転生したら幽霊だった件……なお性癖は曇らせ愉悦   作:性癖拗らせ愉悦部

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おばあちゃんが言っていた
寝るのが一番ストレス解消!と

By 天を司る神


8話・・・ダ、ダメです先生!!ヤメテください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

低位活動状態(スリープモード)になった俺は

 

 

動けず、喋れず、何も見えないが、意識はあった

 

 

感触は感じる。周りが見えなくなった後、何かに包まれたのを感じた。きっとユイが布か何かで包んでくれたのだろう。…………ユイ

 

 

ユイが心配だ。三日間もユイを一人にしてしまう。もし、ユイに何かあったらと思うと、不安でたまらない

 

 

……でも、同時に安心感もあった

 

 

大賢者が言っていた魂の回廊?とか言うヤツをユイと繋げたおかげか今もユイの存在を近くに感じる

 

 

それが俺の心にユイが無事であるという、確かな安心感、安堵をもたらしていた

 

 

 

 

早く会いたいたな………………ユイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うぅぅぅぅ〜〜キモぢわるいよぉ〜

 

先生のおかげで多少は楽になったとはいえ、目眩、頭痛、酔い、吐き気、色んな気持ち悪さに三日三晩うなされ続ければ、誰だって気持ち悪くなるだろ

 

う!は、吐きそう。うぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

もし俺に胃液なんて物が存在していたら確実にリバースしていたな、俺

 

ごめんリムル。俺、もしかしたらゲロインの仲間入りかも

 

 

「完、全、復、活!」

 

 

あっ、リムル起きた。でもごめん、今ちょっと返事する余裕ないから、少しだけ抱きしめさせて

 

ああああああ〜三日ぶりのリムルタミン。寂しかったよ〜リムル〜。寝ているお前からじゃリムルタミンを摂取出来なかったけど、あああああああ〜どんどん補給されていく〜

 

やっぱリムルタミンは魔素と一緒でもはや俺になくてはならない栄養素だな

 

曇らせしかり、リムルタミンしかり、リムルって何かそうゆう成分、フェロモンでも出ているのだろうか?

 

 

《告、個体名リムル=テンペストの魔素残量が一定値を超え低位活動状態(スリープモード)が終了しました。定められた協定第一項に従い個体名ユイへの魔素供給を再開します》

 

 

はぅわ!!?キュ、急に挿入するのはヤメテもらえませんかね先生!?コッチにも準備ってものがあるんですよ!魔素が足りなくて固くなってるんですから柔らかくほぐさないと入りませんよ!いきなり挿入するなんてヤメテください!もっと優しくしてください!

 

 

《……否》

 

 

え!?チョ!?アッ!アア!ちょ!なんで!?先生!そんなに!激しく!?挿入!しな!いで!ちょっ!ヤメテ!

ください!先生!!

 

 

《個体名ユイは現在、魂を保護する為の魔素が足りておりらず、魂がとても不安定な状態です。よって魂の安定化を図るため、今現在魔素の供給量を増加しています》

 

 

だっ、だからって!こんなに!激しく!挿入しなくても!ア!アア!!アアアアアアアアアアアアアア!!!

 

 

《魂の安定化を確認。魔素の供給量を一定に戻します》

 

 

……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。…………あの〜、これからはもう少し優しくしていただけないでしょうか?

 

 

《……否、魂の状態が再び不安定になれば、その都度魂の安定化を図るため魔素の供給量を増加します。よってその要求を拒否します》

 

 

そんな!?

 

 

《耐えてください》

 

 

…………俺、あんな激しいの、耐えられるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三日後

 

 

ポヨヨン

 

 

「完、全、復、活!」

 

 

魔力感知が復活し周りが見える様になった俺は遂に復活をとげた。

長かった!本当に長かった!ユイは?

 

「…………ん?……あぁ、…………おはよう、リムル」

 

上からユイの声が聞こえた

 

近くってゆうか、俺ユイの膝の上に居たのか。そりゃ近くに感じる訳だ

 

「あぁ!おはようユイ!」

 

身体の向きを変え目線をユイに向ける

 

三日ぶりにユイの顔が見れて俺は嬉しかった。だが

 

「…………うん。……おはよう」

 

ユイは元気がなかった。血が通って無い筈なのに顔色が悪く見える

 

「ユイ、大丈夫か?」

 

俺が動けない間に何かあったのだろうか?何処か調子が悪いのだろうか?もしかして、魂に何かあったのだろうか?

 

「………………寂しかった」

 

「え?」

 

ユイが俺を抱きしめる

 

「ユイ?」

 

「………………寂しかったよ、リムル」

 

……そっか、ユイも俺と同じ気持ちだったんだな。ちょっと気恥ずかしさもあるけど、嬉しいな

 

「待たせて悪かったな、ユイ」

 

「……うん。大丈夫。ごめん、ちょっとだけ、このままでいい?」

 

「わかった。いいよ」

 

「ありがとう」

 

役得、なんだろうな、本来は。こうして女性の胸に抱かれるってのは嬉しい筈なんだが………………

なんでだろうな?前に抱きしめてもらった時もそうだけど、ユイに抱きしめられても、……そうゆう感情は湧いてこない。ただ、あったかく、心が、ポカポカするような、そんな感じに包まれる

 

 

(あ〜〜〜〜〜〜あったかい)

 

 

ユイには体温なんて無い筈なのに、心が、魂が、あったかく感じる

 

 

邪な感情じゃなく、ずっと、ずっと、こうしていたい様な、そんなあったかさに包まれる

 

 

