学園祭の跡、俺達はレッド寮の食堂に集まっていた。
そこには先生たちの姿も有り、中心にはジェンがうつむきながらすわっていた。
今、全員にジェンが、セブンスターズの一人と名乗りマリアムをさらったあのライという青年のことを話していた。
彼はジェンの幼馴染で名をライ。
ジェンとライは中国に住む、とある民族の生まれだった。
その民族は代々、とある石板を守護する事を使命として生きてきた。
そのために彼らは他民族との交流を拒絶してきた。
だが、そんなある日、彼らの住む村に一人の男が迷い込んできた。
彼を介抱し、外の話を聞くうちにジェンは次第に外の世界に興味を持つようになっていった。
とりわけ、男が持っていたデュエルモンスターズに強い興味を持ったジェンは、男が完全に傷が癒え、村を出て行ったときこっそりとついていったのだ。
自分だけのカードが欲しくて。
ほどなくして、男に気づかれたがもう村に戻るには遅く、ジェンの必死の頼みに折れた男はジェンを連れていったのだ。
そして、時がたち成長し自分の「ライトロード」デッキを完成させたジェンは男のもとを去り、世界中のデュエリストと戦う武者修行の旅に出たのだった・・・。
「その旅の中で俺はマリアムと出会い、恋に落ちた。俺は外の広い世界で自由に生きてきたが、ライにはそれが一族の使命を捨てた裏切りだと思われたんだろうな」
そう呟き、ジェンはさびしげに顔を伏せる。
「ジェン、お前はどうするつもりだ?」
俺が全員を代表してそう言うと、顔をあげる。
「・・・ライの所に行く。マリアムを助けるために」
「許可できん」
ジェンの言葉を織斑先生は否定する。
「織斑先生!?」
「お前にどんな事情があろうと生徒に危険なことをさせるわけにはいかん。お前は明日は自室で待機していろ」
そう言うと先生は出て行った。
次の日。
ジェンは寮室の窓から抜け出し、滝の方に向けて走っていた。
「止まれ」
そんな彼の前に現れたのはやはりというか、千冬だった。
「そこをどいてくれ。俺はいかなければならない」
「昨日も言ったはずだ。許可できん。抵抗するというのならば容赦はしない」
以前、ジェンは千冬と大立ち回りを演じたが全く歯が立たず、意識を刈り取られた。
だが、今のジェンにはそんなこと関係なかった。
「先生。確かに俺ではあなたには勝てません。喧嘩でもデュエルでも」
「・・・」
「それでも、俺がやらなくちゃいけないんです!マリアムを助けるのは、俺なんだ!」
そう言い、ジェンはディスクを展開する。
「・・・お前の気持ちは分かった。だが、生徒を危険な目に合わせるなど教師としてもってのほかだ。悪いがお前を倒し、私があの男を倒す」
そう言い、千冬もディスクを展開する。
一触触発の空気が流れる中、二人がデュエルを始めようとしたその瞬間、
ガキンッ!
