いよいよ最終決戦に向けて話が動きます。
俺とユキノがすったもんだの末に告白しあって付き合い始めた3日後、事件は起こった。
高成「たっく、なんなんだコレ・・・!」
そう、あの時のみちび鬼のような
父さんや母さんに家の手伝いさんも応戦しているがはっきり言って戦況は芳しくない。
高成「父さん!このままじゃジリ貧だ!何か策はないのか?」
高成「・・・あるさ。ユキノやともだちとの絆を守るためならな。」
高成「勘違いしないでくれ父さん。流石に自己犠牲なんてもう懲り懲りだよ。それに勿論、より良い作戦があるならそっちに乗りたいさ。それにユキノを悲しませたくないから本当なら命を張るような真似はしたくない。でも、父さんはひとつと言った。つまり、これしか事態を好転させる術はないんだろう?」
高成「俺もそう思うからな。それにどの道このままじゃ連れ去られるのも時間の問題だ。だから、俺は妖魔界に行ってイカカモネ議長を討伐してみせるよ。行くぞ、ウィスパー、ユキノ。」
ウィスパー「
光乃「いってらっしゃい高成!ユキノちゃん!ウィスパーさん!」
そして、俺たちは父さんたちが作った隙を突き、命懸けの一点突破で家から出て、おおもり山の御神木に向かおうとしたその時・・・鬼時間に巻き込まれた。
ユキノ「きゃっ!?」
ウィスパー「鬼時間です!しかも相手はあの黒鬼!高成くん、逃げましょう!」
高成「いや待て!黒鬼が抱えてるものを見てみろ!」
ウィスパー「ウィス・・・?こ、これは!!」
そう、黒鬼が抱えていたのは、日影
ユキノ「嘘・・・!?」
高成「あまりやりあいたくないが、仕方がない。俺のともだち!出てこい、かぶと無双!クワガ大将!しょうブシ!ほむら天狗!つられたろう丸!アゲアゲハ!妖怪メダル、セットオン!」
かぶと無双「かぶと無双!」
クワガ大将「クワガ大将!」
しょうブシ「しょうブシ!」
ほむら天狗「ほむら天狗!」
つられたろう丸「つられたろう丸!」
アゲアゲハ「アゲアゲハ!」
黒鬼「くろォォォんッ!!」
高成「ッチィ、やはりバレたか!みんな!速攻で片をつけるぞ!」
『応ッ!!』
こうして黒鬼討伐戦が開始された。
高成「しょうブシ!いつもの奴を頼む!」
しょうブシ「承知!!真剣、大バクチ!!」
しょうブシの技の効果により、力が大幅アップした!
それに焦ったのか、黒鬼は必殺技を使おうとしている。が、それは想定済みだ。
高成「かぶと無双!クワガ大将!必殺技を頼む!」
かぶと無双「【暴走ツノブレイク】!!」
クワガ大将「【地獄バサミ】!!」
黒鬼「くろォん!?」
高成「畳み掛けるぞ!ユキノ!ほむら天狗!つられたろう丸!必殺技だ!!」
ほむら天狗「フン!仕方ないな!【ほむらタイフーン】!!」
つられたろう丸「承知したぞ!!【どっこい大漁節】ィッ!!」
しかし、これでもまだ決定打には至らない。持久戦になれば不利になるのは俺たちの方だ。
ここに至って、焦りがではじめる俺たち。
すると、思い出したことがある。あれは、確か真生とラーメンを食べに行った時の話。真生が妖怪を見れることを明かした上で何故か持ってた金色のさすらい玉を『何もせずご飯を奢られるのは悪いから』と言って渡してきたのを覚えている。さすらい玉には『開けるべきと感じた時に開けるべし』と書いてあった。それを今、開けるべきだと確信し、開封すると・・・
高成「とんでもない刀を持ってきてくれたものだな、感謝するぜ、真生・・・!!」
真生に感謝した。そう、柄の青い刀と水色の刃をした刀。この刀のどちらかさえあればアイツを倒し切ることは可能だ。すると、水色の刃をした刀を目にしたしょうブシが・・・
しょうブシ「!高成殿、其方の刀。拙者に預けては下さらぬか?」
高成「・・・なるほどな。いいぜ、持ってけ!」
しょうブシ「かたじけない!!」
そして、しょうブシは刀を取った。するとしょうブシの姿に変化が起こった。みすぼらしいフードは立派な赤いマントへと姿を変え、しょうブシが本当の姿に戻った・・・そんな気がした。
ウィスパー「こ、これは妖怪くさなぎ!とんでもなく強力な妖怪ですよ高成くん!」
高成「見れば分かるさ!やるぞ、くさなぎ!」
くさなぎ「お任せあれ!!」
こうして、黒鬼と俺たちの最後の激突が幕を開けた。
黒鬼「【悪夢の金棒】!!くろおおおん!!」
高成「【
くさなぎ「【神剣クサナギ】ッ!!」
黒鬼「く、ろおおおん!?」
こうして、俺たちは勝利したのだった。勿論、真生には傷一つ付けていない。というか、黒鬼が戦う前に下ろしていたので、無傷ですんでいたのである。
高成「真生!無事か!?」
真生「んん・・・!?高成くん!どうしてここに!?」
高成「俺の家がイカカモネ議長の襲撃を受けてな。真生は?」
真生「ぼ、ボクはさっきまでベットで寝てたはずなんだけど・・・」
寝てる時に襲撃をかけて連れ去ったのか・・・
黒鬼「すまぬ!エンマ大王さまの倅に妖怪王さまのお孫様・・・!!貴方たちに牙を剥くとはなんたる失態をしてしまったのか・・・!!」
黒鬼が起きてきたが、敵意は見るからになかった。故に会話することにした。
高成「俺はいい。ただ、鬼時間から解放してくれないか?」
黒鬼「それはもちろんだが、それだけではこちらの気がすまん!儂が妖魔界の第三の門まで送ろう!それからこれはサービスだ!」
真生「それ、ナニ?」
高成「妖怪メダルだ。人間と妖怪の絆の証だよ。」
この後、黒鬼の手によって俺たちは妖魔界の第三の門まで送られたのだった。
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