宇宙世紀ガンダム世界で生存戦略 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
艦の受領まで半年を切り、シャル経由で重工作艦の改修の経過報告を受けたり、交易船の建造進捗度を話したりしていた。
「シャル、口座に振り込んでおくから、月関連の企業とサイド6の株を買っておいてくれないか?」
『それは構わないけど、自分で買わないの? ヒデヨシは?』
「俺一応ジオンの将校だからな……下手に株とか買っていると怪しむ人が出てくるから」
『うん、わかったよ! やっておく! ねぇ私のエッチな写真見てくれた?』
「ああ、見た見た。凄いぬれていたじゃんか」
『ヒデヨシとまた会いたいよ……今度の長期休暇でサイド3に行っても良い?』
「ああ、歓迎するよ……サイド3でデートと洒落込もうじゃないか」
『やった! 約束ね!』
「じゃあ切るぞ。またな」
『はーい!』
プツンと通信が切れる。
「さてと……うっ……出るぞ」
「んん……」
ドプドプっと机の下でフェラをしていたシーマに射精する。
シーマと出会ってから半年……仕事やプライベートを共にしていれば自然とそういう仲にはなるわな。
一応家族にはガールフレンドの1人って伝えては居るけど、セフレなのはバレている。
父親から。
「家はザビ家との繋がりも深いのだから奥さんはジオン上層部の女性にするんだぞ。それに子供ができても認知はするな」
と釘を刺されていた。
うっせぇ、ジオンが勝たなきゃ家は政治犯か戦犯のどっちかになるんだから女性関係くらい自由にさせてくれ……。
「んん……相変わらず苦いわね……粘りつくような濃い味……ねぇヒデヨシ、公私は分けているとはいえ、副官と肉体関係を持っちゃってよかったのかしら?」
「公の場じゃなければいいだろ。シーマと楽しむ時は仕事外だし」
好感度上昇を500%に設定しておくとヤバいわ……シーマみたいな女傑っぽい女性でも1ヶ月で肉体関係になれたし……しかもシャルと関係があることを伝えてもあっちもセフレって伝えたらそこまで嫌な顔しなくて都合の良い女性に徹してくれているし……。
こんな良い女が一年戦争でああも老けるのか……。
半年の間にやった事はシーマを落としただけでなく、部隊編成も着々と進み、パイロット候補生達はシミュレーターを使ったモビルスーツの操作のトレーニングをしたり、プチモビを使って宇宙空間で活動する訓練を繰り返しており、艦を操縦する者達は練習艦で操縦方法を学んでいた。
あとジオン系列の軍事企業からも派遣される人材の選定が進められて、代表と俺が挨拶をしていた。
他には貯蓄と実家の金使って色々なところに投資を行なっていた。
一番多いのはサイド6と月への投資である。
一年戦争で全く被害がでなかった地域なのと両方とも宇宙開発関係で経済発展を続けているので投資先として良いのである。
現段階ではコロニー落としみたいな連邦軍との軍事作戦を練っている訳じゃないので今のうちに資金を逃がしておくのはありだろう。
あとシャル名義に変えておくことも忘れない。
ジオンが負けてもシャル名義にしておけば俺に足がつくことは減らせるし、ガトーみたいに月で潜伏生活を送れる可能性もある。
アナハイム社と関係を構築しておけば、戦後でも身分を変えて生きていけるだろう。
ジオンが勝てばシャルをジオンに呼んで生活送れるだろうし……。
(サイド7でガンダムの実験……V作戦が行われるのは知っているが、それに関われるのか……ガンダム葬ってもジークアクス世界行くにはシャアがガンダムに乗る必要があるんだよな……あと今のところゼクノヴァ起こった形跡が無いし、モビルスーツの試作品……ジークアクスのデザインじゃないんだよな……)
かといってジ・オリジンはアニメをちょろっと見ただけだから、詳しくは知らないし……。
俺ザビ家に近いけどザビ家じゃないからシャアの抹殺対象からも外れているはずだし……。
「さて、どうなるかな〜」
モビルスーツのコンペはジオニックが勝利し、ザクⅠが正式採用されることが決まった。
ツィマッド社のヅダは史実通り試験中に爆発してコンペ落ち。
早速ザクの量産が始まり、俺は連日ザクⅠの製造や整備工場に赴いて勉強漬け。
あとは部隊に配置される兵士1人1人に挨拶をしていき、各配置にあった能力と好感度に補正を掛けておく。
これで作戦中の事故は減らせるはずである。
で、ジオニックとツィマッド双方の技術部門の代表が女性であった。
絶対政治的配慮もしくは父親が圧力をかけたのか……。
(ポケモンデザインで来たかぁ……)
ジオニックから派遣された女性はマーズ・コスモス……ジオニック社の創業メンバーオリジン11を祖父に持ち、飛び級でザクの開発にも関わっていたという18歳の少女で、まんまポケモンのギンガ団幹部のマーズ。
なんか似たような設定の人物……ジオニックに居なかったか?
一方でツィマッドから派遣された女性はカガリ・マグマ……24歳でコンペで負けたヅダの推進系を担当していた技術者で、ツィマッド社内でコンペに負けた責任問題で左遷人事として送られて来たらしいが、能力値は政治は確かに低いけど開発能力は90と高い。
マーズも88とほぼどっこいである。
カガリの方はマグマ団のカガリだな……喋り方も似ているし……。
「キャハ! あれれ……カガリさんじゃん! なんでここに居るの? ツィマッドも馬鹿だねぇ……カガリさんほどの技術者送るとは」
「……ジオニックも馬鹿。マーズをアステロイドベルトに数年送るとか」
バチバチにしているがまぁデータは取れるだろうが本社勤務よりも昇進が遅れるのは事実だろう。
でも上司の前で左遷人事って暗に言うなよ……。
とりあえず全能力値成長補正500%かけておこう……好感度補正も。
好みの容姿しているし……。
「これがザクか」
まだ他にザクが無いのでザクⅠの事をザクって言うが、後期製造型ザクⅠが10機ほど受領する事ができた。
まだ軍全体でもザクが100機も無いため大盤振る舞いに等しい。
ちなみに重工作艦はジオニック社が内装を整えているため、あと1ヶ月で受領する事ができる。
マインクラフト作戦は重工作艦受領後試験運用期間の1ヶ月を終えたら始まる予定であるため、残り時間は2ヶ月。
パイロット達はザクに実際乗ってみてシミュレーション通りにいかないとか言い合いながら技量を高めていっている。
「結構乗り回せてるね」
「……うちの社内パイロット達でも悪戦苦闘していたのに……」
喜ばしいことが1つ。
俺がパイロット達1人1人に戦闘技能……【射撃】【格闘】【耐久】【反応】の4つを伸ばしたお陰か、ザク受領後、若いパイロット達はザクを乗り回すことができていた。
「にひひ、予想より良いデータが取れそうじゃない!」
「……ジオニックに負けてられない」
2人の技術者達も火がついたらしい。