「なっ!?」
突如鳴り響いた金属音。そして、それは千冬のディスクから放たれたもので彼女は驚きの声をあげる。
見てみれば、ディスクには金属の輪が取り付けられ、それにはワイヤーが伸びていた。
そして、その先には・・・
「カイ!?」
「火渡!?」
生徒会副会長、火渡カイの姿があった。
「なんの真似だ?副会長であるお前がこんなことをして――」
「いけ、ジェン」
千冬の言葉を無視し、カイはジェンに静かに言う。
「カイ・・・」
「・・・早くしろ」
「すまない」
ジェンは多くを語らないカイの真意をすぐに理解し、駆けだした。
「悪いが少し俺に付き合ってもらう」
「さっきも言ったが、自分のしていることが分かっているのか?」
「ああ、分かっている。確かにあんたたち教師にとってジェンは止めるべきだろう。だがな、惚れた女を助けに行く男を邪魔するべきではない」
それはジェンと同じく、愛する者を持つからこその言葉だった。
「俺達はそいつのためなら何でもする。何があろうと護ると誓った女のために。そして、そんな奴を助けるのは当然のことだ」
カイは淡々と語りながらワイヤーの先を自身のディスクに装着する。
「デュエルだ。あいつの戦いが終わるまで行かせるつもりはない」
カイによって先に進めたジェンは遂に滝に到達していた。
「来たか」
滝つぼの岩場の上にライは昨日と同じ、黒い胴着服に身を包み、仁王立ちしている。
ふと、横に目をやればマリアムが縄で縛られて気絶していた。
二人の間に会話はない。
ジェンは自分が何をしたのかわかっていた。
これまでは逃げてきたが、自分は仲間を捨てた。
それが今自分に報いとなって襲い掛かってきているだけだ。
それでも、譲れないものがあるからこそ、
「「デュエル!!」」
ジェン:LP4000
ライ:LP4000
二人は戦う。
先行はライ。
「俺のターン。《幻獣ワイルドホーン》を召喚」
幻獣ワイルドホーン
ATK:1700
「カードをニ枚伏せてターンエンドだ」
ライ:LP4000
手札3
幻獣ワイルドホーン
伏せ2
「俺のターン!俺は通常魔法《おろかな埋葬》を発動。効果でデッキから、《ライトロード・レスキュー ライラビット》を墓地に送る。墓地に送られたライラビットの効果!このカードがデッキから墓地へ送られた場合、自分のデッキを上からニ枚墓地へ送ることで、自分の墓地または手札から『ライトロード』と名の付くレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。デッキからカードをニ枚墓地に送り、手札から《ライトロード・ガードナー ライマジロ》を特殊召喚!」
落ちたカード
聖なるバリア―ミラーフォース
ライトロード・スピリット シャイア
ライトロード・ガードナー ライマジロ
DEF:2100
「ライマジロの効果。このカードの召喚に成功した時、自分のデッキを上から三枚墓地へ送ることで、自分の墓地に存在する『ライトロード』と名の付く獣族モンスター1体を、効果を無効にして特殊召喚できる。俺は墓地からライトロード・レスキュー ライラビットを特殊召喚!さらにデッキから墓地へ送られた《ライトロード・ビースト ウォルフ》の効果で特殊召喚!」
他に落ちたカード
ライトロード・エンジェル ケルビム
ライトロード・モンク エイリン
ライトロード・レスキュー ライラビット
ATK:1200
ライトロード・ビースト ウォルフ
ATK:2100
ジェンのフィールドに、兎とアルマジロ、狼が並ぶ。
「《閃光の獣軍》を発動!自分フィールド上に『ライトロード』と名の付く獣族モンスターが表側表示で2体以上存在している場合に発動。自分のデッキから『ライトロード』と名の付く獣族モンスター1体を特殊召喚する。俺はデッキから2体目のライトロード・レスキュー ライラビットを特殊召喚!」
ライトロード・レスキュー ライラビット
ATK:1200
「レベル4のレスキュー ライラビット2体でオーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!蹂躙せよ《ライトロード・クラッシャー ケルネイア》!」
ライトロード・クラッシャー ケルネイア(ORY2)
ATK:2400
「ケルネイアの効果!1ターンに1度、このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除くことで、自分のデッキを上からカードをニ枚墓地へ送る」
落ちたカード
ライト・リサイレンス
ライトロード・プリースト ジェニス
