遊戯王GX 五聖獣に選ばれし者たち(更新停止中)   作:竜羽

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聖夜に舞う風と炎 聖獣の影

クリスマス当日。

もうすでに日は暮れ、夜になっていたが青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)の頭部を模したスタジアムでは冬の夜の静けさと寒気を吹き飛ばすほどの活気と熱気に包まれていた。

 

『レディ~スアーンドジェントルマ~ン。只今よりここ海馬ランドデュエルスタジアムでKC-クリスマスグランプリのエキシビジョンマッチを開催するぞー!』

 

クリスマス風にデコレーション&ライトアップされたスタジアムに響く実況をする青いバンダナをした男、通称デュエルDJの声に歓声でこたえるスタジアムの観客席を埋め尽くす観客たち。

 

『今回のこのエキシビジョンマッチはペガサス会長が選んだ新カードのテスター二人によるものだ!驚くようなカード達が出て来るらしいので期待に胸を膨らませてくれー!』

 

再び響く歓声。

 

『さあ、それでは二人の決闘者の入場だ。まずは、木宮翼選手だ』

 

紹介とともに翼がスタジアムの入場口からスモークと共に現れる。

 

『彼はデュエルアカデミアにおいて、優秀な成績を残している。今回のデュエルでもその実力を存分に披露してくれ!』

 

翼はDJの紹介に対してデュエルディスクを掲げ、観客席に手を振る。

 

『続いて、木宮選手の対戦相手は、なんとペガサス会長の養子にして、アカデミア最強のカイザーを破ったデュエリスト、その名も火渡カイ選手だ!』

 

そして、反対側の入場口からカイが堂々と入ってくる。その威風堂々とした姿に観客も期待を募らせる。

 

『二人は同じ寮の同級生であり、切磋琢磨する者同士!この聖夜に熱いデュエルを見せてくれ!』

 

二人は所定の位置につき、デッキをディスクにセットする。

 

『それではエキシビジョンマッチ、木宮翼VS火渡カイ!デュエルスタートだ!!』

 

DJの声と共に二人はディスクを展開、手札を引きデュエルを始める。

 

「「デュエル!」」

 

カイ:LP4000

翼:LP4000

 

先攻は翼。

 

「俺のターン、ドロー!」

 

引いたカードを確認し素早く、戦略を組み立てていく翼。

 

「フィールド魔法《竜の渓谷》を発動」

 

早速、デッキの要のフィールド魔法を展開する翼。

 

「渓谷の効果で手札を1枚捨てて、デッキの《ドラグニティ―ファランクス》を墓地へ送る。そして、《ドラグニティ―ドゥクス》を召喚!」

 

ドラグニティ―ドゥクス

ATK:1700

 

現れる、翼のデッキの特攻隊帳。

 

「ドゥクスの効果で墓地のファランクスを装備。さらにファランクスの効果発動!装備カード扱いとして装備されているこのカードを特殊召喚できる。来い、チューナーモンスター、ファランクス!」

 

ドラグニティ―ファランクス

ATK:500

 

『翼選手、いきなり二体のモンスターを召喚だ!しかし、チュ-ナーモンスターとはいったいなんなんだ?』

 

DJと観客は翼がいきなり二体ものモンスターを召喚したことに驚くが、先ほど翼が言ったチューナーモンスターという言葉に疑問を持つ。

 

「さあ、いくぜ!カイ。レベル4《ドラグニティ―ドゥクス》にレベル2、チューナーモンスター《ドラグニティ―ファランクス》をチューニング!」

 

ファランクスが二つの光の輪になり、そこにドゥクスが飛び込む。

 

「集いし疾風を纏い、先陣を決め込め!シンクロ召喚!」

 

ドゥクスが四つの星に、そして光になり、新たなモンスターが姿を現す。

 

「貫け!《ドラグニティナイト―ガジャルグ》!」

 

赤槍を携えた竜騎士が翼のフィールドに現れる。

 

ドラグニティナイト―ガジャルグ

ATK:2400

 

