かく語ると長くなるのでざっくりと概要だけ。詳細は語る時があればその時に

 

 

赤ちゃん期

・この世界について知る

(周りの会話を盗み聞きなど、なお現代日本ではなく治安の悪い中世と知り軽く絶望)

・スキルについて理解するand新スキル獲得

(異世界物の定番だよねぇ)

・自分が女の子になっていると知る。さらば息子よ

(おしめを自分で変えられる様になったため)

 

 

幼少期

・new文字習得!必須事項

(会話はともかく字が読めない書けないは致命的なため。なおスキルのおかげでそんなに苦労はなかった)

・夢を得るand挫折(才能が無さすぎたため)

・冒険者を志す(親が冒険者だったため、あと異世界といったら冒険者みたいな感じ)

・スキル検証もとい研究という名の暇つぶし

(親に修行はせめて剣を握れるようになってからと言われたから。あたりまえである)

 

 

少年期

・修行開始!

(ようやく剣が持てるようになった。これくらいスキルがあればちょちょいのちょいよ)

・挫折した夢を妥協案で叶える...苦肉の策

(スキルで代用したため、ちくしょう!!)

・冒険者登録!new冒険者ライセンスGETだぜ!

(親の紹介で登録、Fランクスタートコツコツいきます)

 

 

青年期(女性も青年期って言うらしい)

・剣技だけで親に勝利

(スキルのおかげ。本人に才能は一ミリもない)

・なんやかんやあってBランクになる

(親に勝って認められた。父がB、母がB+……母は強し)

・同Bランク帯でパーティーを組み各地を旅する

(冒険者なんだから冒険しなきゃ)

・後輩ができる......カワイイ

(何故か普段は仮面をつけている。きっと男避け、女になってそういうのがわかる様になった)

・成り行きでAランクに

(パーティーでめっちゃ強い悪魔を倒した。上位悪将(アークデーモン)二度と戦いたくない、相性最悪ゆえ)

 

 

大人

・故郷に帰り冒険者引退

(実質ランク最上位になったため。なんか上げる為には魔王クラスの奴らを倒さなきゃいけないらしい。無理に決まってんだろ、そんなの噂の勇者にでもまかせとけ!て言ったら後輩ちゃんが苦い顔をしていた。なぜ?)

・冒険者時代に貯めた金で酒場をOPEN

(冒険者時代の酒場の賑やかな笑顔溢れる空気が好きだったため。後輩ちゃんをお客様一号に招待するため手紙をだす。後輩ちゃんは現役のため各地をまわっているから)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・酒場OPEN初日、故郷の街に()()()()().........死亡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、気がついたら俺は幽霊になっていた。いやまぁ気がついたらというか原因は分かってんだけどね

 

 

こうして振り返ってみると色々あったな〜なんだかんだ楽しかったし、もっと生きたかったって未練は十分果たせたんじゃないかな?

 

 

けど変わりに新しい未練というか……まじOPEN初日来るんじゃねぇよ。あの羽付きトカゲが...

 

 

......でも、あのトカゲが来なかったら後輩ちゃんのあんな顔も見れなかったんだよなー普段は外さない仮面を外して、ダッシュで俺の元に駆けつけて、悲しいやらなんやら色んな負の感情が混ざり合った、さいっこうの曇り顔。俺の為に、俺なんかの為に涙を流してくれたあの表情が

 

 

 

 

 

..............ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙興奮したな〜

ダメだって分かってるのに、思い出すだけで今はない子宮が疼く感じがする〜きっとあの時の俺最高にイイ顔して逝ったんだろうな〜後輩ちゃんには悪いけどアレだけで死んだ価値があったって思えるんだから不思議〜

 

 

 

 

 

「......やっぱり歪んでんな」

 

 

幽霊になってからかなりの時間が経っているのに、今でも時折思い出す、あの色褪せず記憶にこびり付いて離れない曇り顔

 

 

「やべぇ〜ニヤけ止まんねぇ」

 

 

正直自分でも驚いている。自分の性癖に、歪みに

 

 

いつからだろうか?こうなったのは?誰かの曇り顔に愉悦を感じる様になったのは?後輩ちゃんのはきっかけに過ぎない。俺の中に眠る素質という名の性癖がアレをきっかけに開花しただけ......

 

 

「ウーンなんだったかー」

 

 

拗らせた原因はあるはずなんだけど、多分前世いや、この場合前前世か。でもマンガやアニメの曇りシーンなんてピンポイント過ぎて思い出せねぇよ

 

 

───その日

 

 

「そもそもな〜んか引っかかってんだよな〜この世界に

転生してからずっと。歯の隙間に小骨が刺さったような」

 

 

───俺は思い出した

 

 

「もう喉元まで上がってるような気が......ぃ!?」

 

 

 

 

ぬるっ

 

 

 

 

───歪ませられた性癖

 

 

「なんだ??このオーラ」

 

 

───拗らせた原因

 

 

この世界にはオーラと言う物がある。魔素...魔力の様な物で体を構築している魔物はエネルギーの塊。上位の魔物であればあるほどその保有量は多い

 

 

...が!上位の魔物はそれに応じて理性と知恵を身につける、意図的にオーラを解放する時はあっても無意味に垂れ流したりはしない。…………つまり

 

