YAMA育ちの妖怪王   作:スルメ文庫

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 この話を書くためにこの小説を書き始めたと言っても過言ではない話をやっと書けました。
 あと、今回で妖怪ウォッチ2の内容が最終回を迎えます。
 それではお楽しみください。

追記:すいません、活動報告にも掲載しましたが前回の内容では色々と納得がいかない部分があったので一回消してから一部書き直して書き足しました。


第三十刻目 闇を照らし裁く鏡の光 復刻

高成「・・・悪い、取り乱した。」

 

 ユキノがウバウネたちによって悪しき調整を受けている。そう思うと今でも怒りが込み上げてくるが、それでも今は表面に出ていない分、落ち着いている。

 ちなみに厄怪は俺が怒り狂った蹂躙の末に巻き込まれる形でその生を終える羽目となった。元祖本家両軍に取り憑いていた怪魔たちも皆同じ結末を辿った。

 

ウィスパー「も〜、高成くんはいつもは穏やかで冷静なんですが、いざ身内に理不尽な危機が迫ると凄まじい怒り方しますからね・・・まあ、気持ちはわかりますし、ここまで感情的で災害のように怒り狂うのを見たのは初めてなんですが・・・」

高成「耳が痛いな・・・」

ユキナ(ふぶき姫)「でも、落ちついてよかったよ、高成お兄ちゃん。」

 

 そうして反省会を開いていると、元祖と本家の大将である土蜘蛛と大ガマが近付いてきたようだ。

 

土蜘蛛「話は纏まったようだな。」

高成「其方(そちら)もそのようで。」

大ガマ「まあこうなってしまった以上、元祖と本家で争っている場合じゃないからな。互いのメンバーの数も減っちまったし、これまでの禍根は水に流して手を取ったのさ。」

 

 図らずして、当初の目的は達成したようだ。尤も、それより大きな問題が発生してしまったが。

 

高成「さて、それじゃあ奴らの拠点を・・・ん?」

ウィスパー「ウィス・・・!?」

くさなぎ「む、これは・・・!?」

たびガッパ「妖力を帯びた・・・」

ユキナ(ふぶき姫)「まっくろな雲さん?」

 

 そう、邪悪な妖力を帯びた黒い雲が空を侵蝕するように広がってきた。

 

高成「嫌な予感がする。ここから急いで脱出しよう。貴殿も来ますか?土蜘蛛殿、大ガマ殿。」

土蜘蛛「吾輩らも行こう。おぬしたちにばかり任せてはいられん!」

大ガマ「ああ、それにこの雲はお前の言う通り何やら不吉な予感がしてならねぇ。ここからとっととズラかるぞ。」

 

 そして元祖本家の連合軍と共に大急ぎでトンネルを抜け、出た先で貞成たちと鉢合わせた。

 

貞成「よう高成。ヤツらのアジトだが、見つかったぞ。夕陽ヶ丘工場っていう廃工場だ。」

高成「そうか、ありがとう。・・・今のうちにジバニャンたちも全員喚んでおくか。俺の友達たちよ、出てこい!妖怪メダル、セットオン!」

 

 流石に今の面々だけで突撃するのはマズイということはわかるので俺の友達たちも喚ぶことにしたのだった。そして手短に説明した。

 

カゲまる「話はわかったミン。」

アニ鬼「まさか、ユキノが拐われるとはな・・・」

ジバニャン「ユキノが心配だニャン!早く行くニャンよ!」

貞成「みんな!この戦いに、俺たちの今と未来が懸かっている!なんとしてでもウバウネ率いる怪魔一味に勝つぞ!」

『応ッ!!』

 

 そして、簡易的な決起集会を開いた俺たちは貞成たちと連合軍に向き直る。

 

高成「待たせてしまってすまないな貞成、土蜘蛛殿、大ガマ殿。」

貞成「別に謝らなくていいさ。」

土蜘蛛「ああ、吾輩たちとて先程の行動が必要だったのはわかっている。」

大ガマ「それにこんだけの猛者揃いなら頼もしいぜ。」

 

