とある少年の大地結晶【アースクリスタル】   作:えりー

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”Level5”

紫苑が黄泉川に居候して一年が経った

今や紫苑は魔法の炊飯器(自称)には慣れ、おつかいにも慣れた

そして、一人で散歩する事が増えた

紫苑はLevel5なのでその地位を狙う輩が数知れずなのだが、紫苑の情報は一切公開していないのでその心配はない

だから黄泉川は怒らず、散歩を許している

「今日も散歩じゃんか?」

「はい‼︎」

元気よく返事する

未だに敬語は取れていない紫苑

敬語はいいと黄泉川は注意したのだが、本人曰く癖らしい

そして黄泉川は仕事に出かけ、紫苑はいつもの散歩コースに向かった

 

 

「……良い風だぁ」

今の時期は夏

学生は今夏休み期間であろう

所々夏休みを満喫中の学生がチラホラいる

だがその期間中には事件も多く

「……何か、騒がしいなぁ」

何やら騒がしいので紫苑はそこに行く事にした

 

 

どうやら強盗が入ったらしい

風紀委員【ジャッジメント】が避難誘導しており、周囲の怪我人はいなかった

一人の風紀委員が強盗を抑えている

だが

「‼︎チィッ‼︎お前来い‼︎」

「⁉︎いっ‼︎」

逃げてきた強盗の一人に紫苑が捕まってしまった

「離して‼︎離してよ‼︎」

紫苑は抵抗するが、大人と子供の差だ

いや、確かに大人と子供の差だが、紫苑は鍛えている

なので

「このっ‼︎」

男の腕を殴った

「ッ⁉︎このガキ‼︎」

男の力が緩んだ

その隙に紫苑は抜け出し、男から離れようとするが

「ふざけんじゃねぇ‼︎」

男は拳銃を紫苑に向けた

そして紫苑が振り向く前に

引き金が引かれた

時が遅くなったように感じた

強盗を捕らえていた少女が気づき、男を取り押さえようとする

そして少女と同じ制服の少女と、風紀委員の紋章を付けていた少女、そしてその少女と同じ制服を着た少女が紫苑を庇おうと紫苑に向かう

だがそれは間に合わない

ツインテールの少女はまず紫苑を助けようと試みた

だけどそれを間に合うかどうか

そしてスローモーションに見えたこの空間で、紫苑は

 

 

「ッ‼︎」

顔スレスレの所で銃弾を”避けた”

「⁉︎何‼︎ぐはっ⁉︎」

男が驚いたも束の間、ツインテールの少女に抑えられた

「器物損害、及び強盗の件で拘束します‼︎」

そして手錠が掛けられた

この事件は、幕を閉じた

 

 

 

と思われた

「まだだァァああああああ‼︎」

一台の車が猛スピードで突っ込んできた

そう、強盗は三人ではない。”四人”だったのだ

恐らく早く逃げるように計画していたのだろう

その車は、真っ直ぐに野次馬に突っ込まれる

 

 

 

だが

「ちょろ〜っと舐めてるんじゃない?」

男は忘れていた

あの、常盤台の少女を

少女はコインを真上に弾いた

バチバチと、電気が少女を取り巻いていた

 

「小さい子まで巻き込んで、ただで済むと思ってんの?」

ツインテールの少女はため息を吐いた

もはや手遅れという顔だ

そして紫苑は思い出した

紫苑は前、Level5について少し調べていた

そこで見つけた”元”第三位の情報

名前は

 

 

 

「御坂……美琴…」

 

御坂美琴

元第三位。紫苑が抜かしてしまった相手の一人

能力名 超電磁砲【レールガン】

 

 

 

「紫苑⁉︎」

黄泉川は紫苑を見つけ、叫んでしまった

「黄泉川さん」

「け、怪我は⁉︎怪我はないじゃんか⁉︎」

「だ、大丈夫です。どこも…」

それを聞いて黄泉川はホッとなる

「良かったじゃんよ…」

「ごめんなさい…」

「なんで紫苑が謝るじゃんか?」

シュンとなる紫苑

と、そんな光景を四人の少女が見ていた

「あの…私の見間違いならいいんですけど…あの子、銃弾避けていませんでした?」

「佐天さんもですか…。実は私もです」

「初春さんと佐天さんも…なら見間違いじゃないのね」

「御坂さんもですか?」

「実はそうなんだけど…あの子は何者なのかしら?」

美琴の中では、紫苑の謎が深まってきた

 

 

 

 

チガウ

 

 

コイツはタリナイ

 

 

モットチカラがあるやつ

 

 

レベルファイブ

 

 

チカラ…ホシイ

 

 

 

チカラ、ホシ_____

 

 

 

 

 

プツン




紫苑の事を気にかけた美琴

だが紫苑と関わる内に、その考えは薄れていった

だが、美琴はある記事を見つける_____

次回「”絶対能力者実験”と”大地の王”」
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