第三十話【裏切り者にも救済を】
灰色の雲が低く垂れ込め、廃墟の街には湿った風が吹き抜けていた。
割れたアスファルトの間から赤錆びた鉄筋が牙のように突き出し、かつての文明の残骸が沈黙を守っている。
その静寂を、規則正しい硬質な足音が切り裂いた。
セルヴォとビートは、瓦礫の山を縫うように疾走する。
つい数時間前まで、彼らはすすたけ村の穏やかな空気の中で、ヴィンテージオイルの香りに浸っていたはずだった。
だが、緊急通信がその安寧を粉々に砕いたのだ。
セルヴォ:「さて、休暇明け一発目の任務が、これかい。……重労働だぜ、全く」
セルヴォの声には、隠しきれない倦怠感が混じっていた。
彼は軽快な動作で倒壊した街灯を飛び越え、着地の衝撃を関節のダンパーで巧みに吸収する。
ビート:「……文句を言うな、セルヴォ。上からの直接命令だ。……急ぐぞ」
ビートは最短の最短距離を計算し、一分の無駄もない挙動で路地を駆け抜ける。
セルヴォ:「さて、ハードネステンっつやぁ、十二使徒の一員であり、カヲスさんのお気に入りだろ? そんなお嬢様が、なんでまた裏切りなんて面倒な真似したんだか」
セルヴォの脳裏に、かつて科学部で見かけた、徹底的に管理され、解析されていたハードネステンの姿がよぎる。
カヲスの右腕であった彼女の離反には、エデン軍全体が動揺しているだろう。
ビート:「……知らん。俺たちはただ、任務を果たすだけだ」
ビートの答えは、思考を放棄したわけではなく、プロとしての徹頭徹尾な割り切りだった。
個人の心情や組織の内情に深入りすれば、任務の精度が鈍る。
セルヴォ:「さて、……ところでさっき任務内容をジョーカードに聞かれたけど大丈夫か?」
ビート:「…………」
ビートは気まずそうにしばらく沈黙を貫いた後、気まずそうに声を絞り出した。
ビート:「……まだギリギリ休暇中だったからそのミスはノーカウントで」
セルヴォ:「さて、その理屈、のったぜ。相棒」
彼らは気にしなかった。。
プロとして、そう、プロとして割り切った。
決してご都合主義なんかではない――――、と自分に言い聞かせた。
―
瓦礫が行く手を阻む袋小路。
かつてエデン軍の誇りであり、リーダー・カヲスの最も近くにいたはずのハードネステンは、
今やその美しかった装甲を泥とオイルで汚し、冷たい壁に背を預けていた。
激しい逃走劇の果てに、左脚の駆動系はガタガタと異音を立て、視界の隅ではエラーログが絶え間なく明滅している。
だが、彼女を追い詰めているのは肉体的な損傷よりも、胸の奥で渦巻くドロリとした感情だった。
デュオカイザー:「追いつめたゎょ。ネステンちゃ~ん♪」
その場にそぐわない華やかな声と共に、路地の入口をエデン兵たちが埋め尽くした。
中央に立つのは、トゥルースの主任デュオカイザー。
普段は冷徹な司令塔である彼女だが、久々の「外勤」を楽しんでいるのか、その足取りはどこか浮ついている。
デュオカイザー:「でも気になるゎぁ~。ぁなた、カヲス様のお気に入りでしょ? 」
「お気に入り」――その無邪気な問いかけが、ハードネステンの心に突き刺さった。
ハードネステン:「違うッ! 私はカヲス様……いや、カヲスの『 お 気 に 入 り 』などではない!!!!! 私を……そんな風に呼ぶなァァァッ!!」
喉をかき切るような絶叫にデュオは目を丸くした。
ハードネステンとカヲスの間に何かあったのだろうか。
デュオカイザー:「……まぁ、ぃぃゎ」
デュオカイザーは肩をすくめると、冷徹な執行者の顔に戻り、右腕「デットゴット」を持ち上げた。
デュオカイザー:「……安心なさぃ。任務は『処刑』じゃなくて『捕獲』だから♪」
デュオカイザーの腕からミサイルが放たれる。
絶体絶命の瞬間。
ハードネステンは、最期の光景としてカヲスの顔を脳裏に描いた。
その刹那だった。
――ガギィィィィィィンッ!!