 俺たちは、夕陽ヶ丘工場に向かってひたすら進軍し、到着するとさまよう怪魔たちが警戒に当たっていた。そしてそこに在りしものは雲を生成し続ける巨大な機械と、二人の上級怪魔と思しき者たちだった。

 

「オメェらが侵入してきたヤツか!?」

「儂ら怪魔がいる堅牢なこのアジトに侵入するとは全く難解じゃのう・・・」

高成「なに、貴様らとてウバウネが攫われたら理屈など無視して全力で助けに向かうだろう?ならば、それと同じく俺がユキノを助けるために此処に来ても何らおかしくはないだろ。」

 

 そう問いかけると上級怪魔の片割れは困惑したようにこう言った。

 

「そりゃあそうだど!あれ?ひょっとしてお前、いいヤツ?」

「豪怪、何を絆されておる。この者たちはウバウネ様の敵。」

豪怪「それもそうだ!それじゃあ行くど、難怪じい!」

 

 そして、襲ってきそうになったその時、二つの巨体が動いた。そして放たれるは、剛撃と水の妖術。

 

黒鬼「悪夢の金棒!!」

つられたろう丸「どっこい、大漁節ィ!!」

豪怪「ぐおおお!?」

難怪「ぬおッ・・・!?」

高成「黒鬼!つられたろう丸!」

つられたろう丸「ここは、儂たちに任せい!なに、この者たちとあの機械を破壊したらすぐに向かう!」

黒鬼「高成、お主らは先に行ってユキノを助けてやれ!!」

貞成「行くぞ、高成!!」

ウィスパー「時間がありません!急ぎましょう!」

高成「っ!後は頼んだ!」

 

 彼らを置いていくことに俺は少し躊躇いを感じたが、貞成とウィスパーの説得もあり、振り返らず奥へと進むことにした。俺たちを阻むように出現し続ける怪魔たちを蹴散らしながら・・・

 

 

 一方その頃、工場最奥部では・・・

 

ウバウネ「ウバ雲の調子はどうだい、キンさん!」

キン「万事順調です、モトジメ様。」

ギン「モトジメ様!難怪じいからの連絡で黒鬼とつられたろう丸に阻まれ、ヤツらを逃がしてしまったとのこと!」

ウバウネ「単純で単調な豪怪くんは兎も角、狡猾で知恵者の難怪じいまで出し抜くとは、全く本当に忌まわしいヤツらだっヨ〜ン・・・!」

 

 苦々しい顔をした後に、ニヤリと口元を三日月状に歪ませたウバウネは、ドウの方を見た。

 

ウバウネ「だけど、ヤツらとて、アレに手は出せないだろう。ドウさん!調整の方はどうだい?」

ドウ「モトジメ様、調整は上手く行きましたぞ。白銀のかみどめの改造と、上級怪魔不怪を始めとした数多の怪魔たちとの違法合成によって我等が望む怪魔の世を切り拓くに相応しい者が出来上がりましたですじゃ!」

 

 そして、資料と本人を見たウバウネは満足そうに笑み、こう指示を出した。

 

ウバウネ「クックックッ、上出来だっヨ〜ン。破怪、お前には新たなこの上級怪魔、【極ふぶき姫・怪】の補佐を任せるんだっヨ〜ン!」

破怪「お任せ下さい、ウバウネ様ァッ!」

ウバウネ「よし!極ふぶき姫・怪!お前には、今からここに来る人間と妖怪たちを一人残らず、殺し尽くすんだっヨ〜ン!!」

極ふぶき姫・怪「わかりました、お任せ下さいモトジメ様。」

 

 ウバウネの命令にそう答えるその声は、どこか機械的で物悲しげで薄ら寒く感じる声だった。

 

 

 そして、俺たちは廃工場の最奥部にたどり着いた。

 

高成「おいウバウネに怪魔どもよ!ユキノを返してもら───・・・は?」

ウィスパー「どうしたんですか、高成く───」

貞成「おい、どうなって・・・?」

フユニャン「っ!遅かったか・・・!」

土蜘蛛「なんと、惨い・・・!!」

大ガマ「おいおい、どうなってんだありゃあ・・・!?」

ユキナ(ふぶき姫)「・・・お姉、ちゃん?」

 

