今回はホグワーツ内で爆誕したFateシリーズのファンクラブのお話。
推薦が書かれたことやランキング入りの影響なのかは分からないけども、前回や前々回の更新の際に思った以上に多くのコメントが来ていて、思わずビックリしてしまった今日この頃。
ハリポタ世界の魔法族って、神話や伝説に登場する英雄に由来する名前を付けられた人が多そうだから、【Fate/stay night】の火力がさらに強くなりそうな予感がするなぁ。
【Fate/stay night】の凛ルート、もといUBWルートのことでコックスとスラグホーンが話し合っていた頃、Fateにどハマりしたトムやマートルを含めたホグワーツ生はというと
「僕が思うに、アルトリアにはランサークラスの適性もあると思うんだ」
今現在、Fateシリーズのファンクラブ....もとい、【運命の夜】の活動拠点であるホグワーツの一室にて、サーヴァントのことについて熱く語り合っていた。
と言うのも、【Fate/stay night】にどハマりした末に何度も何度も読み耽っていた彼らは、次第に神話や伝説上に登場する英雄や偉人達はどのクラスのサーヴァントとして召喚されるのか?という考えに至ったようで、それぞれが考えた最強のサーヴァントについて日々話し合っていた。
この日もまた、彼ら彼女らはそんな議論を繰り返していたようで....その様子を見たファンクラブの顧問であるダンブルドアは、まるで我が子のようにニコニコと微笑みながら見守っていた。
「あ!!確かに....アーサー王伝説ではロンゴミニアドの逸話があったから、ランサークラスの適性があってもおかしくはないってことだよね!!」
「その発想は思いつかなかったな....」
「むしろ、フツーにあり得そうだよな」
だからなのか、生徒達は純血・半純血・マグルの垣根を超えてまで自分の好きなことを、【Fate/stay night】という作品の話を楽しんでおり、その胸のうちで自身の思ったことを共有できる喜びと嬉しさを抱いていたのは言うまでもない。
それはトムやマートルも同じだったようで........お互いに孤独であった二人の居場所として、自分自身の好きなものを曝け出せるできる場所としてファンクラブを楽しんでいた。
「というか、それを言うならクー・フーリンもバーサーカーのクラスの適性を持ってるんじゃないか?」
「天才か?」
それぞれ、思い思いに【Fate/stay night】に登場したサーヴァントについて会話をする生徒を見たダンブルドアは、一つの物語からここまで盛り上がるとは思ってもいなかったようで、寮云々関係なく仲良くなっている生徒達を一つにした【Fate/stay night】に対し、感謝の念を抱いていたとか。
「話は変わるけどよ....アメリアの書いた【Fate/stay night】の二次創作の小説がとっても面白いから、今度お前も読んでみろよ」
「へぇ、どんなやつなんだ?」
「えっと、確か本編後のイリヤとシロウの日常を描いたやつだったはず」
ハッフルパフ生の話に対し、そう答えるレイブンクロー生。
実のところ、【Fate/stay night】の作風や展開に衝撃を受けたホグワーツ生の中には、その愛が溢れてしまったばかりに二次創作の世界に踏み込む者も居たため、ファンクラブ内ではその二次創作に関する情報も飛び交っていた。
なので、自然とFateシリーズに対する需要と供給が生まれつつあったとか。
ちなみに、【Fate/stay night】のノベライズ版セイバールートが発売された際、念のためにという理由で二次創作用のガイドライン的なモノが出版社経由で公表されたため、二次創作を嗜み始めたホグワーツ生達からはありがたいという声が続出した模様。
「何それ超面白そう!!」
「現に超面白いから、読んでみる価値はあるぞ」
和気藹々とした様子で話をする生徒達の間には、もはやマグルや純血に対する差別偏見は存在せず、むしろそんなものは関係ないとばかりに盛り上がっていたため、これこそが平和そのものなのかもしれないなとダンブルドアは思ったのだった。
なお、さっきの二次創作の話で話題に上がっていた二次創作小説を書いていた当の本人は、レイブンクロー生のアメリア・バードは恥ずかしそうに照れていたものの、自身の書いた小説の話題が出てきて本当は嬉しかったらしい。
「ああいう小説はいくつあっても良いんだよな。むしろ、たくさん読みたいというか何と言うか」
「「「「分かる」」」」
生徒達がそんな会話を繰り広げていた時、どこからかバタバタと走る音が聞こえたかと思えば、その場にファンクラブに所属しているグリフィンドール生がやって来たかと思えば、慌てた様子で仲間達に向けてこう言った。
「た、大変だ!!【Fate/stay night】の最新作が....凛がヒロインだった場合の話が出版されるらしいぞ!!」