会場はしばらくその光景に沈黙していたが、やがて爆発するかのように歓声が響き渡る。

 

『す、すごいぞ!これが、ペガサス会長が新たに考案したモンスター!シンクロモンスター、そして、そのモンスターを呼び出すシンクロ召喚だ!』

 

DJの解説で再び湧き起こる歓声。

その後、シンクロ召喚について簡単な解説がされてデュエルは再開された。

 

「ふぅ、こういうのは初めてだからどうにも慣れないな。でも、遠慮はしないぜ!ガジャルグの効果発動!1ターンに1度デッキから、レベル4以下のドラゴン族、または鳥獣族モンスター1体を手札に加え、手札からドラゴン族、または鳥獣族モンスター1体を捨てる。俺はデッキから《ドラグニティ―レギオン》を手札に加えて、《ドラグニティアームズ―レヴァテイン》を墓地に捨てる。カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

翼:LP4000

手札2

ドラグニティナイト―ガジャルグ

伏せ1

竜の渓谷(フィールド魔法)

 

デッキをかなり回し、万全の場を整えた翼。しかし、翼は油断を一切しない。以前の女子寮のデュエルで自分はカイに完敗している。あの時のカイは本来のデッキではなく、未完成のデッキで、それもほとんど本気を出さずに自分に完勝して見せた。故に今回は何が何でも勝つという意気込みでデュエルに臨む。

 

「俺のターン」

 

静かにカードをドローするカイ。

気がつけばいつの間にか雪が降り始めており、スタジアムは幻想的な風景に包まれていた。ちなみに客席とデュエルスペースには雪が行かないように特殊なエネルギー膜がはられている。これは海馬コーポレーションのとある天災が作った装置であり、現在注文が殺到しているとか。

 

「《手札抹殺》を発動。互いのプレイヤーは手札をすべて捨て、捨てた枚数と同じ枚数ドローする」

 

『おおーと!カイ選手、いきなりの手札交換だ!手札事故でも起こしたか?!』

 

DJの解説など無視して手札を変える二人。

翼はカイが手札事故を起こしたなどとは思っていない。むしろカイのデッキは墓地にモンスターが存在することで真価を発揮するのだから。

 

「《炎王獣 キリン》を召喚」

 

炎王獣 キリン

ATK:1000

 

炎を纏った一本の角を持った幻獣が現れる。

 

「速攻魔法《炎王炎環》発動。自分の炎属性モンスターを破壊し、墓地の炎属性モンスターを特殊召喚する。キリンを破壊し、《炎王獣 ガルダ》を特殊召喚」

 

キリンが炎に包まれ爆発するとその中から、一羽の大鳥が姿を現す。

 

炎王獣 ガルダ

ATK:1700

 

「破壊されたキリンの効果発動。このカードが破壊された時、デッキから炎属性モンスターを1体墓地に送ることができる。《ネフティスの鳳凰神》を墓地へ」

 

デッキからディスクにオートサーチされたネフティスが抜き出され、カイは墓地に送る。

 

「さらに炎属性モンスターが墓地に送られたことで墓地の《炎王獣 フィニクス》を特殊召喚」

 

炎が燃え上がり、その中から不死鳥が羽ばたく。

 

炎王獣 フィニクス

ATK:1600

 

『カイ選手も翼選手に対抗するかのように二体のモンスターを召喚したぞ!もしや、カイ選手もシンクロ召喚か?』

 

DJの実況によって観客はカイの次の一手に注目する。

 

「俺はレベル4の《炎王獣 ガルダ》と《炎王獣 フィニクス》でオーバーレイ!」

 

ガルダとフィニクスが光の球となり、フィールドに現れた光の渦に飲み込まれる。その光景にDJと観客は言葉を失う。

 

「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。その翼で天空を舞い、爆炎を散らせ、エクシーズ召喚」

 

渦の中から炎が溢れ、神鳥が舞い上がる。

 

「《炎王神獣 ジーズニクス》」

 