「そしてこの効果で墓地へ送られた『ライトロード』と名の付くモンスター1体につき、相手フィールド上の魔法・罠カード一枚を墓地へ送る。墓地に送られた『ライトロード』と名の付くモンスターは1体!俺はその右の伏せカードを選択する!」
「墓地に送られる前に、伏せカード《威嚇する咆哮》を発動。このターンお前は攻撃できない」
「くっ、俺はカードを一枚伏せてターンエンド」
ジェン:LP4000
手札2
ライトロード・クラッシャー ケルネイア(ORY1)
ライトロード・ガードナー ライマジロ
ライトロード・ビースト ウォルフ
伏せ1
「俺のターン!ワイルドホーンをリリースし、
ワイルドホーンが消え、ライのフィールドに黒山羊が現れる。
ATK:2300
「永続魔法《炎舞-「天キ」》を発動。このカードの発動時効果で、デッキからレベル4の獣戦士族モンスター《幻獣クロスウィング》を手札に加える。アリエルの効果。1ターンに1度、手札を一枚捨てることで『黒山仔羊トークン』(獣族・地・星3・攻300/守300)を1体特殊召喚できる。俺は幻獣クロスウィングを墓地に送って、黒山仔羊トークンを特殊召喚」
黒山仔羊トークンが攻撃表示で特殊召喚される。普通は守備表示で出すのだが、あえての攻撃表示。
そのことにジェンは疑問を覚える。
「攻撃表示で出したのを疑問に思っているようだな。すぐにいなくなるからだ。アリエルの効果はまだある。自分フィールド上のモンスター1体をリリースすることで、フィールド上のカードを一枚破壊するか、墓地に送ったモンスターのレベル×300ポイント相手にダメージを与えることができる」
「!」
「黒山仔羊トークンをリリースし、フィールド上のカードを一枚破壊する。俺が破壊するのは、ライトロード・クラッシャー ケルネイア。やれ、アリエル。ブラック・ホーンブラスト!」
「くっ…!」
アリエルの角から放つ黒いエネルギーに、破壊されるケルネイア。
「アリエルで、ライトロード・ビースト ウォルフを攻撃!ブラック・ホーンラッシュ!」
アリエルが突進してきて、その角でウォルフを貫いた。
「ぐぁっ!」
ジェン:LP3800
やはり、闇のデュエル。
ダメージがジェンの体に襲い掛かる。
「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」
ライ:LP4000
手札1
炎舞-「天キ」
伏せ2
「俺のターン!俺は《閃光のイリュージョン》を発動!効果で墓地よりライトロード・スピリット シャイアを特殊召喚!」
ライトロード・スピリット シャイア
ATK:400
「シャイアの攻撃力は、墓地に存在する『ライトロード』と名の付いたモンスターの種類×300ポイントアップする。墓地の『ライトロード』と名の付いたモンスターは7体。よって2100ポイント攻撃力がアップ!」
ライトロード・スピリット シャイア
ATK:400→2500
「シャイアで、
「ふん、伏せカード《幻獣の角》!発動後このカードは装備カードとなる。アリエルに装備し、800ポイントをアップさせる」
「なっ!?」
ATK:2300→3100
「迎撃しろアリエル」
「ぐあああっ!」
シャイアはアリエルに迎撃され、衝撃がジェンを襲う。
ジェン:LP3200
「幻獣の角を装備したモンスターが、戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、自分はデッキからカードを一枚ドローする」
ライ:手札2
「ぐっ…俺はモンスターをセット、カードを一枚伏せてターンエンドだ」
ジェン:LP3200
手札1
ライトロード・ガードナー ライマジロ
セット1
伏せ1
「俺のターン!《幻獣サンダーペガス》を召喚。永続魔法炎舞-「天キ」の効果で、獣戦士族は攻撃力が100ポイントアップ。そして墓地の幻獣クロスウィングの効果で、『幻獣』と名の付いたモンスターの攻撃力は300ポイントアップ」
幻獣サンダーペガス
ATK:700→800→1100
「アリエルの効果で、サンダーペガスをリリースし、セットモンスターを破壊!ブラック・ホーンブラスト!」
「伏せカード《天罰》!手札を一枚捨てて、効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する!」
「!」
天空からの雷がアリエルに襲い掛かるが・・・
「伏せカード《前兆回避》!自分フィールド上の獣族モンスターを対象とするモンスターを破壊される効果が発動したときに発動!
