昔、テレビの中のウルトラマンに憧れた、けど大人になると分かる
あの人頭おかしい!!!!!
いやここはあのウルトラマンといった方がいいのか?まあそんなことはどうでもいい。
とにかくまじで何なんだあのひとなんで怪獣の攻撃腹筋で止められるんだ!?!?
おかげでしばらくの間、筋トレしまくったよ!!!腹筋とかバッキバキだよ!!!
あっあと勘違いされないように言っておくけど、今言ってるのは初代ウルトラマンのことだからね!?決してウルトラマンたち全体のことじゃないからね?!
けどやっぱりかっこいいじゃん初代ウルトラマン(これからは初代と書きます)、ピンチの時には必ず来てくれる正義のヒーローで怪獣退治の専門家、メビウスで再登場したときとか喜びのダンス踊ちゃったよ
で、だ
なんでこんな俺のウルトラマン愛をこんないきなり叫んでるかというと
「気づいたら、初代ウルトラマンになってるからだよバカやろ~~~!!!!!!」
気付いたら知らない場所で身体デカいな~~と思ったらなんか初代になってるんですよ?信じられます?
めっちゃ嬉しいけど、これが夢なんじゃないかと疑ってしまう、夢なら早く目覚めてくれこれが現実だと願ってしまう
まあこういうといきは深呼吸からの現実逃避の睡眠に限る
それではみなさん良い夢を
~3時間後~
「あ~~~~そういうことかよ」
くっそ夢で自分が死ぬ瞬間とか頭おかしくなりそうだ、
最近の漫画の主人公はすごいな、これを体験した後にあんなポジティブにいられるとか頭おかしいだろ、俺には無理だ今は少し休みた「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA]いって何だ???
後ろを振り返るとそこにいたのはウルトラマン最初の敵であり今まで空想だと思っていた怪獣
«宇宙怪獣ベムラー»が俺の目の前にいた
「嘘だろ・・・ベムラー?本物?」
俺がその現実を受け止められずその場で固まっていると、それを好機と考えたのかベムラーはその巨体から想像できない速さで俺に体当たりをしてきた
「うわっっっっ」
おれはその攻撃に反応できずに吹っ飛ばされてしまった
「うぐ」
痛い痛すぎる、全身が痛みを訴えてくる、たかが体当たりだけでこんなに痛いのか?
怖いもし今のが当たり所が悪くて骨が折れたりしたら?もしも今の攻撃が体当たりではなくベムラーが得意な蒼い熱線だったら?怖い無理だ勝てるわけがない
一発で戦意を失った俺を見てベムラーは、恐怖与えるためにゆっくりと俺に近づいてきた
「クソクソ、誰か誰か助けてくれ!!!!」
もし誰かがこの瞬間を見ていたらこの姿を「解釈違い」だとか「諦めるな!!!」と言ってくるかも知れないが
俺には無理だ誰かを殺したこともなければ、特別な何かを持っているわけでもない
俺がこんな化け物と戦って勝てるわけがない
諦めるしかない・・・
そう思い俺は目を閉じた
目に浮かぶのは今までの人生、正直可もなく不可も無い普通の人生だったと思う、普通に学校を卒業して普通に就職して普通に働いて、ああけど最後の死に方は普通じゃなかったな
その日俺は久々の休みで、今まで溜めていたアニメなどを見ていた。そしてお昼ウルトラマンオメガが美味しそうにご飯を食べる姿を見てお腹が空いて冷蔵庫をのぞいてみるが何もなく、しょうが無いから外で食べることにして近所のラーメン屋さんに歩いて向かっている途中、道の端に初代ウルトラマンの変身アイテムのベーターカプセルが落ちていた、気になって拾ってみたが、特に変わったところもなく、少し塗装が落ちているか?位しか気にならない。
だがその瞬間世界が揺れた、俺は必死に近くの電柱にしがみつき揺れが収まるのを待った、揺れが収まりあたりを見渡すと、目に見える範囲の建物がすべて崩壊していた
何がおきたのか分からず呆然としていると声が聞こえた
「誰か助けて」と
とても小さな声でもしかしたら聞き間違いかも知れないが、確かに聞こえた
あたりを見渡すと建物のそばに、男の子がいた
そばに近づいて声を掛けようとして、あと少しで少年も気付きそうな距離で俺は少年の足下に赤い液体が広がっていることに気付いた。
俺は嫌な予感がしながら少年に声を掛けた
「大丈夫か?」
そう、声を掛けると少年もこちらに気づき、今にも泣きそうな顔でこういった
「お母さんを助けて」と
そして気付いてしまった、少年の目の前で家に下半身を挟まれて・・・・・・いや現実から目をそらすなこれはそんな優しいものじゃない、目の前で下半身が潰れた女性が今にも消えてしまいそうな顔で、それでもわずかに希望を見つけたような眼でこちらを見ていた
明らかにもう間に合わない怪我をしている彼女を見て、一瞬吐きそうになるが、すぐ横にこの人の子供がいるので我慢して、この子供にどう言う言葉を言えば良いのか分からず困っていると、目の前の女性が消えそうな声で声を掛けてきた
「おね・・・・・・がいがあ・・・ります・・・・・・このこをたす・・・・・・け・・・・・・」
そこでこの人は目を閉じた、今一体何がおきたかも分からないのにとてつもなく重い
引っ張られた方を見ると、少し泣いてしまって鼻水も出している男の子が不安そうにこちらを見ていた。
俺は拳を強く握った
こんな子供が今泣き叫んでしまいそうな顔をしてそれを必死に我慢しているのに、俺は何をしていた?
