Fate/eastan phantasm   作:Astrad

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明日から期末試験があるのに...
文章が頭の中から湧いてくる...


奇跡の代償

 痛い。全身を貫くその痛みは今まで味わったこともない比類なき痛み。

 

 肉体に入った神の血が肉体を侵さんとし、それに対して肉体の免疫機能が応戦する。肉体に入った神の血が魂に侵食し、肉体に適応した魂へと作り替えようとしている。

 

 身不相応な奇跡を求めた代償は今、彼の魂と肉体を侵していた。

 

「おい、大xxxx xx」

 傍らで呼びかける神の声も彼には届かず、もはや視界さえも失った彼は苦悶の声を叫び続ける楽器のごとき有様であった。

 

 本来、奪う側ではなく奪われる側(勝者でなく敗者)与える側でなく与えられる側(強者でなく弱者)である彼が世界に干渉する側に立つ為には相応の対価であろう。されどその莫大な痛みが彼の感覚を奪い去り、気が付けば彼は暗闇の中にあった。

 

 その暗闇は冷たいようで温かい、どこか安らぎを感じさせるような空間であり、されど身動き一つ許されない。彼は直感的に、ここが死の世界であるとさえ思った。

 

 失敗した、やはり私は何一つなしえないのだと。世界があざ笑っているようにも感じた。しかし、私は諦めるわけにはいかない。例え不相応な奇跡であっても、父として、母として、私をここまで育ててくれた方々のために、無理やりにでも体を動かして抗う。

 

 一挙動ごとに全身に痛みが走る。例え痛覚が麻痺したとしても届くその痛みを受けながらも前に歩き続ける。そのうち、正面に光が見えてきた。あれがゴールであると、そう確信した彼は歩き続ける。一歩ごとに重みが増し、痛みが増す。まるで、その先へ行くことを世界が拒んでいるように。しかし、彼は歩みを止めない。足が砕けても腕で這い進み、光の先へ進もうとした。

 

「良いのかい、その先には苦しいことばかりだよ」

 光に着くまであと一歩のところで、どこからか軽薄そうな声が聞こえてくる。

「その先に進めば、君は人の世からは外れてしまう。遥かな昔であるならともかく、この時代で幻想の側に行ってしまうという事は悲劇でしかないだろう」

 

 謎の声は私に踏みとどまるように説いてくる。されど私は歩みを止めない、止めるわけにはいかない。

 

「構いません、私は一度異なる世界で死にました。例え死の瞬間を覚えていなくとも私は1度目の人生を走り切ったのですから。それなのに私には続きが与えられてしまった。それで空っぽとなってしまった私の人生。それに意味を与えてくれた恩ある方のためになら、例え私が死後の地獄にて氷雪を以て罰せられたとしても構いません」

 

 そうだ。私は恩義ある方のために、歩みを止めるわけにはいかないのだ!

 そして私は進み始める。

 

「そうか、それなら行くといい。どうか君の長く厳しいその旅路に、花の祝福があらんことを!」

 感謝を、賢者マーリン。

 

 そうして私は光にたどり着く。

 

 目を覚ます。そこは私の工房ではなく私の寝室であった。おそらく、神奈子様が運んでくださったのだろう。体を起こしてあたりを見渡すと、私の学習机に腰かけている神奈子様と目が合った。

 

 「おはようございます、神奈子様。」

 取り敢えず、当たり障りのない言葉を述べてみる。

 

 「良かった!良かった…!」

 抱き締めてくる神奈子様はまるで母の如く。

 神奈子様に抱きしめられながら私は問う。

 

 「あれから何日経ちました?」

 

 「2日経った。全く、金曜日だったから何とかなったが平日だったら困ったことになっていたぞ?早苗もお前のことを心配してここに泊まり込んでいるしな。」

 

 待って、早苗が...?直感が警鐘を全力で鳴らしてくる、神奈子様を振りほどいて逃げ出そうとするもむしろ全力で絞めつけてくるため逃げ出せない。

 

「私も早苗に叱られたんだ、お前も叱られなさい」

道連れにしないで、助けて...

 

 




このマーリンって、本物なんでしょうかね。

とまあ、これでようやく神の眷属となり数多の英霊と戦う土壌を手に入れましたし、性能が劣化シエルぐらいにはなったので狂信者ちゃんとも契約できるでしょう。

まぁ、まだ技量が足りないので本当に戦うための土台ができた程度でしかないんですけれどね。

次回「乙女の拳、そして準備」

ジェスター、どうしたい?

  • 即落ち
  • 逃走成功!
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