前回の続きとなります。
色々と詰め込んだら、文字数がいつもより多くなりました。
頑張って読んでくれると嬉しいです。
それではどうぞ〜♪
どうも〜三冠王手中のカノンレクイエムです♪クラシック期前半のレースも終わり、充実した夏合宿も満喫出来たし、トレーナー試験も無事に受かりました〜♪これでウチの“やりたい事”が出来るようになったよ〜
9月に入ったけど、お休みにしてたから特にやることがなかったよ〜、ゴルシちゃんとマグロ取りに行ったくらいかなw
さて10月になったので、菊花賞に向けて調整を始めますよ〜。
「トレーナー〜、スタミナアップの為に外周4時間走ってくるよ〜」
「分かった、車に気をつけるんだぞ〜」
「は〜い、行ってきます〜」
ウチが学園の周りを走っていると、土手に黄昏ている1人のウマ娘ちゃんを発見した。
「およ?そこのウマ娘ちゃんどうしたの〜?」
「ん〜、なんやネェちゃん、ウチになんかようか?」
「なんか黄昏てたから、何かあったのかなって思ってさ〜」
「ウチにも色々あるんや!向こう行き〜や」
「ふむふむ〜、何悩んでるか当てて上げようか?」
「ふん、ウチの悩み当てられるんなら当ててみぃ!」
あらあら〜、こんな所に“野良タマちゃん”と遭遇ですよ~♪まあ、タマちゃんの悩みは分かってるんだけどねwちなみに、ウチは外周走る時は変装してるんで、カノンレクイエムとはバレてないよ〜♪
「んっとね、多分キミは家族に“金銭的に迷惑”を掛けたくないから、トレセン学園に入学するの辞めようか迷ってるでしょ?」
「なっ!そ、そんな事あるわけ……そうや、ウチは家族に迷惑かけとうないんや!」
「ふむ、キミは年齢的に来年から中等部かな?」
「そうや」
「ならキミはそのまま、トレセン学園に入学しても大丈夫だよ、お金の事は気にせずにね」
「そないな事言っても……」
「あ、そういえばお名前聞いてなかったね、なんて言うのかな?」
「ウチはタマモクロスや、ネェちゃんはなんて言うねん?」
「ふふふ、秘密だよ♪それとね、今年の有マ記念を見に来ないかな?交通費とかのお金の事は、気にしないで良いからさ」
「なんやそれ…まぁ、タダなら行くわ」
「良かった!なら当日は、トレセン学園の校門で9時に待っててね♪」
「わかったわ!楽しみに待っとる」
「忘れないでね〜♪じゃあね〜」
「あのネェちゃん、なんなんや?」
まさかまさかのタマちゃん発見フラグが立つとは!!幸先良いね~♪とりあえず、部室戻ろう〜
「トレーナーただいま〜」
「おう、おつかれ怪我はないか?」
「怪我はないよ〜、とりあえず才能ある子見つけたから、有マ記念見に来てって誘っといたw」
「お前は何をしているのやら…んで、その子の名前は?」
「タマモクロスって言う関西弁の子だよ〜」
「わかった、詳しくはまた後で聞くから、菊花賞のミーティングするぞ」
「は〜い♪」
ウチは菊花賞のミーティングを終えて、家に帰るのでした。そして菊花賞までは、のんびり過ごしました〜
菊花賞当日
「さあ、“最も強いウマ娘が勝つ”と言われている菊花賞、今スタートしました!」
「三冠王手のカノンレクイエムは、後方から行くようですね」
「残り1200mに差し掛かりました、淀の坂はキツイぞ!」
「ああっと!ここで大外から、カノンレクイエムがスパートとして坂を駆け上る!」
「更に下り坂を駆け下りる!これはミスターシービーの“タブー破り”だ!」
「最後の直線に入ります、先頭は依然カノンレクイエム、三冠まで後少しだ!」