対象となったモンスターを手札にもどし、手札から戻したモンスターと同じレベルの獣族モンスター1体を特殊召喚する。
アリエルが手札に戻り、今度は白山羊が現れる。
ATK:2100
「ガブリエルの効果、墓地のカードを一枚除外することで『白山仔羊トークン』(獣族・地・星3・攻300/守300)を特殊召喚できる。1体特殊召喚できる。墓地の幻獣の角を除外して、白山仔羊トークンを特殊召喚」
アリエルと違いガブリエルは除外することでその力を発揮するようだ。
「
「セットモンスターは《ライトロード・アサルト センティコア》」
ライトロード・アサルト センティコア
DEF:2000
「ライトロード・アサルト センティコアのリバース効果発動!自分の墓地に存在する『ライトロード』と名の付くモンスター1体を手札に加え、その後、自分のデッキを上からニ枚墓地へ送る」
「無駄だ。ガブリエルの効果。自分フィールド上のモンスター1体をリリースすることで、カードの効果発動を無効にするか、フィールド上のモンスター1体を選択し、墓地に送ったモンスターのレベル×300ポイント攻撃力・守備力をエンドフェイズまで上げることができる。白山仔羊トークンをリリースし、その効果を無効にする。ホワイト・ホーンブラスト!」
「くっ…」
ガブリエルの角から放つ、白いエネルギーにセンティコアの効果の発動を無効化される。
「カードを1枚伏せてターンエンド。この瞬間、アリエルのコストの際、墓地へ送られた《暗黒のマンティコア》の効果発動。自分の手札・フィールド上から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を墓地へ送り、このカードを墓地から特殊召喚する。サンダーペガスを墓地へ送って、墓地より特殊召喚!」
暗黒のマンティコア
ATK:2300→2400
ライ:LP4000
手札1(
暗黒のマンティコア
炎舞-「天キ」
伏せ1
状況はかなりまずいが、ジェンもこのまま黙っている気はない。
マリアムを助けるためにここに来た。
途中でカイに後押しされた。
ならば、引くわけにはいかない。
「俺のターン!《最後の望み》を発動!自分の墓地の『ライトロード』と名のついたモンスターが七種類以上の場合のみ発動できる。ライフを半分払い、自分フィールド上のカードを全て除外、デッキからカードをニ枚ドローし、墓地から『ライトロード』と名のついたカードをニ枚手札に戻す。ライマジロを除外し、ニ枚ドロー!」
ジェン:LP1600
ジェン:手札2
「墓地から《ライトロード・ビースト ウォルフ》《ライトロード・シーフ ライニャン》を手札に加える。そして《ソーラー・エクスチェンジ》を発動。さっき手札に加えたウォルフを捨てて、二枚ドロー。そして、デッキから二枚墓地へ」
ジェン:手札4
落ちたカード
ライトロード・ドラゴン グラゴニス
ライトロード・シーフ ライニャン
「墓地にライトロードが四種類以上存在するとき、こいつは召喚できる。来い《
ATK:3000
「出たか。そいつの効果でフィールドを一掃させるつもりだろうが、そうはさせない。伏せカード《デモンズ・チェーン》!」
「フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。これで効果は使えず、攻撃もできない」
「…自分の墓地に光属性モンスターが五種類以上存在するため、《ライトレイ ギア・フリード》を特殊召喚!」
ライトレイ ギア・フリード
ATK:2800
「いくぜライ!俺はレベル8の
光の龍と、戦士が現れた渦に飛び込む。
「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!光来せよ《ライトロード・ワイバーン アルビオン》!」
