新連載やら、新学期やらで遅れて申し訳ありません
ジェン:LP550
手札:
デッキ枚数16
白虎(ORU4)
ライ:LP2600
手札0
激昂のミノタウルス
雷鳴を轟かせ、稲光と共に現れたのは白き猛虎。
その姿は雄々しく、神々しい。
「ば、馬鹿な!?それは白虎!我が一族が古より守ってきた石板に宿る聖獣だ!なぜ裏切り者のお前が!?」
白虎を見て、声を荒げるライに対し、白虎と同じ雷のごとく迸る白いオーラを纏ったジェンは落ち着いた様子だ。傍らの地面には白虎の力を宿した白い槍が突き刺さっている。
「ライ。お前が俺のことを恨もうと構わない。俺が一族を捨てたことに変わりはないのだから。だが、俺にも守りたいと思える人ができた。狭い世界では決して出会うことのできなかった、知ることのできなかったことを教えてくれた人だ。その人と共にいるために、俺は負けられないんだ!白虎の効果発動!オーバーレイユニット一つにつき、自分フィールド上の光属性モンスターの攻撃力を300ポイントアップさせる!」
白虎
ATK:3000→4200
「さらにオーバーレイユニットを任意の数取り除くことで発動!取り除いたオーバーレイユニットの数一つにつき2枚デッキの上からカードを墓地に送り、その中の光属性モンスターの数まで一度のバトルフェイズ中に追加攻撃できる。俺は二つのオーバーレイユニットを取り除き、効果発動!」
白虎の周りを回っていた光のうち、二つが吸収され白虎が吠える。
白虎
ATK:4200→3600
「一枚目!《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》!
二枚目!《ソーラー・エクスチェンジ》
三枚目!《聖なるバリア―ミラーフォース》
四枚目!《ライトロード・パラディン ジェイン》!よってこのターン。白虎は二回の追加攻撃ができる!」
「なんだと!?」
合計で三回の連続攻撃。それを受ければ、ライのライフは・・・0。
「行くぞ!まずは《激昂のミノタウルス》に攻撃!神仙白虎雷牙(しんせんびゃっこらいが)、一撃目ェ!」
白雷(びゃくらい)を身に纏った白虎が、牛の頭をした獣人を斬り裂く。
「ぐああああ!!??」
そのダメージがライを襲う。
ライ:LP2600→700
すると、破壊されたミノタウルスが光となり白虎の周りを回り始める。
白虎
ATK:3600→3900
「何が起こったんだ!?」
ライはその光景と、力を増した白虎に驚愕する。
「白虎が戦闘により、相手モンスターを破壊し墓地に送った場合、そのモンスターをこのカードの下に重ねて、オーバーレイユニットとすることができる」
驚異的な能力だ。連続攻撃に加え、相手を倒すごとにその力を上昇させていく。
「とどめだ!