「カノンレクイエムが後続2バ身離してゴールイン、新たな三冠バの誕生です!!」
ウチは“右手の指”を3本掲げた。
「みんな応援ありがとう!みんなのおかげで三冠バになれました〜♪次は有マ記念で会いましょう〜♪」
そう言ってウチは控室に戻った。
「おぉカノン!三冠おめでとう!!」
「カノン最高だよ!アタシと同じ走りしてくれるなんて♪」
「流石ゴルシちゃんの相棒だな!これはゴルシ印のケバブでお祝いだな!」
「みんなありがとう〜♪それじゃあこの後打ち上げで、みんなでお寿司食べに行こ〜♪」
そう言ってみんなでお寿司屋さんに移動するのでした。
11月に入りました。ウチはお休みだけど、ルドルフちゃんはJCに出走して無事に勝利しました。良かった良かった♪
12月はじめにウチは、部室でチームのみんなにお願いを伝えた。
「みんなごめんね〜、お願いがあるんだけど良いかな?」
「うん?どうした?」
「おん、ゴルシちゃんにお願いか?」
「めずらしいね、カノンがお願いなんて」
「うんとね、有マ記念当日の9時に、校門に“タマモクロス”って言うウマ娘ちゃんが来るんだけど、一緒に中山まで行ってくれないかな?」
「そのタマモクロスって娘は、訳ありみたいだな」
「うん、家庭が裕福じゃあ無いからって、家族に迷惑掛けたくないから、来年のトレセン学園入学を悩んでるんだよね」
「ん〜、それは可哀想だね」
「家族思いじゃね〜か、ゴルシちゃんに任せろや!」
「ちなみに正体明かしてなくて、ただのネェちゃんだからレースが終わるまで、正体言わないでねw」
「カノン、また面白そうな事を考えてるね♪」
「サプライズはゴルシちゃんも歓迎だぜ!」
「ちなみにタマちゃんは、ウチのチームにスカウトするつもりだからよろしくね〜♪」
「了解だ、丁寧にもてなすよ」
「さて、あとはみんなでリギルに遊びに行こ〜♪」
「な!また、怒られるの俺なんだから、勘弁してくれよ…」
「ルドルフちゃんに“オハナシ”しにいくだけだよ〜♪」
「おっしゃ〜!久しぶりのカチコミだぜ!」
「マルゼン元気にしてるかな〜♪」
そう言って、みんなでリギルの練習場へカチコミ(笑)に向かいました。
「たのも〜!」
「カチコミじゃい!」
「楽しそうだね〜♪」
「な、スピカの連中が来たぞ!!」
「早く、マルゼンさんかおハナさんに伝えろ!」
「ルドルフさんでも良いぞ!!」
慌てふためくリギルの皆さん、只々ルドルフちゃんに会いに来ただけなのにねw
「お前達何をしに来た!」
「あ、おハナさん、こんにちは〜♪ルドルフちゃん居ますかね?」
「カノンによる宣戦布告だぜ!!」
「あはは〜!ゴルシ面白すぎるよそれ♪」
「ほぅ、カノンが私に宣戦布告とは面白い」
「ルドルフちゃんおひさ〜♪有マ記念に出るんだよね?」
「ああ、出走予定だが?」
「ルドルフちゃん、舞台が整ったら“全力”で勝負しようって覚えてる?」
「ああ、約束したな」
「ウチも有マ記念に出るから、“全力”で勝負しよう!」
「ああ!是非もない!」
「ルドルフちゃん今絶好調だもんね♪なら賭けしようよ、あの時みたいに」
「ああ良いだろう!私が負けたら、“なんでも”言う事を聞いこうじゃないか」
「うん?今“なんでも”って言ったね?ゴルシちゃん撮れてるかな?」
「相棒!バッチリだぜ!」
「あ〜あ、ルドルフ“なんでも”って言っちゃったね〜」
「言質は取ったよ〜♪当日が楽しみだね♪」
「うん??、ああ、楽しみだな!」