廃墟に響き渡る重厚な金属音。ハードネステンの眼前で、飛び散る火花が夜を照らした。
広場を囲む深い影。立ち並ぶ瓦礫の隙間に、三つの影が潜んでいた。
本来の任務は、行方を眩ませた英雄ヴァレンの捜索。
だが、目の前で繰り広げられている一方的な処刑劇を、彼らは無視することができなかった。
ディスト:「またエデン軍に囲まれたと思ったら、標的は僕らじゃないみたいだね」
ディストが声を潜めて呟く。その視線の先には、煤まみれで膝を突くハードネステンの姿があった。
ワンダ:「でもアレって……たしかエデンのNo.2、ハードネステンよ。なんで狙われてんのかな? 」
ワンダが眉をひそめ、状況を分析しようとセンサーを研ぎ澄ます。
だが、その分析を完了させる猶予は与えられなかった。デュオカイザーの右腕から死を告げる弾頭が放たれた。
――ガギィィィィィィンッ!!
重厚な衝突音が響き、火花が夜を切り裂いた。
ハードネステンの眼前で、『ダブレスト』による障壁が、放たれたミサイルを力強く弾き飛ばしていた。
熱せられた装甲からシュンと排熱の音が漏れる。
ハードネステン:「こ、これは……ラヴドが所有するフォーパーツ。何故、ラヴドが私を……!?」
見上げるハードネステンの瞳に、困惑が走る。
目の前に立つのは、かつて氷のような冷徹さを纏っていた雪の女王――ローラ。
だが今の彼女が掲げる右腕は、誰かを守るための情熱に焼かれた「赤」に染まっていた。
ローラは視線を逸らさず、静かに、けれど芯の通った声で応じた。
ローラ:「困った者を助けるのに理由など必要ない」
その言葉には、かつて、誰も救わず、親友すら救えず、どん底から這い上がってきた彼女が手にした、鋼の信念が宿っていた。
例え相手がかつての宿敵であっても、今この瞬間に絶望の泣き声を上げているのであれば、手を差し伸べる。
それがローラの選んだ「道」だった。
ワンダ:「もう! ローラったら、こんな時ばっかりお人好しなんだから!」
ワンダが呆れ顔で茂みから飛び出し、ソウスの銃口をエデン軍へ向ける。
ディスト:「まぁ、そんなローラが僕たちは大好きなんだけどね」
ディストもエアストの爪へエネルギーを充填させながら、ローラの背中を守るように陣を敷いた。
一級兵士となったL班。三人の呼吸は、言葉を交わさずとも完璧に噛み合っていた。
突如として割り込んだ深紅の防壁。
その熱量にわずかばかり顔をしかめたデュオカイザーだったが、すぐに面白そうな色を目に宿した。
腰をくねらせ、艶めかしいノイズを響かせてL班の面々を見渡す。
デュオカイザー:「ぁら~ん? ぁんた、確かフォーパーツ〝ダブレスト〟を持ったラヴドの娘ねぃ?」
その視線は品定めをするようにねっとりと、ローラ、ワンダ、そしてディストへと移っていく。
デュオカイザー:「皆さんぉそろぃねぃ。ぁたしはトゥルースの主任デュオカイザー。ょろしくねぃ♪
ぁんた達、3体なら勝てるとふんでるみたぃだけど……それは無理ねぃ。何故なら……」
デュオカイザーが言葉を溜め、残酷な笑みを深くしたその瞬間。彼女の背後の闇から、迷いのない足音が重なった。
セルヴォ:「さて、……〝俺たちが来たから〟、でしょう? デュオさん」
瓦礫の山から滲み出るように現れたのは、青い影――セルヴォだった。
その隣には、一寸の揺らぎもない佇まいで褐色のビートが並び立つ。
数日前、すすたけ村で銘酒『ヘベレケスペシャル』の恨みを晴らすべく、冗談を交えながら共闘した時の軽薄な空気は、そこには微塵もなかった。
ワンダ:「セルヴォ……ビート……!」
ワンダが思わず声を漏らすが、二機の視線は冷淡に彼女を通り抜ける。
ビート:「残念だが、今回は敵だ」
