禪院家に強術式の男として生まれても詰むことあるんだ…… 作:ある日の残り香
主人公の生存ルート(?)を思いついたかも。
今脳内にあるコレを生存と呼んでいいのかわからないけど。
視点:禪院一樹
今魔虚羅を召喚すれば、真希を守る【円鹿】たちが解除されてしまう。だから魔虚羅を喚ぶことはできない。そもそも魔虚羅召喚のための縛りの都合上、召喚しようとしたところを妨害されて召喚に失敗する可能性がある。では、禪院甚爾に対して相性が良い式神とはなんだろうか。
「【三尸】」
攻撃に対応するための【三尸】を召喚する。これがなければ話にならない。デメリットはちょうどのタイミングで反転術式を回して誤魔化す。
そうして、強化した危機察知能力で攻撃を読み、【穢筆】を取られないようにしつつ禪院甚爾の攻撃を相殺する。普通の人間や呪詛師ならこの相殺攻撃だけでも手首ごと斬れているだろうに、彼の肉体には少しの切り傷がつくだけだ。
「攻撃性能も足りないか……。打ち合いの際に威力が殺されている。」
驚くべきことに、素手でコレなのだ。これが天与の暴君。因果さえ破壊するイレギュラー。関心を通り越して困惑が勝つ。
【穢筆】は、大抵の生物であれば切り刻み、血の赤を描くことができる呪具だ。その呪具でも、身体をうまく切り刻めないというのは衝撃だった。これが完成されたフィジカルギフテッド。
次の瞬間、【三尸】がこれまでにないほどの警告を出した。吾輩は訳もわからぬまま、回避行動を取る。
次の瞬間、先ほどまで吾輩が立っていた連絡通路が「キンッ」と真っ二つに切り裂かれていた。奴と共に建物の外に落下していく中、一瞬宿儺の仕業かと思ったが、宿儺の気配はまだない。ならば、禪院甚爾が呪具でも拾ってきたかと思い彼の手元を見るが、一見何も持っていないように見えた。
しかし、よく目を凝らせば彼の手には一本の細い糸状の何かが握られていた。それは、【穢筆】の穂を構成するうちの一本だった。
「むしり取ったか、化け物め……!」
先ほどの【三尸】の様子を見るに、回避に失敗すれば吾輩の身体でも真っ二つだ。今の宿儺が戯れに放つ【解】よりも威力があるのは想像に難くない。それがヒュンヒュンと飛んでくる。
「吾輩が奴に与えた攻撃は今のところすべて軽傷。こちらは一度当たればお陀仏……クソゲーだとは思わんかね?」
「本当にね。【悟廟】の切り時だとわたしは思うけど?」
「バカを言うんじゃあない、奴には勝たなきゃならんのだ。式神の機嫌を取りつつで勝ちを拾える相手じゃないのはわかるであろう。」
禪院甚爾の肉体強度は吾輩の想定を超えている。狙うなら頭を、呪力放出によって強化した【穢筆】の横薙ぎで切り飛ばすしかない。禪院扇に対してやったように一番脆い部分を狙うのだ。
しかし、そんな攻撃を叩き込める隙はこの禪院甚爾には見当たらない。まさに完全無欠。
「……?」
その時、吾輩は何かを感じ取った。"彼"と目が合った。
「ハッ……なるほど。」
それに気づいた吾輩は、禪院甚爾に対して一度【穢筆】を振るい、こちらに意識を向けさせる。その上で、呪符を一枚取り出す。【悟廟】と同じく切り札のソレは。
「【
トプンという音を立てて、吾輩は式神が溶け出して造られた影の中へ落ちていく。
影の中に落ちていく最中に見たのは、"音速"で固定された空気を破りながら向かってきた男が、その拳から黒い閃光を散らす光景だった。
視点:禪院直哉
19:30
「パパおらんやん。」
「直毘人なら東──」
「なるほど、一樹くんに会いに行ったんやな。酒を積んで俺との婚姻を認めさせる気や。いよいよその日が近づいたからって好き勝手やるやんけ。シバいてくる。」
「おい、直──」
甚壱くんの制止も聞かず、俺は走り出す。途中からは亜音速まで到達していたが、これを維持して休まず走り続けた。
