僕が考えた最強のオリキャラでオバロ   作:Revak

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第3話

 

「……疲れたぁ」

 

 ツルギははぁ、とベッドに横たわった。

 異世界初日で騎士と戦い特殊部隊と戦い王国の偉い人と交渉までした。

 元フリーターにはきつい物がある。

 仮宿として借りた村人の家──家主は殺された──の家のベッドに転がる。

 自宅のベッドと比べれば実に質が悪いベッドだ。木製なのは同じだがマットレスもない。

 地面よりはマシ程度である。

 

 異世界に来て初日の夜だ。

 晩飯は村長の元で食べた。夜になって後は寝るだけなので寝床に来たのである。

 

「……この体、エロイんだよな」

 

 ツルギはよし、といそいそと服を脱ぎ始めた。

 ぼろんと爆乳が露になる。

 ツルギは無遠慮に胸を揉みしだく。

 

「おぉ……」

 

 感嘆の声が漏れた。

 

 男だったころは揉むには金を払うしかなかった胸が無料で揉み放題だ。揉んだことないが。

 

 ツルギは気になって乳首に触れた。

 

「んっ♡」

 

 少し喘ぎ声が漏れた。

 この体、感度もいいのだ。

 何ならちんぽぶっこめば喘ぎまくり確定である。

 

(セックスか……)

 

 ツルギの中の人は元からTSしてセックスしてみたい人間だったので男とのセックスはバッチこいである。

 だが初めてを捧げる相手は選びたい物がある。浮浪者相手もありだがやはりイケメンに口説かれて捧げたい。

 

 

 この後めちゃくちゃオナニーした。

 

 

 ■

 

 

「……いい天気だ」

 

 翌朝。ツルギは家から出ての第一声がそれだった。

 オナニーしまくって六回はイってからの就寝を決めたのである。膣内に指入れたりクリトリスいじったりした。

 異世界に来ての満足感をオナニーで得ていた。阿呆である。

 

 ツルギは早速やりたいことがあるので村長の家に向かった。

 

 ノックをするとすぐに村長が出てきた。

 

「ツルギ様、何か御用で?」

「はい。この村の今後について聞きたくて……正直に言って、この村の今後はどうなりますか?」

「それは……厳しい物がありますね。働き手の多くが亡くなってしまったので……」

「では、その働き手をこちらが用意できる、と言ったら?」

「それは、ありが対お話ですが……いったいどこから? まぁ、見ててください」

 

 ツルギはうきうきとしながら上の右手を地面に向ける。

 

 そして眷属創造の能力を使う。

 

 一瞬の黒い光の後、そこには男が立っていた。

 人型の妖怪であり着物を着ている。

 銀縁の眼鏡の眼鏡をかけている。顔つきは優男といったところだろう。黒髪黒目だ。

 身長は百七十五センチ。どこか厳格な雰囲気の教師を思わせる。

 

 眷属創造ではレベル七十までの妖怪を創造することが出来る。

 この創造にコストはなく、一度作った対象は能力の強制解除などを食らわない限り永続して存在し続ける。

 

「よし、智獄(ちごく)。これからのことについて相談したい」

 

 創造した対象とは最初に限りある程度知識の共有がされる。

 一度術者から離れれば情報の共有はされなくなるが。

 

「わかりました、ツルギ様……では村長。この村の人口や生活形態について色々とお聞きしたい」

 

 ツルギはそのセリフにほっとする。

 智獄(ちごく)は存在しない原作だと人間牧場の経営をするぐらいには極悪の存在だ。カルマ値マイナス五百の邪悪の権化である。

 だから人間と仲良くできるかちょっと不安だったが主が命令すれば守るぐらいの分別は持っていてよかったと安堵した。

 

 智獄(ちごく)と村長が何やら色々と話している。

 会話の内容が高度過ぎてツルギには理解できなかった。中の人のINTが低かった。

 

 五分ほどで話が終わる。

 

「ツルギ様、この村の人口を回復させるためにも人型の鬼を十四人作ってください。うち二人は女性型でお願いします」

「わかった。作るのは全部戦士型でいいか?」

「いえ。一人は術者型でお願いします」

 

