カイ 手札4
LP1800
竜魔人クイーンドラグーン
魔法・罠1
翼 手札4
LP4000
ドラグニティナイトーゲイボルグ
このデュエルを見ている結と虚以外の全員はその光景に驚いていた。
シンクロ召喚という今まで見たことのない召喚だけでもみんな驚いていたところに、さらなる新しい召喚方法で俺がモンスターを召喚した。
しかも、木宮も知らなかったのか驚いている。
「エクシーズ召喚だって?一体なんなんだそれは?」
「同じレベルのモンスター複数でオーバーレイネットワークを構築し、エクストラデッキから同じランクのエクシーズモンスターを召喚する。それがエクシーズ召喚だ。そして、エクシーズ素材となったモンスターはエクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットとなってそのモンスターをサポートする」
フェニスの周りには光の塊が二つ旋回しており俺の説明に遊城と眼鏡、結と虚以外が納得する。
結と虚はさっき俺から説明を聞いていたから、遊城と眼鏡はよくわかっていないようだ
「この召喚はシンクロ召喚と同時にI2社が開発していたものだ。俺はそのテスターに選ばれた」
「じゃあ、翼もテスターなのか?!」
遊城は木宮にそう問いかける。
「え?あ、それはその」
「そうだ」
「え?」
「木宮も俺と同じくテスターだ」
俺の助け舟に驚く木宮。まあ、当然か。
「デュエルを続けるぞ」
「あ、ああ」
「クイーンドラグーンの効果発動。オーバーレイ・ユニットを一つ使い墓地のレベル5以上のドラゴン族モンスター一体を特殊召喚する。闇より甦れ、ダーク・ホルス・ドラゴン」
『さあ!一緒に行きましょう』
ダーク・ホルス・ドラゴン
攻3000
光の一つがフェニスの言葉に従って地面に落ちそこからダーク・ホルス・ドラゴンが姿を現した。
「この効果で召喚されたモンスターはこのターン、攻撃できない。クイーンドラグーンでゲイボルグを攻撃。クイーンフレア!」
『さっきのお返しです』
フェニスが放った焔がゲイボルグにあたり燃え上がった。
翼 LP4000→3800
「カードを二枚伏せて、ターンエンド」
カイ 手札2枚
竜魔人クイーンドラグーン
ダーク・ホルス・ドラゴン
魔法・罠3
「俺のターン、ドロー!」
翼 手札5枚
木宮の手札は五枚。ボード・ドアドバンテージ(場の有利性)は俺がとっているが対処法はいくらでもとれるだろうな。
「《ドラグニティ―レギオン》を召喚!」
ドラグニティ―レギオン
攻1200
「レギオンの効果発動!墓地のドラグニティ―ファランクスを装備」
再びファランクスが現れてレギオンに装備される。
「レギオンのもう一つの効果発動!魔法・罠ゾーンに存在する「ドラグニティ」と名のついたカード一枚を墓地に送ることで相手の表側表示のモンスターを一体破壊する。破壊するのはクイーンドラグーン!」
レギオンがファランクスをエネルギーに変えてフェニスに撃ちだす。
『ち、ちょっと嘘でしょ!?カイ~助けてくださ~い』
俺に助けを求めるフェニス。そんな彼女にため息をつきながら俺はリバースカードを発動させる。
「その効果にチェーンしてリバースカード発動。《禁じられた聖杯》。フィールド上のモンスター一体の攻撃力を400ポイントアップさせる。レギオンの攻撃力をアップ」
レギオンに聖杯の水がかかりその力をあげる。
ドラグニティ―レギオン
攻1200→1600
「なんで翼くんのモンスターの攻撃力を上げたんすか?」
眼鏡は俺の行動がわからずに疑問の声をあげる。それは明日香たちも同様だが、今日一緒にデッキ調整をした結と虚は俺の意図が分かったようだ。
「レギオン!?」
レギオンは一時はパワーをあげていたが今では膝をついている。フェニスに放ったエネルギーも消えている。
「禁じられた聖杯は対象となったモンスターの効果を無効化する。よってレギオンの破壊効果はなくなった」
『助かりましたー』
「く、だったらレギオンを墓地に送って手札から《ドラグニティアームズ―ミスティル》を特殊召喚!」
ドラグニティアームズ―ミスティル
攻2100
レギオンが消え今度は剣をもったドラゴンが現れる。
「ミスティルがこの効果で特殊召喚に成功したとき墓地の「ドラグニティ」を装備できる。ファランクスを装備。そしてファランクスの効果で特殊召喚」
再び現れるファランクス。
心なしか肩で息をしている。さっきから墓地とフィールドを何度も行き来しているのだから当然かもしれない。
「さらに速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動!自分が攻撃力1500以下のモンスターの特殊召喚に成功したとき、そのモンスターと同じ名前のモンスターを手札・デッキ・墓地からすべて攻撃表示で特殊召喚する。この時、相手は相手自身のフィールドの表側表示モンスター一体と同名モンスターを手札・デッキ・墓地から特殊召喚できるけど」
「俺のデッキにダーク・ホルス・ドラゴンは一体のみ。そしてクイーンドラグーンもエクストラデッキのモンスターだから召喚できない」
俺がそう答えると木宮は少し得意げに笑った。
「へへっ、その通りだ。俺はデッキからファランクスをさらに二体特殊召喚!」
フィールドにファランクスが二体現れる。これで三体のチューナーとレベル6のモンスター。元の世界ならあのドラゴンが来るが。
「(ここでスカ―レッド・ノヴァを出せたらいいんだけどこの世界に来た時に無くなったからな)俺はレベル6のミスティルにレベル2のファランクスをチューニング!」
レベルは8。何を出してくる?
