魔界魔「すごく早く投降できたな・・・・・・」
ノワールの説教地獄が終わり、ようやく解放された上条がノワールの部屋兼仕事場に戻ってくると、ノワールのベッドの上で爆睡しやがっているネプテューヌとプルルートがいる。
「・・・・・・・・・」
ノワールが見ているけど、殴ってもいいよな、殴りたい、殴る!!
もし俺の嫌いな人間だったらそうしていたかもしれない
けれどさすがに女の子を殴るのは気が引けるのでとりあえず頭を軽く叩くだけにしておく。
パンッ!パンッ!!俺の軽い一撃に二人は簡単に目を覚ました。爆睡していたくせに
「あ、当麻、おはよう」
「おはよう、じゃねーよ、今もう夕方だろうが、てゆうか・・・怒っていい?」
殴らないけど怒ってはいいと思う。
「私達が逃げた事?」
「いや違う、それもあるけど」
「じゃあじゃあ~」
プルルートが挟んできた。
「ねぷちゃんと私が~逃げたせいであの何か変な建物を壊したことぉ?」
「ああ」
滅茶苦茶、怒られたからな、俺だけ
「ごめんねぇ~、私も悪いと思ってるよぉ」
「ははは、・・・とりあえずごめん」
案外、簡単に謝ってきた二人、なんか怒る気も無くなってしまったので、もういいよ、と俺は水に流す。
それよりもノワールがなんかこちらを退屈そうに見ている。
「話、終わった?」
なんか不機嫌なノワール、構ってくれないからか?
「ノワールちゃん、久しぶり~、三年ぶりかなぁ~?」
「三年経っても、代わり映えしないね、やっぱりノワールだなあ」
プルルートはともかくネプテューヌは失礼?な事を言っている。
代わり映えしないのは当然だろ、歳取らないんだから、俺たちは
「そっちも、相変わらずみたいね」
構ってもらって、声音がちょっぴり高くなるノワール、やっぱり俺たちの世界のノワールと似すぎているな、外見も中身も
「さて、イストワールに頼まれてあなたたちに仕事を教えてくれ、て頼まれたのよ」
「「ええー」」
「はい、そこハモらない」
ノワールは二人の綺麗な返事を軽く流す。
ノワールは机から書類の束、・・・40枚程だろうか?を取り出し二人に渡す
「何これ?」
「それは私の仕事の資料よ、間違いが無いかチェックして、間違っていたらそこに付箋を張って訂正しておいて」
二人は、めんどくさそうにしていたが、食事抜きと脅されたのでとりあえずやる。
で、俺の仕事は・・・・・・・・・
「当麻は、今日オフでいいわよ」
「いいのか?」
「ええ、毎日手伝ってくれてるし、昨日も忘れてた仕事片付けてくれていたわよね」
「ああ、ばれてたのか」
ばれないように、隠れてやっていたのに、意外と鋭い
「と、いう訳で今日は休みでいいわよ」
「そうはいってもな・・・・・・」
俺は休みと言われても、何も考えてなかった。
俺も女神だし女神としての仕事は手伝わなければいけないと思ってる。けれど休みって言われても何をすればいいのか・・・
「いいや、俺はあの二人の手伝いをするよ」
「・・・いいの?」
「ああ、休暇は欲しい時に取らせてもらうよ」
やっぱり俺は、みんなと一緒に色々するのがなんだかんだでお似合いらしい。
ここも学園都市にいた時と比べて無かった自分だと思う。
~~~
あれから1時間後、ネプテューヌとプルルートの仕事は意外と早くチェックは終わった。
書類の束をノワールに渡し、ノワールは書類の訂正に入る。
その間、俺たちは暇になってしまった。
「ねえ、ぷるるん、仕事終わったし、もう帰らない?」
ネプテューヌが帰ろうとしていたが、駄目と言って、引き止める。
二人は退屈そうにしていて、俺も外に出かけて来るかな、とでも思った矢先、突然、一人の男性が入ってくる。
長身で細い体をしている、服装から見るにラステイションの国境警備隊であろう
「大変です!!ルウィーから女神ホワイトハートが攻めてきました!!」
監視員が言うと、ノワールが驚いて立ち上がる。
「今、そいつはどこにいるの!?」
「は、はい、・・・ブラックハート様と会談を望んでおられます。今はバンディクラッシュで監視をつけています。
「分かった、すぐに行くわ」
ノワールは警備隊を下がらせて、剣の準備をする。
それにしてもあの警備隊、ゲームでは失敗して解雇されんのに、・・・作者の哀れみだろうか
そうです。by魔界魔
「ほら、あなたたちも行くわよ」
「ルウィーって事はブ――――」
「ネプテューヌ、ちょっと話をしようか」
俺はネプテューヌの口を塞ぎ端っこへ移動
「あのな、ブランっていっても俺たちの世界のじゃないからな、馴れ馴れしくして国の問題を変に複雑にさせるなよ」
俺はネプテューヌを説得し、ノワールの話に戻る
「それじゃあ、行くわよ」
=バンディクラッシュ=
ここはバンディクラッシュ、ラステイションの外れにある森
特に何の変哲も無い場所なのだが、ホワイトハートは国境を越えてここまで来ていたのか
警備隊が実力で止められるとも思ってはいなかったけれども
とりあえず俺達は先に進むと、そこに巨大な戦斧を地面に突き立て仁王立ちしてるみたいに腕を組んでいる少女がいた。