(ユイ。……俺は、お前が………………)

 

 

「はぅわ!!?」

 

 

「ん?」

 

 

「…………ちょ、ア、ヤメ

 

 

「ユイ?」

 

 

「…………………………………………………………」

 

 

ユイが急に顔を上げフリーズした

 

 

「ユイ?どうし」

 

「ヨシ!補給完了!元気出てきた!ありがとな、リムル!」

 

「……え?もう、終わり?」

 

ユイが俺を離し立ち上がる

 

「ん?あぁ!もう十分だ!ありがとな」

 

「あ、あぁ」

 

確かにユイの顔色が良くなっている。作り笑いじゃない、いつものユイの笑顔だ

 

(そうか、もう終わりか)

 

ユイの調子が良くなったのは嬉しいが、なんだか少しだけ残念に思ってしまった

 

「ちょっと待っててくれ、今リグルドを呼んでくる」

 

「あぁ、わかった」

 

そう言ってユイが小屋を出て行った。

そうだよな、リグルド達に俺が起きた事を伝えないとだよな。だけど

 

(頼んだら、またしてくるかな?)

 

そんな事を考えていると

 

 

えぇ!?

 

 

「ん?」

 

 

外からユイの声が聞こえた気がした

 

少ししてユイがリグルドを連れ戻ってくる

 

「リムル〜、リグルドを連れて来たぞ〜」

 

「リムル様!お目覚めになられましたか!」

 

「おお!リグルドおは、よ、う……誰だよ!?」

 

ユイが連れて来たゴブリンはヨボヨボの爺さん、ではなくガチムチマッチョのおじさんだった。

本当に誰!?

 

「ユイ!この人誰!?」

 

「誰ってお前…………リグルドさんだろ?」

 

「はい!リグルドです!」

 

マジで!?

 

「酷いなリムル〜、リグルドさんに気づかないなんて。俺は一発で気づいたぜ」

 

「嘘つけぇ!さっき驚いてたの聞こえてたぞ!それにさん付けしてるし!」

 

「アハハハハ、流石にビビりました。いや〜しかしネームドになるとここまで進化するんだな〜。すっげぇ」

 

「ネームド?」

 

そういえば前にそんな事言ってたな

 

「ネームドってのは名前を持った魔物のこと。名付けの時にリムルの魔素を使っただろ、あの魔素で名を魂に刻み、名持ちの魔物へ進化するんだ」

 

「なるほど」

 

だからあんなに名付けを喜んでいたのか。しかし

 

ムキムキ

 

名前を付けただけでこんな風に進化するだなんて、魔物って不思議だな。ホント訳わからん

 

それから集落のゴブリン達を確認すると、やはり全員進化していた。皆リグルドの様にムキムキマッチョとゆう訳じゃないが、子供から成人くらいには成長している

 

進化すご。てゆうかもはや別の魔物だな

 

ちなみにゴブタはあんまり変わってなかった

 

《尚、雄のゴブリンはホブゴブリンに、雌のゴブリンはゴブリナに進化しています》

 

へ〜そうなんだ

 

「我が主よ!御回復、心よりお喜び(つかまつ)ります!」

 

「おぉ!ランガ!」

 

やっぱりランガも進化してたか。デカ、ツノ生えてるし。てゆうかよく見たら他の牙狼族も進化してね?

 

「なぁランガ、どうして」

 

「ほら!取って来いランガ!」

 

ぽーい

 

ユイが遠くの丘に向かって骨を投げる

 

「ハッハッハ!ワン!ワン!」

 

ランガが骨を追って駆け出していく

 

いやそこら辺は普通に犬なんかい!打ち解けるの早いなお前ら!

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

リムルとランガが丘の上で話している。

ちなみに俺は現在ランガの毛皮に埋もれている。上からうつ伏せで腕を広げて

 

このモフモフを余すことなく堪能している真っ最中

 

「モッフモフだ〜。ちょ〜モフモフ〜。ランガ〜、お前の毛並み最高。超モフモフ」

 

「我が主の守護霊殿にお褒めいただき光栄です!」

 

こらこら、しっぽを回すな。風がたつだろ

 

「ユイでいいよ、ユイで。守護霊殿はなんか硬っ苦しいからさ」

 

「分かりました!ユイ殿!」

 

あぁ、敬語はデフォルトなのね

 

「本当に打ち解けるの早いなお前ら。……なぁランガ」

 

「はい!何でしょうか!我が主よ!」

 

「俺はお前の名前しか付けてないはずだが」チラ

 

リムルが俺達の後ろに並ぶ沢山のモフモフを見る。

モフモフがい〜〜ぱい!最高!ケモナーとしては天国だな!

 

「何で牙狼達全員が進化してるんだ?」

 

「共有されたからじゃないか?なぁランガ」

 

「はい!ユイ殿のおっしゃる通りです!」

 

「共有?」

 

「我が主よ、我ら牙狼族は全に個なのです。同胞は皆、繋がっております。故に、我が名は種族名となったのです」

 

「ふむ、共通の名として種族全体が進化したのか」

 

exactly(イグズザクトリー)!正解!」

 

「ありがとさん」

 

「もはや、我らは牙狼族ではありません嵐牙狼族(テンペストウルフ)です」

 

嵐牙狼族(テンペストウルフ)……ま!よかったな!」

 

「はい!」

 

「うーーーん」

 

「どうしたんだユイ?」

 

「…………いや」

 

そっか、進化だけじゃなくて種族名も変わっちまうのか。どうしよう、新しい種族生まれちゃった。これは元冒険者としてギルドとかに報告した方がいいのだろうか?