ビートの声は低く、感情を一切排していた。
彼らにとって、昨日の共闘は任務外の「私事」であり、今、優先すべき「公務」とは何も関係が無い。
その徹底した線引きこそが、エデンリーダー直下の諜報部隊たる所以だった。
ビート:「……任務は、裏切り者の捕獲。抵抗するのであれば――容赦はしない」
ビートが腕のガトリングを微かに回転させ、威嚇の排気音を響かせる。
三対三。数の上では対等だが、L班の面々には、肌を刺すような鋭い圧力が伝わっていた。
これまでのエデン一般兵とは明らかに次元が違う。
隙のない構え、最適化された配置、そして何より、躊躇なく引き金を引けるプロの意志。
死の予感が、廃墟の街を重苦しく支配した。
じりじりと包囲網が狭まる。
トゥルースの二機が放つ、プロ特有の無機質な殺気が、L班の足元を凍りつかせていた。
格上の実力者に加え、背後には圧倒的な火力を誇る主任デュオカイザー。
一級兵士としての矜持も、この絶望的な戦力差の前では、軋む歯車のように空回りするばかりだった。
この閉塞感を打破しようと、ディストが震える拳を握りしめ、精一杯の虚勢を張り上げた。
ディスト:「こ、このカッコつけ野郎! 全身青いんだよ!! さてさてってウザイし!!」
ワンダ:「って子供の喧嘩か!!」
緊迫した空気に、ワンダの鋭いツッコミが木霊した。
ディストが選択したのは『精神攻撃だった』。
しかし、トゥルース相手にそんな子供じみた悪口が通用するはずもない。
セルヴォ:「さて、っていうか今の全部俺じゃねぇか……(うん。コイツは殺そう)」
いや、案外効いていたのかも知れない。
やけくそになったディストの勢いは止まらなかった。
そして、デュオカイザーを指さしながら、最も触れてはいけない地雷を、純粋な悪意なしに踏み抜いた。
ディスト:「えっと……あとは、このデカブツ!! それから……『 オ カ マ 』!!」
――静寂。
廃墟の街から、すべての駆動音が消え去った。
先ほどまで冷徹な仕事人の顔をしていたセルヴォとビートが、目に見えて青ざめ、数歩後ずさる。
セルヴォ:「さ、さて……。こ、こいつ、言いやがった……」
ビート:「……言ってしまったな。逝ったな」
二機が絶望の眼差しを向けた先。
デュオカイザーの表情から、すべての「装飾」としての微笑が剥がれ落ちた。
瞳の奥で、破壊的な紅い光が激しく明滅し、冷却ファンが悲鳴のような高周波を上げ始める。
デュオカイザー:「ォ~カ~マ~? ……ぁたしは歴としたォ・ン・ナじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!」
物理的な爆圧が街を揺るがした。デュオカイザーの理性が完全に焼き切れ、その巨大な質量が「天災」へと変貌する。
セルヴォ:「さて! デュオさん! まずは任務が先だ! 落ち着いて! 落ち着いて!」
デュオカイザー:「ぅっせぇーーーーーー!!!」
激昂したデュオカイザーがブンブンと振り回した剛腕が、宥めようとしたセルヴォとビートを捉え、二機はゴミ袋のように茂みの奥へと吹き飛ばされた。
もはや敵も味方も、任務の優先順位もない。そこにあるのは、ただ目の前の無礼者を粉砕せんとする剥き出しの暴威だけだった。
デュオカイザー:「ぶっ殺~~~~っすぅぅぅぁぁぁ!!!!!!」
一斉射撃。四肢の砲門から放たれたミサイルとレーザーが、デタラメな、それでいて絶望的な密度で廃墟を埋め尽くす。
ローラが『ダブレスト』を最大展開して防護壁を築くが、衝撃の余波だけで足元の石畳が砕け散り、装甲が熱量に悲鳴を上げた。
ワンダ:「ちょっとディスト! 何てこと言ってくれたのよ!!」