ライトロード・ワイバーン アルビオン(ORY2)
ATK:3000
「ライトロード・ワイバーン アルビオンのエクシーズ召喚に成功した時、お互いの墓地に存在するカードを十枚まで選択し、持ち主のデッキに戻すことができる。俺は墓地のカードを十枚デッキに戻すぜ」
戻したカード
ライトロード・スピリット シャイア
ライトロード・モンク エイリン
ライトロード・プリースト ジェニス
ライトロード・ドラゴン グラゴニス
ライトロード・ビースト ウォルフ
ライトロード・エンジェル ケルビム
閃光のイリュージョン
閃光の獣軍
聖なるバリア―ミラーフォース
最後の望み
これでデッキはジェンのデッキが十七枚から、二十七枚になった。デッキ消費が激しく、長期戦に不向きなライトロードをサポートする強力な能力だ。
「アルビオンの効果!1ターンに1度、このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除くことで、デッキの上からカードを三枚墓地に送る。そしてデッキ・墓地から『裁きの龍』一枚を手札に加える。俺は墓地から、裁きの龍を手札に」
ジェン:手札3
落ちたカード
威嚇する咆哮
ライトロード・サモナー ルミナス
「アルビオンで、ガブリエルを攻撃!バニシング・イレイザー!」
「くっ、ガブリエルの効果。このカードが対象にされた場合、他のモンスターに対象を変更することができる。俺は攻撃対象を、暗黒のマンティコアに変更する!」
アルビオンの吐くブレスが、マンティコアに直撃。その衝撃がライを襲う。
「ぐおっ!」
ライ:LP3400
「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」
ジェン:LP1600
手札2(裁きの龍、ライトロード・シーフ ライニャン)
ライトロード・ワイバーン アルビオン
伏せ1
「俺のターン!ふん、《強欲な壺》を発動。デッキからカードをニ枚ドローする」
ライ:手札3
この状況で手札補充。ライも並のデュエリストではない。
「ガブリエルの効果で、俺は墓地の威嚇する咆哮を除外して、白山仔羊トークンを特殊召喚する。そしてチューナーモンスター《一角獣の使い魔》を召喚」
一角獣の使い魔
ATK:0
チューナーの召喚にジェンは身構える。
「俺はレベル6のガブリエルに、レベル2の一角獣の使い魔をチューニング!黒雷と共に現れる黒獅子よ、その雷をフィールドに轟かせろ!シンクロ召喚!吠えろ《黒獅子ガルオン》!」
フィールドに雷が鳴り響き、黒い雷を纏った黒獅子が咆哮を轟かせながら現れた。
この黒獅子が、ライの切り札だ!
黒獅子ガルオン
ATK:2600
「ガルオンの効果。1ターンに1度、800のライフを払い、手札を任意の枚数捨てることで三つの効果の内、一つ選択して発動する。俺は手札を一枚捨て、相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、そのモンスターの攻撃力、守備力どちらか高い方の半分のダメージを相手に与える効果を使用する」
「!」
ライ:LP2600
「ライトロード・ワイバーン アルビオンを選択して破壊。
黒獅子の放つ黒い雷がアルビオンに襲い掛かる。
「伏せカード《レインボー・ライフ》!手札のライニャンを捨てて、効果ダメージは回復になる!」
「小癪な手を…」
アルビオンは破壊されたが、アルビオンの攻撃力の半分1500ポイント回復した。
ジェン:LP3100
「速攻魔法《グリード・グラード》!自分が相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを戦闘またはカードの効果によって破壊したターンに発動。デッキからカードをニ枚ドローする。そしてガルオンが効果を使用したとき、守備表示になる」