白い髪に白と赤のユニット、そして少し小柄な体躯、間違いない、ブランである。
「あなたが女神ホワイトハート、わざわざごくろうさま、ルウィーが危なくなって同盟結びにでも来たわけ?」
ノワールがやってくるなり女神化しているブランに対抗しているのかノワールも女神化し、ブランに言霊をかける。
当然ながら、ブランはその挑発的な言葉にブランはキれる。
「ああっ?てめー新参国が調子乗ってんじゃねえぞ、てめえら新参国が仲良くやってるって聞いて、変な事企んでねえか見にきたんだよ」
ちなみに俺は遠くからその様子を普通に傍観し二人は何故かこそこそ茂みに隠れて二人の相対を見ている。
「変な事企んでいたとしても何?あなたには関係の無い話でしょう?」
「ふん、勝手な事されるとうざったくてたまらねえんだよ!!」
ブランは理不尽?な怒りを掲げてくる。
このままだと、このまま戦争しようぜ!!的なことになったら大迷惑&ヤバイので俺が止めに入る。
「ノワール、あんまり挑発するな」
俺がブラックハートに言うと、ブラックハートは何故か目を細めてこちらを睨む
「へえー、当麻は向こうの味方するんだー信じてたのにー」
なんてわざとらしくいってくる。
目を細めるのも演技だろうか。
「違えよ、このまま戦争だヒャッハー、的なことになったら大問題だろうが」
「こっちはいいぜ、徹底的に殲滅してやる」
ブランは言う。・・・さすがに今の言葉は少しいただけないな
「駄目だ、こっちは戦争しない」
「怖気ついたのか?天下(笑)のラステイションが」
「あ、今(笑)付けたわね!!上等じゃない、戦――――」
「はい、静かに」
話が脱線しそうなのでストップ、俺はブラックハートの口を塞ぐ
とりあえず俺の目的としてはこの状況を回避することだ、ただこの状況を打破してもどっちにしろ戦争みたいにはなるだろう違いは全か個かの違いだけれど
「ルウィーが戦争をしかけても俺なら拒否する。そうすると仕掛けてきたそっちが悪いってことになるよな、だったら俺達は戦争終結の名目でプラネテューヌもルウィー撃破に当たるぞ」
無論、プラネテューヌを巻き込むつもりはない。これは退かせる為のハッタリ
ブランは俺の話を聞いて舌打ちすると、そのまま俺達に背を見せる。
「いいぜ、俺も本当のこと言うと、戦争しにきたんじゃねえし、ただ警告しておく、もしルウィーを潰そうっていうなら俺はお前等を全力で殺しにかかるぞ」
そう言ってブランは帰ってった。警告を残して。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
俺は何も言えなかった。
なぜだろうか知らないけど、あのブランは戦争賛成姿勢を見せていた、分かりやすく明確に、さっきの言葉は嘘だろう
ただ女神が自ら出撃して警告を残していった。それほどルウィーは追い詰められている。それに・・・・・・
「俺達から戦争を仕掛けて来いって言ってるのか・・・ッ」
俺が一人呟くと、突然聞き覚えのある声がした。たしかあの声は警備隊の・・・
「ブラックハート様!!何者かが工場で暴れています!!」
警備隊が言うと俺達は工場へと向かった。
=クザラット工場=
クザラット工場、たしかラステイション最大事業であるゲーム製品生産工場の一つだったはず
ここで何かが暴れている、で、向かってみると
「おら!!壊せ壊せ!!俺様にコピーできないものなど必要ない!!」
何かデカいのが暴れていた、なんか戦隊モノに出てきそうな巨大ロボに見覚えのあるネズミ
・・・ということは、こいつら七賢人か
何て考えていると、ノワール(元に戻った)がそのデカイロボにさっさと会話に入ってしまった。
「ちょっと、何やってるの!!」
デカイロボが俺達に気付く、すると表情を歪ませて大笑いする。
「ワッハハハハハ!!!ようやく来たか女神共め、俺様はコピリーエース!!七賢人の一人だ!!」
「七賢人、あんたが・・・」
ノワールが驚いたような表情をつくる
俺も別の意味で驚いている。
ネズミ・魔女コスプレ見たいなおばあさん?・戦隊似のロボ
まさか七賢人が変物集団だとは思わなかった。
「わあ~、でかいねぇ~」
プルルートはロボを見て、目をキラキラさせていた。
コピリーは後ろを振り向きネズミ(たしかワレチュー)に命令する。
「こいつらは俺がやっておく、お前は俺様の大好物パインサラダを用意して待ってろ」
ネズミは呆れたように溜め息を吐くと、行ってしまった。
そしてこのロボ、死亡フラグを立てやがった。
とりあえずこいつを止めないことに先へと進めないか
「とりあえずやるぞ、変身!!」
俺が変身すると他のみんなも変身し始める。
そして女神4対ロボ1となる。
「私の工場を破壊した罪は大きいわよ、ちょうどストレス溜まってたからバラバラにしてあげるわ!!」
ブラックハートはそう言って、無機質な剣を構える。
とりあえず、まあ・・・あのロボには負ける気がしない。
死亡フラグという最低最悪の呪いにかかったあのロボには多分、私達は負けないと思う
魔界魔「次回の投降も早いかな・・・」