~同盟視点 フェザーン編
時は遡ること宇宙歴527年
人類唯一の国家であるゴールデンバウム王朝銀河帝国、
その圧政から脱出した解放者アーレ・ハイネセン、
彼に率いられた市民の末裔たちが自由民主主義国家を建国した。
その名は「自由惑星同盟」
自由惑星同盟はバーラト星系の惑星ハイネセンポリスを拠点に、
サジタリウス腕の開拓を推し進めた。
そのまま自由惑星同盟は平和な時代を270年過ごした。
原作と違い、自由惑星同盟は100年にわたる戦争がないため1個艦隊の規模は原作より少なく。
人道主義的観点から、艦隊クルーの生命保全のための救出システムに大量の予算をかけていた。
そして宇宙歴796年…
建国から270年の歳月が経過した自由惑星同盟は、
ようやく人類の故郷へと通じる航路・・・フェザーン回廊を発見したのである。
過酷なアーレ・ハイネセンの長征一万年光年の過程で、
自由惑星同盟は故郷に向かう航路の知識を喪失していてのだ。
そして自由惑星同盟艦隊は、フェザーン回廊に対帝国の前哨基地となる入植惑星を築かんと計画する。
だが、フェザーン回廊内に入植候補となる居住惑星は見つからず、
そのまま開拓船団とその護衛の2個宇宙艦隊はフェザーン星系に突入する。
そしてそこには、銀河帝国と思わしき宇宙艦隊が待ち構えていた・・・。
こうして、自由惑星同盟艦隊は長旅の疲労が重なる中、戦闘に突入する。
(これにより本来の戦闘力と比べてほぼ半減状態。)
自由惑星同盟モブ提督!「いかん!銀河帝国と遭遇してしまった!」
艦隊参謀ヤン「とりあえず開拓船団を避難させましょう」
→開拓船団が大急ぎで撤退。
モブ提督「帝国のやつらは今頃防衛準備を整えたのか・・・?
こちらに通信も仕掛けてこないし、相当混乱しているようだ・・・
これなら数的に不利でも勝てるぞ!全艦隊砲撃!」
(にゃんこ王国は確認したとたんに防衛準備を整えたし、最初っから通信もしてるが、
星系内FTLセンサーやFTL通信技術がないので自由惑星同盟側に届いてない。)
モブ提督「砲撃開始だ!」
→王様が超直感で回避する。
参謀ヤン「ちゃんとこっちが撃ったら即回避してるし、
向こうさんはセンサーが故障してたわけじゃないのか・・・
じゃあやっぱ混乱してたのかな?」
(奇跡的に回避したせいでアンジャッシュ発生)
にゃんこ王国艦隊が超高速で迫り、交戦回避不可能なタイミングでようやく通信が届く。
(光よりも早く通信できないので、時間差で届いた)
モブ提督「帝国からの通信がいまさら届いた!?」
ヤン「送られたデータは文字化けした意味のない言葉の羅列だし、
交戦回避の意図があるならこんな直前に送るわけない・・・。
こっちを混乱させたり、情報部隊のリソースを割くための計略か?」
(にゃんこ王国と自由惑星同盟ではパソコンの規格が根本的に違うので、
うまくデータを変換できてない。)
にゃんこ王国の突撃により、自由惑星同盟艦隊が初撃で4割撃破される。
モブ提督が負傷
ヤン「同盟艦隊は志願兵が少ないから人手不足で、
救命システムに阿保ほどお金をかけてるから死者はいないけど・・・
もし仲間の兵士たちが帝国の捕虜になったらまずい!」
モブ提督「負傷してない士官で階級が一番高く最先任なのは君だ・・・指揮を頼む」
ヤン「やれやれ・・・給料分の仕事はするか」
ヤン「まず宇宙空母を自動操縦に切り替え微速前進させろ!
損傷でボロボロと見せかけるんだ!
それがすんだら乗組員を全員脱出!
残存艦艇の一部はステルスモードを完全解除!
そうすることで、すでに撃破された艦艇だと帝国に誤認させる!