ライ:手札2
黒獅子ガルオン
DEF:1800
「カードを一枚伏せてターンエンド」
ライ:LP2600
手札1
黒獅子ガルオン
白山仔羊トークン
炎舞-「天キ」
デモンズ・チェーン
伏せ1
「俺のターン!墓地にライトロードが四種類以上存在しているため、裁きの龍を特殊召喚!」
「くっ…」
裁きの龍
ATK:3000
「ライフを1000払い、裁きの龍の効果発動!このカード以外のカードをすべて破壊する!」
「伏せカード《和睦の使者》!発動ターン、戦闘ダメージは受けない!」
フィールドが光に包まれ、そして裁きの龍だけが残る。
ダメージは与えられないがフィールドアドバンテージは完全にジェンが掴んでいる。
ジェン:LP2100
「俺は《貪欲な壺》を発動。墓地のライトロード・レスキュー ライラビット2体と、
ジェン:手札2
「モンスターをセット、カードを一枚セットしてターンエンド。裁きの龍の効果でデッキから四枚カードを墓地に送る」
落ちたカード
非常食
ライトロード・ドラゴン グラゴニス
閃光の獣軍
ライトロード・パラディン ジェイン
ジェン:LP2100
手札0
裁きの龍
セット1
伏せ1
「俺のターン!壺の《壺の中の魔導書》を発動。お互いにデッキからカードを三枚ドローする」
ジェン:手札3
ライ:手札4
「相手フィールド上に、同じ属性のモンスターが2体存在するため、《神禽王アレクトール》を特殊召喚!」
神禽王アレクトール
ATK:2400
「そして《レスキューラビット》を通常召喚」
レスキューラビット
ATK:300
「《埋葬呪文の宝札》を発動。炎舞-「天キ」、強欲な壺、グリード・グラードを除外して、カードをニ枚ドロー」
ライ:手札3
「《魔導書整理》を発動。デッキから三枚のカードをめくり、好きな順番でデッキの上に戻す。そして《《モンスターゲート》を発動。アレクトールをリリースし、通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキをめくり、そのモンスターを特殊召喚する」
ライがデッキの一番上をめくる。…《激昂のミノタウルス》。
ライのフィールドに特殊召喚された。
激昂のミノタウルス
ATK:1700
「ジェン、お前に俺の本当の切り札を見せてやろう」
「何?ガルオンが切り札じゃなかったのか?」
ライの言葉にジェンは驚く。ガルオンは切り札として申し分ない能力を持っていたのだから。
「誰がそんなことを言った。レスキューラビットを除外し、デッキからレベル4以下の同盟通常モンスター2体をフィールド上に特殊召喚する。デッキから《幻獣王ガゼル》を2体特殊召喚!」
幻獣王ガゼル
ATK:1500
「そして《死者蘇生》を発動。墓地から一角獣の使い魔を特殊召喚」
一角獣の使い魔
ATK:0
「俺はレベル4の幻獣王ガゼル2体に、レベル2のチューナーモンスター、一角獣の使い魔をチューニング!」
二体のガゼルが二つの光の輪をくぐり、一筋の光となる。
「主神に反逆せし邪悪なる獣よ、その殺意を剣に宿して世界を殺せ!シンクロ召喚!鋭き刃の神!《
胴体から二本、尻尾から一本の大剣を生やした、全身銀色の馬が現れた。
ATK:2500
「このカードの攻撃力は墓地の獣族モンスター1体につき300ポイントアップする。墓地の獣族は5体。よって1500ポイントアップ」
ATK:2500→4000
「1ターンに1度、自分の墓地に存在する獣族モンスター3体をゲームから除外することで、このカードはエンドフェイズ時まで攻撃力は2倍になる。そしてこのカードは魔法・罠カードの効果では破壊されない。Hatred Charge (ヘイトレッド・チャージ)!」
ATK:4000→3100→6200
「攻撃力6200…」
その攻撃力にジェンは驚愕する。
「バトルだ!