炎王神獣 ジーズニクス

ATK:2400

 

ジーズニクスがスタジアムを一周してからカイのフィールドに降り立つと翼がシンクロ召喚をした時と同じくらいの歓声が響き渡った。

 

『な、な、なんと!カイ選手が使ったのはエクシーズ召喚!シンクロ召喚とはまた違った召喚だ!』

 

そして再び開催される簡単なエクシーズ召喚講座。

 

それが終わったころを見計らってカイは手札のカードを発動させる。

 

「ジーズニクスに装備魔法《蓬莱の玉の枝》を装備する。このカードは「炎王」専用の装備カード。装備された炎王は戦闘では破壊されない」

 

ジーズニクスに一本の燃え盛る枝が装備され、光に包まれる。

 

「ジーズニクスでガジャルグに攻撃!」

 

ジーズニクスが炎を纏ってガジャルグに突っ込む。

 

「ガジャルグ!?」

 

二体の攻撃力が同じなので破壊されるが、蓬莱の玉の枝の加護を受けたジーズニクスだけは残った。

 

「カードを二枚伏せてターンエンド」

 

カイ:LP4000

手札0

炎王神獣 ジーズニクス(《蓬莱の玉の枝》装備)

伏せ2

 

「俺のターン、ドロー!」

 

翼:手札3

 

「手札を1枚捨てて、竜の渓谷のもう一つの効果発動!デッキからレベル4以下の「ドラグニティ」を手札に加える。そして、さっき加えたばかりの《ドラグニティ―レギオン》を召喚!」

 

ドラグニティ―レギオン

ATK:1200

 

「レギオンの効果により、俺は墓地の《ドラグニティ―アキュリス》を装備」

 

レギオンの腕に赤い子竜が引っ付く。

アキュリスは手札抹殺や先ほどの渓谷の効果の際に捨てていたのだろう。

 

「レギオンの効果発動。このカードに装備されているカードを1枚墓地に送ることで表側表示の相手モンスター1体を破壊する。アキュリスを墓地に送り、ジーズニクスを破壊!」

 

アキュリスが引っ付いた腕をレギオンがパンチをするかのように撃ちだすと、アキュリスがエネルギー弾のようになり、ジーズニクスに命中。ジーズニクスは破壊される。

 

「装備されている《蓬莱の玉の枝》の効果発動。このカードが墓地に送られた時、このカードを手札に加え、相手の手札をランダムに1枚捨てる」

 

「リサイクルにハンデス効果か」

 

ジーズニクスが破壊された爆炎の中から1本の枝が飛んできて、翼の手札の1枚に刺さる。その手札《貪欲な壺》を翼は墓地に捨てる。

 

「だが、こっちも墓地に送られたアキュレスの効果を発動させてもらうぜ。このカードが墓地の送られた時フィールドに存在するカード1枚を選択して破壊する!俺は右のカードを破壊する」

 

「その効果にチェーンして《リビングデッドの呼び声》を発動。墓地から《ネフティスの鳳凰神》を蘇生。そして、リビングデッドは破壊され、リビングデッドの効果(・・)によって破壊される」

 

「しまった!?」

 

破壊されるリビングデッドでカイがネフティスを呼び出し、わざわざ破壊させたのはネフティスの効果を起動させるため。そのことに翼は気が付いたのだ。

 

「自分フィールド上の炎属性モンスターが墓地に送られたことで、墓地よりフィニクスを特殊召喚」

 

再び舞い上がる不死鳥

 

炎王獣 フィニクス

ATK:1600

 

「だけど、まだ俺のターンは終わりじゃない。レギオンを墓地に送って、手札から《ドラグニティアームズ―ミスティル》を特殊召喚。効果でファランクスを装備する」

 

ドラグニティアームズ―ミスティル

ATK:2100

 

「ファランクスを自身の効果で召喚。レベル6《ドラグニティアームズ―ミスティル》にレベル2《ドラグニティ―ファランクス》をチューニング!集いし神風よ、今ここに勝利をもたらす剣となれ!シンクロ召喚」

