とある少年の大地結晶【アースクリスタル】 作:えりー
皆さん何か予定はありますでしょうか?
私?私は……家族と過ごします(^ω^)
でも……何で塾があるんだァァああああああ‼︎
こういう日くらい休みでも良いだろォォおおおおお⁉︎
暗い
何も見えない。真っ暗だ
目を開けても真っ暗。つまりこの世界が真っ暗
…あれ、僕確かに寝て…
………夢?僕の夢なの?
何も見えないよ。ねぇ、誰かいないの?
ねぇ……
『__________』
何か聞こえる
誰かいる…。いるんだ…‼︎
誰なの?誰でもいいから。ここが何処だか教えて
『_____チ_____』
聞こえないよ
お願いだから
『_____チ_____ク_____』
もう少し、もう少し近づければ
もう少__________
『チカラ、クウ』
「‼︎ぅあっ」
紫苑は飛び起きた
汗をダラダラと流し、服がべっとりと張り付いている
気持ち悪い。と紫苑は服を脱ぎ風呂場へ向かった
風呂場を出てリビングに行くと、置き手紙が置いてあった
これは勿論黄泉川だ
手紙にはこう書いてあった
『今日から早く出勤することになったじゃんよ。大丈夫、作り置きは作ったじゃんよ。でも出掛けるなら紙に書いて欲しいじゃんよ。後絶対早く帰る事。それじゃあ朝は寂しいかも知れないけど、大人しくしてるじゃんよ』
「……だから静かだったんだ」
紫苑は手紙を元の場所へ置き、さっそく手紙を書き始めた
そして手紙を置いて出かけた
「暑い…」
今日は特に暑かった
折角風呂に入ったのに…と紫苑は溜息を吐いた
「……ジュース〜…」
紫苑は近くの自販機に寄り、お金を入れてジュースを取り出した
ちなみにヤシの実サイダーだ
他のやつは不可解すぎて飲みたくない
紫苑はジュースを飲みながら歩き出した
「………………………」
やはり暑いのか、日陰がある所に行ってしまった
「う〜…今日は部屋で大人しくしてれば良かった〜…」
そして残りのジュースを飲み終え、ゴミ箱に捨てた
「今日は帰ろう…」
そしてマンションの方へ歩いて行った
それと同時
ズズッ…と、何かが”侵食”した
それは紫苑が気づく筈もない
だってそれは紫苑が”知らない事だから”
それは…
あの”_____”だった
あの_____が侵食した
いや、広がったと言えばいい
それは紫苑の背中を包むように____されている
「…………ッ…」
紫苑に一瞬だが頭痛が走った
「早く帰ろ…」
紫苑は足を速めたのだった
そして紫苑は倒れこむようにベッドに身を預けた
(………ね、む……)
うとうとと視界がぼやけ
ついには眠ってしまった
ああ、またここだ
真っ暗。何も見えない
手を伸ばしたけどそんな感覚がない
誰か
誰か
『_____お____』
‼︎
こっちからだ…
『し____ん』
誰?
何を言ってるの?
誰なの?
あなた達は?
『紫苑』
何で僕の名前を知っているの?
僕、あなた達を知っているの?
ねぇ、知っ________
声をかけようと思ってたら
男の人が
”マッカに染まった”
「…………え?」
そして女の人は消えた
そして次に出てきたのは
「……葛城さん?」
葛城さんだった
葛城さんはこっちを見つめてる
……これ、夢?
夢だよね?ゲンジツじゃないよね?
ねぇ葛城さん。これってゆ________
葛城さんの身体が”マッカに染まった”
「………ぇ?」
葛城さん?
え、何これ?
何で、何でマッカに
『それはオマエがやった事だ』
声が聞こえた
この空間に響く
『オマエの力によって滅ぼされたもの、これの意味はわかるか?』
分からない。分からないよ
違う、理解しているのに理解出来ない
いや、したくない
こんなの、こんなの
『そうやってニゲルのか?』
この声が響く
僕の心に突き刺さる
『そうやってニゲテ、何も起きなかったかのように生活する。そうやって現実から目を背くのか?』
なら、どうすればいいの
僕はどうすればいいの
力も封印して、あの出来事も忘れられそうなのに
どうすればいいんだよ
方法なんて何も…
『あるさ』
その言葉に僕は目を見開いた
『ある…。それは、”オレガオマエニナル”事だ』
…………え?
『まぁ、いずれそうなるウンメイだ。それまでに楽しんでおけ…。”ヒニチジョウをな”』
「ハァッ‼︎」
…………部屋?
ベッド…なの……か
「………僕は」
僕は________
自分の変化に徐々に気づき始めた紫苑
一方、黄泉川の家に居候が増えようとしていた____
次回「居候の話」