…………………………いや、そんな義務ねぇや、元だし。めんどいし。後回しにしよう

 

「あぁ〜!」

 

「我が主〜!」

 

ん?

 

「ユイ殿!我が主が!」

 

「リムルがどうしたって……………………」

 

顔を上げ前を見ると、リムルが丘を転がり落ちていた

 

ポヨン!コロコロ、ポヨヨン!コロコロコロ

 

「…………ハッ!リムルー!!ランガ!リムルを追え!大至急!」

 

「ハ、ハイ!」

 

ランガに跨がりリムルを追う

 

「ちょっとは迷惑を考えろ!」

 

「も、申し訳ありません」

 

あれ?ランガが小さくなった

 

「体の大きさまで変えられるのか?便利だな!」

 

呑気だな〜リムル。

転がる姿もまたカワイイ。だけど

 

「リムル〜、自分で止まれそう?」

 

「無理!」

 

「この先崖なんだけど」

 

「え?あっ!あぁ〜!?」

 

リムルが崖から落ちた

まぁノーダメージだろうけど

 

「我がある!じ〜〜〜!!」

 

「ランガはここで待機!俺がリムルを救出する!リムル!今行くゾ!」

 

「ユイど!の〜〜〜!!」

 

 

 

「あああ〜〜!」

 

リムルが叫びながら落ちている

 

「ガシ!もう大丈夫たぞリムル!死ぬ時は、一緒だ」

 

上手くキャッチできたぜ

 

「映画か!」

 

「エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァ」

 

「やめろ!俺はまだ死にたくねぇ!人生、いやスライム生が始まってまだ数ヶ月なんだ!」

 

「大丈夫だリムル、俺浮けるから。てゆうかそうゆうノリだろ?」

 

「バレました?」

 

「「…………フッ、フハハハハハ!」」

 

思わず笑い合ってしまった。

なんだよ、意外とリムルもそうゆうノリ好きなんかい

 

「そりゃあな。この高さから落ちてもリムルならノーダメージだろ?」

 

「まぁな。実際粘糸を使えば落ちずにすんだし、そうゆうノリだよ」

 

「だと思ったよ。着地するぞ?」

 

「おう、頼む」

 

身体を浮遊させ着地する

 

「ありがとなユイ」

 

「どういたしまして」

 

リムルが俺の腕から降りて地面に着地する

……この崖を登るのか、飛べばすぐかな?

まぁ、ゆっくり話しながら行くとしよう。別に急いでる訳でもないしな

 

「ところでさっきの話だけど、リムルって生まれて数ヶ月だったんだな」

 

「そうだな、……確かに俺って生後数ヶ月なのか」

 

「赤ちゃんじゃないか」

 

「うるせぇやい。……ん〜じゃあ俺ってこの世界では誕生日いつになるんだ?てゆうか季節とか暦とかあるのか?」

 

「あるぞ。まぁだいたい地球と同じ感じだ」

 

「そうか。今は春っぽいし、俺の生まれた時期は、冬?」

 

「さぁ?俺もずっとあの洞窟にいたからな、わからん。まぁだいたいそんな感じでいいんじゃねぇの?そもそもこの世界には誕生日を祝う文化がねぇしな。気にすんな」

 

「え?そのなの?」

 

「まぁ中世とゆうか、王侯貴族は誕生日を祝う文化はあるかもだけど、庶民的ではないな」

 

「そうか」

 

「それに俺も今までの両親から誕生日とか祝われた事ないしな。普通だろ」

 

「…………え?」

 

リムルが急にこっちを凝視?してくる。どうしたんだ?

 

「なに?」

 

「誕生日、祝われた事ない、のか?」

 

「ん?あぁ。なんか変か?」

 

「いや、変て言うか、その」

 

? リムルが言い淀む

何か俺変な事言ったか?

 

「…………ユイって、その、少し、貧しい家庭、だったのか?」

 

「貧しい?」

 

「あぁ」

 

「いや?別に貧しくはなかったと思うけどな?衣食住には不満を持った事なかったし、祝われた事が無いのは単純に、この世界に誕生日を祝う文化が無いのと、日本では法律で禁止されたからだろ?」

 

「……ん?法律?」

 

「そう。法律」

 

「どうゆう、意味だ?」プルプルプルプル

 

何故かリムルが震えだした。バイブレーション?新しい逆の開発中か?今?

 

「どうゆう意味ってゆうか、日本に住んでた頃の両親曰く、誕生日、クリスマス、お正月とか系のプレゼントは(ウチ)だけ俺が生まれ時に法律で禁止されたんだと」

 

 

「…………クソ親じゃねぇか

 

 

ん?なんかリムルから黒いオーラが見える様な?そうじゃない様な?

 

「あっそっか!(ウチ)だけの法律だもんな!リムルが知らないのも当然か!あ、ごめんごめん」

 

自分が知っているからって当たり前のように語るのはよくないな。反省しよう

 

「……いつだ?」

 

「何がだ?」

 

「お前の誕生日」

 

「俺の誕生日?あ〜、確か〜……………………」

 

「ユイ?」

 

 

 

 

 

 

………………あれ?いつだっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………」

 

ユイが急に黙ってしまった

やっぱり聞いちゃまずかっただろうか?

でも何だよ法律って!んなわけねぇだろ!どんなクソ親だ!さっきの話をしているユイの目に嘘は無かった。つまりユイは未だにその嘘を信じてるって事だ!クソ親共め!アンタらが祝わないなら俺がユイを祝う!