 

ファランクスとミスティルが一筋の金色の光となる。

 

「煌け、《ドラグニティアームズ―エクスカリバー》!」

 

聖夜の夜に幻想的に輝く金色の体に、美しい黄金の剣を携えた竜が現れる。

 

ドラグニティアームズ―エクスカリバー

ATK:2800

 

「エクスカリバーはシンクロ召喚に成功した時、墓地の「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスターを任意の枚数装備することができる。墓地のミスティルとファランクス、アキュレス、ブランディストックを装備する。さらに攻撃力は墓地の「ドラグニティ」と名のついたモンスター1体につき100ポイントアップする。今の俺の墓地には3体のモンスターがいる。よってエクスカリバーの攻撃力は300ポイントアップ」

 

ドラグニティアームズ―エクスカリバー

ATK:2800→3100

 

「さらに、装備されているミスティルとアキュレスを墓地に送り《ドラグニティアームズ―バルムンク》を特殊召喚!」

 

エクスカリバーに宿っていた二体の竜の姿が消え、天空から青い宝石のはめ込まれた剣を持った青い竜が現れる。

 

ドラグニティアームズ―バルムンク

ATK:2500

 

「バルムンクは特殊召喚に成功した時、自分の手札に存在するドラゴン族のチューナー1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができるけど今の俺の手札はない。でも問題なしだ。墓地に送られたアキュレスの効果発動!その伏せカードを破壊するぜ」

 

再びアキュレスが発射される。

 

「その効果にチェーンして、罠発動《秘儀式~炎王降臨祭~》。自分の炎属性モンスターを任意の数だけ破壊し、破壊したモンスターの合計のレベルと同じレベルの「炎王」と名のついたモンスターを1体デッキから特殊召喚する。フィニクスを破壊し、デッキから《炎王獣 バロン》を召喚」

 

フィニクスが儀式の生贄となり炎に包まれるとその中からバロンが姿を現す

 

炎王獣 バロン

ATK:1800

 

「そして、この効果で召喚されたモンスターの攻撃力は、破壊されたモンスターの攻撃力の合計分アップし、エンドフェイズに破壊される」

 

炎王獣 バロン

ATK:1800→3400

 

「エクスカリバーの攻撃力は墓地のドラグニティが増えたから上がるけど今のバロンには勝てない・・・」

 

ドラグニティアームズ―エクスカリバー

ATK:3100→3300

 

「ターンエンド」

 

「バロンは破壊される」

 

翼:LP4000

手札0

ドラグニティアームズ―エクスカリバー(ファランクス、ブランディストック装備)

ドラグニティアームズ―バルムンク

竜の渓谷

伏せ1

 

『凄い攻防だ!翼選手が怒涛の高レベルモンスターで攻めるも、カイ選手はカードを巧みに操り躱し続ける』

 

二人の攻防のレベルの高さにDJが興奮気味に叫ぶ。

実際この二人の攻防は次元が高く、しかもお互いにライフは一ポイントも減っていない。

 

「俺のターン、ドロー。そしてこのスタンバイフェイズにバロンの効果発動。カード効果でこのカードが破壊された時、次の自分のスタンバイフェイズにデッキからバロン以外の「炎王」と名のついたカードを手札に加える。俺は魔法カード《炎王の残り火》を手札に。そして、ネフティスの鳳凰神の効果発動。効果でこのカードが破壊された時、墓地から特殊召喚し、すべての魔法・罠カードを破壊する」

 

ネフティスがカイの墓地から飛び立ち、すべての魔法・罠を破壊する。その中には装備カード扱いとしてエクスカリバーに装備されていたカードも含まれていた。

 

ドラグニティアームズ―エクスカリバー

ATK:3300→3500

 

「《炎王の残り火》を発動。前の相手ターンに破壊された炎属性モンスターの数だけデッキからカードをドローする。ただしこのターンのエンドフェイズに自分フィールド上の炎属性モンスターはすべて破壊されるがな。前のターンに破壊された炎属性モンスターの数は4体。よって4枚ドロー」

