ユキナ「そういえばUSAピョン、今更だけどこのロケットで何をしたいの?」
USAピョン「本当に今更ダニね!?・・・まあいいダニ。ただし!1度しか言わないからよく聞くんダニよ!」
あの後、高成さんから貸与された妖怪メダルの力を借りて必要な方々を呼び出したのだが、今更ながら大事なことを聞くのを忘れていたので問うことにした。
USAピョン「ミーは元々、ヒューリー博士に拾われたフェレットだったんダニ。」
えぇ・・・USAピョン貴方、フェレットだったの?普通にウサギだと思ってた・・・
ユキナ「貴方、フェレットだったんだね・・・」
USAピョン「そ、そこはどうでもいいダニ!それより、ちゃんと聞くんダニよ!」
ユキナ「う、うん・・・」
USAピョン「全く・・・ミーはヒューリー博士に拾われて以来、とっても幸せだったんダニ。そんな中でもヒューリー博士から聞いた宇宙の話とロケットの話はミーの支えになったんダニ。」
ユキナ「USAピョンにとってそのヒューリー博士って人は恩人なんだね・・・」
USAピョン「そうなんダニ!・・・だけどロケットを打ち上げたあの時、ミーは轟音にパニックになって緊急爆破ボタンを押してしまったんダニ。そしてミーもその爆発に巻き込まれて死んだんダニ・・・」
そう言って悲しそうな顔をするUSAピョン。一拍置いて、彼は話を続けた。
USAピョン「その後、妖怪になったミーは心配になってヒューリー博士を探したんダニ。このさくらニュータウンの福北病院にいたんダニ。・・・ヒューリー博士は、ショックであの時の熱意を失っていたんダニ・・・。だから、ミーはミーが作ったロケットでヒューリー博士に宇宙への熱意を取り戻して欲しいんダニ!だからユキナ、ユーが協力してくれてベリーサンキューダニ!」
ユキナ「・・・わかった。私達も全力を出すよ!」
USAピョン「頼むダニ!」
きっと、その結末はさぞかし互いにとって無念だったのだろう。それこそ、USAピョンにとっては死後妖怪になってしまう程に・・・
だけど、その話において部外者であった私に何かを言う資格はない。私に出来るのは覚悟を新たに全力でUSAピョンの手伝いをすることだけである。
・・・
さて、私たちはロケットを組み立てるという工程を済ませた。
あとは福北病院にいるというヒューリー博士を説得するのみだ。
福北病院の受付にてヒューリー博士との面会をお願いし、部屋に案内された。
ユキナ「あの、貴方がヒューリー博士で合っていますか?」
ヒューリー「ああ、私がヒューリーだ。・・・何の用だい?お嬢さん。用がないのならば出ていって欲しいんだが・・・」
ユキナ「いえ、用ならあります。貴方の小さなご友人が『貴方に見せたいものがある』との事です。」
ヒューリー「っ・・・出て行ってくれないか?」
顔は背けているから分からないけど声音的に怒らせちゃったか・・・
仕方ない。念の為に言葉を残して去りますか。
ユキナ「・・・分かりました。ですが最後に、私個人からの言葉を。もし小さなご友人の想いを無駄にするつもりがないのなら、昼の時間帯におおもり山の山頂に来てください。・・・損はさせませんから。」
ヒューリー博士「・・・」
さて、これからヒューリー博士はどうするのかな・・・
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