 余りの変わりぶりに、俺ですら本人か分からなかった。

 光と希望に満ちた浅葱色の瞳は、闇と怒りと悲しみと絶望などありとあらゆる負の感情で満ちたかのようなどこか病んでいる赤っぽい黒紫色の瞳に変わっており、艶やかで鮮やかな藍色の髪は燻んだ青鈍色に、陶磁器を連想させるような乳白色の柔肌は完全に真っ白。そして何より違うのは、彼女の特注の白銀のかみどめは鮮血のように赤黒く、纏う和服は喪服のように漆黒の意匠だった。

 だがその妖気と、おもいで屋で買った宝石と、右手薬指の婚約指輪だけは最後に出会ったユキノのまま燦然と蒼銀色に輝いていた。

 

高成「ユキノ、君は「ユキノ?誰だソレは(・・・・・)?」は?」

極ふぶき姫・怪「ボクの名前は【極ふぶき姫・怪】。モトジメ様より反乱軍の始末の任を授かった。お前がこの反乱軍の首魁だな?」

 

 極ふぶき姫・怪、だと・・・!?

 

ウィスパー「ご、極ふぶき姫ですって!?確かその名はエンマ大王様によってムゲン地獄最下層に檻付きで囚われた罪人の名「囀るな、喧しい。」ヒョエー!?」

極ふぶき姫・怪「お前は大した力もないから後で殺す。」

ウィスパー「ちょっと!弱いのは自認してますがそんなドストレートに言われたらショックなんですけ「囀るなと言ったのが聞こえなかったのか、この下郎が!」!?」

 

 一瞬でウィスパーの口が開かないように凍りつかされた。マズイ、元がユキノだからか妖気の量が途方もない。質こそ下がれどそれでも超一流を維持している!しかも、何か多くのものが混ざっているような感覚があるな・・・

 するとここで 俺の頭の中で、ひとつの打開方法を見つけた。かなりの賭けだが、これで元のユキノを取り戻せるなら安い賭けだろう。

 

高成「ユキノ、ここを通す気はないんだな?」

極ふぶき姫・怪「だからボクはユキノとやらでは無い。・・・無論。モトジメ様を傷付ける可能性がある以上お前も、お前の仲間も通す気はない。」

高成「・・・そうか、なら───無理矢理にでも、取り戻させてもらうぞ?」

 

 そう言うと俺は即座に詠唱を開始した。

 

高成「『照らすは魔性(悪しき者には罰を)』」

 

 

 高成がいきなり詠唱を開始したことに面食らった極ふぶき姫・怪は、完全に後手に回る形となった。

 

極ふぶき姫・怪「(何かわからないがマズイ!あれの妖力の塊はボクにとって致命的なのが嫌でもわかる!)破怪!あの人間を殺すよ!」

破怪「任せ───ぐっ!?」

極ふぶき姫・怪「なっ、これは!?」

カゲまる「ここの妖怪たち全員分の妖力をそこそこ使った大結界だミン!」

くさなぎ「悪いが我らが友、石田高成殿の邪魔はさせん!」

破怪「クソッ!」

極ふぶき姫・怪「このぉぉおおおッ!!」

 

 

 ───想像以上の痛みだ。妖力が過剰放出して暴走しかけて腕が折れたかのように痛い。詠唱の度に喉が渇く。毛細血管が次々と切れているのが否応にわかる。心臓が、苦しい。あまりの苦痛に気がおかしくなりそうだ。───けど、ユキノはこの痛みより遥かに辛いものを経験した。ならば、俺がここで倒れてどうする!!

 

高成「『人を救う銀の輝き(善き者には褒賞を)』」

 

 妖力を練り上げろ!作りたい物を磨き上げろ!今までの経験、今までの全てを活かせッ!!

 

高成「裁くも明かすもこの通り・・・」

 

 

ウィスパー「わわわ、マズイでウィス・・・!」

ジバニャン「そう思うなら手伝うニャン!」

ウィスパー「(わたくし)もやってますって!」

ユキナ(ふぶき姫)「お姉ちゃん・・・!」

 

 極ふぶき姫と破怪による攻撃の嵐により、結界が破られそうになったその時・・・

 

───照魔浄玻璃鏡

 

 その声が聞こえた方向を見ると、高成が鏡を持っていた。

 

極ふぶき姫・怪「させないっ!血塗れアイシクルッ!!