 

カイ:手札6

 

一気に手札を増やすカイ。ここから攻めに転じるようだ。

 

「《真炎の爆発》を発動。墓地から守備力が200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。ただし、この効果で召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される」

 

カイのフィールドで大爆発が起こり、そこからガルダ、フィニクス、バロン、キリンが姿を現す。

 

『カイ選手、いきなり四体ものモンスターを出してきた!そして、そのうちの三体は同じレベル4だ!これはくるのか、エクシーズ召喚!』

 

「レベル4のガルダとフィニクスでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚」

 

二体が渦に飛び込み、そこから一匹の狼が姿を現す。

 

「吠えろ、《恐牙狼ダイヤウルフ》!」

 

体がその名の通りダイヤモンドでできたオオカミが現れる。

 

恐牙狼ダイヤウルフ

ATK:2000

 

「ダイヤウルフの効果発動。オーバーレイユニットを一つ使い自分の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター一体とフィールド上のカード一枚を破壊する。バロンとエクスカリバーを破壊!」

 

ダイヤウルフがオーバーレイユニットを一つ吸収し、吠えると、バロンとエクスカリバーが破壊される。

 

「エクスカリバー!?だけど、エクスカリバーは破壊されても墓地のドラグニティを蘇らせる!来い、《ドラグニティアームズ―レヴァテイン》!レヴァテインの効果で墓地のファランクスを装備」

 

エクスカリバーの剣が光に包まれ、そこから一振りの大剣を持ったオレンジの竜が現れる。

 

ドラグニティアームズ―レヴァテイン

ATK:2600

 

「バロンが破壊されたことで手札から、《炎王龍 チリュウ》を特殊召喚。効果でデッキからもう一体のチリュウを召喚」

 

炎王龍 チリュウ

ATK:500

 

チリュウが現れるとスタジアムの女性客が歓声を上げる。

 

『カイ選手、エクシーズ召喚をしながらもモンスターゾーンを再び埋めた!なんというタクティクスだ!』

 

「二体のチリュウをリリース。彼方より急襲せよ、天空の覇者、聖なる炎で戦いに決着をつけろ!アドバンス召喚《炎王神獣 ガルドニクス》!」

 

チリュウが炎に包まれ天空に上る。雪が舞う夜空を照らしながら、ガルドニクスが舞い降りる。その幻想的な光景は見る者すべてを魅了する。

 

炎王神獣 ガルドニクス

ATK:2700

 

二人のエースカードが並ぶ。

レヴァテインがガルドニクスを威嚇するように剣を構え、ガルドニクスが翼を広げ、咆哮する。

 

「魔法カード《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》発動。自分のレベル7以上のモンスターを選択し、自分の全てのモンスターのレベルを選択したモンスターと同じレベルにする。俺はレベル8のガルドニクスを選択。すべてのモンスターのレベルを8に」

 

炎王獣 キリン

☆3→8

 

「レベル8の《ネフティスの鳳凰神》とレベル8となったキリンでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築」

 

二体は火の球となり、回転し始める。そして、火の粉が舞い始め、それはスタジアム中に広がっていく。

 

「神獣のため、その祈りを胸に舞い踊れ!エクシーズ召喚、《炎王姫(えんおうき) フジ》」

 

炎王姫(えんおうき) フジ

ATK:2000

 

炎を操る巫女服の少女が現れる。彼女の周りに舞う炎になびく銀髪はより幻想的である。

 

「フジの効果を発動。このカードのオーバーレイユニットを一つ使うことでデッキから炎属性モンスター1体を攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

俺は《炎王神龍 ヴリトラ》を特殊召喚」

 

フジがオーバーレイユニットを吸収し、舞を踊り始めると黒い炎が吹き上がりそこから、邪龍ヴリトラがその姿を現す。

 

炎王神龍 ヴリトラ

ATK:3000→0

 