に攻撃!神仙白虎雷牙(しんせんびゃっこらいが)、二撃目ェ!」
白虎が再び白雷を身に纏い、地を駆ける。
それは一筋の矢となり、銀色の軍馬を飲み込んでいく。
「ぐああああああっっっ!!??ジェェェェンッッッ!!!?!」
稲妻に飲み込まれながら、ライのライフは0になる。
「すまない・・・」
ライ:LP0
光が収まった後、そこにはライの姿はどこにもなくなっていた。
ジェンは傷だらけの身体を引きずりながらもマリアムの所に向かおうとするが、限界を迎えたのかゆっくりと地面に倒れる。
「まったく、世話が焼けるわね」
そんなジェンを受け止めたのは――マリアムだった。
「マ・・・リアム?」
「今はゆっくり休んで」
目が覚めたマリアムはシャークサッカーに協力してもらい、何とか拘束を抜け出して駆け付けたのだ。
ジェンはマリアムの顔を見ると安心したのか安らかな寝息をたてはじめた。
「ありがとう・・・・私の大切なジェン・・・・」
月明りが二人を静かに照らす中、ジェンの手には白虎のカードが優しく輝いていた。
一方、その頃…
「貫け、ドランザーS!」
「迎えうて、カオス・ヴァルキリー!」
カイVS千冬の勝負は佳境を迎えていた。
ただし、どちらが勝ったのかは誰も知らない。
ジェンが白虎を手に入れた日から数日後・・・
「「「「えええ!!!??カイが制裁デュエル!!??」」」」」
「うるせぇ・・・」
俺は校長室に呼び出された後、何があったのかと集まってきたいつものメンツに説明する。
まあ、要するにジェンが戦いに向かう時に背中を後押ししたことに関しての罰則だ。
しかも、生徒会に所属する副会長だから責任は大きい。
そのことを受けて一週間の謹慎と、その間に100枚のデュエルレポートと制裁デュエルを受けることになった。
このデュエルに負けたら副会長を解任するということになり、これを知った結は、
「だったら、私も会長を辞める!カイ君がいない生徒会なんていやああああ!!!」
と、暴れた。無駄に身体能力が高い(良家の女の嗜みらしい)から抑えるのが大変だった。まさか、親父から託された奥義を使う羽目になるとは。(詳しい設定はありません。ノリで出しました)
全員が騒いでいるがこうなることを覚悟でやったんだし、さっさと部屋に戻ってデッキ調整をしよう。
特に何もなかった。
この一週間、結にベッドに突貫されて○○○○したことくらいだが、描写が欲しいか?
『これより、火渡カイの制裁デュエルを始める』
織斑先生がそう宣言すると、観客は歓声を上げる。
『なんですかこれは・・・』
『なんか、さらされているみたいで嫌なんだけど』
フェニスとヒータのぼやく声が聞こえる。
まあ、以前のアカデミアならそうだったかもしれないが、
「副会長のデュエル。今度はどんなモンスターが出てくるんだ?」
といって目を輝かせるレッド生。
「このデュエルは参考になりそうだ」
そう言ってメモを用意するイエロー生。
「あの余裕。そして、友のために規則すら破る。男だぜ、副会長!」
無駄に熱いブルー生、ってあんな奴いたのか。
とまあ、今の織斑先生たちによる浄化作業が終了したアカデミアに他人を見下すようなやつはほぼ皆無になってきた。
少数派の似非エリートも織斑先生の恐怖を知っているからか黙ったままだ。
『対戦相手は、影丸ブルックリン。このアカデミアの理事長の孫だ』
織斑先生の言葉と共に会場に現れたのは、温厚そうな雰囲気を持つ赤髪の少年だ。
白い服装に身を包んみ、笑顔を浮かべる奴からは特に威圧感といたものは感じられない。だが、この制裁デュエルに呼ばれた奴だ。油断できん。
「君が火渡君か。よろしく」
「・・・ああ」
『それでは、始め!』
「「デュエル!」」
カイ:LP4000
ブルックリン:LP4000
「先攻は譲るよ。もう少しじっくりカードを見て考えたいんだ」
笑顔でそう言うブルックリン。
「ならば遠慮はしない。俺のターン!《融合》発動!手札のドラゴン・ウィッチとサイバー・ダークモンスターであるエッジを融合。《サイバー・ダーク・ウィッチ―闇黒機の導き手―》を融合召喚」
『久しぶりの出番です!頑張りますよ』
サイバー・ダーク・ウィッチ―闇黒機の導き手―
DEF:2500
「導き手の効果により、1ターンに1度、手札を1枚捨てることで、デッキから「サイバー・ダーク」と名のつくモンスターのカードを1枚選び、手札に加えることができる。俺は手札の《ダーク・ホルス・ドラゴン》を捨て、デッキから《サイバー・ダーク・フォートレス》を手札に。さらにモンスターをセット。カードを一枚伏せてターンエンドだ」
カイ:LP4000
手札1(サイバー・ダーク・フォートレス)
サイバー・ダーク・ウィッチ―闇黒機の導き手―(DEF)
セット1
伏せ1
無難な滑り出しだが、正体不明な奴のデッキを探るのにちょうどいい布陣だろう。
「うん、決めた。それじゃ僕のターン。ドロー。手札の《ヘカテリス》を捨てて、デッキから永続魔法《神の居城―ヴァルハラ》を手札に加えて発動するよ」
ブルックリンの背後に、後光が差さす神々しい城が姿を現す。
アイツのデッキは天使デッキか!