何もしていない、何も出来ていない
とてつもない無力感が俺の心を襲った、だが今そんな事を気にしている暇はない
「此所は危険だから移動する、ついてきて」
「えっ?お母さんは?お母さんはどうなるの?」
「・・・・・・後で必ず助けるだから今はいこう」
「お母さん怪我しているんだよ!僕よりお母さんをどうにかしてよ!!!」
「・・・・・・・・・無理だ」
「え?」
「もうお母さんは助からない」
「え?」
「時間が無い、恨まないでくれよ」
俺は、俺が行ったことを理解できていない少年を抱えると避難場所の小学校に全力で走った
「まって!まって!まだお母さんが!!!お母さんが!!!」
俺は泣き叫ぶ少年を無視して走り続けた
ガラガラガラガラ
そんな音が聞こえて横を見ると建物がこちらに倒れてきていた。
「!クソが~~~~!!!!」
グシャ
なんとか建物を避けたがよけたが足をひねってしまった、だがよけることは出来た、足は痛いが無理をすれば問題なく歩ける、そう思い再び歩き出そうとしてふと、自分が何も抱えていないことに気付いた。
そういえばさっき建物が崩れるとき普通なることのない音が鳴っていなかったか?
俺は後ろを見た、そこには建物に潰された誰かの手と赤い液体が現実を伝えていた
俺が現実を理解して絶望を叫ぶ暇も無く目の前の建物が爆発した。燃える世界の中俺は願った
「もし次があるなら、こんどこそは必ずあの人達を助けたい」
それが俺の死に方だ、ホントどうしようもない終わり方だったな~~と思う、もしかしたら俺は罰を受けるためにこの場にいるのかも知れない。この場所で苦しみながら殺されることで俺の罪は裁かれるのかも知れない、ああそうだといいな
『残念だがそれは違う』
え?
『君がここにいるのは君が「次があるなら、こんどこそ助けたい」と願ったからだ』
誰だ?!それに俺が願ったから?
『何ただの通りすがりの風来坊だ、そんなことより君はこんなところで終わってはいけない、君はこれからあの家族を助けるまで戦い続けなければならない、それがお前の願いなのだから』
・・・・・・無理だ俺には無理なんだ、たった一回死んだだけなのにもう心が限界なんだ、俺は戦えない
『ふざけるな!!!お前は自分がもう一回死ぬこと恐れているんじゃなくもう一度自分の目の前で誰かが死んでしまうのを恐れているだけだ!!!』
ああそうだよ、俺は怖いんだよ、目の前で誰かの命が消えるのを見るのは!!!!!しょうが無いじゃないか今まで戦いも何も知らない世界で生きていたんだぞ!!!それなのに目の前で人が死んでそしてその人から託された命は俺が奪った!!!なのにどうして今更誰かのために戦える!!!!
『ならば何故お前はあの時喜んだ!!!』
あのとき?
『お前がウルトラマンになったときだ』
それはあの時記憶が混乱していたから・・・・・・・
『違うお前はあの時記憶が混乱なんかしていなかった。お前は自分に
・・・・・・・
『最後に一つきこう、お前の願いは何だ』
・・・・・・・・・助けたい
『何を』
目の前の命を
もう二度とあんな思いをしないために!!!!!
『「だからこんなところで、終わってたまるか~~~~~~~!!!!!」』
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA?????」
読んでくれてありがとうございます