とある少年の大地結晶【アースクリスタル】   作:えりー

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驚愕の手紙

「ぁ…アンチ、スキルさん…」

「黄泉川じゃんよ。黄泉川愛穂。…よく頑張ったな」

黄泉川は小さい身体を抱きしめた

そして

「うわァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」

黄泉川の腕の中で紫苑は泣いた

それを黄泉川は優しく受け止めた

そして、他の警備員は黙って見ていた

 

 

紫苑は暫く泣き叫んだ

「目が覚めたじゃんよ」

そして覗き込んできたのは黄泉川だ

どうやら紫苑は泣き叫んで寝てしまったらしい

「……ここは?」

「私の家じゃんよ。まぁマンションだけど」

紫苑はチラリと横見した

マンションと言っても家にありそうな一室だ

「どうじゃん?何か食べるじゃんよ?」

「………うん」

 

 

そしてリビング(キッチン)にやってきた紫苑と黄泉川

そして紫苑は驚愕した

「……黄泉川さん」

「ん〜?何じゃんよ?……あ、そう言えば名前は?」

「……南雲紫苑だよ。黄泉川さん。あの…炊飯器多くないですか?見れば器具が炊飯器ぐらしか見当たらないんですけど…」

「あー何だそんな事じゃんか。私は炊飯器で作るから問題ないじゃんよ」

作る…?と紫苑は疑問に思った

すると黄泉川は具材を炊飯器に入れ、スイッチを入れた

紫苑は不思議そうに炊飯器を見つめる

すると五分後

ピーッと炊飯器が鳴った。つまり出来た

「お、きたきた」

黄泉川はパカッと開け、掬って茶碗に入れた

「ほい、どうぞ」

そして差し出されたのは

お粥

(……………お、粥?)

「?どうしたじゃんよ」

黄泉川が食べない紫苑を不思議に思ったのか声を掛けた

そして紫苑は炊飯器とお粥を見てこう思った

 

(魔法の炊飯器…⁉︎)

 

 

そしてお粥を平らげた紫苑は

「……黄泉川さん」

「ん?」

黄泉川に聞いてみた

「本当に僕をここに置いてくれるの?」

それを黄泉川は

「当たり前じゃん‼︎」

満面の笑みで答えた

それに紫苑の顔から笑みが溢れた

 

 

黄泉川は薄々気づいていた

恐らく紫苑があの大惨事を起こした人物と

だが確信はなかった

でもそれが何だと黄泉川は思った

例え大惨事を起こした張本人でも

例えそうじゃなかったとしても

紫苑はまだ子供

恐らく何らかの拍子で生き残ったとか

何らかの拍子で暴走した。それだけだ

だから今度は自分が守る

葛城が守りたかったものを

葛城の意思を継いで

そして黄泉川は何かの手帳を握りしめた

 

 

 

だが、驚愕の事実が届けられるのは、紫苑が来て2日目の事だった

「……?ん?」

黄泉川は新聞を取りに来た

だが新聞の他に一通の手紙が届けられていた

「……紫苑宛?」

そう、この手紙は

『南雲紫苑様』

紫苑宛だ

きっちり苗字も書いてある

(………私、誰かに紫苑がいること言ったじゃんか?)

いや、あの時同行した警備員達なら分かっているが

それなら届け名が書かれている筈だ

だが届け名は書かれていなかった

(………何だろう)

黄泉川は部屋に戻り、封を開いた

そこに書かれていたのは

(………………⁉︎)

 

 

 

 

『おめでとう

 

南雲紫苑くん。君は晴れてLevel5だ。

 

序列は第三位だよ。資金も送る

 

それでは、良い日々を』

 




突如送られてきたLevel5認定の手紙

黄泉川はこれを紫苑に教えるか、それとも_____

次回「黄泉川の決断」
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