これを受けたらジェンのライフは0である。
「伏せカード《ダメージ・ダイエット》!戦闘ダメージは半分になる!ぐあああああっ!!?」
ジェン:LP550
何とか首の皮一枚つながったが状況は好転していない。
しかも、今の攻撃でジェンは吹き飛ばされ、今までのダメージに体が悲鳴をあげ始めている。
「ちっ、
ライ:LP2600
手札0
激昂のミノタウルス
「はあ、はあ・・・」
ジェンは先ほどの一撃でもはや息絶え絶え、立ち上がることもできない。
(ここまで、なのか・・・)
無意識のうちにマリアムに手を伸ばす。しかし、それは彼女に届くことなく、そればかりか視界までぼやけはじめていた。
(すまない・・・)
そして、ジェンの視界が暗闇に包まれようとした瞬間――
『あきらめないで!』
気が付くとジェンは別の空間にいた。
辺りは荒れた大地が延々と続き、空には雷鳴が鳴り響いている。
「ここは?」
「マスター!」
「うおっ!?」
ジェンが呟くと、いきなり横から白髪の少女が現れる。
いきなりで驚いたがその顔はジェンがよく知っている、
「ライナ!?」
「はい!ライナです♪」
元気よく答えるライナ。
「ライナ、ここは一体・・・」
さっきまでライとデュエルしていた場所と明らかに違う。
そのことについてジェンは尋ねようとするが、
「こっちに来て下さい!」
といい、ジェンの手を引いてライナはジェンをどこかに連れて行く。
ライナはたまに人の話を聞かないことがあるので、ジェンはもう彼女に任せることにした。長年の付き合いによる、一種のあきらめの様なものである。
しばらく進むと、荒野の中に忽然と屹立する石板があった。
そこには一匹の猛虎が描かれており、石板の根元には一本の白い槍が刺さっている。
まるで、翼が青竜を解放した場所のようで、彼から話を聞いていたジェンもそう思った。
つまりこれは、
「五聖獣の一体ってことか。それで、俺を試そうってか?」
ジェンはゆっくりと石板に近づく。
そして、槍に手をかけ、力を入れるが槍はびくともしない。
「マスター!私も手伝います!」
ライナも手を貸すが、全く抜ける気配がない。
「くっ、頼む!俺に力を!マリアムを守りたいんだ!確かに俺は逃げ出した。自分を縛る掟から!村を、家族を、親友を捨てたんだ!でも、それでも、彼女だけは守るって誓った!その誓いからは逃げたくない!」
そう叫ぶが、やはり槍は抜けない。
そのことに、ジェンは諦めそうになるがふと隣のライナを見る。
彼女はなおも一生懸命に槍を引っ張っている。
その姿に、くじけそうになっていた心に喝を入れる。
そうだ、ここであきらめてなるものか。
このままでは、恐らく自分はただでは済まない。
闇のデュエルの敗者がどうなるのか。ろくなものではないに違いない。
そんなのはまっぴらごめんだ。
まだまだ、俺は生きるんだ。
このアカデミアで、マリアムやライナ、カイ達と共にデュエルをするのだ。
そのために、
「おおおおお!!」
「よいしょおおお!!」
二人の掛け声が一つになったとき、槍は抜け、雷鳴がとどろいた。
「俺のターン、ドロー!!!」
ジェンの意識は元の世界に戻る。確認せずとも、このカードがなんなのか分かる。使い道が、勝利への道筋が!
「セットモンスター《ライトロード・プリースト ジェニス》を反転召喚!」
ライトロード・プリースト ジェニス
ATK:300
「速攻魔法《ジャスティス・コンビネーション》を発動!自分のデッキを上からニ枚墓地へ送ることで発動。自分フィールド上の『ライトロード』と名の付くモンスター1体を墓地に送り、自分の墓地からレベル4以下の『ライトロード』と名の付くモンスター1体を特殊召喚する」
墓地へ送られたカード
ライト・オブ・デストラクション
ライト・バニッシュ
「俺はジェニスを墓地に送って、《ライトロード・シーフ ライニャン》を特殊召喚!」
ライトロード・シーフ ライニャン
ATK:100
「そして《ライトロード・ハンター ライコウ》を通常召喚!」
ライトロード・ハンター ライコウ
ATK:200
「レベル2のライニャンと、ライコウでオーバーレイ!」
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!《ライトロード・フェアリー オファニ》!」
透明な四枚の羽根を持つ、長い金髪に長い耳の妖精が現れた。
ライトロード・フェアリー オファニ
ATK:1500
「死者蘇生を発動!墓地のライトロード・ワイバーン アルビオンを特殊召喚!」
ライトロード・ワイバーン アルビオン
ATK:3000
「俺のフィールドにエクシーズモンスターが二体のみの場合、このカードは発動できる!