 ツルギは言われるがまま能力を行使する。

 作るのは鬼だ。

 

 ぽんぽんと鬼が現れる。

 身長は平均して百七十五センチほど。

 どれも統一して美人だ。肌は黒だったり赤だったり日本人と同じ色など多種多様だ。

 全員和服を着こなしているが女の鬼は胸元を大きく露出している。

 鬼は全員頭部から角が生えていおり、口元には牙が見える。

 この鬼たちのレベルは平均十二だ。

 

 この鬼たちに名前はない。適当に作れるだけの存在だからだ。

 だが智獄(ちごく)と同じで生殖能力はある。

 余談だが妖怪の生殖は面白い。

 同じ妖怪同士、例えば鬼同士なら鬼が生まれる。

 そこに鬼と天狗ならどちらかの妖怪が生まれ、稀に両方の要素を持った妖怪が生まれる。

 人と交わった場合は妖怪、人、半妖のどれかが生まれる。

 

 鬼たちはツルギを前に膝をついて頭を垂れた。

 その光景にツルギはうっときた。感銘ではなくダメージを受けたのだ。

 

 やめてくれ、俺は人に頭を下げられるような人物じゃない。逆に下げる立場の存在だ。俺を上に見ないでくれ。

 

 内心を表すならこうだった。

 

「あー、取りあえずこいつら好きに使ってください」

 

 ツルギは智獄(ちごく)に丸投げした。

 

「よし。ではツルギ様。まずはここら一帯を支配している森の賢王を支配下に置いてきてください」

「森の賢王を? なぜ?」

 

 ツルギが疑問に思って智獄(ちごく)に問いかける。

 

「森から木々を伐採しある程度開発します。それには支配者の許可がいるでしょう。先に力を示し支配下に置いておくことで問題を先に潰します」

「わかった。じゃあ行ってくるわ」

「必要ないとは思いますが、気を付けて」

 

 ツルギはいたたまれなくなって空を飛んでトブの大森林へと向かった。

 

 

 ■

 

「ざ、森だな」

 

 うっそうとした森だ。

 人の手が一切入ってない森。木々が密集し草がぼうぼうと生えている。

 森の木々によって日光がさえぎられ少し薄暗い。だがツルギは暗視能力を持つため昼間のように見通せる。

 

 ツルギが森を歩いていく。

 

(うーん、しまったな。森の賢王がどんな奴か聞くの忘れた)

 

 さてどうしようと悩む。

 森の賢王が何か知らなければ支配しようがない。

 しょうがないから聞くかと陰陽術で智獄(ちごく)と念話を繋げる。

 

『智獄(ちごく)、森の賢王ってどんな奴か知ってるか?』

『森の賢王でしたら白銀の毛皮に四足獣、蛇のようなしっぽを持つモンスターだと聞いています』

『わかった、ありがとう』

 

 それで念話を切る。

 

「よし……」

 

 ツルギは一人で探索してたららちが明かないと思い眷属を作る。

 狼の妖怪を十二匹ほど作り出し、それらに森の賢王を連れてくるよう命令を下した。狼たちは走り去っていく。

 

 取りあえず待つかと適当な木をぶった切って椅子にして座る。

 待つこと十分。足音がどたどたと聞こえてくる。

 

 立ち上がって薙刀と短剣を再度生成し手に持つ。

 

 びゅん、と風切り音と共に何かが飛んでくる。

 それを薙刀で器用に弾いた。

 

「むむっ某の攻撃を防ぐとは見事でござる!」

 

(ござる?)

 

 声を聴いた瞬間創造した狼型の妖怪を消しておく。

 

「某の縄張りに獣を送り込んだのは其方でござるな!」

 

 そういいながら声の主が姿を現した。

 

 全長五メートルという巨体。

 白銀の毛皮に覆われた体に短い手足。

 かわいらしい黒く大きな丸い瞳。

 しゅるしゅると収縮するしっぽ。

 ──しっぽを除けばこの獣はハムスター、ジャンガリアンハムスターに酷似……というよりそれ其の物の姿をしていた。

 

「か、かわいい……」

 

 ツルギは思わずといった風に声が漏れた。

 

「なんと! 某を見てかわいいとは!」

 