ウィスパー「高成くん危なーい!」

 

 極ふぶき姫が使った血のように赤い氷柱が高成に襲いかかるが、鏡が発する蒼銀の光に当たった瞬間溶けて消えていた。

 

『!?』

極ふぶき姫・怪「なっ!?───きゃあ!?」

破怪「ぐあああああああ!?」

 

 その光は、集まっていた妖怪たちや貞成と高成には効果がなかったが、怪魔たちには効果抜群のようだ。そして、光が収まると・・・

 

ユキノ(ゆきおんな)「う、ん・・・ここは?」

 

 ゆきおんなの姿のユキノが倒れていた。

 

高成「ユキノっ!!」

ユキノ「ど、どうしたの高成!その傷は・・・!?」

 

 心配そうに駆け寄るユキノの姿を見て俺は、ユキノを取り戻せたのだと実感した。

 

ウィスパー「それは、ユキノさんを助けるために出来た怪我の功名でウィス。」

ユキノ(ゆきおんな)「え・・・!?そうだ、ボクはなんてことを・・・!!」

高成「いや、俺が悪いんだ。俺が着いて行かなかったから・・・」

ユキノ「高成は悪くないよ!それより怪我は大丈夫なの!?」

高成「この鏡を作る時に妖力が暴走してな・・・暫く戦闘は任せていいか?」

ユキノ(ゆきおんな)「全く無茶して!・・・しょうがないね、ボクに任せて!」

 

ウバウネ「憎ったらしいんだっヨ〜ン!!」

『!?』

 

 先程のようにユキノとの再会を喜びあっていると、怒り心頭のウバウネがそこにはいた。

 

ウバウネ「キンさん!ギンさん!ドウさん!アタクシと共に叩き潰すんだっヨ〜ン!!」

『・・・モトジメ様の御心のままに。』

 

 そして、キンは貞成とフユニャンたちが、ギンはブシニャンとしゅらコマが、ドウはユキナとユキノが相手をすることになった。途中、マキモド石を使われそうになったが、ブシニャンがマキモド石を斬ったことで危機を乗り越え、勝利した。その姿を見たウバウネは体を膨張させながら、こう言い放ったのだった。

 

ウバウネ「・・・アタクシは、アタクシから全てを奪った人間どもに復讐する為にも負ける訳には、いかないんだっヨ〜ン!!」

 

 そして、膨れに膨れ上がったウバウネは、一億体のスベテ・ウバウネになったのであった。そして、夕陽ヶ丘工場を破壊し、次にヤツが標的としたのは、桜元町だった。

 

高成「こりゃあ、マズイな・・・!!」

貞成「でも何とかしねぇと、桜元町が!!」

 

 そして、ユキノとウィスパーとフユニャン以外の友達妖怪たちが総掛かりでウバウネを足止めしている間に、作戦会議をすることになった。

 

ウィスパー「どうするんですか!あの一億ものスベテ・ウバウネを一人ずつ倒していったら全滅させる前に桜元町にたどり着いちゃいますよ!?」

ユキノ「でも、他に方法はあるの「方法ならあるさ!」フユニャン!」

フユニャン「妖怪ウォッチにみんなの力を集めて、それで俺とユキノを強化してくれ!」

高成「妖怪ウォッチで、妖怪を強化・・・?」

ユキノ「そうだった!妖怪ウォッチは妖怪と人間の絆の要!だから、確固たる絆があればボクたちを強化することだって出来る!」

 

 その言葉を聞いて意を決した俺たちは、妖怪たちに向かって叫んだ。

 

『みんなぁぁあああ!!聞いてくれぇぇえええ!!俺たちに、力を貸してくれぇぇえええ!!』

『応ッ!!』

 

 その返事と共に、足止めを行いながらもともだち妖怪たちは淡く光る妖気が俺が着けている妖怪ウォッチと貞成が新しく作った妖怪ウォッチ零式に集まり・・・凄まじい光となった。そしてその光がそれぞれユキノとフユニャンに到達し、そして・・・