《ブラスト・オーバーレイ》発動!」
「何!?」
聞いたことの無いカード、しかも罠カードを手札から発動させるということにライは驚く。
「俺はランク2のオファニとランク8のアルビオンでブラスト・オーバーレイ!」
オファニが二つの雷を帯びた渦となり、一筋の稲妻となったアルビオンがその中を突き進む。
「二体のエクシーズモンスターでオーバーレイネットワークを構築!ブラスト・エクシーズ・チェンジィィィ!!」
雷光を放ちながら、かの者は地に雄々しく降り立ち、雄たけびを上げる。
「疾風迅雷となりて、吠えろ!五聖獣の一体!《
ATK:3000
なんか、いまいち描写が・・・
なんとあ更新しました。
白虎覚醒です。
次回は決着と、さらなる敵の登場です。
ところで千冬VSカイは見たいですか?
前兆回避
カウンター罠
自分フィールド上の獣族モンスターを対象とするモンスターを破壊される効果が発動したときに発動できる。
対象となったモンスターを手札にもどし、手札から戻したモンスターと同じレベルの獣族モンスター1体を特殊召喚する。
黒獅子ガルオン
レベル8/闇属性/獣族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、800ポイントのライフを払い、手札を任意の枚数捨てることで以下の効果を1つ選択して発動する。また効果を発動したターンこのカードは攻撃できず、守備表示になる。
1枚:相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、そのモンスターの攻撃力、守備力どちらか高い方の半分のダメージを相手に与える。
2枚:相手フィールド上のモンスター1体と、魔法・罠カード1枚またはもう1体モンスターを破壊する。
3枚:このカードを除くフィールド上のモンスター全てを破壊する。
1 :暗黒雷(ダークライトニング)
2 :暗黒雷連射(ダークライトニングバルカン)
3 :最終雷爆(ファイナルライトニング)
黒山羊(ブラックゴート)アリエル
星6/地属性/獣族/攻2300/守1600
1ターンに1度、手札を1枚捨てることで「黒山仔羊トークン」(獣族・地・星3・攻300/守300)」
を特殊召喚できる。このトークンはアドバンス召喚のためにリリースできない。
また、自分フィールド上のモンスター1体をリリースすることで、フィールド上のカードを1枚破壊するか、墓地に送ったモンスターのレベル×300ポイント相手にダメージを与える。
このカードが対象にされた場合、他のモンスターに対象を変更することができる。
効果名
ブラック・ホーンブラスト
白山羊(ホワイトゴート)ガブリエル
星6/地属性/獣族/攻2100/守1600
1ターンに1度、墓地のカードを1枚除外することで「白山仔羊トークン」(獣族・地・星3・攻300/守300)」を特殊召喚できる。このトークンはアドバンス召喚のためにリリースできない。
また、自分フィールド上のモンスター1体をリリースすることで、カードの効果発動を無効にするか、フィールド上のモンスター1体を選択し、墓地に送ったモンスターのレベル×300ポイント攻撃力・守備力ををエンドフェイズまで上げることができる。(相手ターンでも発動可)
このカードが対象にされた場合、他のモンスターに対象を変更することができる。
効果名
ホワイト・ホーンブラスト
ライトロード・ワイバーン アルビオン
ランク8/光属性/ドラゴン族/エクシーズモンスター・効果/ATK3000DEF2000
光属性レベル8モンスター×2
このカードのエクシーズ召喚に成功した時、お互いの墓地に存在するカードを10枚まで選択し、持ち主のデッキに戻すことができる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を取り除いて発動できる。
デッキの上からカードを三枚墓地に送ることで、デッキ・墓地から「裁きの龍」1枚を手札に加える。
//純白の体の飛龍。額に金色の宝石がある。
攻撃名は「バニシング・イレイザー」
ライトロード・フェアリー オファニ
ランク2/光属性/天使族/エクシーズモンスター・効果/ATK1500DEF800
光属性レベル2モンスター×2
このカードのエクシーズ召喚に成功した時、墓地に存在する「ライトロード」と名のついたカードを五枚までデッキに戻すことができる。
このカードが攻撃するとき、エクシーズ素材を2つ取り除くことで発動できる。
このカードは相手に直接攻撃できる。この効果を使用したターン、このカードは破壊されない。
//長い金髪に長い耳の妖精。透明な四枚の羽根を持っている。