 ぷっくりと頬、頬袋を膨らませてジャイアントハムスター、あるいはミュータントハムスターが抗議した。

 

「あぁ、いやすまん……まぁ、早速本題と行こう。お前を支配しに来た」

「なんと! 某を支配すると! 生意気でござるな!」

 

 森の賢王は毛皮を立たせ臨戦態勢に入る。

 

「まぁ、俺も血なまぐさいのは嫌だから……少し力を見せてやろう」

 

(て、何言ってんだか)

 

 中二病そのもののセリフにツルギは少し照れる。

 それと同時に妖力を解放する。

 それだけで木々が腐り始め、世界がきしむ。

 妖力は妖怪以外のすべての生命に害となる。それはこの世界でも同じことだ。

 そして威圧感と恐怖を与える力だ。森の賢王はひっくり返って腹を見せた。

 

「こ、降伏でござる! 某の負けでござる!」

「ああ、よかった……これで降伏しないなら痛めつけないといけなかったから」

 

 ツルギは妖力をしまう。

 

「よし、今日からお前は俺の配下だ。名前は?」

「そ、某に名前はないでござるよ……しいて言えば人間が森の賢王と呼んだのでそう名乗っているでござる……」

「それは二つ名だろう……だが名がないと困るな。うーん……ハム太郎……はさすがに駄目だな。ちゅん太……ネズ公……よし、ハムスケにしよう」

「わかったでござる! これからは某はハムスケと名乗るでござるよ!」

「うし、じゃあいくつか聞きたいことがある。ハムスケはこの森全土を支配しているのか?」

「してないでござる。この南地区だけでござるな。ほかの地区の支配者は知らないでござる。いるかもわからぬでござる」

「そうか、じゃあこれからこの南地区の森開拓するけどいいか?」

「姫のすることなら問題ないでござる!」

 

 ツルギは姫と呼ばれたことにグサッときた。

 女なんだからそう呼ばれてもしょうがないが、それでも事実は受け入れがたいのである。

 

「じゃあこれからはこの森の支配者の一角としてカルネ村……俺が今いる村だな、そこと交流することになる」

「わかったでござる! 姫もそのカルネ村というところにずっといるのでござるか?」

「いや? 暫くしたら旅に出るつもりだ」

「ではその旅に同行させてほしいでござるよ! 某は役に立って見せるでござる!」

「え、旅に同行……? まずモンスター連れて街中入っていいのか……? ちょっと聞いてみるから待ってくれ」

「わかったでござる」

 

 ツルギは念話を智獄(ちごく)と念話を繋げる。

 

『急にすまん。森の賢王が俺に同行したいって言いだしたんだが、これどうしたらいい?』

『ふむ。いいことですね。変わりの支配者を用意しましょう。森の賢王はツルギ様の名声を高める道具となってもらいます』

 

 すぐさま返答が着てツルギはビビった。

 少しぐらい悩むかと思ったら即座に判断してくるのだ。

 智獄(ちごく)は存在しない原作中でも頭脳が高いという設定がある。IQ換算は考えてないのでないが、現代最強のスパコン並みの演算能力を持っているという設定がある。

 

「わかった。同行を許可しよう……それで、だ」

 

 ツルギは眷属創造を行使し眷属を作る。

 作り出されたのは同じく白銀の毛並みを持つ五メートルほどの大きさの狼だ。

 凛々しく立派でどこか神聖ささえ感じさせる。

 レベル五十のフェンリルだ。陰陽術、この世界風に言うならば魔法も行使する。

 

「よし、今日からこいつがこの南地区の支配者だ」

「よろしく頼む、ハムスケ殿」

「喋るんかいお前」

 

 ツルギは思わずといった風に突っ込んだ。

 

「何か問題でも?」

「いや問題じゃないが……まぁいいや。引継ぎとしてハムスケ、このフェンリルに森の支配の仕方教えてやれ」

「わかったでござる! フェンリル殿、ついてきてほしいでござる!」

 

 ハムスケはフェンリルを連れて森を歩いて行った。

 さて、これでカルネ村の開発が出来るな……とツルギは安心した。

 最初に来た村が時が経ったら滅んでました、なんて嫌なのだ。

 

 

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