「2時間程度で着くやろ。首洗って待っとき、パパ。」
21:56
東京に着いたはいいが、聞けば渋谷の方で大規模な呪術テロが起きたらしくて術師は渋谷の方に出払ってるらしいわ。パパも一樹くんどころやなくて、そっちに行ってるらしい。
五条悟が封印されたとか、一樹くんでも勝つのが難しいと諦めるほどの呪詛師がいるとか、信じられんような話ばっかりや。
「なんか胸騒ぎがするんよね。それ、俺も行ってええんか?」
「はい、先ほど七海建人一級術師が応援要請を出しましたので。」
「はな行ってくるわ。」
どうしてやろうな。一樹くんがピンチになる気がしたんや。
22:46
渋谷に近づいた俺は、【投射呪法】による加速を亜音速まで引き上げた。その方がええと感覚で理解したからや。
そして、俺は見てしもうたんや。
自らの憧憬、今も目指すアッチ側の偶像を。
自然と口角が上がった。
自然と、術式の加速のギアを上げていた。
「……フヒッ」
それから一樹くんと目が合った気がすると同時に、一樹くんがソレの意識を一樹くんの方に向けさせる。それから知らん式神を召喚すると、影に潜る。なるほど、気にせんと加速しろってことやな。まったく以心伝心や。風圧に耐えられるように身体の全身を呪力で強化する。
「最高速度でブチ抜いたる」
ソレとの間にある空気を固定し、その時には俺の速さは音速に到達していたことで、周囲にはソニックブームが発生していた。
「アッチ側に立つんは──」
呪力が、黒く光る。
「──俺やッ!!」
ソレ……甚爾くんの姿をしたナニカが衝撃で体勢を崩す。すかさず【投射呪法】をかけた。
その隙をついて、影から出てきた一樹くんが筆を振るう。
「──最高だ!直哉殿!!」
その筆は、甚爾くんの姿をしたナニカを斬り飛ばした。
そこに残ったのは、知らん男の首のない遺体と、随分と疲れた様子の一樹くんだけやった。
「──これは甚爾くんやないわ。偽物や。甚爾くんやったら、俺の攻撃くらい躱すか、カウンターくらいはしてくるやろ。」
「……今の直哉殿は十分過ぎるほど化け物であるぞ。普通出せるか?音速の攻撃で黒閃なんて。まあ、それで頭が炸裂しない此奴もどうかと思うが。」
服の汚れを落として、一樹くんは立ち上がった。
「パパは?」
「直毘人ならあっちの建物である。真希と、女の子二人、それから伏黒坊を守ってくれてるはずだ。」
「で、悟くん封印されたってマジなん?」
「マジである。」
悟くんの封印、呪詛師も呪霊も考えはするやろうけど、実際に実行して成功させる奴がおるとはなぁ。一体どんな敵なんやろか。
俺も久しぶりに骨の折れそうな戦いに胸を躍らせていたんやけど──
「直哉殿、今この渋谷は地獄……故に、吾輩の代わりに真希たちを連れて離れてくれぬか。地図を書くが……ここ、ここまで逃してやってくれ。」
「あ?」
一樹くんは、俺から戦いを取り上げた。正直不満やった。
「直哉殿の実力ならば、真希たちを護衛できるであろう?後生だ、頼めぬか?」
「……まあええわ。」
それでも、黒閃のせいでハイになってたせいか、気分が良かったので俺はそれを引き受けた。
「承ったで、そっちも死ぬんやないぞ。」
「直哉殿のチ●ポをもぐまでは死ぬ気はないのでな、安心せい。」
「……ハッ、そんな軽口叩けるんなら心配いらんね。」
そうして、俺は一樹くんと別れた。
「──真希ちゃんが下がれば、一樹くんも何の心配もなく戦えるやろ。」
一樹くんの明確な弱点。それは、一度絆を結んだ人間を失うことをひどく恐れること。大して仲良うなかった扇のおっちゃん殺しただけでアレだけメンタルが不安定になったんや。大切にしとる真希ちゃんと、それから学生ちゃんたちが死んだらどうなるかわからん。