「それじゃあルドルフちゃん、またね〜♪」
「皇帝…骨は拾っといてやるぜ…」
「ルドルフ…事故だと思った方が気が楽だよ」
「うん??、ああ、有マ記念でな」
そう言ってウチ達は部室に戻るのでした。ルドルフちゃん“なんでも”は言っちゃ駄目だよw
有マ記念当日
ウチは先に、中山競バ場入りを果たして、控室で待機している。その頃、学園の校門では…
「キミがタマモクロスかな?」
「そうや、ウチがタマモクロスや!!……って三冠バのミスターシービーやんか!!」
「良かった、キミの知ってる“ネェちゃん”から有マ記念の事を頼まれたんだ」
「そ、そうなんか、えらい恐縮ですわ」
「おいおい、ゴルシちゃんも忘れんじゃね〜ぞ!ほれイカ焼き食うか?」
「おお!イカ焼きや!!ありがとさんな!」
「お前さんがタマモクロスか、トレーナーの沖野だ、こいつらのトレーナーをやっている」
「おぉ!ミスターシービーのトレーナーさんかい!よろしくな〜!」
「さて、中山競バ場まで向うぞ〜」
「「「了解〜」」」
昼過ぎの中山競バ場
「トレぴっぴ、あそこの正面を確保するぞ!」
「ゴルシ任せた!!」
「暮れの中山は、人がぎょうさんおるんな!」
「人が多いから、気を付けてね」
有マ記念パドック
「全てのファンの夢を背負って、選ばれましたウマ娘達が、今パドックに揃っております!それでは見ていきましょう」
「1番シンボリルドルフは、無敗の三冠バで現在六冠を取っています」
「シンボリルドルフは、凄まじい仕上りですね、七冠目も狙えると思います」
「最後は18番カノンレクイエム、こちらも無敗の三冠バで、現在無敗で六冠を取っています」
「なにやら勝負服が変わったようですね、何故か凄みを感じますね」
「パドックは以上になります、歴史を飾る無敗の三冠バ対決、発走まで今しばらくお待ち下さい!!」
控室とレース場を繋ぐ連絡通路
「ルドルフちゃん、待ってたよ」
「カノンか、どうしたんだ?」
「初めて一緒に走った時とおんなじだね、端と端だし」
「そうだな」
「それとね、今日のレースが終わっても、走る事を辞めちゃったり、ウチの事を嫌いにならないでいてくれると嬉しいな」
「走る事も辞めないし、嫌いになるわけが無いだろう?私達は“友達”だろう」
「そうだよね“友達”だもんね」
「ごめんねルドルフちゃん、先に行くね」
「ああ、それではレースでな」
有馬記念発走直前
「今日のカノンちゃんの勝負服は、なんと言うか礼服のような感じがするでござるな」
「同士、カノンちゃんに心境の変化があったんだよきっと!」
「カノン様の憂いを帯びた勝負服のお姿も、尊すぎますでしゅ〜」
「カノンレクイエムって小柄なのに、ごっつぅ勝ちまくってる強いウマ娘なんやな!」
「カノンはね、いつもは面白いレースをしてくれるんだけどね、今日は“全力”みたいだからな〜」
「シービーの言う通り、相棒は礼装何だよな〜、これにはゴルシちゃんも困ってるぜ」
「“全力”を出すのが駄目なんか?」
「まあ、レースが始まれば分かるよ」
「そうなんか、ところでお二人はカノンと知り合いなんか?」
「「相棒だよ(ぜ)!!」」
「それとあの“ネェちゃん”がおらんな?どうしたんやろな?」
「ああ、“ネェちゃん”からは連絡があって、レースが終わってから来れるみたいだぞ」
「そうなんか」
「さぁ、各バゲートに収まりました、世紀の無敗三冠バ対決の行方はどうなるのでしょうか!!」