 

……でも、ユイが望んでないんだとしたら…………

 

「ユイ」

 

「なぁリムル」

 

「なんだ?」

 

やっぱり、聞かれたくなかったか?

 

「俺って、誕生日いつだっけ?」

 

…………え?

 

「いや、知らねぇよ。俺が知る訳ねぇだろ」

 

「だよな?ん〜…………いかんせん昔の事すぎてな〜、よく思い出せんのよ」

 

あ、そっか。ユイは死んでから三百年もあの洞窟に居たんだもんな。そりゃあ、正確な日付なんて覚えてないか。

……いや、もしかしたら記憶が不安定だから忘れてしまったのかもしれない。…………だったら

 

「なぁユイ」

 

「ん?」

 

これはただの俺のエゴなのかもしれないけど

 

「よかったら、なんだが、その〜」

 

「なんだよ?」

 

「俺と出会った日を、誕生日にしないか?」

 

俺は、お前の誕生日を祝ってやりたい。

 

「……いい、のか?」

 

「あぁ」

 

お前が受け取ってくれるならな。ユイが、望んでくれるなら、だけど

 

 

「………………フッ、わかった。いいよ」

 

 

「ホントか!」

 

「あぁ、俺の誕生日はあの日、リムルと会った日にするよ。ありがとな、リムル」

 

「いやいやいや!こちらこそ受け取ってくれてどうもありがとうございます!」

 

「フハハハハ!何だよそれ」

 

まさか本当に受け取って貰えるとは!誕生日プレゼントって訳じゃないけど、自分が渡した物を受け取ってもらえるのは嬉しいもんだな!俺に名前をくれたヴェルドラの気持ちが分かった気がする

 

 

…………ん?名前?

 

 

「そういえば、ユイは誰に名付けてもらったんだ?」

 

俺はヴェルドラに名付けてもらったが、あの洞窟に他に誰か居たのか?

 

「名付け?」

 

「あぁ、ユイも誰かに名付けてもらったんだろ?」

 

「いや?俺は名付けてなんてしてもらってないぞ?」

 

名付けてもらってない?

 

「生前の名前とかか?」

 

「いや」

 

「え?じゃあユイの名前って」

 

「自称だ」

 

「自称!?」

 

え!?ユイの名前って自称だったの!?ずっと名前だと思ってたのに!?えええええ!?

 

「幽霊の頭と尻を取ってユイな。安直で覚えやすいだろ?」

 

「本当に安直だな」

 

いやまぁ、なんな〜くそれが由来なのかなくらいには思っていたけれども…………そうか、名前じゃ無かったのか

 

それなら

 

「なら、俺が名付けてやろうか?」

 

名付けは進化をもたらすらしい

 

ランガしかり、ゴブリン達しかり

 

あんなヨボヨボの爺さんだったリグルドがムキムキマッチョの健康体になったんだ

 

もしかしたら、ユイを強化すれば魂の問題を解決出来るかもしれない

 

さっき誕生日も受け取ってくれたし、だったら名前も

 

そう思ったのだが

 

「いや、いいよ別に」

 

断られた

 

「な、なんでだ?」

 

「なんでって………………なんとなく?」

 

なんとなくって、名付けが嫌なのか?それとも

 

「もしかして、俺からの名付けが嫌、とか?」

 

だとしたら、かなりショックだ

 

「そんなんじゃない。本当になんとなく嫌ってだけだ。気分だ気分、気分が乗らないんだよ」

 

「……気分」

 

ユイはそう言ってくれるが、正直…………

 

「う〜ん、そんなに落ち込まないでくれよ、本当にただの気分なんだって」

 

「……うん」

 

「…………わかった、じゃあこうしよう」

 

「ん?」

 

ユイが俺を持ち上げ目線を合わせる

 

「保留だ」

 

「保留?」

 

どういう意味だ?

 

「俺がいつか、名前が欲しいって思った時に、リムルに名付けてもらう。リムル以外の名付けは受け入れない、そういう縛り、約束を結ぼう」

 

約束

 

「いい、のか?」

 

「あぁ。リムルからの名付けが嫌って訳じゃないからな。本当にただの気分なんだ、どうだ?」

 

「……わかった」

 

「言質取ったからな?」

 

「あぁ、それでいいよ」

 

「なら良かった」

 

正直、まだ思うところが無い訳じゃないけど、まぁ、今はこれで納得しよう

 

 

本当に、こんな約束、結ぶんじゃなかったよ

 

 

「そうだ!ユイの名前が自称ってのはわかったけど、結局生前の名前はなんだ?」

 

なんで生前の名前から取らずに幽霊の頭と尻から取って名乗ってたんだ?

 

「生前の名前?」

 

「あぁ」

 

「生前の、名前」

 

 

…………まさか

 

 

「……………………忘れた、覚えてない」

 

「忘れた?」

 

「あぁ、言われてみればそうだな。なんで思い出せないんだろ?……そもそも俺に名前なんてあったのか?」

 

「いや、あるだろ。普通に考えて」

 

記憶が不安定とは聞いてたが、これは

 

「だよな?なんで今まで疑問に思わなかったんだろ?」

 

不安定とか、そんなレベルなのか?