 

「話しの通じる相手じゃないって事か」

 

 

───その元凶を

 

 

(このオーラ、昔戦った上位悪将(アークデーモン)に匹敵する)

 

 

ボヨン

 

 

(そんな魔物がいたならこの洞窟に何十年といる俺が気づかないはずが無い。隠していた?いやそんな事する理由も無ければ、わざわざ解放する理由も無い。てことは イレギュラーUNKNOWN)

 

 

……この異常に魔素の多い洞窟じゃあり得なくもない、か

 

 

ボヨン

 

 

(戦うしかないのか?だとしたら相性次第だな。上位悪将(アークデーモン)の時はパーティーだったが、今は俺一人。勝てる可能性は...良ければ九割、悪くて三割)

 

 

ポヨンポヨン

 

 

……魔物の足音が近ずいて来る、もう目の前だ

 

 

「………………フゥーハア~」

 

 

……緊張で魂が震える。二度も死を経験しているが、出来ればあれは味わいたくはない。アレはたまたま死の直前に曇らせを摂取できたってだけで、俺は別に自殺志願者じゃないんだよ!!

 

 

ポヨンポヨンポヨン

 

 

幽霊、()()()()()()である以上、ここでやられたら本当に終わりだ......ならせめて!

 

 

「ギャンブルだぜ!こいよ化け物!!」

 

 

……震える魂を鼓舞しろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポヨヨン

 

 

「………………」

 

 

「………………」

 

 

見つめ合うスライムと幽霊。

……いやまぁどちらも目は無いんだが

 

 

「………………」

 

 

「……えっ?スライ」

 

 

「チョ!タイム!」

 

 

「へ?」

 

 

……何か急にタイムかけらた。スライムが喋るって、まぁ異世界ならおかしくはない...のか?……ん?タイム?てゆうか日本語?

 

 

「いやぁびっくりした〜。まさか急に人と出会うとは、てっきり人と会うのは洞窟の外だと思ってたから油断してた〜チラッしかも美人!マジしばらく見惚れちゃったよ。て言うか異世界人も黒髪黒目なのか、いやでも!あんな美人日本じゃ見た事無いしやっぱり異世界ファンタジ〜いやいやまてまて落ち着け〜俺スティーブスティーブ。俺はスライムあっちは人間いくら俺の正体が愛くるしいスライムでもあっちからしたら魔物は危険な存在だ...実際俺毒吐けるし......いや!へこたれるな俺!つまりはここで危険な魔物じゃないとアピールすればいいんだ!大丈夫、俺ならデキる。発声練習だってしたし、こういう時の為に渾身のギャグだって用意したんだ。ガンバレ〜俺、第一印象、最初が肝心、社会人の心を思い出せ!!フゥーーヨシ!」

 

 

(なんかすげーぶつぶつ言ってる。あっ、こっちみた。またぶつぶつ言い出した。てゆうか、この既視感は一体なんだ?)

 

 

───仮にいつか俺が俺達の物語を書くのなら

 

 

「………………」

 

 

───ここから、俺達の物語が始まった

 

 

「…………えっと、終わった?」

 

 

───この出会いが運命かなんてわからないし

 

 

───そんな言葉で飾りたくない

 

 

「…………スゥゥゥ」

 

 

───ただ、もし俺達の出会いを綴るなら

 

 

「ん?」

 

 

───きっと俺はこう書く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 は じ め ま し て !俺 は ス ラ イ ム の リム ル! わ る い ス ラ イ ム じ ゃ な い よ !!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クソうるせぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





現在公開可能な情報

TSオリ主転生者(仮名ユイ)
所持スキル一部
ユニークスキル・・・魂霊干渉(こんれいかんしょう)
ユニークスキル・・・閃知者(ヒラメクモノ)

なんやかんやあって幽霊になってしまった
TSオリ主転生者
性癖はまだ開花したばかり。これからその愉悦とどう向き合っていくのかが重要。
ちなみにこの世界において受肉せず魂だけで現世に留まるという意外とスゴい事をやっている
なお、どっかのスライム曰く黒髪黒目の美人らしい

性癖拗らせ元凶スライム
初めて出会った人間(幽霊)に興奮して勢い余った奴。
これから知る事だが異世界で初めて出会った人間(幽霊)の属性が多すぎてこっちはこっちで拗らせる。
これでwin-winだね(๑¯ω¯๑)

仮面の後輩ちゃん
TSオリ主転生者の冒険者時代の後輩。何故か最初から好感度が高く自分に懐いたので可愛がっていた。
実の妹のように思っている。お姉ちゃんお姉ちゃんと言って甘えてくるのがかわいかった。なお後輩ちゃんは悪魔で発火剤であり、曇らせ性癖は元々の素養。彼女のおかげで開花したᕦ( ᐙ )ᕤヤッタネ

ちなみに後輩ちゃんが先輩の酒場のOPEN日に行ったら、街が崩壊していて、先輩は瀕死の致命傷であり、最後は彼女の腕の中で安らかに眠った……満面の笑みで。

その結果、必要以上にボコボコにされた竜がいるとかいないとか


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