乙女ゲー世界はモブよりなによりガノタたちに厳しい世界です   作:グレイファントム

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※注意事項
・本作は素人三人が考えた「もしモブせかに行くなら?」を文章にしたものです。そのため、一部オリジナル設定や原作と異なる設定が登場することがあります。
・本作はオリ主三人により繰り広げられる二次創作になります。
・本作では、一部『機動戦士ガンダム』シリーズの兵器が特に何の関連性もなく登場します。
・駄文です
上記の注意事項をご承知の上、閲覧は自己責任でお願いします。


第零話:東京某所、とあるモブせか好きたちの死

その日。

深夜の東京で、とある三人の社会人たちが、あるアニメの話題について話していた。

一人は黒いコートを羽織った青年、一人は青いジャンパーを着た丸メガネの青年、もう一人は灰色のパーカーを着た大柄な男。居酒屋から出てきた彼らは少々顔を赤らめながら、珍しく人気の少ない大通りを歩いていた

「いやぁ~、一期と二期でだいぶ時間空いてたから正直ちょっと不安だったけど、三期発表されてよかったー!」

「な~。二期になって作画変わったから前以上に注目されて、予想以上に早く三期が決まって…くぅー!最高だな!」

「しっかしよぉ…『モブせか』に出会ってからずいぶんと経ったな。中学生だった俺らも社会人になって数年だ。…全員独身だけど」

パーカーの男の最後の一言に、あとの二人がバッと勢いよく振り向く。

「ばっ…おま、それは言わないお約束だろ!?」

「そうだそうだ!」

「あー、わりぃわりぃ。」

たいして悪いと思っていなさそうなパーカーの男に呆れつつ、コートを着た青年がふと顔を上げてから話し出す。

 

「…なぁ、いつぞやにモブせか世界に転生するならどうしたいかって話したの、覚えてるか?」

突然わけのわからないことを言い出したコートの男。が、他の二人は少し考えるようなそぶりを見せた後に思い出したように声を上げる。

「おお、そんなこともあったな。確か俺は…レッドグレイブ家の妾腹の次男坊に生まれたいって言ったなぁ…アンジェリカさんのようなお姉ちゃんが欲しい!なんて言ってたっけ…」

「下心スケスケだな…俺は、そうだ。ヘルトルーデとヘルトラウダの間に長男として生まれて二人の破滅ルートを回避させたいって言ってたわ。正直無理ゲーだとは思うけどな。」

「そりゃ無理ゲーだわ…。俺は、オリヴィアの弟に生まれて、ダンジョンで成果上げて貴族になりたいって言ってたな。ま、今になって思うと貴族にはならないほうがいいけどな。」

「だな…ところで何で急にこの話を?」

「あ、俺も気になってた」

「ん?いや…なんとなく、か?」

「なんで疑問形なんだよ…」

「煮え切らない返事だなぁ…」

そんな風に談笑していた直後だった。

凄まじい衝撃とともに三人が弾き飛ばされ、宙に浮かぶ。

会話に夢中になっていたために右方向から近づく光に誰も途中で気づかず、居眠り運転中のトラックに弾かれたのだ。

だが、それを認識できたものはその場には誰もおらず。

電柱に突っ込み運転席がつぶれ悲惨なことになったトラックと、そのすぐ近くで血の池を作りながら動かなくなった三つの人影を、夜の闇が包んでいった…。

 

 

 

 

『見つけた…この人たちしかいない。ああ、お願い、どうかあの世界を…』

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