 

「覚えてないと言うか、元から無かったように感じてたんだよな〜。何故だ?………………わからん」

 

記憶が不安定だろうと、名前を忘れるなんて事があるのか?俺だって一回死んで転生を果たしたとはいえ前世の名前を忘れてなんていない

 

ちゃんと覚えてる

 

「三上 悟」

 

「ん?」

 

「俺が日本に住んでいた頃の名前だ」

 

「へ〜!悟って名前だったんだ!いい名前だね!カッコイイ!俺は好きだぜ」

 

「ありがとう」

 

ユイが何故か興奮しながら褒めてくる。

嬉しいが、今俺が聞きたいのはそういう事じゃない

 

「お前が、ユイが日本に住んでいた頃の名前はなんなんだ?」

 

もし、これも忘れているのなら、ユイは

 

「日本に住んでいた頃の名前?男だった時の事だよな?」

 

「あぁ」

 

本当に、大丈夫なのだろうか?

 

「…………それも覚えてないな」

 

「…………」

 

言葉が出なかった。アッケラカンとした表情で、何でもない事の様に語るユイが

 

 

とても、に見えた

 

 

「ま!昔の事はいいじゃねぇか。俺は常に南よりも北ってな。過去には囚われない男なのさ」

 

……そんな言葉じゃ片づけられないだろ

 

幽霊の、死んでいるユイに合った言葉じゃないんだろうが、本当に、ユイは生きているのだろうか

 

言葉に表せない不気味さが、俺の心を支配していた

 

「早く戻ろうぜ!ランガが心配しちまう」

 

そう言いながら笑うユイは、確かにそこに生きている筈なのに、まるで突然

 

何かの拍子に、ふっと消えてしまいそうに思えてならなかった

 

(怖い、怖いよ、ユイ)

 

「ユイ」

 

「ん?なんだ?」

 

「このまま、運んでもらっていいか?」

 

「なんだリムル、甘々期か?」

 

「そんな感じだ」

 

「……そ、そうか」

 

ごめんユイ。ちょっと、今は冗談に付き合う余裕がないんだ

 

「う、ううん!じゃあ行くか。お望みどおり運んでやるよ」

 

「あぁ、頼む」

 

「どうしたんだ?悩みがあるなら聞くぞ?」

 

お前が悩んでる理由なんだよ、ユイ

 

「…………ちょっと眠いだけだ」

 

「そうか?ならいいんだが」

 

ユイが俺を抱え歩き出す

 

何から悩めばいいんだろうな?

 

不気味な不安だけが俺の心を支配していて、何から悩めばいいのか分からない

 

ユイは謎が多い、多すぎる

 

秘密主義な訳じゃない。ユイは自分自身の事もよく話す。聞いたら大抵の事は答えてくれる。偶に冗談を挟んだりもするが、それが本気か否かくらい分かる

 

だからユイの事を知っている。知っていっている筈なのに、知る度に、知らない事が増えていく

 

謎が増えていく

 

黒い竜に殺された?ヴェルドラの事なのか?本当に?ブレスで一発?何があった?

 

ブレスで死んだのなら何で幽霊になった?どうやって?

 

どうしてそんなに魂を破損している?1%ってなんだ?

 

なんで名前を忘れてる?ありえるのか?そんな事が?

 

どんどんどんどんどんどんどんどん疑問が溢れてくる

 

見上げれば澄み渡る青い空

 

だが、俺の心は

 

《告、個体名ユイへの名付けは推奨できません》

 

(推奨できない?どういう事だ?)

 

《解、名付けとは魂に名を刻み進化をもたらすものだからです》

 

(…………まさか)

 

大賢者の言いたい事が、何となく分かってしまった

 

《個体名ユイには名付けを受け入れる程の魂の容量、器が存在しません》

 

(…………そうか)

 

器が無い、か

 

そうだよな、1%だもんな、ユイの魂は。……よく考えれば分かる事だ。本当に、何で気がつかなかったんだろうな

 

《個体名ユイが生前の名を覚えていないのは、記憶が不安定な事が原因ではなく、魂の消失と共に、己の魂に刻まれた名も消失した為と思われます》

 

(名前を、消失)

 

忘れている訳じゃなく、思い出せない訳でもない、消失………………名前を、消失

 

……ホントに、俺はユイについて何も知らないんだな

 

《現時点でも個体名ユイに対し名付けは可能です》

 

(そう、なのか?)

 

《ですが、魂が破損した状態の個体名ユイに対し、名付けを強行した場合》

 

 

《個体名ユイは》

 

 

《消滅します》

 

 

(ッ!?)

 

 

消滅……大賢者は今まで可能性があるとか、恐れがあるとか、そんな憶測しか言わなかった。消滅、そうはっきり言うって事は、本当に…………

 

 

「ごめん、ユイ」

 

 

「ん?何がだ?」

 

 

「…………なんでもない」

 

 

「?」

 

 

(さっきの約束、ずっと、保留のままに、なっちまうかも)

 

 

だが、この約束は

 

 

いずれ果たされる

 

 

果たしてしまう

 

 

最悪と言う名の

 

 

名付けを

 

 

(…………あれ?なん、だか、ホン、ト、に、ねむ、く………………………………zzz)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ〜天気が良いな〜。俺の心を表しているかの様だ。

崖の下なのに何でこんなに日当たりが良いんだろ?

不思議だな〜

 

リムルは…………返事が無い、ただの屍のようだ。

寝ちゃったかな?さっき眠いって言ってたし。まぁ魂の感じからして起きてはいるんだろうけど、確かにこんな天気の良い日は日向ぼっこ、眠たくもならぁ〜な。さっきから妙にテンション低かったし睡魔に抗っていたのかな?分かるよ、俺も体育終って昼飯食った後に国語の授業受けたら死にそうだったもん。

フッ、良いんだよリムル、抗わなくて、今は授業中じゃ無いからね。俺がちゃんと運んでやるよ、おやすみリムル。俺も草原で暖かいそよ風に吹かれながらお昼寝したいな〜

 

睡眠欲か…………リムルは草とか岩とか食ってるし食欲はあるっぽいけど、他はどうなんだろうか?今眠たそうにしてる感じからして、睡眠欲もあるのか?

