とりあえずロッゾ一族に取り入ることを決めた夜、俺はファルムス王国王城にある魔術書庫にいた。
とりあえずパラパラ読みでも思考加速と森羅万象の組み合わせで全部習得できるからこの城にある魔術書は全部読み込んでおくことにしたのだ!
『不従者』を使えば、『眠気』と『眠らないことによる体調不良』には『従わない』ことができるから完全徹夜が可能だしね!!!
というか多いわ魔術書。
流石は大国というだけあるわー。
『不従者』あって助かった!!!
……やっぱりこの国。王侯貴族だけ全滅させられて国だけはどっかに吸収されそう。
ま、今考えても仕方ないよね!!!
そんなこんなで魔術書を読み込むこと数時間後、朝を迎えた。
今日は他の召喚者2人との顔合わせもある!!!
一応ラーゼンから情報としては聞いてるけど、実際に見て、今後仲間になるキャラか使い捨てにするキャラなのか見極めなければ!!!
原作で橘恭弥の右腕とかになるキャラかもしれないからな!!!
原作から外れないために、じっくり見極めさせて貰おう!!!!!
「で、また被害者の追加ですかぁ?」
召喚者用の修行場、そこに態度の悪い青年が入ってきた。
おそらくこいつが
被害者。
まあ、召喚者のことだよな。
実際被害者だしな。
「被害者ではない。我らファルムス王国に尽くすことが許されることこそ喜びとしれと言っておるであろうが!!!」
声を荒げるラーゼンを気にする様子もなく、省吾は俺にズカズカと近づいてくる。
「で、テメェ何が出来るんだよ?なよっちい顔しやがって」
うん、よく見極めるまでもない。
三下だな。
使い捨て要因だ。
把握した。
「ふぁーぁー。ウチまだ眠いんですケド」
丁度その時、修行場にもう1人入って来た。
今度は女。
確か名前は
………ギャルだ。
判断がむずいんだよな…ギャルは。
ギャルがめちゃくちゃ有能な作品もあれば三下以下の作品もある。
あれ?でも確かこいつのユニークスキルって……
「おお!来たかキララ!新しい犠牲者が来たぞ!」
「ふーん、興味ないし。戻って寝て良い?」
「自己紹介くらいせんか!!!たわけが!!!」
「うおっ!怒鳴ることねえだろう?まあ、良いや。俺は田口省吾。ユニークスキルは『
「ウチは水谷希星。ユニークスキルは『
「僕は橘恭弥。ユニークスキルは『
とりあえず当たり障りなく自己紹介をした。
残り2つのユニークスキルについては教える必要ないだろう。
省吾のユニークスキルは脳筋三下が持っててもおかしくないからやっぱり省吾は原作でも橘恭弥に使い捨てにされたキャラだろう!!!
そうに違いない!!!
そして問題は希星。
ラーゼンから聞いた感じ、『狂言師』は強い。
強キャラが持ってるタイプのユニークスキルだ!!!
つまり希星は原作で橘恭弥の右腕枠だった可能性が高い!!!!!
あとは橘恭弥が希星とどの程度の関係だったのかだけど……多分そこまで深い関係ではないんだろうな。
そんな気がする。
いつ切り捨てても良いとお互い認識してる的な!!!!!
そんな感じかもしれない!!!!!
本物の橘恭弥ではない俺なんて簡単に出し抜かれてしまうのでは……いや、原作の流れを変えるのは良くない!!!
やってやる!!!
使いこなしてやるぜ希星!!!
『狂言師』の能力が催眠系統ならおそらく主人公陣営に破られる感じで負けるんだろう!!!
その時まで、お互い利用しあっていこうじゃないか!!!
さて、自己紹介を終えた俺たちはそれぞれユニークスキルの正確な性能の把握や、能力の制御などの修行をすることになった。
そういえば他の人には『理解者』ないから手探りなのか。
本能的には分かってるけど……みたいな感じなのかな?
さて、それじゃあ俺もぼちぼち手抜きつつ頑張りますか!!!
ロッゾ一族が接触してくるような手筈はさっき整えたし、それまでこの城でやれるだけのことをやろう!!!
まあ、その手筈を考えるのに思考加速を使いまくったから結構疲れちゃったけど……あ、『疲れ』に『従わなければ』良いのか!!!
一応宣言しておきます。キララはヒロインにはなりません。ヒロインは……今期アニメに出てるよ!!!