セミが鳴き、祭囃子に太鼓と活気に満ちた夜。俺は景太たちクラスメイトに誘われてユキノと祭りに来ていた。ウィスパーとジバニャンにグレるりん、あとコマ兄弟も着いてきている。
高成「遅れてすまん、みんな。」
ユキノ「遅れてごめんね、みんな。」
そして、様々な屋台を目一杯楽しんで花火を見ていたら帰る時間になったので、解散して帰ることになった。
高成「おう!またな五郎太!」
ユキノ「じゃあねクマくん!」
そして帰ろうとした時、なんだかとても良くない妖気を感知した。そしてそれはユキノやウィスパーたちも感じ取ったみたいで・・・
ウィスパー「ムムッ、高成くん。なにやらあちらの方から、よくない妖気が・・・」
高成「・・・ああ。俺も感じた。」
コマさん「・・・な、なんか、こっちに近づいてる気がするズラ・・・!」
グレるりん「ッチィ、なんつー禍々しい妖気だ!」
ユキノがゆきおんなの状態になり、すぐさま臨戦態勢をとるほどの警戒対象、相手は何者だ!?
そして、それは頭上から俺を掻っ
「あ そ ぼ う よ。」
ウィスパー「高成くん危なーい!!」
高成「っ!なんつー気色悪ぃヤツだ!ジバニャンとグレるりんは俺と一緒に前衛で囮をするぞ!ユキノとコマ兄弟は後衛で攻撃してくれ!」
ジバニャン「任せるニャン!」
グレるりん「おう!任せとけ!」
ユキノ「わかったわ!」
『わかったズラ!』
敵意を向けながら遊ぼうとか、こいつイカれてるのか!?
そして決死の戦いが始まった。
「ケヒャア!」
高成「汚ったな!?」
ジバニャン「ニャんと!?」
グレるりん「チィ!?唾吐きやがって!」
なぞの蜘蛛妖怪は恐らくは溶解液であろうものを吐きかけてきた。何とかかわしたが、当たった時のことなど考えたくもない絵面の悪さだった。
そうして溶解液や雷の妖術を使ってくるのを何とか回避しつつ、ジバニャンやグレるりんと共に逃げ回っている間に、ユキノとコマ兄弟が妖術で攻撃を仕掛ける。当然、蜘蛛妖怪もそんな三人のことを
高成「オォッラァッ!!」
ジバニャン「【ひゃくれつ肉球】!ニャニャニャニャニャ!」
グレるりん(?)「【地獄のケツバット】ォ!!」
こうして標的を・・・ん?聞いたことない技名が・・・というか、グレるりんの姿が面影こそあれど、ガタイの良くなった姿に驚愕せざるを得ない。
ウィスパー「グレるりん貴方、アニ鬼に進化したんですか!?普通グレるりんの進化した妖怪はゴクドーのはずですよ!?」
俺はその言葉を聞いた瞬間、飛び退き、そして蹴りを入れた。
「キギャ!?」
高成「俺を捕まえようなど、五万年早いわ!アニ鬼!」
アニ鬼「任せなぁッ!!くらいやがれ!【地獄のケツバット】ォッ!!」
「ぎゃああああ!?」
そして、謎の蜘蛛妖怪は倒れた。が、この蜘蛛妖怪に絡まれたことで約束の時間からだいぶ遅れてしまった。
高成「ふぅ、なんとかなったな。」
ユキノ「マズイよ!もう帰らなきゃ!」
高成「・・・父さんカンカンだろうな。」
ウィスパー「ま、まあいざとなったら
そして帰宅した俺は、父さんに遅れたことへの説明に20分も費やすことになったのだった。
読んでいただきありがとうございました。
次回から、第三章開幕です。