「フィールド魔法《蓬莱の山 ~炎王輪廻~》を発動。新たなフィールド魔法が発動したことで竜の渓谷は破壊される」

 

竜達が飛び交う渓谷が消え、雄大な景色の山になる。そこは仙人が住むと言われた神聖なる山で炎王たちの隠れた聖地だ。

 

「このカードがある限り墓地から召喚された炎属性モンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、相手は俺の墓地の炎属性モンスターを除外できない」

 

今のカイのフィールドには墓地から召喚したモンスターはいないので攻撃力の上昇はないが、墓地のモンスターを守れるのは優秀な効果だ。

 

「いくぞ、ガルドニクスでレヴァテインを攻撃!爆凰覇!」

 

ガルドニクスが炎を纏いレヴァテインに突進する。

 

「くっ、迎え撃て、レヴァテイン!」

 

レヴァテインもその手に持つ大剣で迎え撃つ。

 

そして、二体はぶつかり合い、そして光が生まれた。

 

グオオオオオオオオォ!!

 

ショオオオオオオオォ!!

 

二体がともに咆哮し、ぶつかり合う。

 

すると

 

「ぐぅ?!」

 

突然、激痛が走りカイが額を押さえはじめた。

 

「うぁ、ぁ」

 

翼もカイと同じように額を押さえはじめる。

 

「な、なんだ?これは」

 

激痛の中でカイの懐から光が漏れだし、震えながらもそこに手を入れる。

 

「ドランザー?」

 

光っていたのはカイのもう一つのデッキのエース《鎧黒鳳凰―サイバー・ダーク・ドランザー》のカードだった。

 

「な、なに?!」

 

黒い姿のドランザーが一瞬、鮮やかな青と赤の姿になったようにカイは見え、困惑の声をあげる。

しかし、それも一瞬のことでドランザーの姿は光によって見えなくなる。

そして、二体がぶつかり合うその光とドランザーからあふれた光の中をカイと翼は見つめると、そこには

 

赤く、光り輝く炎を纏った神々しい鳳

 

青く、美しい風を纏った雄々しい龍

 

二体の見たことのないモンスターの姿があった。

 

 

 

 




長くなったのでここまで。
次話はなるべく早く投稿します。
感想・オリカ待ってま~す。

この間のIS転生の話。以前予告編を乗せたIS×アリアと絡ませて模様かな。行方不明になった楯無さんがカイに拾われて武偵校に通うとか。アリアの世界なら精霊の力も使っても違和感ないよね?

オリカ紹介
兄じゃさん考案

ドラグニティアームズ―バルムンク
効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2200
このカードは自分フィールド上の装備カード扱いとなっているカード2枚を墓地に送ることで手札または墓地から特殊召喚できる。
このカードの特殊召喚に成功した時自分の手札に存在するドラゴン族のチューナー1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
また1ターンに1度、自分の墓地からドラゴン族のチューナー1体をゲームから除外することで、
このターンのエンドフェイズ時まで自分の『ドラグニティ』と名の付くモンスター全ては、
相手のモンスター効果を受けない。この効果は相手ターンでも発動できる。


ヒロアキ141さん考案

ドラグニティ―アームズ・エクスカリバー
☆8風属性ドラゴン族シンクロ効果
攻2800
守2500
「ドラグニティ」と名の付いたチューナー+チューナー以外の「ドラグニティ」と名の付いたモンスター一体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、墓地の「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスターを任意の枚数装備することができる。
このカードの攻撃力は墓地に存在する「ドラグニティ」と名の付いたモンスター一体につき攻撃力が100アップする。
このカードが破壊され墓地に行くとき墓地からこのカード以外の「ドラグニティ」と名の付いたモンスター一体を特殊召還できる


イビルジョ―スターさん考案

蓬莱の玉の枝
装備魔法
このカードは「炎王」と名の付いたモンスターにのみ装備できる。
このカードを装備したモンスターは戦闘では破壊されない。
このカードがフィールド上から墓地に送られたとき、このカードを手札に加え、相手の手札をランダムに1枚選んで捨てる。