そして宇宙空母に帝国の視線が集中している間に、
救命ポッドを回収して撤退するんだ!」
モブ兵士「もし、帝国が引っかからずに回収部隊を攻撃したら・・・?」
ヤン「頭をかいて誤魔化すさ」
にゃんこ王国「敵(シンディック)の宇宙船が仲間乗ってるのに自爆したんぬ!
あいつら仲間を何だと思ってるんぬ!?
でも・・・遺体の欠片は確保したんぬ!(軍服のウールや、牛革を、人類の遺体と勘違い)」
ヤンは同盟艦隊の兵士を全員救出に成功、
本国では敗北した事実を民衆の目からそらさせる為に、ヤンを英雄化。
敗北した艦隊を統合して13艦隊の司令長官に任命。
〜同盟視点 タルタロス‐リンボー星系での戦い
自由惑星同盟政府「なんかフェザーン方面に開拓しに行ったら、
ゴールデンバウム王朝見つけた!帝国をを倒すぞ!」
ヤンとかの良識派「いや、あいつらの装備は近接戦特化だし、国内で防衛線を敷いて迎撃したほうがいいんじゃない?」
自由惑星同盟政府「ここで日和ったら選挙で負ける!法的に出動できる戦力の最大の3個艦隊を送って、
帝国(フェザーン)側の方面に防衛線を敷いて、国外で迎撃するぞ!」
にゃんこ王国艦隊とタルタロス星系で遭遇
三個艦隊がいるので、3回分ダイスを振り13が出るor数字がかぶるでヤンが出現する判定。
4,6,4で4が被ったのでヤンが出現
ヤン「とりあえず戦わなくても済むかもしれないし、交渉しません?
フェザーン星系の時も帝国は最後のほうに通信してましたし・・・」
ほかの提督「帝国がこっちに攻撃する少し前に送ったあれか?
多分まだ解析できてないけど、
あんなタイミングで送るメッセージが平和的なわけないだろ」
(自由惑星同盟はにゃんこ王国を銀河帝国だと勘違いしているので、相手に星系内FTL通信技術があると思い込んでる)
(また、そのせいでにゃんこ王国の通信が、自由惑星同盟が出現してもすぐに来なかった理由を
「最初から話す気がなくて無視してた」と誤解する)
ヤン「(違和感を感じるけど反論できない・・・)」
ヤンにも相手が非人類の宇宙人だという認識がない
自由惑星同盟モブ提督「とりあえずスパルタニアンを出すぞ!
帝国のやつらは俺たちを倒すために突っ込んで来るだろうから、
小型戦闘艇を早めに出しておいて対策しておく!
フェザーンでは予想外に帝国が早かったから全然使えなかったけど、
これで戦闘艇は宝の持ち腐れにならずに済むぞ!」
にゃんこ王国の王様「とりあえず突っ込まずに距離とるぞ」
ヤン「相手は距離とってるし交渉してみません?」
(ダイスで13が出てたら自由惑星同盟も粘り強く交渉して、
にゃんこ王国が銀河帝国ゴールデンバウム王朝じゃないことに気が付いた)
モブ艦隊提督「一番新参の提督は黙ってろ!」
ヤンはフェザーンの敗北から目をそらすために、
フェザーン星系でうまく王様を爆発するよろよろ進むボロボロの宇宙空母を爆発させて、
味方の救命ポッドを全回収した功績で出世した。
なので、一番新参なので序列が低い。
モブ艦隊提督「このまま距離を詰めるぞ!前進!」
ヤン「展開したスパルタニアンをどうするつもりだい?仕方ない、私が頑張って回収しながらついていくか・・・」
王様「リンボー星系に撤退!」
モブ提督「なんか帝国艦隊が撤退する直前に通信受信したけど、さっぱりわからん・・・」
モブ提督「まあ、去り際に言うセリフなんてどうせ捨て台詞だろ!構わず突撃!」
ヤン「待ってください!これは罠です!奴らはリンボー星系で待ち伏せしてる!」
モブ「フェザーンの英雄様は臆病風に吹かれたか?俺たちは先に行ってるぜ!手柄は俺たちがもらう!」
ヤン「やれやれ・・・味方見捨てるわけにはいかない。
撃破された彼らを少しでも多く助けるために、時間差をおいて突入し助けに入るか・・・」
にゃんこ王国艦隊が消えた後も、FTL通信じゃないために『にゃんこ王国】の通信が時間差で聞こえ続けるのを受信する13艦隊
ヤン「!?どこからこの通信が!?王国艦隊はいないはず・・・」
ヤン「まさかこれは・・・FTL通信じゃなくてpreFTL通信・・・?銀河帝国はFTL通信とFTLセンサーがないのか?」
ヤン「もし帝国がFTLセンサーがなくて、preFTL通信でこちらに通信していて、光の速さで届いたと仮定すると、
銀河帝国はまさか最初っから通信して交渉しようとしていた・・・?」
ヤン「帝国はFTL通信技術をロストした?そこまで技術が衰退したのか?」
ヤン「いや・・・そもそも彼らは本当に帝国なのか・・・?」
ヤン「これはもしかしたら、とんでもない誤解をしていたのでは?」
ヤン「もしも彼らが帝国どころか、人類ですらないとしたら・・・?」
ヤン「考えるのはあとだ!ひとまずは自由惑星同盟の仲間を助けるぞ!