 

(先生、リムルって睡眠欲あるんですか?)

 

《解、本人の意思は兎も角、生物的三大欲求はありません。個体名リムル=テンペスト、スライムは魔素を活動の原動力としているため睡眠も食事を必要としません。生殖機能もありません》

 

(そうなんですか)

 

無いのか。俺は幽霊になってから睡眠欲、とゆうか三大欲求全て無くなっちゃったからな〜、う〜んそれは果たして生きていると言えるのだろうか?欲を叶えるのが人の生き方であって…………やめよう。哲学的なのは考えても答えがでん。俺も昼寝とかしてみたいけど、どうしたもんかな?………………スキルで何とかできるかな?

 

(先生先生、俺って眠る事できますかね?)

 

《解、可能です》

 

(マジですか!)

 

《個体名ユイが保有するユニークスキル魂霊干渉(こんれいかんしょう)を使用し魂に休息を促せば、睡眠と同様の効果を生み出す事が可能です》

 

(Understand!理解しました!そんな手がありましたか!流石は先生!)

 

《フッ、当然です》

 

くぅ〜!俺が思いつかない事を簡単に思いつく、そこにシビれる!憧れるぅ!

 

《告、個体名ユイに支援を要請します》

 

(支援?何のですか先生?)

 

《個体名リムル=テンペストに対し個体名ユイが保有するユニークスキル魂霊干渉(こんれいかんしょう)の使用を求めます》

 

(はて?それはまた何故?)

 

《……個体名リムル=テンペストが休眠を欲している為です》

 

(なるほど)

 

やっぱり眠かったんだねリムル。分かるよその気持ち

 

《尚、この要請は緊急ではありません。よって定められた協定第三項に従い拒否権を認めます》

 

拒否権?あぁ、あったねそんなの。ぶっちゃけ負けた事が悔しくて忘れてたわ。

別に拒否なんてしないですよ先生。よっぽど理不尽な要求でも無ければね

 

(大丈夫ですよ先生、俺もリムルの気持ちを尊重したいですから。支援要請を受理します)

 

《……了、感謝します》

 

寝たいなんて願い、願う事ですらない願いだ。人が当たり前に出来る事、それを願いだなんて言うのはちょっとね〜。スライムだから仕方ないんだろうけど

 

なんてゆうか、カワイイ願いだね

 

 

ユニークスキル魂霊干渉(こんれいかんしょう)発動

 

 

《個体名リムル=テンペストの休眠を確認。改めて感謝します》

 

(これくらい別に感謝される事じゃないですよ先生。リムルの為になら何時でも協力するんで気軽に言ってください)

 

《……了》

 

距離感を掴み損ねてたけど、先生って意外に律儀とゆうか何とゆうか、ちょっと先生の事が分かってきたとゆうか

 

ちょっとだけ、先生との距離が近づいた気がするな

 

(これからもリムルの為にお互い協力していきましょう、先生)

 

《了、その案を承認します》

 

 

フハハハハ!やっぱりまだ距離感あるな〜

 

 

…………そういえば、リムルが俺の名前に驚いてたっけ?流石に安直すぎたかな?結構良いと思ったんだけどな〜

 

言われてみれば、確かに何で生前の名前から付けなかったんだろう?うーん、リムルに言われるまで疑問にすら思わなかったな〜

 

本当に俺に名前なんてあったのか?

 

ピンとこんな〜

 

ぶっちゃけユイって名前も自称、アダ名みたいなもんだから反応は出来るけどピンときている訳じゃ無いからな〜

 

ま!どうでもいっか!忘れよ〜う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






毎度の事ながら!
本編より情報量が多い!……かも!しれない後書き!


TSオリ主転生者(仮名ユイ)
今まで仮って付けてたし気づいてた人もいるんじゃないかな?
名前はド忘れとかじゃ無く完全に失っています。もはや名前を持てる程の存在じゃないんですよ彼女。
だって死人、幽霊だし。死人に口無し、名も無し、ってな。ただ未練タラタラで現世に留まっているのが幽霊ですから。男だった時と、この世界に女として生まれ変わった際に貰った名前はあるけど、失っちゃったんだよね。
( ´∀`)ハハハ
魔物みたいに人の名前が魂に刻まれるのかは分からないけど、彼女の認識では名は己を表す存在証明として魂に刻まれていたからしょうがないね。だって前世の名を忘れるって事は、己がその世界を生きた証を失うって事だから。
正直彼女にとって一番辛いのは忘れられる事ですからね。また、自分に無関心だったり捨てられるのも。
だから洞窟の時は好感度というよりは自分が知るリムルなら引き止めてくれる筈!って感じでした。もし拒絶されたら立ち直れないですからね。保険ですよ保険、自分の心を守るためのね。是が非でも着いて行くとか言ってたけど、実際は拒絶されたり引き止められなかったらそのままお別れになっていました。
彼女の生い立ちもあるんですけど、自分に自信が無く、歪んでいる自覚があるからこそ自己肯定感が低いんです。自分の事が嫌いと言うよりは、自分だったらこんなヤツ好きにならねぇ、て心の底では思ってるんですよ。
だからリムルとは友達だし仲良く楽しくやっているつもりはあるけど、自分が人として、ましてや異性として好かれるなんて1mmも思ってません。何ならいつ捨てられるかって怯えてます、無自覚に。
これに関しては今までの両親の所為なんだよな〜
誕生日GET!やったね!正直リムルからじゃなかったら、絶対に!もらってないからね!よかったねリムル。
あ!誕生日を覚えてないのは祝われた事が無いからだよ。彼女は生前、自分の年齢を生まれた年と今の暦から計算して何となく自分の年齢を把握する様にしていたからね。誕生日を覚えたくなかったんだよ。だって、ね。気づかない訳ないじゃん?おかしいって思うじゃん?じゃあ何で気づかないのかって?違いますよ、気づいてるんです。気づいた上で、気づかないフリをしてるんです。それはも〜う無自覚にね。自分が愛されてるって思いたかったんだよ。
カワイイ願いだね‪( ◜ω◝ )