最悪、飲んだくれて入水自殺しかねへん。アイツはそういう性格や。強いのに、そんなくだらん死に方したら勿体無いねん。アイツを殺すのは俺や。いつか、病で死ぬよりも前に、お互い体が満足に動くうちに……一度は、命をかけた死合をしたいんや。真にアッチ側に立つのがどちらなのか、証明するために。
だからこそ、ここは一樹くんの後生の願いを聞いたる。
視点:漏瑚
22:42
「少しはやるようだな。」
「……!」
この人間は、儂の不意打ちの術式を躱しおった。加速だけで言えば儂以上の速度で動きおる。
「大丈夫かジジイ!」
「騒ぐな小童ども。そこを動かぬなら殺しはせん。」
小童どもの周囲には、それを取り囲むように鹿の姿に似た式神が4体控えていた。
アレが、夏油の言っていた──
「漏瑚、君には一つ言っておこう。真人にはすでに伝えてあるし、脹相には言う必要がなかったからね。」
「なんだ、要件は短く纏めろ。アイツらに遅れをとれば──」
「鹿の式神を操る術師には手を出さないこと、それから、その式神に守られている生徒にも手を出さないこと。」
「……前言撤回だ。何故だ?」
「鹿の式神は反転術式を使う。呪霊にとっては天敵だ。近くにいるだけでもマズい。そして、それを操る術師もまあ……甘めに見積もって宿儺の指2、3本分の実力がある。そこに多様な式神が合わさってくるし、中には宿儺の指15本分程度の力がある式神もいる。戦うのは危険だ。」
「小童共にも手を出すな、とは?」
「彼女……禪院一樹にとってそれらは弱点であり、同時に逆鱗だ。生かせばいつか弱点になるし、殺せばもう君は助からない。」
「ふむ。」
「だから漏瑚は、彼女や彼女の式神と遭遇したらその場を離れ、虎杖悠仁の捜索に集中するんだ。いいね?」
「ふん、いいだろう。」
なるほど、あの四人のうちの誰か……あるいは全員が逆鱗というわけか。ならば……目の前のこの老い耄れ術師は殺しても構わな──
感じたのは、宿儺の指がどこかで解放される気配だった。
「チッ──」
「逃げるか、呪霊……!」
【火礫蟲】をはじめとして攪乱のために術式を放ち、老い耄れ術師を足止めしつつ、儂は指の気配の元へ向かう。
視点:禪院真希
隔絶した強さを持つことが肌感覚だけでわかるほどの呪霊が退いた直後、その反対方向から何者かがこちらへ向かってくる。着物を着ていたため、一樹かと思ったが──
「真希ちゃん、久しぶりやな?」
「直哉さん……!?」
「どうしてテメェがここにいる。」
「なんでって……一樹くんが心配になって駆けつけたんやけど、当の一樹くんに真希ちゃんらを地図のこの場所まで流してくれって頼まれてな?」
そこにいたのは直哉だった。
「直哉って噂の一樹先生のDV彼氏?」
「え、そうなんスか?」
「そこ二人、聞こえとるで。」
直哉の姿を認めた直毘人はフッと笑うと、より深部……先程の呪霊が逃げた方向へと走り出す。
「直哉か、そういうことなら後は頼んだ。俺は呪霊を追う。」
「そか、じゃあ気をつけて。」
ジジィを見送ると、直哉は面倒くさそうに私たちの元へ近づいてきた。
「急ぐで。今の渋谷は魔境や。いつどこで誰が死んでもおかしくあらへん。」
「意外だな、オマエが私を助けるなんてよ。」
「足手纏いがいると一樹くんが本気出せへんやろ。邪魔なんや。」
「……ッチ。」
確かにこいつの言うとおりだ。私たちが【円鹿】に守られている間、一樹は噂の魔虚羅を召喚できない。
「ほら、行くで。【円鹿】に乗って移動すれば生身で動くより早く退散できるやろ。」
私たちは、【円鹿】に乗って戦地を離れる。恵を除いて。
「恵くんは本当にええんか?」
「自力での脱出の手段も持っているつもりです。実力的にも、この場に残っても問題はないかと。」
「そか。死んだら俺、一樹くんに殺されかねんから生きて帰りや。」
「伏黒!アンタも死ぬんじゃないわよ!」
「虎杖を連れてすぐ戻る。」
恵は、駅の中へ消えていった。