ディスト:「わ、わわっ! だって、一番効きそうだったから……ひいいいっ!」
爆炎と火花の嵐。理性を捨てた「最強の女(多分)」の猛攻に、L班は防戦一方のまま飲み込まれようとしていた。
視界のすべてが爆炎と噴煙に塗り潰されていた。
デュオカイザーの四肢から放たれる無差別な熱線の奔流は、もはや戦闘ではなく「更地化」と呼ぶべき暴挙だった。
ローラが展開するバリアが、至近距離で爆ぜるミサイルの衝撃を受け流すたび、不快なノイズを上げて火花を散らす。
ローラ:「くっ……、このままでは装甲が保たぬッ!」
ワンダ:「本当に手加減なしなんだから……っ!」
絶望的な火網の中、ワンダたちが敗北を感じていた、その時。
爆発音とは異なる、軽やかな「パチン」という指を鳴らす音が戦場に響いた。
ヴァレン:「うわー……、何気にやば、流石トゥルース主任ってとこか」
煙を切り裂き、黒と白の「影」が乱入した。
英雄ジョーカード――ヴァレンだ。
彼は狂乱の真っ只中にありながら、まるで舞台に上がる役者のように不敵な笑みを浮かべていた。
デュオカイザー:「……!? ぁら~~……、英雄ジョーカード登場とは、ちょっとこの任務は難しぃかもしれないゎねぃ」
理性を焼き切っていたはずのデュオカイザーが、ヴァレンの存在に気づき、冷静さを取り戻した。
先ほどとは一転、任務達成の難易度が跳ね上がった事を正しく認識し、
ヴァレンに焦点を絞って一斉射撃を繰り出そうと全砲門を開放する。
だが、ヴァレンの方が一瞬速かった。
ヴァレン:「はい。何気にこのトランプ、タネも仕掛けもありません。ところが……」
ヴァレンが指先で弾いた一枚のカードが、コマのような軌道を描き、デュオカイザーの足元へと滑り込む。
ヴァレン:「投げれば、何気に『煙幕』になるんだなぁこれが♪」
瞬間、トランプが爆発的に膨れ上がり、猛烈な白銀の煙を噴き出した。
ただの煙ではない。センサーすらも狂わせる指向性のノイズを孕んだ『特殊発煙弾』だ。
一瞬にして辺りは白一色の世界へと変貌し、デュオカイザーのロックオンを強制解除させる。
ヴァレン:「お取り込み中のところ悪いが、何気にお開きといかせてもらうぜ」
ヴァレンの体が弾けた。
彼は白煙の中、身動きの取れないハードネステンを左脇に抱え、さらにワンダ、ディスト、ローラの三機を次々とその頑丈な腕で掴み上げる。
ディスト:「わ、わわっ!?」
ヴァレン:「動くなよ、何気に舌を噛むぜ!」
ワンダ:「舌無いけどね!」
四機分、合計数百キロに達する鋼鉄の質量。
それを抱えながらなお、ヴァレンの挙動に一切の澱みはなかった。
彼は混乱に陥った飛行型のエデン兵の頭を足場にするようにして大きく踏み込むと、
廃墟の壁を蹴り、一気に高高度へと跳躍した。
背後で、デュオカイザーが諦めることなく必中のミサイルを撃つ。
だが、その弾頭が彼らに届くことは二度となかった。
ディスト:「そうは!」
ワンダ:「いくか!」
ワンダとディストが放つレーザーとビームがミサイルを撃ち落とし、逃げ切ることに成功する。
英雄の背中越しに流れる夜風だけが、L班の面々の熱を冷ましていった。
―
数刻後。
追撃の駆動音が夜の静寂に溶け、月明かりだけが届く深い森の奥。
ヴァレンは小脇に抱えていた四機を、柔らかな苔の上に静かに降ろした。
着地と同時に、過酷な機動を強いられた彼の関節から、プシューと熱い排気が漏れる。
ワンダ:「……ヴァレン!!」
着地するなり、ワンダが突き上げるような声を上げた。
これまでの心配、苛立ち、そして再会の喜びが混ざり合い、彼女は声を震わせる。
ヴァレン:「お、おぉ……。そんな何気に怖い顔すんなって。……オレのメッセージ、何気に読んでくれたか……?」