「集いし嘆きが、屑鉄たちに魂を宿す。シンクロ召喚!うなれ《スクラップ・ドラゴン》!」
スクラップ・ドラゴン
攻2800
現れたのはスクラップ・ドラゴン。鉄が集まってできた竜だった。
あのドラゴンを出さないということは、こいつはやはり持っていないのか。
まあ、それは後でいいか。
それにしても、スクラップか。かなり厄介なモンスターだったな。
「スクラップ・ドラゴンの効果発動。自分と相手フィールド上のカードをそれぞれ一枚ずつ選択し、破壊する。俺はファランクスとダーク・ホルス・ドラゴンを選択するぜ!」
スクラップ・ドラゴンの口からふたつの瓦礫の塊が放たれて一つがファランクスを破壊。もう一つがダーク・ホルス・ドラゴンを破壊しようとする。
「リバースカード発動。《デストラクト・ポーション》自分のモンスター一体を破壊。破壊したモンスターの攻撃力分だけ自分のライフを回復する。ダーク・ホルス・ドラゴンを破壊」
「なんだって?!」
スクラップ・ドラゴンの瓦礫の塊が当たる前にダーク・ホルス・ドラゴンは爆発。そこから俺に光が降り注ぎ、ライフが回復する。
カイ
LP1800→4800
「(くっ、まさか自分から破壊してくるなんて。残りのリバースカードも危険だけど除去する手段がない。でも)ここはやるしかない。残ったファランクスを墓地に送って二体目のミスティルを特殊召喚!効果で墓地のファランクスを装備。スクラップ・ドラゴンでクイーンドラグーンに攻撃!」
今度はスクラップ・ドラゴンの口から光線が放たれる。
「リバースカード発動」
「今度はなんだ?」
「《
「「「「「「
「「
明日香や遊城たちは知らないカードだからか疑問に思い、結と虚はさっき見せてもらったカードの一枚だったので少し驚いたみたいだ。こいつはLP4000のこの世界だと使いづらいからな。
「
カイ
LP4800→2000
光線がフェニスに当たる前に俺に当たり、スクラップ・ドラゴンの姿が次元のはざまに消えた。
『カ、カイ。私を守るために』
フェニスはなぜだか泣き始めた。
「そして、次の相手のエンドフェイズに俺の場に除外したモンスターを特殊召喚する」
「なんだって?!ミスティルじゃあクイーンドラグーンに勝てない。カードを一枚伏せてターンエンド」
翼
LP3800
手札1
ドラグニティアームズ―ミスティル
魔法・罠1
カイ
LP2000
手札2
竜魔人クイーンドラグーン
「俺のターン、ドロー。魔法発動《光の援軍》。デッキトップ3枚を墓地に送り、デッキからレベル4以下のライトロードを手札に加える」
墓地に落ちたカード
ハウンド・ドラゴン
聖なるバリア―ミラーフォース
ライトロード・サモナー・ルミナス
ルミナスが落ちたのは少しまずいな。このターンで決められない。
「《ライトロード・パラディン・ジェイン》を手札に加え、召喚」
ライトロード・パラディン・ジェイン
攻1800
「フェニスの効果。オーバーレイ・ユニットを一つ使い墓地からダーク・ホルス・ドラゴンを復活。再び現れろ!ダーク・ホルス・ドラゴン」
『もう一度、お願いします』
フェニスの言葉に答えるように墓地からその漆黒の翼で舞い上がるダーク・ホルス・ドラゴン。
「バトル。フェニスでミスティルを攻撃。クイーンフレア」
『はあ!』
フェニスの炎で破壊されるミスティル。
翼
LP3800→3700
「ライトロード・パラディン・ジェインでダイレクトアタック」
ジェインが木宮をその剣で切り裂く。
「うわあああ!!」
翼
LP3700→1900
「罠カード発動!《ダメージ・コンデンサー》。手札を一枚捨てることで自分が受けたダメージより攻撃力の低いモンスターをデッキから特殊召喚する。来い!ドラグニティ―ドゥクス!」
「追撃したいがダーク・ホルスはこのターン攻撃できない。カードを一枚伏せてターンエンド。そしてジェインの効果でデッキからカードを二枚墓地へ送る」
墓地へ送られたカード
サイバー・ダーク・キール
サイバー・ダーク・ホーン
カイ
LP2000
手札1
竜魔人クイーンドラグーン