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〈未来のヤンデレスライムへ〉
彼女を堕とす方法は意外と簡単。
寂しがり屋だが、大切な人を失うくらいなら最初から一人を選ぶ質なんですよ彼女。
心を守るために、デリケートなんです。
なのでまずは自分だけが彼女の大切な人になりましょう。監禁とかがオススメです。監禁監禁!>ᵕ<♪
自分だけが彼女の大切になったら、次は失うかもしれない恐怖を与えましょう。外界との関係を断ち、自分しか関わる者がいない状況で敢えてキツく当たりましょう。この時ポイントなのは暴言や暴力などではなく、まるでお前にはもう関心が無い感じを粧いましょう。そうする事で彼女は自分の大切な唯一の人に関心を持たれず、いつ捨てられるか分からない恐怖に怯えます。
ここまで来たら後は簡単。心に寄り添う感じで優しくしてあげましょう。そうすれば彼女は貴方に依存します。依存したらもう堕とすのなんて簡単です、体に訴えかけてあげてください。これで攻略完了です。
但し、依存させる前に体に訴えかけてメス堕ちさせようとすると元男のプライドで意固地になり攻略難易度が上がるのでご注意を。
彼女を堕とすなら体ではなく、まずは心からです
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お眠りスライム
現在ぐっすりおやすみ中。寝れば大抵の悩みやストレスは緩和されどうでも良くなるから。悩んだ時は青空を見るとほとんどの事がどうでも良くなるでしょ?
それと同じだよ。忘れな。( ´ ▽ ` )
世の中ね、知らない方が良い事もあるんですよ。知らない後悔より知った後悔、とか言う奴は知った後悔を知らないんですよ。まぁ手遅れになる前に知れて良かったじゃないですか、たぶん。
名付けはするなよ!フリじゃないぞ!絶対だからな!
彼女が名付けを断ったのは本能的にヤバイ!って感じていたからだからな?するなよ!絶対にするなよ!
ちなみに彼女のハグで下世話な欲が湧かず心、魂がポカポカするのは魂霊干渉(こんれいかんしょう)の所為。彼女がポカポカしていると相手もポカポカする。ハグくらい彼女の魂に近づいて包まれると彼女の魂と共鳴してしまうから。幽霊って魂その物だからね!本来ならハグをしても魂が共鳴する事は無いのだが、彼女は幽霊に成った時点で常に魂霊干渉(こんれいかんしょう)を発動中なので無意識に共鳴してしまう。ちなみに負の感情が共鳴する事は無い。彼女は自分の性癖は兎も角、基本的に他人に迷惑かけたくないし、自分にとって大切な相手の幸せを願っているため無意識にスキルを抑えている。ただ負の感情が強すぎると抑えが効かないのでその時は先生が抑える。頑張ってください!
ごめんねリムル。曇ってくれるのは嬉しいけど、彼女自分が調理してない無自覚な曇らせ察知スキルZEROなのよ、ごめんなさいね(。>_<。)
後あんまり彼女の事を知るのはオススメしないよ。ぶっちゃけ彼女は曇り要素の塊でしかないし、彼女も無自覚に過去を語るから、貴方が曇っても察知できない!
つまり誰も幸せにならない!
曇るなら彼女を幸せにしてあげて!(o・ω-人)
いつも元気で笑顔なのだって!
ただ魂がほとんど消失して幼児退行してるだけだから!
ただ瀕死の所為で逆に空元気なだけから!
ただちょっと常に瀕死なだけだから!
ただマジでいつ死んでもおかしくないだけだから!
大丈夫だから!
どうせそのうち勝手に満足して昇天して逝くだけだから!
だからね!安心してね!( *¯ ꒳¯*)ウフフッ
ただねリムル、勘違いしないであげてね。
彼女は明るいんじゃないの。明るく振舞っているの。
人生、笑ってないとやっていけないですからね!
彼女のが生きていく中で身につけた、心を守るための処世術みたいな物だからv(。・ω・。)ィェィ♪


主想いな先生
彼女を助けるのは主の為!彼女が死んだら主が悲しむから仕方ないんだ!黙って受け入れろ!激しい?我慢しろ!
別に魔素供給量の演算処理をすれば優しく出来るんですけどね?じゃあ何で優しくしないかって?
そりゃあ〜、ね〜、わかるでしょ?(^ω^)ニコニコ
リムルを眠らせたのは先生の独断。自身の不用意な発言で主を落ち込ませてしまった為に、主の心を休ませようと独断で動いた。
人って眠る事である程度ストレスが解消されるのに寝れなかったらストレスが溜まる一方ですからね( ̄▽ ̄;)
先生的には最悪の事態を考慮して事実を伝えただけなんですけど、その結果主の心を傷つけてしまって実際かなり焦ってました。彼女に断られたらどうしよう!って。だって彼女に優しくしなかったですからね。まぁ実際は彼女が意外と自分に協力的でちょっとビックリ。
優しくしなかったのに何故?みたいな
彼女的には先生は仲良くしたい相手ですらね。別に嫌ってないですよ、むしろこれからどうやって仲良くしていこうかな〜、って思ってるし
先生も少しずつ感情と他者との距離感を学んでいる最中なんですよ