 

覚醒妃ユキノ「覚醒妃ユキノ!!」

ダークニャン「ダークニャン!!」

 

 フユニャンは全体的に黒くなり、マントは青く、ダークヒーローのようになりユキノは変容の頭巾が更に色鮮やかな空色に変化し、白銀のフード部分には、蒼銀の装飾と中央に青い宝石をあしらった白銀のティアラがついた、覚醒妃ユキノに姿が変化したのだった。

 

覚醒妃ユキノ「高成、その照魔浄玻璃鏡、貸してくれる?」

 

 その言葉だけでユキノが考えている作戦が思い浮かんだ。そして俺は了承の意を込めてこう返した。

 

高成「良いぜ、あとは任せる。・・・ダークニャン、ユキノを任せた。」

ダークニャン「・・・!ああ、任されたぜ!」

覚醒妃ユキノ「いくよ、ダークニャン!」

ダークニャン「応ッ!!」

 

 そして、一億ものスベテ・ウバウネが覚醒妃ユキノとダークニャンに襲いかかるが、ダークニャンがその機動力でかわし続け、覚醒妃ユキノが暴雪の術で攻撃を撃ち落とした。そして、ユキノたちがスベテ・ウバウネたちのちょうど真上に到着すると・・・

 

覚醒妃ユキノ「しっかり掴んでてダークニャン!」

ダークニャン「ああ、攻撃に集中してくれ!!」

 

覚醒妃ユキノ「喰らいなさい、これがボクのありったけよ!覚醒ホワイトアウトッ!!」

 

 すると、白銀の妖気を纏った氷の弾幕が、凄まじい勢いで一億もいるスベテ・ウバウネを次々と仕留めていく。

 

覚醒妃ユキノ「これで、終わりだぁぁあああ!!」

ウバウネ「だっヨォォオオオン!?」

 

 そして最後のウバウネが弾幕によって消え去った。それと同時に雲が晴れ街に光が射し込んでくる。

 やっと、事件が終わったんだな・・・

 

高成「なんとか、勝てたな・・・ユキノ、お疲れ様。」

ユキノ(ゆきおんな)「うん、疲れたぁ・・・!」

貞成「ありがとな、高成。来てくれて良かったぜ。」

フユニャン「ああ!高成、助けてに来てくれて本当にありがとう!!」

高成「ああ、俺も貞成に会えてよかったぜ。この後も大変だろうけど、頑張れよ!」

貞成「おう!あのヤバい状況を乗り越えたんだ。あとの問題もゆっくり片付けていくさ。」

 

 そして、うんがい三面鏡の力を借りて現在()に戻った俺たちは、また日常に戻っていく。またなにか厄介な事に巻き込まれるのかもしれない。

 けど、またみんなと乗り越えてみせる。厳しいことがあったぶん、この日常がさらに愛おしく感じれるようになるのだから・・・

 

高成「これからもよろしくな、ユキノ。」

ユキノ「うん!これからもよろしくね、高成!」




 読んでいただきありがとうございました。
 今回で妖怪ウォッチ2の部分にあたる第四章は最終回となりました。
 ちなみに作中で出てきた暴雪の術は覚醒妃ユキノのフォーム時限定の妖術となります。
 ここで、作者からお詫びしたいことが・・・第二十刻目のあとがきにてムゲン地獄は妖怪ウォッチ2でやると書いていましたが1と2のムゲン地獄並びに2のアミダ極楽やその他やり込み要素はあまりストーリー性に欠けることからほぼ全カットさせて頂くことになりました。
 楽しみにしていた方には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解の程をお願い申し上げます。
 ウィスパーと石田三成の話やウバウネの過去の清算など個人的に書いておきたい話や妖怪ウォッチ3に必要な話は次回から始まる次章にて取り上げていきたいと思います。

 次回からは劇場版第二作目にあたる《第五章・年末人妖大決戦編》をお楽しみください。

追記:今回の一連の出来事は、全て作者自身の不徳が致すところです。本当に申し訳ございませんでした
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