ワンダ:「読んだわよ! ルクちゃんのことを引きずって、勝手に独りで背負い込んで……でも、だからって二度も逃げないでよ! 今度いなくなったら、絶対に許さないんだから!!」
ワンダは一歩踏み込み、ヴァレンの胸部装甲を力任せに揺さぶった。
ヴァレンは決まりが悪そうに、面の下で視線を泳がせる。
ワンダ:「……いい? 約束して。今度は逃げないって。そうしてくれたら……『白メダリア』はヴァレンにあげるから」
その言葉が投げかけられた瞬間、ヴァレンの挙動が止まった。
泳いでいた視線が、鋭い「探求者」のそれへと変わり、ワンダの瞳を正面から射抜く。
ヴァレン:(やっぱ、白メダリアはラヴドの手中にあるのか……)
彼が世界を彷徨い、その行方を追い求めていた力の断片。それはビッグブロックにて守られている。
ワンダの必死の訴えという「情」と、目的の合致という「打算」。
二つの動機が、彼の中で『ビッグブロックへ戻る』という一つの答えに結びついた。
ヴァレン:「……あぁ。分かったよ。何気に、その約束……乗らせてもらうぜ」
ヴァレンは短く頷くと、横たわったまま動かないハードネステンへ視線を移した。
煤に汚れ、ひび割れた彼女の装甲は、かつての威容を失い、今はただ壊れかけた一機のメダロットとしての悲哀を晒している。
ヴァレン:「取り合えず……何気にビッグブロックへ行こう。このお嬢さんのことも、放っておくわけにはいかねぇしな」
ローラ:「エデンの重鎮をラヴドに、か……」
ハードネステンを連れかえれば、軍上層部が黙ってはいないのは間違いない。
即座に処刑、という判断が行われる可能性も0ではない。
エデンとラヴドの憎しみは、それほどまでに深い。
ローラはラヴドの一級兵士だ。
「せっかく助けたのに結局処刑されるかもしれない」という無情さを受け入れようと胸を抑えた。
しかし、それでもその不満はどうしても声に漏れ出てしまっていた。
ヴァレンはそんな彼女にニッと笑って言い放った。
ヴァレン:「安心しな。お前が助けたいと思った奴を、ラヴドに連れて行って処刑なんて……そんな真似は何気にさせねぇよ。」
その言葉には、かつて「幸福」と「不幸」の狭間を歩み、多くの不条理を見てきた彼なりの信念が宿っていた。
ヴァレン:「 ……そもそも、一体何があったのか、ラヴドとしても気になるはずだ。ダイジョーブだろ、多分」
しかし、最後の『多分』のせいで、微妙にローラは不安になった。
ワンダ:「……行こう、ビッグブロックへ」
意識を失ったハードネステンを抱え直し、一行は森の闇を抜けて歩み出した。
ラヴドの英雄の帰還、そして敵の重鎮の合流。
この選択が、長く淀んだ戦火の歴史に、予期せぬ大きな波紋を広げようとしていた。
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[機体解説]
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【キャラクター名】
デュオカイザー
【機体名】
デュオカイザー
【公式/オリメダ区分】
公式(真型メダロットなど)
【モチーフ(型式)】
兵器(WEA)型メダロット
【パーツ】
[頭部]
スカーデル/ブレイク(ねらいうち)
[右腕]
デットゴット/ミサイル(ねらいうち)
[左腕]
トーフェル/レーザー(ねらいうち)
[脚部]
フョーレ/多脚
【備考】
公式(真型メダロット)情報を参照
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第三十話【裏切り者にも救済を】終わり