「今、スタートしました!各バ良いスタートを切っています、あぁっと!カノンレクイエムがなんと、ハナを奪って加速していく!これは爆逃げ策か、それとも掛かってしまったか!!」
「現在500mが過ぎました、先頭はカノンレクイエム、後続を20バ身程離して激走しています!スタミナは持つのでしょうか?2番手はシンボリルドルフが追走しています」
「カノンは、あないな走り方で大丈夫なんか?」
「特に問題ないよ、カノンを逃がした時点で決まっちゃってるからね……」
「ゴルシちゃんも、正直ここまでとは思わなかったぜ……」
「こりゃあ〜すげーな(来年は国内出すのはやめるか…)」
「1000mを通過しました、現在もカノンレクイエムが20バ身離して快走中、2番手のシンボリルドルフはこれを追う形だ!」
「なんと通過タイムは54.7秒!!超ハイペースです!!」
「カノンは何をしている!壊れるつもりか!」
そう言って激昂する、シンボリルドルフ。
「さあ、有マ記念も残すところ800mを過ぎました、先頭は変わらずカノンレクイエム!後続を離して一人旅だ!!後続も上がってきたぞ!どうなってしまうのか!」
「待て!カノン!!それ以上は駄目だ、身体が持たない!!」
「ルドルフちゃん…ごめんね…(何やっても壊れないんだけどねw)」
「さあ、最終直線だ〜!中山の直線は短いぞ!!あぁっと、ここでカノンレクイエムが更に加速したぞ!!」
「残り150m!カノンレクイエムが先頭!これは強すぎるぞ!!」
「後続を20バ身以上離して、カノンレクイエム、今ゴールイン!!なんとワールドレコードです!」
ウチは“右の指”を3本、“左の指”を4本を掲げた。
「みんな〜応援ありがとう!暮れなので良いお年を〜♪」
「カノン!どういう事だ!今まで手を抜いていたと言うことか!?」
「ルドルフちゃん、レースで手を抜いた事なんてないよ」
「じゃあ何故こうも違う!?」
「う〜ん、じゃあ明日スピカの部室に来てよ、説明するから」
「わかった、詳しく聞かせてもらおうか」
「了解だよ〜、じゃあ明日ね〜」
「ああ、また明日」
そう言って、ウチは控室に戻って行った。
カノンレクイエムの控室
「カノンおつかれさん、良くやった!」
「相棒〜、他のやつからみたら、ありゃマジで事故だぜ〜」
「カノンの“全力”が凄すぎる事が分かったよ」
「みんな〜ありがとね〜♪」
「ウチ、カノンレクイエムの走りにマジで惚れたわ!!」
「キミもありがとうね〜♪」
「ところで、誘ってくれた“ネェちゃん”はまだこんのか?こんな凄いレースに誘ってくれた、お礼を言いたいんや!」
「“ネェちゃん”はもう居るんだよ」
「アイツは驚かすのが好きだからな〜」
「どういうこっちゃ?」
「ちゃんと見に来てくれて、ありがとうね〜、タマちゃん♪」
「ま、まさか土手であった“ネェちゃん”がカノンレクイエムなんか?」
「そうだよ~♪これからもよろしくね〜♪それと、トレセン学園入学の件は気にしないで良いよ、こっちで処理しておくから〜♪」
「おおきにカノンねぇちゃん、ほんまありがとな」
「気にしない気にしない、タマちゃんは入学に向けて頑張るんだよ〜♪」
「分かったわ!」
「そんじゃ学園に帰るぞ〜、準備は良いか?」
「オッケー♪」
そう言ってみんなで学園に帰るのでした。
タマちゃん出したかったんで、文字数が多くなりました。
次回は、部室の1幕と最優秀賞受賞のパーティーを書きたいと思います。
ゆっくり待ってくれると嬉しいです〜♪