絶妙に話し方が原作と違うかもです
第1話 アビドス生徒会の奇妙な1日
シャーレの仕事にも慣れてきた頃
「先生、アビドス高等学校の小鳥遊ホシノという方から手紙が来ています。」
A.R.O.N.Aが話しかけてきた
"どんな内容なの?"
「語気が荒く読みずらいので、読みやすく要約し、話します。アビドスの住宅地を不良達が占拠していてそんな場所に行ってしまう先輩がいるので説得して貰えませんか?という内容です。」
そもそもアビドスという学校名を聞いたことがなかった私は聞いてみることにした
"アビドスってどんな学校なの?"
「昔はゲヘナ、トリニティ、ミレニアムに並ぶマンモス校だったそうですが、今は1億以上の借金を抱える廃校寸前の学校です。」
とりあえず大変な状況ということはわかったので一度行ってみることにした
"状況確認も兼ねて行った方が良さそうだね。"
そう決めた私は持っていく荷物をまとめ準備を始めた
荷物をまとめ終わった私は連邦生徒会長に連絡を入れた
…まあ一方的にこちらからアビドスに行くことだけを伝え通話を切ったが
さすがに申し訳なかったなと思いながら車でアビドス近辺までタクシーで移動し、着いてからは住宅地を徒歩で進んでいく
"学校どころか大きな建物すら見えてこないけど…"
道端で一夜を過ごし、もう歩いてきてから2日目になるのに全く学校が見えてこない
というかずっと同じ景色で本当に進んでいるのかも怪しかった
「アビドス自治区はとても広く住宅街で迷子になるという噂は聞いていましたが、本当でしたね。」
"それは最初に言って欲しかった…"
明け方にそんな会話をしながらも進んでいくと大量の紙を持った人の姿が見えた
人がいるなら場所を聞いた方が早いと考え話しかけてみた
"すみません。アビドス高等学校はどちらの方面にありますか?"
「えっと、あちらですけど、案内しましょうか?すごい顔色が悪いですよ…」
薄い青緑色の髪色をした少女は今まで歩いてきた方向とは違う場所を指さし言った
"ありがとう。"
言われた方向に向いて歩き出そうとした時
「ちょっと待ってください!水だけでも飲んだ方がいいですよ!」
先程の少女が水の入ったペットボトルを手に持ちながら私を止めてきた
"それなら少し貰おうかな。"
実際喉も乾いていたので貰うことにした
喉の乾きも落ち着いたところでそういえばこの子が誰なのか知らないことに気づいた
"君の名前は?"
「私はアビドス生徒会委員長の梔子ユメです。あと、アビドスに行くんだったら案内しますよ?」
またこんな状況になったらこのように人に会えるとも限らないので、一応案内してもらうことにした
「アビドスの本館に着きました。」
歩いてから数時間経ち夕方近くになったところでとても大きな校舎があるのが見えた
"案内ありがとう。"
お礼をした後校舎を見ていると校門から誰かが出てきたようだ
「ユメ先輩、そいつは誰ですか?」
近寄って来た桃色の髪色の少女は鋭い声でユメに問う
「誰だかは分からないけどアビドスに用があるんだって。」
一度2人に自己紹介をする
"私は連邦捜査部シャーレの先生だよ。小鳥遊ホシノという生徒から手紙が来たからアビドスに来たんだ。"
「ホシノちゃん!?」
ユメが桃色の髪の少女に言った この子がホシノのようだ
「本当に来たんですね…正直来ないと思ってました。連邦生徒会が作った組織だって聞いてたので。」
さらにホシノは話を続ける
「来たんでしたら手紙を送った理由は分かりますよね。こちらに来てください。あと、ユメ先輩は先に部室に戻っていてください。ちょっとしたら私も戻るので。」
ホシノについて行くと砂だらけの使われてなさそうな教室に着いた
「手紙で書いた先輩の事ですけど、もうほぼ人がいない上に不良のたまり場になってる場所で夜まで、アビドスの環境を改善するための署名だとか言って不良に絡まれても戦おうともせずずっと立ってるんですよ。そんなことしたって何も変わらないのに。そこに私が奴らを追い払いに行くんです。何度奴らのヘイローを割ってやろうと思ったことか…」
"色々話してくれてありがとね"
話せる相手がいなかったのか分からないが、話は数十分続いた
「こちらこそ、話したら少しスッキリしました。」
ホシノは話を始める前より少し爽やかな顔でこちらに礼を言った
あまり信用されてはいなさそうだが、嫌われているほどでも無さそうだ
「それじゃ、部室に戻りましょうか。」
部室に案内されたあとホシノがドアを開けた
「ユメ先輩。終わりました。」
「あっホシノちゃん!面白いものを見つけたんだよ!」
ユメがそう言って見せてきたものはホッチキスで止められた数枚の紙だった
「なんですかこれ?」
「なかなか2人が帰ってこなかったから前生徒会の部室を見てたらよく分からない紙の1番下にあったんだけど、これはアビドス砂祭りの計画書みたいなの!まだ読んではいないけどね。」
とても楽しそうにユメが話した
「こんなものまだ残ってるんですね。」
"どうせだしみんなで読んでみよう!"
あまり私はまだアビドスのことを知らないので情報収集にもなるしみんなで読むことになった
その後砂祭りの計画書をみんなで読み終わった頃には暗くなり始めていたのでもう帰ることになった
次の日の朝
「連邦生徒会長から連絡が来ています。今度このように急にどこかに行くようなら仕事を2倍に増やしますよ?だそうです」
今度からは事前に連絡することを決めた先生なのであった
ちなみに初めて会った時のおじさんの先生への好感度は対策委員会編の最初よりは少し高いぐらいに思ってます