炎王姫(えんおうき) カグヤ
ランク8/炎/魔法使い族/エクシーズ/ATK3000 DFE2000
レベル8炎属性モンスター×2
このカードが特殊召喚に成功したとき、相手フィールド上に存在するモンスターを1体破壊する。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を取り除いて発動する。自分の次のスタンバイフェイズ時まで炎属性以外のモンスターの効果は無効になる。
このカードがカードの効果で破壊され墓地に送られたとき、墓地のこのカードをエクシーズ素材として、エクストラデッキから「炎王姫(えんおうき) フジ」をエクシーズ召喚扱いとして特殊召喚できる。また、このカードが破壊されたとき、墓地に「炎王姫 フジ」が存在する場合、墓地のこのカードと「炎王姫 フジ」以外の「炎王」と名の付くカードを除外することで、墓地の「炎王姫 フジ」を特殊召喚し、このカードを特殊召喚したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
このカードのエクシーズ素材が「炎王姫 フジ」のみの場合、このカードの攻撃力は墓地の「炎王」と名の付くモンスターの数×300ポイントアップする。

(姿は東方の蓬莱山輝夜(ほうらいさんかぐや)


炎王姫(えんおうき) フジ
ランク8/炎/魔法使い族/エクシーズ/ATK2000 DFE3000
レベル8炎属性モンスター×2
このカードが特殊召喚に成功したとき、相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを1枚破壊する。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を取り除いて発動する。自分のデッキから炎属性モンスター1体を攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
このカードがカードの効果で破壊され墓地に送られたとき、墓地のこのカードをエクシーズ素材として、エクストラデッキから「炎王姫(えんおうき) カグヤ」をエクシーズ召喚扱いとして特殊召喚できる。また、このカードが破壊されたとき、墓地に「炎王姫 カグヤ」が存在する場合、墓地のこのカードと「炎王姫 カグヤ」以外の「炎王」と名の付くカードを除外することで、墓地の「炎王姫 カグヤ」を特殊召喚し、このカードを特殊召喚したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
このカードのエクシーズ素材が「炎王姫 カグヤ」のみの場合、このカードの攻撃力は墓地の「炎王」と名の付くモンスターの数×300ポイントアップする。

(姿は東方の藤原妹紅(ふじわらのもこう)

蓬莱の山 ~炎王輪廻~
フィールド魔法
このカードは炎属性モンスターの効果では破壊されない。
このカードが墓地へ送られたとき、自分の墓地からこのカードと「蓬莱の山 ~炎王輪廻~」以外の「炎王」と名の付くカードを手札に加える。
このカードがフィールド上に存在する場合、墓地から特殊召喚された炎属性モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、相手は墓地の炎属性モンスターを除外する事はできない。


自作

《炎王神龍 ヴリトラ》
☆8/炎属性/ドラゴン族/効果モンスター/攻3000/守1800
このカードがカード効果によって破壊された墓地へ送られた場合、次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功した時、お互いの手札を全て墓地に送り、自分はカードを一枚ドローする。このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから「炎王神龍 ヴリトラ」以外の「炎王」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

(黒い炎を纏った悪龍。インド神話の悪龍ヴリトラがモチーフ。)


《炎王の残り火》
通常魔法
自分のターンのメインフェイズ1の時のみ発動できる。
前の相手ターンに破壊された炎属性モンスターの数だけデッキからカードをドローする。
このターンのエンドフェイズに自分フィールド上の炎属性モンスターをすべて破壊する。


《秘儀式~炎王降臨祭~》
通常罠
自分フィールド上の炎属性モンスターを任意の数だけ破壊し、破壊したモンスターの合計のレベルと同じレベルの「炎王」と名のついたモンスターを1体デッキから特殊召喚する。
この効果で召喚したモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで破壊したモンスターの攻撃力分アップし、エンドフェイズに破壊される。
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