とある少年の大地結晶【アースクリスタル】 作:えりー
「おつかい?」
紫苑が黄泉川の家に居候して数日
黄泉川からバックと財布を渡された
「ああ、これから私は仕事で忙しくなるじゃんよ。だから仕事に行っている間、食材を買ってほしいじゃんよ」
いいか?と黄泉川が問いた
紫苑の答えは
「いいよ‼︎」
という訳で笑顔の黄泉川から鞄と財布を渡された紫苑
紫苑は少し緊張している
黄泉川に道を教えて貰って別れ、紫苑はスーパーへ行く事にした
「…………ここかな」
紫苑は大型スーパーに着いた
中に入ると、そこは人々で賑わっていた
「………………えーと」
紫苑は渡された紙を見て、売り場に向かった
「…………えーと、ここどこ?」
迷ってしまった
野菜の所に行きたいのだが人が混みすぎて何処だか分からなくなってしまった
「…うー……どこー…?」
進もうと思っても人が多すぎて中々進めない
「……どうしよう」
困っていた時
「…ん、お前どうしたんだ?」
声をかけられた
その方向に向くと、ツンツン頭の男が買い物かごを持って紫苑を不思議そうに見ていた
「……えーと、迷っちゃって…」
「あー…今日は人多いもんなぁ。どこに行きたいんだ?」
どうやら手伝ってくれるそうだ
「野菜が欲しくて…」
「おう、ならこっちだ。逸れるなよ」
そうツンツン頭の男は言って紫苑の手を掴んだ
その時
パキィィン‼︎と、”ガラスが砕けたような音がした”
「⁉︎え⁉︎」
「…………………え?」
ツンツン頭の男は驚き、紫苑はただ首を傾げただけだった
「…………あ、い、行こうぜ‼︎」
男は少し焦ったように紫苑の手を掴んで野菜売り場へと向かった
今度は掴んでも何も起きなかった
「ほら、ここだ」
紫苑と男は無事野菜売り場に着いた
無事という理由は男に問題があるのだが、男は何と不幸体質だったのだ
野菜売り場に行く時に、男は何回も人に当たりまくり、子供が持っていたアイスクリームがズボンに当たったり、挙句の果てには男が持っていた一部の食材がダメになったりと、不幸が訪れていた
だから男もまた買い直す為にきたのだが(ダメになったのはちゃんと事情を話して許してもらえた)
「ありがとうございます」
「いやいや、俺も用事があるから…」
落ち込んだ男
きっと不幸を思い出したんだろう
「………大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫‼︎いつもの事だから‼︎」
そして食材を探し始めた男
紫苑も食材を探し始める
そして無事に食材を買い終えた二人
「本当にありがとうございました‼︎」
「ハハッ、いいっていいって」
紫苑は頭を下げ、男は笑顔
「重くないか?」
「大丈夫です‼︎」
紫苑も笑顔で答えた
なんたってあの時からずっと鍛えているのだ
こんなのでへこたれる紫苑ではない
「そうか、じゃあ俺は行くな」
「あ、待って下さい‼︎僕は南雲紫苑です。あなたは?」
男は驚き、礼儀正しいなぁと呟き、名前を言った
「俺は上条当麻だ。よろしくな紫苑」
「上条さん…。はい‼︎よろしくお願いします‼︎」
そして微笑みあい、上条は去って行った
「……さて、僕も帰ろうっと」
紫苑は食材を持ってマンションへと帰った
『………幻想殺し【イマジンブレイカー】と出会ったか』
ビーカーの中で、男にも女にも見えそうな人物が呟いた
『まぁいい。これも計画の内だ』
そして微笑み、映像を見た
そこには、街が映っており、その中に紫苑と上条も入っていた
『ふふ……さぁ、封印が解かれるまで後_____。それまで楽しむといい…』
タリナイ
もっとチカラがホシイ
ゼッタイテキなチカラが
マダ、マダだ
もっとタクワエナイと
もっと…
モット__________。
紫苑が新しい生活を始めて一年が経った
そして紫苑は、また新しい出会いをする_____
次回「”Level5”」