とある少年の大地結晶【アースクリスタル】   作:えりー

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紫苑は大地結晶を制御する事に決めた


紫苑は心強くなる

「紫苑、まずはこの地面を動かしてみろ。落ち着いてな」

次の朝

葛城と紫苑は外に出ていた

そして葛城は地面を指差した

「…落ち着いて…」

「そうだ…。落ち着いて…」

紫苑は落ち着くように深呼吸した

 

 

そして

 

 

カッ‼︎と目を見開いた

紫苑はジッと地面を見つめ

そして

グググッ…と、地面が揺れた

「‼︎おお‼︎」

葛城はいけると思った

どんどん地面…いや、土は持ち上げられていく

ボコボコボコ‼︎と持ち上げられていくが

「…ッう…ハァ…」

紫苑が地面に手をついてハァ…ハァと呼吸する

(…体力が限界か。やはりまだ)

「ハァ…ハァ…か、つらぎ…さん…ハァ…僕…で、きました…か?」

「ああ、よく頑張った‼︎」

だが…と葛城は付け加えた

「お前はまだ体力がない。だからまずは体力を付けよう」

「た、体力?」

「ああ、そうだな…まずは走り込みだな。連続はキツイから休憩してからやるぞ」

「ハァ…う、うん…」

紫苑は少し落ち着いたようだ

まだ汗が出ているが

「待ってろ。今水持ってくるから」

 

 

 

そして一時間後

「この敷地を走ってもらう。キツイだろうが…」

「ううん。頑張る‼︎」

早速走り込みを始めた

 

 

 

一周半の所

「ハァ…ハァ…」

もう息が上がっている

「…やっぱりまだ子供だから無理か…」

紫苑はまだ八歳の子供

これはまだキツかったか…と葛城は反省する

「おーい‼︎しおーん‼︎辛かったらやめてもいいんだぞー‼︎」

葛城はまだ走っている紫苑に声をかけた

「うぅ…」

紫苑は首を横に振った

それは、まだ走れるという肯定だった

「……ハァ………ハァ……」

もうそろそろ二週目という所で

「ハァ…うっ…」

紫苑は倒れた

「‼︎お、おい‼︎」

紫苑に駆け寄る葛城

「ハァも、…ハァ…走れ…ゴホッ」

「ハァ…だから無理すんなって」

紫苑を抱き上げ、ベンチに休ませる

「…たく」

 

 

 

「ぅ…」

「お、目覚めたか?」

葛城が顔を覗き込んだ

「……………あ、あれ?僕…」

「お前倒れたんだぞ?無理しなくていいっつたのに」

「……そう…か」

紫苑は起き上がり、空を見た

「……本当に制御出来るの?」

「……お前の努力しだいだな」

「……そ、う」

紫苑は項垂れる

「どうした?」

「………本当に、出来るのかなって」

「おいおい、初日で諦めるとか駄目だぜ?」

ほらっと葛城は水を差し出した

「……ありがとうございます」

「…………そんなに心配なのか?」

「…………………」

「………………まぁ、続けてみろよ」

葛城教授〜と葛城が呼ばれたので席を離した

紫苑は水を見て、キャップを開けて飲んだ

「…………………」

 

 

 

 

この特訓は何日も続いた

まずは走り込み。紫苑は体力を付けてきた

「ハァ…ハァ…」

「後三週‼︎」

葛城も厳しく接した

「も、無理…」

「諦めるな‼︎」

挫けそうになるが葛城が一括した

もはや熱血教師になっているが、触れないでおこう

「ハァ…ハァ…」

時々涙を流して走る紫苑

 

そして能力の訓練もした

前よりも維持出来るようになった

だがまだ体力がなく、それを見た葛城は走り込みともう一つ訓練を追加した

それにゲッとなる紫苑だが、文句は言えないので走った

 

 

 

「ハァ…ハァ…」

そしてその訓練を続けて五ヶ月

「や、やったよ‼︎葛城さん‼︎」

紫苑はパッと葛城をみた

その瞬間にガラガラと土は崩れた

「…………あ」

「……やっぱり集中力か」

「あはは…すみません」

「ま、集中力は体力も使うし結果オーライか」

「そうですか…」

紫苑は楽々と操っていた

ただし、集中していればだが

「このままいけば、あまり集中せずに制御出来る」

「ほ、ほんと⁉︎」

「ああ、多分頭の良いお前ならいけるだろう」

葛城はこの五ヶ月、紫苑に勉強も教えていた

紫苑はずば抜けて頭が良かった。葛城が唖然とする程に

だが紫苑は覚える事が苦手だった。何か指摘すれば思い出すのだが

何故勉強を始めたのかと言うと、能力とは演算というものが必要となる

ので、その演算を理解する為勉強した

「な、なら、僕落ち着かずに」

「いや、落ち着いた方がいいな」

「え?何で?」

「お前_____いや、いい」

葛城は危ないという顔になった

先程も述べた通り、紫苑は覚える事が苦手だ

ので、紫苑は過去の事もあまり覚えていない

あの惨状も_____

「葛城さん、どうしましたか?」

「‼︎い、いや、何でもないぞ」

葛城はさっさと否定した

と、そんな二人に

「葛城教授〜、お客さんでーす」

葛城が呼ばれた

「あ、今行く‼︎お前、まだ続けるか?」

「うん‼︎もうちょっと試してみる‼︎」

じゃあ、と葛城は紫苑と別れた

 

 

 

「‼︎……あなたは」

葛城はお客さんの所へきた

だが、それは葛城にとって、この研究所の殆どの研究員には会いたくない人物だった

「やぁ、葛城嶤教授。少し君と話がしたくてね…いいかい?」

「俺はあなたと話なんて御免ですけどね…

 

 

 

 

 

 

木原先生」

 

そう、お客さんとは

 

 

木原幻生だった




訪れたのは木原幻生

葛城は忌々しく木原幻生を見る

木原幻生の目的とは_____?

次回「木原幻生の目的」
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