あの艦隊には親友のジャンのやつもいる!あいつが死んだらジェシカが悲しむ!」
ヤンがリンボー星系に到着すると、すでに満身創痍の艦隊を発見
上級指揮官の殆どが負傷していた為、ヤンが最先任指揮官となり
残ったすべての艦隊の指揮を執る。
→ヤンが艦隊全体の指揮を執ることで、【不敗の魔術師】の効果が強化されるのでパワーアップ
戦闘フェイズの2ターン目でヤンの奇策が発動
ヤンは機雷を一つ投下した後、その機雷に大量の指向性ゼッフル粒子を巻いて、火力を底上げする。
そして本来よりも遥かに強力な大爆発にして、にゃんこ王国艦隊をビビらせる。
そのあとに普通の機雷を大量に散布し、にゃんこ王国を迂回させて時間稼ぎ。
その隙に必死に仲間を回収して、8割を帰還させる。
残った2割の中に、ジャン・ロベール=ラップがいて、にゃんこ王国に回収される。
そしてラップは人類ではなく、にゃんこ王国の猫たちとファーストコンタクト。
自分は残虐な帝国の捕虜になると精神的に参っていたところに、
戦ってる相手が地球人ですらないことを知りSANチェック失敗。
自分が猫からすれば単なる侵略者であることや、
異星人とのファーストコンタクト、
敗北の衝撃、
ヤンに助けてもらえると思っていたのに、ギリギリのところで救出失敗になってしまった心理的ダメージ、
これらが一斉にラップにのしかかり、精神的な限界を迎える。
思わず叫んでしまい、げろを吐いた後に失神。
倒れて頭からゲロに突っ込む。
猫たち大困惑。
猫「なんでこいつ牛じゃねぇんぬ!?なんで毛が抜けてんぬ!?
唐突に咆哮した後に、なんか吐いて頭突きしたんぬ!?
何の何の何が何!?」
〜同盟視点 タルタロスでの捕虜返還
残った仲間を8割回収してタルタロスに帰還したヤン。
その中にジャン・ロベール・ラップがいなくて意気消沈中。
ヤンはそれでもFTL通信で本国に増援を要請して、負傷者を送る。
増援が来て、3個艦隊になりヤンが継続して指揮を執る。
ヤン「まさかあれは帝国じゃなかったとしたら?
それどころか人間でないとしたら・・・?
とんでもないことになったのでは?」
にゃんこ王国艦隊が戻ってきて緊張が走るも、
ヤンは「この追っ手を撃破したらジャンを助けられるかも?」
と考えて作戦を練る。
そのタイミングでにゃんこ王国艦隊が救命ポッドを5番惑星の軌道にめがけて射出。
ヤン「これ絶対罠だ・・・でも、万が一あそこにジャンが乗ってたら?
もし向こうが奇跡的に善意で捕虜を返還してたら・・・?
ここで見殺しにしたら、相手が宇宙人だった場合死ぬほど印象が下がるのでは?
