とある少年の大地結晶【アースクリスタル】   作:えりー

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変動する歯車

「黄泉川さん、大覇星祭って何?」

紫苑はテレビに映っている大覇星祭というのを黄泉川に聞いた

「大覇星祭ってのはいわゆる運動会じゃん」

「運動会?じゃあ運動会で良いんじゃないの?」

「運動会といっても普通の運動会とは違うじゃん。他校が能力を出し合って競い合う祭りってのも言えるじゃん」

「へー……」

そしてテレビに見入る紫苑

すると打ち止めが勢いよく立ち上がり

「ミサカ、大覇星祭に行ってみたい‼︎ってミサカはミサカは我先にと手を挙げてみたりぃ‼︎」

とハイ‼︎ハイ‼︎と手を挙げていた

「おーおーそうかそうか、なら当日一方通行に連れていってもらうじゃんよ」

「ハァ⁉︎」

そして驚きの声を上げたのは一方通行

「何で俺が行かなきゃなンねェンだ‼︎それならお前か芳川でいいだろ‼︎」

「私は当日仕事じゃん」

「それなら芳川に」

「桔梗が部屋から出ると思うじゃんか?」

ちなみに言っておくが芳川は外には出ない。世に言うニートである

「無理やり出せ‼︎」

「それに、見てみるじゃんよ」

あァ⁉︎と声を上げ、見つめる先には

目をキラキラ光らせている打ち止めがこちらを見つめていた

「………………チッ」

負けた

こんな彼でも甘いのだ

すると打ち止めは顔をさらに輝かせ

「わーい‼︎ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみるぅ‼︎」

「⁉︎離しやがれェ‼︎」

いーやーだー‼︎と中々離れない打ち止め

すると紫苑がうずうずした

(……うー…大覇星祭行きたい…でも一方通行さんに迷惑掛けたくないし、でも黄泉川に連れて行っても邪魔になるだけだし……芳川は論外だし……一人で行こうかな…いや、それだと僕迷う。迷ってしまう。それに何か迷子で勘違いされそうだし………うーん)

するとそんな紫苑の気持ちを察したのか、黄泉川が

「一方通行、紫苑も連れて行くじゃんよ」

「ハァ?」

「どぅえ⁉︎」

変な声を出した紫苑

そして紫苑は即座に否定する

「いやいやいや‼︎それだと一方通行さんの迷惑になりますし‼︎それに僕一人で」

「一人で……何じゃんよ?」

ニコォと笑う黄泉川

その笑顔に恐怖を感じた紫苑

そして一方通行をみる

一方通行は

「……別に来たければいい。テメェはクソガキより真面目だしなァ」

つまりオーケーという事だ

それを聞いた紫苑は少し迷ったが

「………よろしくお願いします」

「おォ…」

という訳で当日一緒に行く事になった紫苑であった

 

 

 

「これで全員か?」

「みたいだなー」

男二人、片方はリーダーの男は掴んでいた”もの”を放り投げた

それは呻き声を上げ、動かなくなった

「なぁ、いつまで俺こき使われるの?」

「あぁ?そんなの、目標までじゃねぇか」

リーダーの男はさも当然のように言った

「目標ねぇ……えーと、お前の目標は確か、誰かさんを殺す事だったっけ?」

「ハッ、分かってるじゃねぇか。俺があいつと対面するにはその方法が手っ取り早いからな」

「おやおやそれは好都合だ。俺の標的もそいつと一緒だ」

「あ?そうか。なら時までこき使ってやる」

「へいへい、だけど俺は”自由にやらせてもらう”ぜ」

「それが条件なら追求しねぇよ。だけど組織のリーダーは俺だ。なるべく俺の指示に従えよ?」

「なるべく…な」

カッカッと笑う男

リーダーの男は携帯電話を取り出し

「さぁて、また仕事だぜ?」

「はぁ?今日で何回目だよ」

「さぁな。ぐちぐち言ってねぇで早く終わらせるぞ」

はぁ…と溜息を吐く男

リーダーの男はいつの間にか路地裏を出ていた

「たくっ……何時になったら来るんだよ」

そう言いながらも付いて行く男

「まぁ……精々楽しんで置くんだな。俺の標的さん」

ニヤリと笑った男は路地裏を出て行った所で消えていった________

 

 

 

 

プツン

 

チカラ、ニオウ

 

ゼツボウノ、ニオイが

 

ヤミノ、ニオイガ

 

ハヤククイタイ

 

ソノ ゼツボウ ヲ クイタイ

 

ハヤク____________

 

 

 

 

 

喰イタイ

 

 

 

ギィンと開かれた”眼”

 

その眼は

 

 

 

 

『________』を捉えていた

 

 

 

『ククク……着々と進んでいるではないか』

ビーカーの中で、アレイスター=クロウリーは笑っていた

それは、微笑むだけの造作なのに、何故か恐怖を感じた

『一方通行と幻想殺しと超電磁砲と接触。さらにあいつは進行している。封印も後僅か……クハハ…。いい、いいじゃないか。実に順調だ』

そしてアレイスターはある方向を見た

『なぁ、君もそう思うだろ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『葛城嶤』

 

そう、そこには

 

あの悲劇で死んだ筈の

 

 

 

 

『葛城嶤』が立っていた

 

 

 

物語の歯車が

 

徐々に変えられて行った




いーきーなーりーの急展開
ワオ( ゚д゚)
さて、そろそろリーダーの男が分かってきた事でしょう
そう、読者様が思い浮かべているあいつです
それを考えるとー?そろそろあの戦いが近づくぞー
時間軸おかしいけど気にしないでね
では(・ω・)ノ

次回「大覇星祭での観光」
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