視点:七海建人
22:48
「あなたたち、何をしているんですか。」
高校生ほどの少女たちが、虎杖君の口に何かを捩じ込んでいた。
「……関係ないっしょ、てか、オジサン誰?」
「【宿儺の指】を、虎杖君に飲ませたんですか。宿儺がどれほど危険な存在かわかっていないんですね。」
まだ子供だ。呪詛師とはいえ、殺すのはしのびない。気絶させて──
「!!」
背後から、何かが現れた気配がした。
「術師か。」
振り向く間もなく、私の身体は炎に包まれた。幸いにも体の芯には熱が届いていない。それでも、ダメージは大きい。
意識が闇に落ちていく。
視点:禪院一樹
禪院甚爾との戦闘後すぐに【三尸】を解除していた。【三尸】発動中の反転術式、それから【伏狼】の召喚によって、吾輩の残り呪力は83%程度にまで削られていた。魔虚羅を使役可能になったのはいいが、そのせいで事実上呪力を8割減として考えて戦わなければならないのは手痛いパワーダウンである。最悪の場合、呪力強化は呪具の呪力を応用すれば良いので構わないのだが、反転術式が使用できないのは痛手だ。
今は虎杖悠仁の元を目指して走っている最中である。
「さて……直哉殿が真希たちを逃してくれている間に、虎杖悠仁に【円鹿】を用いて宿儺の復活を阻止せねば──」
……否、間に合わぬだろう。ああ、良かった。魔虚羅を召喚できるだけの呪力を温存しておいて正解だった。
「これより間も無く、漏瑚と宿儺の戦いが激化する。ならば、巻き込まれる前に事前に用意できることはしておくべきだろう。特に漏瑚なんかは素早い。吾輩の方法では魔虚羅を召喚する前にやられかねん。」
吾輩は、【玉犬・黒】と【蝦蟇】の呪符を数枚取り出す。そして、その中心に【八握剣異戒神将魔虚羅】の呪符を置き、掌印を構える。
直哉殿と別れてからおおよそ8分程度が経過している。【円鹿】が解除されても、きっと真希達はもう大丈夫だろう。
「──布瑠部……由良由良。」
【鳥獣戯画法術】
【
「ほう、これが伏黒恵の奥の手……その贋作か。」
「え?」
いつの間にか、虎杖悠仁……いや、宿儺が吾輩の背後に立っていた。
「……火山の呪霊はどうした。呪いの王。」
「祓った。遊んでやろうかとも思ったが、それより今はコレだ。」
漏瑚が戯れなしに祓われた……?
吾輩が魔虚羅を召喚したせいで……?
「試食、と言ったところだな。」
逃げなくては。そう思ったちょうどその時。
「ならぬ。お前には、此奴を楽しんだ後で小僧の前で惨たらしく死んでもらう役目がある。」
「……ぇ?は?」
「小僧はお前にもよく懐いていた。七三術師でも良かったが、あちらはすでに焼かれている。斬っても面白みが薄い。だからこそ、死ぬはずのなかったお前が死ぬ姿を見せて絶望させてやる。お前のせいでヒトが死ぬのだとな。」
キンッという音と共に空気が切り裂かれ、吾輩の着物の袖が切り落とされる。次いで放たれた斬撃により、地面にパラパラと落ちた呪符がすべて、切り刻まれる。
「故に、しばらくここで待っていろ。逃げるなよ。」
その言葉と同時に吾輩の横を通り抜けた宿儺は、すれ違いざまに吾輩の右太腿に触れ、「ケヒッ」と笑うと魔虚羅を投げ飛ばし、戦闘を開始した。
その時になって初めて吾輩は魔虚羅への命令を自律思考状態に切り替えていなかったことに気づき、自律思考状態へと切り替えるが……同時に右足の激痛と、浮遊感、バランスの喪失により吾輩は地面に倒れた。
「……これ、は……【捌】か。」
吾輩の右足は、太腿から下がなくなっていた。断面からは、絶え間なく血が吹き出している。痛覚が生きていれば、もしかするとこの時点で意識を失っていたかもしれない。
吾輩は五条悟からのスパルタ教育を経て、反転術式を使いこなしている。その上、今の吾輩は自分の肉体の"正常な状態"を脳内に一切の過誤なく思い浮かべることができた。故に手足だろうがなんだろうが、脳が無事で時間と呪力さえ注ぎ込めば再生できる。
