仮面ライダーレガシー   作:トロフィー

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第2話 与えられた仮面ライダー 前編

「正義感が強いようだな。そこまでして仮面ライダーになりたかったのか。」

 

 

仮面ライダー黒影トルーパーが仮面ライダーレガシーを槍で攻撃しながら言う。

 

 

「俺は、俺はずっとなりたかったんです。仮面ライダーに!」

 

 

「必死なのは伝わる。覚醒したのはいつだ?」

 

 

「覚醒っていうか、、、変身したのは今日が初めてです!」

 

 

「な、今日初めてライダーになって戦ったのか?」

 

 

黒影が驚き手を止める。

 

 

「なるほどな。お前のことは聞かせてもらった。今回は逮捕はしない。」

 

 

「良いんですか?逮捕なし?」

 

 

「仮面ライダーになれるようになった日に怪人と戦いたくなる気持ちも分かる。俺もそうだった。だから見逃してやると言っているんだ。」

 

 

「ありがとうございます!じゃ!」

 

 

「最後に一つ。お前名前は?俺は幸崎景人だ。」

 

 

「俺は遺来惣太郎。また怪人がでたらよろしくー。」

 

 

そういうとレガシーは走り去り逃げていく。

 

 

「またって、おい、もうやんなよ!今日は二人逃がすなんて、今日は調子が悪いな。」

 

 

そういうってベルトを外すと、ベルトが消滅する。

 

 

「妻が待っている。早く帰らなければな。」

 

 

 

 

 

「変身しちゃったよ!仮面ライダーに!すげぇ、涙が出る。」

 

 

家に帰る途中、涙目になりながらベルトを抱きしめて言う。

 

 

「ただいま!今日は最高だぞぉ!」

 

 

 

惣太郎がうれしそうにドアを開けると、目の前に家を貸しているパジャマを着た風間咲良とがたっていて、後ろにはリビングから覗いてこちらを見ているセンター分けをしておしゃれな服を着た斉藤賢智がたっていた。惣太郎の家は育ての親が遺した大きな古い昔ながらの邸宅で、同年代の二人に家を貸していた。

 

 

「なにやってんの!あんた寝室の床ひっくり返してどっか行ったと思ったら夜中に帰ってきて!」

 

 

咲良が怒りながら言う。

 

 

「咲良ちゃん怒ってるよ、せっかく作った今日の晩飯冷めてるってね。」

 

 

賢智がふざけ交じりに言う。

 

 

「おおそうか。怒りゃ良いさ。俺は大家だぞ!お前らに破格の値段でこの家を貸しているのは誰だ?俺だ!怒るとは無礼だぞはっはっは!」

 

 

咲良から離れるように、廊下を小走りしながら惣太郎が笑いながら言った。

 

 

「咲良ちゃんは多分心配してたんだよ。犯罪に巻き込まれたりしたとか考えたりするんだろ。」

 

 

リビングに入ってきた惣太郎に笑いながら言う。

 

咲良が強く拳を握っている。

 

 

「俺を殴るなよ。咲良の殴りは痣ができる。あとさっちー、咲良、すごいことが起きた!よく聞け!」

 

 

惣太郎が興奮しながら言う。

 

 

「俺はヒーローになった!!すごいだろ!」

 

 

「惣太郎、冗談言う暇あったら働きな。夢の話はもう聞き飽きた。」

 

 

あきれながら咲良が言う。

 

 

(まぁいい。仮面で正体を隠す仮面ライダー。正体は隠そう。)

 

 

惣太郎が考える。

 

 

「ははっ!面白い!今日はエイプリールフールじゃなく冬だぜ惣太郎!面白くない嘘はさらに冷えるぜ。」

 

 

賢智がこたつに入りながら言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだ足りない、あと二人、許せない人間を始末しなければ!」

 

 

柄の悪い男がスイッチを握りしめながら、ある場所に向かって走り出す。

 

そしてその男が走って向かった場所は、鹿島高校だった。

 

鹿島高校の正門には一人の男性教師が下校中の生徒を見送っていた。

 

 

「お、お、お、お前は!加持!」

 

 

男性教師が驚きながら男に向かって警戒するように言う。

 

 

「お前に対する制裁をするときだ。楽しむが良い!」

 

 

「おい待て!そこのお前!」

 

 

幸崎景人がバイクから降りて錠前を取り出す。

 

 

「お前とお前が襲った人間の共通点を調べさせてもらった。お前が襲っていたのは、全員この鹿島高校の卒業生で昔お前をいじめていたいじめグループのメンバー。そこにいる教師は、当時担任だった田中春樹だ。そしてお前は、当時そのメンバーの一人を刺し殺した加持優生。」

 

 

「ああ、そうだよ。よく分かったな。4年もムショに入れられて、イライラしてんだよ!お前らまとめて全員潰す!」

 

 

――ラストワン!

 

 

スイッチの形状が変化し、まがまがしい声が鳴り響く。

 

 

 

「くそ、ラストワンだと。面倒な!変身!」

 

 

マツボックリアームズ!一撃!インザシャドウ!

 

 

幸崎景人が走りながら変身して、それと同時に田中春樹もスイッチを押し怪人になる。

 

 

怪人が飛び上がり、背中の羽を広げ空中からキックを入れる。

 

黒影はそれを槍で防ぐが、勢いが止まらず、後ろに吹っ飛ぶ。

 

 

「大丈夫か!!」

 

 

惣太郎がバイク唐降りながら言う。

 

 

「お前、なぜここが分かった!?」

 

 

「俺も鹿島高校出身で、この事件のこと知ってたんだよね。いままで忘れててさっき思い出した。」

 

「うまい話だな。あと、もう戦うなと言ったはずだが、今度は逮捕だぞ。」

 

惣太郎が石版を取り出し、ベルトの差し口にはめる。

 

クリスタルスカル ダウンロード!

 

ベルトの右上にある小さなレバーを軽く引く。

 

 

コピー!

 

「分かってる。でも見逃せねぇよ。人を襲う怪人の被害者をこれ以上増やしたくない。俺みたいな人を増やしたくない!だから!!変身!」

 

ペースト!

惣太郎の見た目が変わる。

黒と赤を基調とした仮面ライダーレガシー。

体には石版のような物があり、解読できないが文字が書いてある。

 

 

「行くぜ!」

 

 

拳を一撃怪人に入れる。

 

続けて荒いキックとパンチを入れていく。

 

 

「今日の俺はひと味違うぜ。」

 

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