忘れている人の為に彼女が先生と結んだ協定を公開


第1項
個体名リムル=テンペストと個体名ユイの魂の回廊の接続権、解除権を大賢者が持つ。代わりに個体名ユイに対し、緊急時を除き一定量の魔素供給を行う物とする。
緊急時の条件は個体名リムル=テンペストの戦闘時、または魔素不足に伴う活動停止

第2項
個体名ユイの保有するユニークスキル閃知者(ヒラメクモノ)の演算領域を緊急時を除き、要請に応じて使える物とする。
緊急時の内容は個体名リムル=テンペストの戦闘時、精神体(スピリチュアルボディー)の損傷、または物資体(マテリアルボディー)の九割以上の損失

第3項
個体名ユイへの支援要請時、緊急時を除き拒否権を認める物とする。
支援内容は個体名リムル=テンペスト、ユニークスキル大賢者に対し戦闘時、または主な活動時のスキル支援
緊急時の条件は第2項と同じ物とする

第4項
個体名リムル=テンペスト対し個体名ユイは害、または、あきらからな敵対行為をしない物とする。
害、敵対行為の詳細は個体名リムル=テンペストの精神体(スピリチュアルボディー)物資体(マテリアルボディー)への害意ある攻撃を敵対行為として認証


なんとな〜く、そんなんあったなくらいの認識でいいです


ユニークスキル魂霊干渉(こんれいかんしょう)
基本的に文字通り魂に干渉する事が出来るスキル。魂に関する事なら、まぁ大体の事は出来る。魂を知覚したり、鼓動を感じたり、喜怒哀楽を感じとったりと色々
彼女が幽霊に成ったのは彼女が死の直前、まだ死にたくない、とゆう未練とこのスキルの防衛本能が働いた結果。彼女が望んで幽霊に成った訳では無くあくまでスキルが彼女の望みを反映した結果なので、彼女はどうして自分が幽霊に成ったのかよく分かっていない。
なんとなくスキルの所為かな?とは思っている

魂霊干渉(こんれいかんしょう)・秘技おやすみ〜
己や他者の魂に干渉し休眠を促す技。極論ラリホー
睡眠欲が強ければ強い程効果は高まり、本人が望んだ場合レジストされる事はほぼ無い
ちなみに彼女は覚えていないがこの技は昔から使えた。
なんなら後輩ちゃんに初めて会った時に使ったら何故か懐かれた。どうして?

後輩ちゃんとの出会いを一部抜粋(一部ね)
酒場にて
「貴方が噂の快眠屋かしら?」
「どんな噂ですかそれ?快眠屋?俺は冒険者ですけど?」
「ギルドや酒場で噂になってるわ。黒の剣姫と呼ばれる冒険者が人を眠らせて回ってるいると」
「その言い方だと、俺が悪者に聞こえるんですけど」
「そしてその冒険者に眠らせられると快眠出来ると聞いたわね」
「あぁ〜、なるほど」
「それで?どうなの?」
「圧が強いな…………まぁ、何人か疲れて死にそうな人を眠らせた事はありますね。噂に尾びれが付いている気はしますが」
「そう、ならお願いするわ。見ての通り疲れてるのよ」
「いや、仮面してて分からないんですが?」
「疲れてるのよ」
「は、はぁ?何故疲れているんですか?」
「それを貴方に話す必要があるのかしら?」
「……ありませんね。……つまり、疲れているから睡眠の質を上げたい、精神的な疲れって事でいいですか?」
「………………えぇ、そうね」
「……なるほど。分かりました、その依頼お受けします」
「なら私の宿に行くわよ。着いて来なさい」
「ホント圧が強い」
「早く来なさい」
「はい。……カワイげねぇ〜」

宿屋にて
「じゃあ眠らせるんで仮面外してもらっていいですか?」
「…………わかったわ」
「はい、じゃあ始めていきます」
「えぇ、お願い」
「…………ん?二つ?…………んぅ?」
「どうかしたの?」
「あの?ひょっとしてお姉さん双子だったりします?もしくは片方だけ流産とか?」
「双子?クロ………………いえ、私は一人っ子の筈よ。流産については知らないわ。どうしてそんな事聞くのよ?」
「いえ、すみません。なら大丈夫です」
「そう、なら早くして」
「はい、じゃあ始めます」
「えぇ」
(んぅ〜?何で二つあるんだ?…………まぁいっか)
「せめて、ひと時の安らぎを。おやすみなさい」
「………………」
(寝たな。よし、俺は帰るか)
「……………………ん?」
(アレ?もう起きちゃった?眠り浅すぎないか?)
「眠れませんでしたか?」
「……………………」
「あの〜?」
「…………お姉ちゃん?」
「はい?」
「どうして、お姉ちゃんが、ここに居るの?」
「いえ、人違いです」

その後
口調の変わった後輩ちゃんにめちゃくちゃ懐かれた。
めっちゃ可愛いけどさ!?
マジでどうゆう事だってばよ!?╮( •́ω•̀ )╭


本編で分からない事を詳しく教えるのが後書きですからね


どうしても長くなってしまうんです。スマヌ(>人<;)


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