その生徒が彼ら彼女らに向けてそう言った瞬間、生徒達は彼が言い放った言葉の意味をすぐさま理解したのか、思わず氷漬けになったかのように固まっていた。
それもそのはずで....何しろ、彼の言ったことは自分達が今まさに推している作品の新作が出るという事実を意味していたため、彼らが固まるのも無理もなかった。
グリフィンドール生曰く、今度発売される【Fate/stay night】の新作はシロウとリン・トオサカが主役らしく、作者であるグラミー・シードが"セイバールートとは異なる物語"と語っており、それをグリフィンドール生経由で知った生徒達はこう思った。
またあの体験が出来るのか....?と。
それはまさに、良い意味で寝耳に水と言っても過言ではない情報だったからか、案の定生徒達は大喜びしていた。
「てことは、今回もアーチャーの活躍が観れるのか!!」
「俺、今回も家族への布教用に何冊か買おうかな.......」
「その前に購入数の制限が来そうな予感」
Fateオタクとして、そんなことを口々に言う生徒達。
それはトムやマートルも同じだったようで、お互いに【Fate/stay night】の新作が出ることを喜び、噛み締めていた。
ダンブルドアはダンブルドアで、今度ホグズミード村の本屋に行った際に予約購入できるかどうか聞くことを考えていたとか。
「もしかして、今度発売されるやつでアーチャーの正体が分かる.....的な展開もあるのか!?」
「うわうわうわ!?その展開だったらガチで燃えるよな!!」
「リンって地味にヒロインっぽいと思ってたから、これは出版が楽しみになってきたな」
「早く出版されないかな〜」
自分達の大好きな【Fate/stay night】の新作だからか、興奮した様子でそう話し合う生徒達。
と言うのも、生徒達の間ではシロウやセイバーに次いで謎多きアーチャーの人気も高かったようで、リンが主役の新作ではアーチャーの活躍が見れるのではないか?とワクワクとした様子になっていた。
最も、その【Fate/stay night】の新作が出版されたら出版されたで、その正体を知った時に彼ら彼女らの脳内と情緒はこんがり焼けたとか。
「俺、家族から【Fate/stay night】を読みたいって吠えメールが来ていたから、今度新作を含めて買ってからフクロウ便で送ろうかな?」
「あ〜、そっか。【Fate/stay night】って今のところホグズミード村の本屋でしか売ってないもんな」
スリザリン生の言葉に対し、共感するようにうんうんと頷く生徒達。
彼らの言う通り、【Fate/stay night】はホグズミード村の本屋限定で売っているからか、子供達経由でその本の存在を知った保護者達から羨望の目で見られていて、そんな親に対して布教という名目で本を送った生徒も少なくはなかった。
なので、少しずつだがホグワーツ外でも【Fate/stay night】の存在が広まりつつあったとか。
そんな会話をしている生徒達を尻目に、トムとマートルはというと
「....マートル」
「どうかしたの?トム」
「今度、【Fate/stay night】の新作が発表された時は一緒に買いに行くのは.....ダメ、かな?」
生徒達がザワザワと騒がしくなっているのを良いことに、マートルに対して一緒に買い物をしないか?と誘っていた。
それを聞いたマートルは、純粋に友達であるトムが誘ってくれたことに対して嬉しく思ったようで、もちろんだとばかりにこういった。
「わ、私も.....トムと一緒にFateの新作を買いたいなって思ったの!!」
「本当かい!!」
マートルの返答に対し、嬉しそうな反応になるトム。
その光景を遠目から見たダンブルドアは、これはもうすぐトムに春が来るのかもしれないと察したのか、温かい目で教え子であるトムを見守っていたのだが、そのことを当の本人は気づいていないのだった。
マートルはマートルで、今度トムと出かける時のために服装を考えていたのか、ずっと仕舞っていた私服を着ようかな?と考えていた。
(友達と一緒に買い物....か。何だか、楽しみだな)
(トムと一緒にホグズミードに行くのなら、オリーブ達が来ても心強いかも?)
一方、ファンクラブ内でそんなことが起こっているとは知らない原作者、もといグラミー・シードことコックス・ブラムリーは、UBWルートの出版に向けて準備を進めていたとか。
ただし、その内容を知った担当編集者からは人の心無いんか?と言われたのだが、当の本人はサクラルートよりかはマシだと答えた模様。
ホグワーツ生、【Fate/stay night】に情緒が掻き乱されるの巻。
ついでに言えば、トムとマートルの関係性も一歩前進したとか。
名門魔法学校の生徒だから、きっとFateシリーズに登場したサーヴァントの他クラス適性とかを語り合うんだろうなぁ。
あと、これを機に二次創作という名の創作活動も活発になるかも?
結論:Fateは良いぞ