ライトロード・パラディン・ジェイン
ダーク・ホルス・ドラゴン
魔法・罠1
翼
LP1900
手札0
ドラグニティ―ドゥクス
「俺のターン、ドロー!《貪欲な壺》発動!墓地のモンスター五体、ミスティル二体、ゲイボルグ、ドゥクス、レギオンをデッキに戻してデッキから二枚ドローする」
手札2
「魔法カード《ブラックホール》発動!フィールド上のモンスターをすべて破壊する」
フィールドに黒い渦が現れすべてのモンスターを破壊する。
『きゃああ!!』
すまん、フェニス。
「さらにドラグニティ―ドゥクスを召喚し、ファランクスを装備。ファランクスを特殊召喚!」
この局面で出すとしたらあのモンスターしかいない。
「レベル4ドゥクスにレベル2のファランクスをチューニング!集いし風が稲妻を呼び、その槍に力を宿す、シンクロ召喚!響けドラグニティナイト―ヴァジュランダ!」
ドラグニティナイト―ヴァジュランダ
攻1900
「ヴァジュランダの効果でファランクスを装備。さらに効果発動!このカードの装備カードとなっている「ドラグニティ」を墓地に送ることで攻撃力を倍にする!」
ドラグニティナイト―ヴァジュランダ
攻3800
「これで決まりだ!行けヴァジュランダ!ライジングジャベリン!」
ヴァジュランダの槍が俺を貫こうとしたとき
「リバースカード発動。《コール・オブ・サイバー・ダーク!》」
「サイバー・ダークだって?!」
「このカードはフィールド上に存在するカードが破壊され墓地に送られたターン発動できる。デッキからレベル4以下のサイバー・ダークと名のついたモンスターを特殊召喚する。来い!サイバー・ダーク・エッジ」
サイバー・ダーク・エッジ
守800
「ヴァジュランダでサイバー・ダーク・エッジを攻撃」
破壊されるエッジ。
「ターンエンド」
「この瞬間、スクラップ・ドラゴンは俺のフィールドに現れる」
次元のはざまからスクラップ・ドラゴンが俺のフィールドに現れる。
もう俺の勝ちは決まった。
スクラップでヴァジュランダを破壊すれば勝ちだ。だがここまで楽しませてくれたんだ。すこしは礼をしてやろう。
翼
LP1900
手札0
ドラグニティナイト―ヴァジュランダ
カイ
LP2000
手札1
スクラップ・ドラゴン
「俺のターン、ドロー。魔法カード発動《サイバー・ダーク・インパクト!》。墓地のホーン、キール、エッジをデッキに戻して融合。現れろ!《鎧黒龍―サイバー・ダーク・ドラゴン》!」
鎧黒龍―サイバー・ダーク・ドラゴン
攻1000
「効果は知っているだろう?」
「ああ、さあ来いカイ!」
「次はもっと楽しませてくれよ。サイバー・ダーク・ドラゴンの効果発動!墓地のドラゴン族モンスターを装備。装備したモンスターの攻撃力分攻撃力をアップする!ダーク・ホルス・ドラゴンを装備。さらに墓地のモンスター一体につきさらに100ポイントアップ」
鎧黒龍―サイバー・ダーク・ドラゴン
攻1000→4000→4600
「こ、攻撃力」
「4600」
「凄すぎますわ」
明日香たちがそれぞれ感想を言う。
「すげえぜ。こんなモンスターがいるのか」
遊城は目をキラキラさせながら見ている。
「今度はサイバー・ダーク・ドラゴンまで」
眼鏡はぶつぶつ何か言っているがまあいいか。
「サイバー・ダーク・ドラゴンでヴァジュランダを攻撃!ダークネス・ディストラクション・バースト!」
翼
LP0
木宮が攻撃に飲み込まれて、このデュエルは終わりを告げた。
星屑龍さん考案(少し、効果変更)
《コール・オブ・サイバー・ダーク!》
罠
フィールド上に存在するモンスターが破壊され墓地に送られたターン発動できる。デッキからレベル4以下のサイバー・ダークと名のついたモンスターを特殊召喚する。
好敵手の記憶はなんとなくです。特に意味はありません。
タイトルと違ってサイバー・ダーク最後だけ。なんかすみません。作者が未熟で。
よくある二次創作だと、ここは十代たちが勝ちますがあえて明日香がわが勝つようにしてみました。
はたして翔の運命は?次回へ続く
オリカ待ってま~す