・・・」
ヤン「罠だろけど、それでもここで見捨てたら同盟の士気が下がって今後に支障が出るな。
助けに行こう。」
ジャン・ロベール・ラップが生きて見つかる。
ラップ「ヤン!大変だ!あいつら帝国じゃない!宇宙人だ!
人くらいの大きさの猫だった!」
ヤン「本当に人類じゃなかったのか・・・。
しかも罠もない!まずい、彼らが帰る前に何とかこちらに敵意がないことを伝えないと!」
ラップ「なんか猫たちが画像や写真とかを彼らの文字や鳴き声であいつらの言葉を学ぶ装置・・・
翻訳器具みたいなのを渡してきた!猫たちが超軽くだけど使い方を説明してくれた!
時間がないからあまりわからなかったけど、救命ポッドで死ぬ気で学習したから、
不自然でも会話できるかもしれない!」
ヤン「でかした!じゃあまず今受信してる、彼らの言葉を翻訳してくれ!」
ジャン「えーと・・・
俺たちをシンディックと呼んでて、
向こう側はにゃんこ王国?らしい。
俺らを回収したから返す・・・
俺たちと仲良くやりたい。
向こうは何で俺らが攻撃してるかわかんないだと・・・。
でも。名誉とか、理想とか、信念、
忠誠や偉大な目的?正義のために戦ってるんだろうと考えてる。
そして、仲間の命が大切なのは、向こうの猫たちもも同じだから考えてほしいそうだ。
あと、名誉がありますように・・・?
だとさ。」
ヤン「なるほど・・・うーんどう返すべきか?
早く返さないと彼らが帰ってしまうかもしれないし・・・。
そしたらただでさえ、先制攻撃と2度の好戦で悪化してる印象が地に落ちる。
一回目のタルタロスでの通信は、かなりキレてたみたいだし・・・。
とりあえず、翻訳器具?のおかげで、
にゃんこ王国側のOSの規格とかは分かったから、文字化けしないで送れるはずだ。
・・・とりあえずここは私の正直な言葉で返そう。」
ヤン「感謝するよ、助かった。
でも、私たちに名誉なんてないな・・・
私が戦う理由は大儀や信念なんか大層なものじゃない。
私には忠誠心や大きな目的なんかもない。
多分・・・正義は私には最も似合わない言葉だろうね。
私の望みは、うまい紅茶にブランデーを入れて飲むためかな。
明日もそれを飲むために戦ってる。
それは素晴らしいことだからね。
それができるのは生きてる間だけだから・・・。
命が大切というのは同じだと思うよ。
私たちには、君たちのような立派なところはないけど、
仲間の命が大切なのは違いないね。
私たちが戦ったのは手違いがあったんだ。
だから・・その・・なくせるように頑張るよ。
本当に申し訳ないことをした。
ただ、私には政治的決定権はないから、戦争を止められるかはわからない。
でも、私にできることは精一杯するつもりだよ。
13艦隊司令長官、ヤン・ウェンリーより。
それではまたお会いしましょう」
ヤン「どうだい?ラップ、書けたか?」
ラップ「ほとんど言語を学ぶ時間がなかったから、めっちゃ下手だけど形にはなったはずだ。
しかし、相手から変な奴だと思われるんじゃないか?
下手したら宇宙人に俺たちが酒好きの薬中ジャンキーみたいに思われるぞ?」
ヤン「おいおい、酒好きはともかく、なんで薬中になるんだ?」
ラップ「向こうにはお茶の習慣がなさそうだからな。
猫は肉食だろ?
それと、お前の名前とかの個人名は翻訳できないから、
13番目?としか伝わらないかもしれん。」
ヤン「やれやれ、随分と稚拙な翻訳だな。
イレギュラーな私のメッセージと、つたない翻訳。
後世でこの返信の酷さが、向こうとこっちの歴史家たちに酷評されそうだね・・・。
でもまあ、私の性格からすれば背一杯頑張ったほうだ。
人間は実力以上のことはできないのだから、大目に見てもらいたいね。」
そしてラップを含むすべての自由惑星同盟の軍人が生還したことで、
同盟国内は一気に世論がにゃんこ側との講和を求める運動が高まる。
ラップの婚約者のジェシカ・エドワーズが主導する反戦兵運動が発生する。