平均して360秒。それが、吾輩が欠損した四肢のいずれかを反転術式で再生するのにかかる時間であった。平安組や五条悟、日車寛見のようにはいかない。
切断された足をくっつけるのならば話は別だが、吾輩の足は切り飛ばされてどこかへ飛んでいってしまった。這って探す必要がある。その間も血は流れるし、時間は過ぎる。
前世の記憶によれば、魔虚羅と宿儺が戦闘を開始したのはおおよそ23:07頃だった。そして、宿儺の主導権が虎杖悠仁に戻るのは23:14頃。
懐中時計を確認する。
現在時刻は23:01であった。
魔虚羅召喚中は、他の式神を併用できない縛り。その縛りの重さを、吾輩は今になって理解する。
視点:禪院直哉
高専の反転術式使いの女のところに着くちょっと前のとこで【円鹿】が解除された。真希ちゃんが言うには、例の魔虚羅を召喚する時の縛りとのことらしい。
「俺、今からでも現場戻ってもええかなぁ。」
半ば術師の避難所のようになっとるここには、女と怪我人と東京校の学長しかおらん。戦力的にはここを守るのがええんやろうけど、別に俺はこいつら守る義理ないしなぁ。
いや、仮にこいつらのうち誰かが死んで、一樹くんが腑抜けたら人生興醒めやから死なせるわけにはいかんのやけど……そもそも、敵さんここまで来るか?
一樹が戦ったちゅう強い呪詛師。そいつの動向もまだわかっとらんのやろ。そいつ探して倒すくらいはやりに行ってもええんちゃうか?
その時、耳が裂けそうになるような轟音が、一樹くんがいた方から響いた。反射的に目を向ける。
「……は。」
アッチ側の戦いが、遠くからでもよく見ることができた。
サプライズ直哉理論
夏油傑のいる五条悟と同じノリで成長している直哉。
ただし、マッハ3は出せない。
【伏狼(ふくろう)】
消費呪力:少なくはない(総呪力の3%分)
ウニのように尖った毛を逆立てている黒い狼の式神。不定形で、影に溶ける。この式神が持つのは、影に溶ける能力であり、その影は【十種影法術】の術者の影と同様の運用が可能となる。ただし、術者であっても影の中では呼吸もできず、式神という楔がなければどこまでも沈んでいってしまうため、影の中に隠れるのは呼吸を止められる時間分だけ。一樹の場合はこれが2分となる。
【十種影法術】の影だけを抽出した、伏黒恵の共通認識を狼に被せた式神。自律思考時は不平等に人を助ける。
禪院一樹レビュー
便利であるが、吾輩は猫派である。9.5点。
五条悟レビュー
あはは〜!恵にそっくり!うーん……7点かな。
禪院直哉
ほーん、【十種影法術】の体験版ってところやな。戦略の幅が広がって悪うない。7点や。
【贋作・八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)】
消費呪力:アホ
基本的な性能は【八握剣異戒神将魔虚羅】と同質。ただし、術者が適応を肩代わりすることができないため、「浴」や「人外魔境新宿決戦」で宿儺が見せたような運用はできない。
また、本作では縛りの影響もあって他の式神との同時併用ができない。そのため、【鳥獣戯画法術】の強みである手数を失うことによって術師本体は大幅に弱体化する。
禪院一樹レビュー
評価が必要か?殿堂入りだろう。
五条悟レビュー
だね。
懐中時計
呪具とかではない。真依が一年生の頃に任務で貯めたお金を使って贈ってくれた誕生日プレゼント。大事に使っている。
次回、
渋谷事変-覆滅-(仮)
漏瑚や直毘人はどうなったのか。
伏黒はどこへ辿り着くのか。
一樹はどうなるのか。
ふふ……マジで思ったより多くの人に読まれててプレッシャーで心が砕けそう(血反吐)。
頑張って完結させます。