下手をすれば、俺のデッキにとって鬼門となりかねない。
「ヴァルハラの効果を発動するよ。自分のフィールド上にモンスターが存在合いないとき、手札から天使族モンスターを特殊召喚できる。僕が召喚するのは《堕天使―アスモディウス》だよ」
神々しい城から、あまりにも似つかわしくない漆黒の羽根を持った堕天使がその姿を現す。
しかし、その身に宿した力は強力だ。
流石は、七つの大罪の内の一つである「色欲」を司る悪魔の名前を冠するだけある。
堕天使―アスモディウス
ATK:3000
「アスモディウスの効果を発動。1ターンに1度デッキから天使族モンスター1体を墓地に送ることができる。僕は《堕天使―スペルビア》を墓地に送るよ」
また厄介なモンスターを。あれとアテナが並んだら悪夢だ。
「そして、《ダーク・ヴァルキリア》を召喚」
ダーク・ヴァルキリア
ATK:1800
デュナミス・ヴァルキリアが堕天した天使か。
この時点であいつのデッキは大体分かった。
アイツのデッキは闇属性・天使族を主体とした堕天使デッキの可能性が高い。
「うん。導き手は戦闘態勢があるみたいだから、まずはそのセットモンスターをアスモディウスで攻撃するよ。ヘル・パレード!」
アスモディウスが生み出した闇の波動がセットモンスターに襲い掛かる。
姿を現し、破壊されるセットモンスター。その姿は赤と白の身体を持った中型ドラゴン。
「破壊された
デコイドラゴン
ATK:300
「デコイドラゴンかぁ。・・・厄介なモンスターだね。さっき君は墓地にダーク・ホルス・を送っていたし」
つられないか。
デコイドラゴンは相手モンスターの攻撃対象になった時、自分の墓地からレベル7以上のドラゴン族モンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。
今の俺の墓地には導き手の効果で送ったダーク・ホルスがいる。
ヴァルキリアで攻撃してくれれば、返り討ちにできたんだがこいつはディスクの機能でしっかりと効果を確認している。
「カードを二枚伏せてターンエンドだよ」
ブルックリン:LP4000
手札:1
堕天使―アスモディウス
ダーク・ヴァルキリア
伏せ2
久しぶりの遊戯王。ただし、久しぶりすぎるので今回は短いです。ゆっくり感覚を思い出していきます。
ここで登場、ブルックリン。
アニメではカイを官費無きまでに叩き潰した彼ですが、どうなることやら。
緋弾のアリア×ISを優先したいのでいつになるかわかりませんが、ちょっとずつ書いていきます。それでは。
次回「二体の銀河眼」
《
ランク10/光属性/獣族/ブラストエクシーズ・効果モンスター/ATK3000DEF1500
ランクの合計が10となる光属性エクシーズモンスター2体以上
このカードは「ブラスト・オーバーレイ」の効果でのみエクシーズ召喚できる。
このカードが表側表示で存在するとき、自分フィールド上の光属性モンスターの攻撃力はこのカードのエクシーズ素地1つにつき300ポイントアップする。
このカードはエクシーズ素材が存在する限り戦闘では破壊されない。
このカードが破壊された時、デッキ・手札・墓地から光属性モンスターを1体特殊召喚できる。
このカードのエクシーズ素材を任意の数取り除くことで発動できる。取り除いたエクシーズ素材の数1枚につき2枚デッキの上からカードを墓地に送り、その中の光属性モンスターの数まで一度のバトルフェイズ中に追加攻撃できる。
また、このカードが戦闘により、相手モンスターを破壊し墓地に送った場合、そのモンスターをこのカードの下に重ねて、エクシーズ素材とすることができる。
攻撃名:神仙白虎雷牙(しんせんびゃっこらいが)