そうして俺は敵軍を迎え撃つ支度をしていた、やはり西涼の騎馬と真正面から戦うのはあまりにも無謀だと言えるのでこの辺にあった小さな山で布陣をしていた。
勿論ながら水などはしっかりと確保してから構えていた。
ここは三国志、つまり中国では日本みたいに山で真水など確保が大変なので特にこの地域は!!
それなのでしっかりとその辺はしておいた、後は火縄銃の威力と味方援軍の到着を待って反撃の機会を待つのみだと思っていると山崎長徳が物見が敵軍を発見しましたと報告が来た。
とうとう来たか、でも相手が必死になって連携を取ろうとしていたらしいがその時に生まれた時間で簡易的な陣地を作り上げた。
そうして俺は馬鉄ちゃんが率いる騎馬2千は後方で待機してもらって敵が混乱してきたら襲うように指示を出した。
すると馬鉄ちゃんがそれは良いけどどうやって混乱を起こすのと聞かれたのでそれはお楽しみにと言って答えを教えなかった。
火縄銃の説明をする時間もないし仕方がないよねと考えていると土煙が見えてきたので鉄砲隊に構えと合図を送った。
そうして火縄銃を持った足軽3千が構えをして火蓋を切ればいつでも撃てるようにしていた。
「山崎長徳!敵を十分と引きつけてから撃つように!」
「御意!!」
そうして敵大軍が騎馬隊を先陣に迫ってきていたその時に山崎長徳が放てー!と合図を送ると鉄砲隊が一斉に射撃をして迫りきていた騎馬隊は何が起こったのか分からないまま絶命して一騎残らずに先方隊の騎馬は壊滅すると後方の歩兵達が動揺していた。
俺は好機を逃さないためにすぐに弓隊に防ぎ矢をして鉄砲隊を援護射撃しろと言うと弓隊も放ち始めた。
やはり先程の鉄砲の音に馬たちが驚いて暴れまわっていた。
俺も最初に聞いた時は本当に驚いてしまったから無理はないかもしれないけど。
そこに弓矢と後方から石投げなどして混乱を落ち着かせない様にしていた。
そうして先方隊に続いていた騎馬隊が逃げ出して歩兵部隊が来たけどこれも鉄砲で放って攻撃をしたが鉄砲を撃たれる前にと突進をしてきたので俺は槍衾!!と言ってこちらの足軽隊を整えて迎撃させた。
訓練された精鋭部隊だけにしっかりと迎撃をして倒していった。
そうして更に鉄砲を続けて撃つと敵が乱れてきたのでここで馬鉄ちゃんに指示を出して一気に攻めてと合図を送ると騎馬隊を率いて突撃をした。
流石、西涼の騎馬武者だなとその強さに感心をしていると遂に敵軍は瓦解して逃げ出した。
こちらは人数が少ないので深追いはせずにここから切り抜ける事を最優先にして俺達もその場から立ち去った。
相手が敗走している時こそ一番、撤退が簡単に出来る瞬間だからなと思いながら戦場から離脱をしてから皆に苦労を労っていると智凛ちゃんが本当に素晴らしい采配でしたと褒めてくれていた。
「いや、皆がしっかりと俺の指示を従ってくれたからここまで出来たのだ。俺一人の力ではない、それよりも軍議を開こう。思わぬ敵が現れた以上は地の利も無い場所には留まり続けるのは得策ではないからな」
俺が真剣な顔をすると山崎長徳がそうですなと言ってすぐに軍議を開けるように支度をしてくれるらしく俺はその間にも手に入れた情報を頼りに状況を整理して考えていた。
明らかに良くないのは分かりきっている、本当ならば馬騰軍を助けたいがもしもあの正体不明の軍勢が西涼を裏から完全に支配していたら敵にこの人数で飛び込む事になる。
軍を率いる者としてそれはやってはならないとして冷静に考えていると馬鉄ちゃんがそんな真剣な顔をして何を考えているのですかと聞かれてきた。
この子はいつでも楽しそうにしているなと感じ取っているともしかして姜維ちゃんや蒼の破廉恥な妄想でもしていたのかなと嬉しそうにして話していた。
俺は苦笑いをしながらこれからの動きについて考えていたと話すと馬鉄ちゃんは蒼と姜維ちゃんの二人をどうやって料理をすることでね!と俺はどう答えたら良いのだろうかと苦笑いしか出来ずに彼女との話を聞き続けているのだった。
後日、山崎長徳からあの殿がツッコミに回るなんてなんて恐ろしい娘だと山崎長徳は真剣に馬鉄ちゃんを恐れていたと言う。